「カリ・ユガ」の版間の差分

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*種族:神、あるいは悪魔
 
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[[スーパーロボット大戦UX]]のラスボス。宇宙の可能性を閉じるために現れた、道明寺曰く「神にして悪魔」。
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[[スーパーロボット大戦UX]]のラスボス。宇宙の可能性を閉じるために現れた、道明寺曰く「神にして悪魔」。<br>名前の由来であるカリ・ユガとは、インド哲学において循環すると考えられている4つのユガの最後の段階で、罪が4分の3を占めている。
  
彼女(と呼ぶのが正しいかは不明)の存在は、UXの世界観そのものに密接に関連している。数多の並列世界とリンクし、そこからやって来た異邦人達が織りなす物語……というのが本作の基本だが、実はそこからして違う。実際には「[[マクロスF]]」「[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|SDガンダム三国伝]]」「[[忍者戦士飛影]]」「[[聖戦士ダンバイン]]」の面々は並列世界の出身ではなく、'''終焉を迎えた前の宇宙から、「可能性の声」を聞いて「始まりのもとに集った」存在'''である。
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彼女(と呼ぶのが正しいかは不明)の存在は『UX』の世界観そのものに密接に関連している。数多の並列世界とリンクし、そこからやって来た異邦人達が織りなす物語……というのが本作の基本だが、実はそこからして違う。実際には「[[マクロスF]]」「[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|SDガンダム三国伝]]」「[[忍者戦士飛影]]」「[[聖戦士ダンバイン]]」の面々は並列世界の出身ではなく、'''終焉を迎えた前の宇宙から、「可能性の声」を聞いて「始まりのもとに集った」存在'''である。
  
UXの宇宙は、アーニー達をはじめ多くの人間が耳にした「'''集え、始まりのもとに'''」というフレーズが全てを示している。この宇宙は「すべての可能性が集う場所」であり、同じような戦い、同じような歴史を幾度も幾度も幾度も、それこそ数え切れなくなるほどに繰り返しているのだが、その中で起きた事象は少しずつ違い(例えばある周回では誰かが死に、次の周回ではその誰かが生き延びている)、それら「可能性」の積み重なりが連鎖し、本編の物語が始まっている。本作においてはこの繰り返しを「ユガ」と呼ぶ。
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『UX』の宇宙は、アーニー達をはじめ多くの人間が耳にした「'''集え、始まりのもとに'''」というフレーズが全てを示している。この宇宙は「すべての可能性が集う場所」であり、同じような戦い、同じような歴史を幾度も幾度も幾度も、それこそ数え切れなくなるほどに繰り返しているのだが、その中で起きた事象は少しずつ違い(例えばある周回では誰かが死に、次の周回ではその誰かが生き延びている)、それら「可能性」の積み重なりが連鎖し、本編の物語が始まっている。本作においてはこの繰り返しを「ユガ」と呼ぶ。
  
 
そして、戦いの果てに地球が行き着く可能性は多く存在する。その帰結の一つがマクロスの落下した地球であり、三璃紗であり、ショウ達のバイストン・ウェルであり、ヒトマキナの生まれた世界であり、バジュラの星であり、スクラッグの星であり、ラドリオ星であり、そして地球なのである。「声」に導かれた面子は、総じてこれら「可能性の未来」から「未来の過去」、つまりそれらの可能性の始まりであるUXの時代に降り立った面々である。
 
そして、戦いの果てに地球が行き着く可能性は多く存在する。その帰結の一つがマクロスの落下した地球であり、三璃紗であり、ショウ達のバイストン・ウェルであり、ヒトマキナの生まれた世界であり、バジュラの星であり、スクラッグの星であり、ラドリオ星であり、そして地球なのである。「声」に導かれた面子は、総じてこれら「可能性の未来」から「未来の過去」、つまりそれらの可能性の始まりであるUXの時代に降り立った面々である。
  
しかし、数多のループを繰り返す内に、UXの面々が持つ無限の可能性は宇宙を圧迫、次なるユガへの輪廻を阻害するまでに至っていた。カリ・ユガはその無限の可能性を、「混沌」へと還すことで次のユガを生み出すための存在である。
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しかし、数多のループを繰り返す内にUXの面々が持つ無限の可能性は宇宙を圧迫、次なるユガへの輪廻を阻害するまでに至っていた。<br>カリ・ユガはその無限の可能性を、「混沌」へと還すことで次のユガを生み出すための存在である。
  
 
[[ノーヴル・ディラン]]はこのカリ・ユガの存在に気づいており、無限の可能性を渾沌へ返すのではなく、一つに収束することで新たな未来へ導こうとしていたのである。
 
[[ノーヴル・ディラン]]はこのカリ・ユガの存在に気づいており、無限の可能性を渾沌へ返すのではなく、一つに収束することで新たな未来へ導こうとしていたのである。
  
外見としては、無数の腕と蛇を象った光背、そして極光を纏う翼を持った女神であるが、大きさがあまりにも巨大。翼を構成する翅の一つ一つは全てしもべたる[[リヴァルナ]]であり、自身の攻撃は手に持った「浄化の槍」で行う。
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外見としては、無数の腕と蛇を象った光背、そして極光を纏う翼を持った女神であるが、大きさがあまりにも巨大。<br>翼を構成する羽の一つ一つは全てしもべたる[[リヴァルナ]]であり、自身の攻撃は手に持った「浄化の槍」で行う。
  
ノーヴルを撃破したUXの前に現れ、その圧倒的な力で以ってすべての可能性を渾沌へ戻そうとしていたが、「始まりのもとに集った」無数の命達の導きによって逆転され、最後はアーニーとサヤ、そして彼らの駆る[[オデュッセア]]の放った、魂の叫びたる一閃によって討滅された。その後、「前」からやって来た面々は元の世界、即ちこの世界がこれから辿る「可能性」の中の一つ、己の生まれた時代へと戻って行った。
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ノーヴルを撃破したUXの前に現れ、その圧倒的な力で以ってすべての可能性を渾沌へ戻そうとしていたが「始まりのもとに集った」無数の命達の導きによって逆転され、最後はアーニーとサヤ、そして彼らの駆る[[オデュッセア]]の放った、魂の叫びたる一閃によって討滅された。<br>その後「前」からやって来た面々は元の世界、即ちこの世界がこれから辿る「可能性」の中の一つ、己の生まれた時代へと戻って行った。
  
なお、実はこのカリ・ユガとの戦い自体も何度か繰り返されている。[[司馬懿サザビー|司馬懿]]が記し、後に三璃紗にて「G記」と呼ばれるようになった書にはこのカリ・ユガのことが書かれており、これを裏返すと「前のループの司馬懿がカリ・ユガのことを書いた=前のループでもUXはカリ・ユガを倒した」ということになる。
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なお、このカリ・ユガとの戦い自体も何度か繰り返されている。[[司馬懿サザビー|司馬懿]]が記し、後に三璃紗にて「G記」と呼ばれるようになった書にはこのカリ・ユガのことが書かれており、これを裏返すと「前のループの司馬懿がカリ・ユガのことを書いた=前のループでもUXはカリ・ユガを倒した」ということになる。
 
 
名の由来であるカリ・ユガとは、インド哲学において循環すると考えられている4つのユガの最後の段階で、罪が4分の3を占めている。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==

2013年4月14日 (日) 03:57時点における版

カリ・ユガ(Cari yuga/कलियुग)

スーパーロボット大戦UXのラスボス。宇宙の可能性を閉じるために現れた、道明寺曰く「神にして悪魔」。
名前の由来であるカリ・ユガとは、インド哲学において循環すると考えられている4つのユガの最後の段階で、罪が4分の3を占めている。

彼女(と呼ぶのが正しいかは不明)の存在は『UX』の世界観そのものに密接に関連している。数多の並列世界とリンクし、そこからやって来た異邦人達が織りなす物語……というのが本作の基本だが、実はそこからして違う。実際には「マクロスF」「SDガンダム三国伝」「忍者戦士飛影」「聖戦士ダンバイン」の面々は並列世界の出身ではなく、終焉を迎えた前の宇宙から、「可能性の声」を聞いて「始まりのもとに集った」存在である。

『UX』の宇宙は、アーニー達をはじめ多くの人間が耳にした「集え、始まりのもとに」というフレーズが全てを示している。この宇宙は「すべての可能性が集う場所」であり、同じような戦い、同じような歴史を幾度も幾度も幾度も、それこそ数え切れなくなるほどに繰り返しているのだが、その中で起きた事象は少しずつ違い(例えばある周回では誰かが死に、次の周回ではその誰かが生き延びている)、それら「可能性」の積み重なりが連鎖し、本編の物語が始まっている。本作においてはこの繰り返しを「ユガ」と呼ぶ。

そして、戦いの果てに地球が行き着く可能性は多く存在する。その帰結の一つがマクロスの落下した地球であり、三璃紗であり、ショウ達のバイストン・ウェルであり、ヒトマキナの生まれた世界であり、バジュラの星であり、スクラッグの星であり、ラドリオ星であり、そして地球なのである。「声」に導かれた面子は、総じてこれら「可能性の未来」から「未来の過去」、つまりそれらの可能性の始まりであるUXの時代に降り立った面々である。

しかし、数多のループを繰り返す内にUXの面々が持つ無限の可能性は宇宙を圧迫、次なるユガへの輪廻を阻害するまでに至っていた。
カリ・ユガはその無限の可能性を、「混沌」へと還すことで次のユガを生み出すための存在である。

ノーヴル・ディランはこのカリ・ユガの存在に気づいており、無限の可能性を渾沌へ返すのではなく、一つに収束することで新たな未来へ導こうとしていたのである。

外見としては、無数の腕と蛇を象った光背、そして極光を纏う翼を持った女神であるが、大きさがあまりにも巨大。
翼を構成する羽の一つ一つは全てしもべたるリヴァルナであり、自身の攻撃は手に持った「浄化の槍」で行う。

ノーヴルを撃破したUXの前に現れ、その圧倒的な力で以ってすべての可能性を渾沌へ戻そうとしていたが「始まりのもとに集った」無数の命達の導きによって逆転され、最後はアーニーとサヤ、そして彼らの駆るオデュッセアの放った、魂の叫びたる一閃によって討滅された。
その後「前」からやって来た面々は元の世界、即ちこの世界がこれから辿る「可能性」の中の一つ、己の生まれた時代へと戻って行った。

なお、このカリ・ユガとの戦い自体も何度か繰り返されている。司馬懿が記し、後に三璃紗にて「G記」と呼ばれるようになった書にはこのカリ・ユガのことが書かれており、これを裏返すと「前のループの司馬懿がカリ・ユガのことを書いた=前のループでもUXはカリ・ユガを倒した」ということになる。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦UX
前述の通りラスボスとして登場。自動回復はなく、また最低クラスの運動性と3Lというサイズによってかわされることはまずない。ないが、ダメージが全く通らない。重厚な装甲とガード、カンストの底力、気力限界突破も相まって、削れば削るほど通らなくなっていく。極限まで行くと、10段階改造の武器+熱血ですら数千のダメージに留まってしまう。
しかし、カリ・ユガ戦で一番厄介なのは、何と言っても武器。全ての武器に特殊効果が付与されており、その後で周囲のリヴァルナやライオットXの追撃を喰らうと呆気なく落ちてしまう。スペック低下無効と精神耐性を両方とも持つフェイ・イェンHDを戦術指揮に据えれば安心だが、それでもサイズ差から来る途轍もないダメージだけはどうしようもない。おまけに、出現時に回りをライオットが囲っているため、近づくだけでも一苦労。アヴァターラを撃破する前に、主力ユニットを近くに集めて待ち伏せるべし。
ちなみに、このユニットを見て真っ先に感じるのはその巨大さだろう。能力画面では顔どころか上半身がまるで映っておらず、MAP兵器や特殊コマンドに巻き込んで簡易戦闘にすると、一人だけユニットグラフィックが異様にデカい。攻撃演出からすると、リヴァルナがモビルスーツサイズとして、少なく見積もってもバイラル・ジンクラスの大きさを持つと思われる(下手をするとそれ以上)。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

全能力が無茶苦茶な高さを持ち、一番低い回避ですら232。次点が技量の297で、後が全部300超えという正真正銘の怪物。持てる限りの強化を施さないと勝つどころかダメージを与えることもままならないため、何度全滅してでも限界まで味方を強化すべし。

特殊スキル

2回行動底力L9、援護攻撃L3、気力限界突破カウンターガード全体攻撃L3、指揮官L4
完全な耐久型のラインナップ。不幸中の幸いか、行動順番の関係で援護攻撃は死にスキル。

装備・機能

武装・必殺技

終末の光
放った光を敵の真上で収束させ、打ち落とす。照準値・運動性低下の効果がある。
御使いの羽
光の羽から無数のリヴァルナを射出、それらを合わせて一つの巨大な神僕とし、敵を攻撃させる。能力半減の効果があるが、至近距離の敵にはこれしか撃てないため、精神耐性持ちをこの距離からぶつけるのがベター。
浄化の槍
手に持っている大槍。投擲して敵を破壊する。MAP兵器版の方は気力・攻撃力低下、通常兵器版の方は射程・移動力低下と厄介極まりない。

特殊能力

EN回復L
オールキャンセラー
当然の如く所持。

移動タイプ

サイズ

3L
本作のユニットでもっとも巨大。

機体BGM

「ユガの終焉」
専用曲。イベント後は優先度が最低になり、味方の曲が優先されるようになる。

人間関係

版権作品との人間関係

ナイア
幾度も幾度も時間を繰り返す状況を作った元凶といえる存在。自分の野望を達成するべくループを繰り返したのがそもそもの原因で、カリ・ユガが現れたのは、言うなれば彼女の後始末をつけるためである

名台詞

対決・名場面など

関連機体

リヴァルナ
背中の羽は全てこの機体。
ライオットX
なぜかこの機体を連れて現れる。

余談

話題まとめ

資料リンク

リンク