「覇界王 ガオガイガー対ベターマン」の版間の差分
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2021年10月25日 (月) 21:20時点における版
覇界王 ガオガイガー対ベターマン | |
---|---|
原作 | 矢立肇 |
著者 | 竹田裕一郎 |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
メカニックデザイン |
宮内利尚 山根理宏 藤沢真行 |
発表期間 |
2016年9月30日 - 2021年3月17日 |
話数 | 全10話(69回) |
シリーズ | 勇者シリーズ |
前作 | 勇者王ガオガイガーFINAL |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』は竹田裕一郎著作の小説作品。
概要
『勇者王ガオガイガーFINAL』のその後を描く続編小説で、『GRAND GLORIOUS GATHERING』のDVD-BOXに収録された特典映像「プロジェクトZ」を内包する物語。
同じく世界観を共有する『ベターマン』のキャラクター達も登場し、地球に迫る新たな危機と勇者たちの最後の物語が描かれる。
藤沢真行氏によるコミカライズ版が連載中の他、登場メカの商品化や楽曲作成なども行われている。
ストーリー
三重連太陽系でソール11遊星主との死闘を制したGGGであったが、消滅する空間に取り残されてしまい天海護と戒道幾巳を確実に帰還させるため、二人を最後のESミサイルに乗せて送り出した。
最後まで諦めようとしなかったGGGはジェネシックガオガイガーの最後のツール「ギャレオリアロード」に一縷の望みを賭け、脱出を試みる。
3年後の西暦2010年、いまだ帰還しないGGGの救出のため、護たち新生GGGは木星へ向かうべく宇宙へ上がるが、突如木星から発せられた強力な磁気嵐、後にインビジブルバーストと呼ばれたそれにより地球は壊滅的な被害を受け、木星への旅立ちを諦め地球の復興を優先する。
さらに月日は過ぎ西暦2016年。20歳になった護たちは救出計画「プロジェクトZ」を再始動させるが、新たな敵「トリプルゼロ」、それを束ねる存在「覇界王」が出現する。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
新生GGG(ガッツィー・グローバル・ガード)→GGGブルー
- 天海護
- 戒道幾巳
- 初野華
- 彩火乃紀
- アルエット・ポミエ
- 阿嘉松滋
- 山じい
- 府中律子
- ヤン・ロンリー
- 牛山末男
- 牛山次男
- 牛山あやめ
- 犬吠崎実
- 野崎通
- 平田昭子
- アンジェリカ・アネモネ・阿嘉松
- 鷲ノ宮・ポーヴル・カムイ
- タマラ・ゴーゴリ
- アーチン・プリックル
- 菊帆エイル
旧GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)→GGGグリーン
GGGグリーン協力者
民間人
ソムニウム
- ラミア
- シャーラ
- ガジュマル
- ユーヤ
- ヒイラギ
- ライ
- 羅漢
- デウス
バイオネット
- ドクター・タナトス
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
GGGブルー
- ポルコート
- かつてルネと共に行動していた勇者ロボ。過去にボディをバイオネットによって大破され、非変形用の車に超AIを移植されていたが、今回は新たなボディを得て復活する。
- ガンシェパー、ガンホーク
- ポルコートのサポート用に作られたガンマシン。
- ビッグポルコート
- ポルコート、ガンシェパー、ガンホークが合体した形態。
- 月龍
- ドイツGGGにて作られたビークルロボ。
- 日龍
- ドイツGGGにて作られたビークルロボ。
- 星龍神
- 月龍と日龍がシンメトリカルドッキングした勇者ロボ。
- 翔星龍神
- 星龍神の背部に翔竜が合体した形態。
GGGグリーン
- ゴルディーマーグ
- ダブルマーグ
- 『FINAL』第2話のスターガオガイガー (レプリジン)戦後に回収されたマーグハンドを改良し、簡易AIを組み込んだハイパーツールロボ。
- マイク・サウンダース13世
- 風龍
- 雷龍
- キングジェイダー
- ファイナル・ガオガイガー
- ジェネシックガオガイガーの最終決戦仕様。
ソムニウム変身体
- ベターマン・ネブラ
- ベターマン・フォルテ
- ベターマン・トゥルバ
- ガジュマルが変身した姿。
- ベターマン・ルーメ
- ユーヤが変身した姿。セーメが変身したルーメとは異なり、巨大なクラゲのような状態となる。
- ベターマン・ポンドゥス
- ヒイラギが変身した姿。
- ベターマン・アーリマン
- ライが変身した姿。
- ベターマン・オウグ
- 羅漢が変身した姿。
- ベターマン・カタフラクト
- 羅漢の能力によってラミア(フォルテ)が中心となり、シャーラ、ガジュマル(トゥルバ)、ユーヤ(ルーメ)、ヒイラギ(ポンドゥス)、ライ(アーリマン)、羅漢(オウグ)とリンクした状態で変身した特殊形態。
その他
- 宙龍
- 木星無人探査船として運用される事になった勇者ロボになれなかった存在。
用語
- ガッツィー・グローバル・ガード(GGGブルー)
- 2012年に新たに再編・設立された新生GGG。長官を阿嘉松滋。スーパーバイザーをヤン・ロンリー。機動部隊隊長を天海護、副隊長を戒道幾巳が務める。
- 中盤に旧GGG所属である凱が復帰した際、組織の区別をつける為にマークの色が青いことからGGGブルーの名称が採用された。
- GGGグリーン
- 凱たち旧GGGのメンバーの呼称。旧GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)がGGGブルーとは別組織として存続していた為、凱の所属はこちらになった。
- 大河が未帰還の間は凱が機動部隊隊長兼長官代理を務めている。
- 名称はGGGブルー同様、区別をつけるためにマークの色からロゼ・アプロヴァールが命名した。
- インビジブル・バースト
- 2010年に木星より突如発せられた強電磁場。この影響で地球上の文明社会を支えていたコンピューター、電子機器が誤作動や停止したことで無数の事故が発生し、社会インフラは崩壊。交通事故や火災といったトラブルに加えて大地震が頻発するなど、被害は数千万人にも及んだ。強電磁場はその後も継続して発せられ続けており、GGGの超AIロボなど、通常のコンピューターよりも遥かに頑強な防磁対策を施されているメカ以外は機能しなくなっている。無線通信もほぼ使用不能となっているため、地球全域をバリヤーで覆い強電磁場を遮断するグローバルウォール計画が進められている。
- トリプルゼロ / <暁の霊気>
- 高純度のエネルギー「終焉を超えた誓い(オウス・オーバー・オメガ)」の前者はGGG、後者はソムニウム側での呼称。かつてザ・パワーと呼ばれていた物の正体。
- ザ・パワーよりも濃度の高いこのエネルギーに侵された物は、宇宙の摂理を守るため思考はそのままに全ての知的生命体と、それらが作りし文明を殲滅する「覇界の眷属」になってしまう。
- ゼロロボ
- トリプルゼロに侵され変質したメカのGGG側での呼称。素粒子Z0と似たパターンが感知される。
- 疑似ゾンダーロボ
- バイオネットが開発したゾンダーの疑似再現の最終段階となるもの。素粒子Z0は放出しないもののオリジナルと同様、護か戒道の浄解を用いないと救えない。
- ソキウスの路 / STバイパス
- アニムスの花が実るアニムスの実の中でも変身に用いられない亜種「ソキウスの実」をソムニウムが口に入れて食すのではなく、実そのものを体内に取り込ませて用いる空間転移能力で、前者はソムニウム、後者はGGG側での呼称。この能力を使用できるソムニウムは現時点ではシャーラのみ。
- <パトリア>の刻
- ソムニウムが到達を目論んでいる謎の計画。
- 元凶なりし者
- ラミア達ソムニウムが、獅子王凱に対してこう呼び敵視している。
楽曲
小説単行本特典のドラマCDにて専用の主題歌が用意されている。
- オープニングテーマ
-
- 「勇者王誕生! ‐御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン‐」
- 歌 - 遠藤正明
- 『勇者王ガオガイガー』オープニングテーマのアレンジ。
- 『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
- エンディングテーマ
-
- 「鎮-requiem-juvenile-伽」
- 歌 - ※-mai-
- 『ベターマン』エンディングテーマのアレンジ。
- 『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初参戦作品。原作完結から僅か4か月での参戦発表となった。『FINAL』との同時参戦だが、『FINAL』側は機体のみ参戦でストーリーは本作がメインとなる。
- 小説媒体のため今作にて初めてアニメーションが描かれる。そのため米たにヨシトモ監督、「ガオガイガー」に参加していた山根理宏氏や中谷誠一氏によって絵コンテが制作されている。一部のキャラクターグラフィック原画を漫画版作画の藤沢真行氏が担当している[1]。シナリオは米たに監督と小説版執筆の竹田裕一郎氏が監修を行なっている。
- なお参戦にあたり、オリジナルキャストが逝去されてしまっていた戒道幾巳のみ、新たに斎賀みつき氏が担当している[2]。
脚注
商品情報
小説
漫画