「アーサー・ランク」の版間の差分
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2017年1月27日 (金) 19:43時点における版
概要
イノセントの若き指導者で、その名は世襲制である。
代々のアーサー・ランク同様にイノセントの教義であるシビリアンの進化を見守ってきたが、それを良しとしないカシム・キングによってイノセントの拠点ヨップ・ポイントに幽閉状態にあった。ジロン・アモス達の活躍によってヨップを脱出した後、全イノセントにカシム打倒を宣言し、自らの身を犠牲にして精神操作を受けたエルチ・カーゴを救う。
登場話数は少ないものの、指導者としての凄絶な覚悟、耽美で上品な語り口と薄幸の美形ぶりによって非常に印象に残るキャラクター。ラグ・ウラロ、ビリン・ナダ、マリア・マリアの黄色い声を一身に集め、バラの花を背景にした彼の登場によって、それなりにモテる存在であったジロンの存在は一気に脇役となってしまった。
なお、劇場版『ザブングル・グラフィティ』のラストではTV本編の結末とは異なり、死亡を「自立を見届けるための嫌な芝居」と主張して元気な姿を見せる。失明したエルチを目の治療のために連れて行くことになり、ジロンとファットマン・ビッグからオイシイところをかっさらった。皆が唖然とする中、ラグだけはジロンとエルチが結ばれる結末が覆されたことでニヤリとしている。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- NPC。地球側の代表として月のディアナとの対談を行う。原作どおり死亡するが、原作と違いドランに乗ってマシンナリー・チルドレン、もしくはフロスト兄弟が発射した核ミサイルに特攻して死亡する。原作同様、バラを背負って登場し、三人娘はもとよりプリベンターの女性陣も彼を一目見るために殺到する。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 原作終了の経緯は劇場版のほうらしく、生存している。ヘブンズベースで、旧賢人会議の残党に拉致されていた。諸事情でセリフはないものの、三人娘による劇中唯一の非戦闘系カットインは一見の価値あり(内容的にはサンドマンのそれと対を成すがコチラは戦闘カットイン)。
人間関係
- ジロン・アモス
- 正直さと行動力を見込み共闘。最期は彼の腕の中で事切れた。劇場版においては前述のとおり。
- ラグ・ウラロ
- アーサー様のファン1。アーサー曰く「カエルのように元気な方」。
- ビリン・ナダ
- アーサー様のファン2。基本的にアーサーは三人娘の顔と名前が一致してなかったりする。
- マリア・マリア
- アーサー様のファン3。
- エルチ・カーゴ
- TV版では彼女の洗脳を解くために自ら犠牲となった。劇場版ラストでは目の治療を約束して感激される。
- メディック・コルト
- アーサーの治療を担い、エルチの心を支配していたカシムの人格をアーサーに移す治療も行なった。
- カシム・キング
- 側近であるが、方針を違えてアーサーを幽閉した。アーサーは彼の野望を阻止する為に立ち向かう事になる。
他作品との人間関係
- ディアナ・ソレル
- α外伝では地球側の代表として彼女と対談する。
- 木戸丈太郎
- α外伝では原作での声優が同じ塩沢氏という関係からか、アーサーの死を悼んでいた。
- ロード・ジブリール
- Zではノルブ共々彼に拉致された。
- ノルブ
- Zではアーサーと共にジブリールに拉致された。
- クライン・サンドマン
- Zでは双璧を成すモテ男。
名台詞
- 「無駄だ…ジロン、さよなら! ダアアアアァッッッ!」
- エルチの心を支配していたカシムの人格を自分へと移し、暴力的な性格となる中で自らアイアン・ギアーから飛び降りて最期を遂げた際の台詞。ジロンはこの悲劇に涙し、カシムの打倒を誓う。
- 「私はイノセントを束ねてきた男だよ。君達の独り立ちの姿を見せて貰いたくて一人芝居をした。許してくれたまえ諸君」
- 劇場版のラストにてまさかの復活劇を遂げた際の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「これも我々の祖先が遺した生体調整技術のおかげです」
「私達イノセントは、その技術を応用しゾラの大地に生きる新人類シビリアンを生み出しました」
「遠い祖先が遺したという『調整者であれ』の言葉通りに…」 - 『Z』第45話「遺産の継承者」より。イノセントに残された遺伝子改造技術、そして彼の言う「遠い祖先」とは…。
- 「女王達は地球への帰還はさらに後の世代に譲るべきだと判断したのですが…」
「それに反対し、帰還を主張する一派と月以外の場所に居住を求める一派が生まれたのです」
「月の脱出を決めた一団は外宇宙へ旅立った者もいましたが、多くはスペースコロニーでの生活を始めました」 - 同話より、宇宙革命軍の誕生の経緯についての解説。「外宇宙へ旅立った者」については、『∀ガンダム』原作でも言及されており、後々Zシリーズに参戦するあの作品とは関係がないと思われる(意図せずして重複したという意味では面白い偶然ではあるが)。