リ・ブラスタB
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リ・ブラスタB | |
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登場作品 | |
デザイン | 小野聖二 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | DMバスター(対次元獣用機動兵器) |
全長 | 18.3 m |
重量 | 62.6 t |
動力 | VX(スフィア「揺れる天秤」) |
開発者 | トライア・スコート |
所属 | アクシオン財団 |
主なパイロット | クロウ・ブルースト |
リ・ブラスタBは『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』の主役メカの一つ。
概要[編集 | ソースを編集]
ブラスタの戦闘データを反映して造られたリ・ブラスタを射撃戦用に特化させた機体。「タイプB」、「ブルー」の名の通り、青いカラーリングとなっており、如何にもブラスタの後継機と言った感じのフォルムである。前述の通り、射撃戦に優れており、格闘戦型のレッドキットと交換することでそちらにも対応できる汎用性の高さも特徴。
この機体の能力を最大限に発揮するには、覚醒した「揺れる天秤」の力が必要であるため、その反作用によってクロウが暴走しない様に「CDS(コインドロップシステム)」が組み込まれている。これは、VXの出力が規定値を突破した場合、コックピットに硬貨の落ちる音が鳴るというシステム。筋金入りの守銭奴であるクロウは、「揺れる天秤」の反作用で判断力が消失していてもこの音だけは聞こえるため、それを逆手にとって正気を保つためにトライアが用意したシステム。効果は確かに絶大だったが、あまりにも情けない方法だったためにZEXISメンバーは総出であきれ返っていた。
なお、このシステムは1度の作動に1Gのコストがかかるため、リ・ブラスタ受領から100万回使用したクロウは、またも100万Gの借金を背負うハメになってしまった。が、この100万回という回数はあまりに非現実的なため、トライアが嘘をついた可能性が高い。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。31話から登場。射撃を選択する事でこの機体となる。なお、2周目以降はRとの換装が可能。性能的には射程が長い射撃武器はもちろん、着弾点指定型のMAP兵器・VXクラスターや長射程高威力、P属性付きのSPIGOT-VXMを参入直後から使えるのが大きい。弾数制・EN制の武器がバランスよく振り分けられており、継戦能力が高いのも◎。総じて、武器の比率に偏りが見られるRより扱いやすい印象を受ける。また、Bに乗っている時のみに存在するある演出の人気も高い。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
ブラスタ(射撃選択時)の上位互換。ただしバンカーは射出機能と切断能力がオミットされ、シールドとしてのみ使用されている。当初のコンセプトどおり遠距離攻撃主体であるのがわかる。
- AX-98 RAPTOR
- 本機のスフィアによって生成された次元力をエネルギー弾として射出する。
- SPIGOT
- 「スピゴット」と呼称されるリング状の随伴装備。RAPTORのエネルギー弾を増幅・軌道変更・転送する役目を持つ。小型化された4つがRAPTORのマズル部分に搭載されている。これによってリ・ブラスタBは距離・方向・範囲を問わない全方位射撃を可能としている。
- CDS
- 「コイン・ドロップ・システム」の略。リ・ブラスタの出力を極限まで発揮するためのシステムで、VXの出力が規定値まで達すると同時に金の落ちる音が鳴り、無意識的に金の音を察知できるクロウの心を繋ぎ留めるというシステム。これによりスフィアの反作用である「一つの物事に執着し、判断力を喪失する」という現象を解消できる。事実上クロウにしか効果のない、画期的と呼ぶにはあまりにもバカバカしいシステムとなっている。
- スフィアの力を使う武装を使用した場合、戦闘デモできっちり小銭の音がする。
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- EMRランチャー
- 背部ウェポンベイに設置されたマイクロミサイル。主にけん制用。ゲームではクラッチ・スナイパーの繋ぎとして使用する。
- RAPTORショット
- RAPTORのショートレンジショットを連射。ブラスタ同様、射程の長いP属性射撃武器。
- VXクラスター
- 着弾点指定型のMAP兵器。SPIGOTのうち1機にRAPTORショットを撃ち込み、残り3機を敵集団の上に配置して転送したビームを放つ。
- ファイヤバグの皆様はこの武器の範囲内に収まるように出現するため、本機登場以降はまとめて吹っ飛ばされる事が多い。クロウ曰く「ビームのシャワー」。
- ペイオネット・スパイカー
- ブラスタの格闘版SPIGOT-VXのように、展開したSPIGOTと合わせてビームラムを形成し、加速して貫く。
- 電磁ネットとスタンロッドを使用しないため、こちらは運動性ダウンの効果がなくなった。
- ディストーション・シュート
- SPIGOTを全機展開し、RAPTORショットを屈折させた変則攻撃を行う。通称「フック・シュート」。
- その挙動はリフレクタービットに似る。
- クラッチ・スナイパーVX
- 背部ユニットからEMRランチャーを撃ちだして敵をけん制し、射撃版SPIGOT-VXのように展開したSPIGOTを一直線に並べて亡き友の決め台詞と共に「狙い撃つ」。
- 狙撃は一射しかせず、ブラスタとは異なり本当に「ワン・ショット・キル」。ミサイルにスタン効果があるため、こちらに運動性ダウンの効果が移動した。
- SPIGOT-VXM
- 銃口の周囲に並べたSPIGOTにRAPTORショットを撃ち込んで拡散射撃を繰り出した後、3機のSPIGOTを目標に埋め込み、VXクラスターで相手を内部から破壊する。クロウ曰く「本当のゼロ距離射撃」。
- セリフから、この攻撃は「フォーメーション・スリーレシーバー」と称される。
- ちなみに軍事用語における「零距離射撃」は定義があいまいであり、迎角0度の状態での射撃のことだとされているが出典がはっきりしておらず、また旧日本軍人の手記では世間一般の「対象の至近距離からの射撃」がそうだと記されている。
- アンブレイカブル・フルクラム
- 45話のイベントで追加される最強武器。SPIGOTを機体前方で旋回させ、直結したスフィアのエネルギーを充填。RAPTORショットで撃ちぬき巨大なビームを放つ。
- なお、最初のカットインの際、額の部分に電波のような線が通過する演出が入るが、スフィアの共鳴ではなく、CDSに反応している演出。上記の通りこの際に小銭が落ちるSEが鳴っている。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 移動力+1、特殊能力『EN回復(小)』を得る
- 『第2次Z再世篇』で採用。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「THE UNBREAKABLE」
- クロウの後期BGM。折れない意思と訳す。
- 『第3次Z』のオリジナルサウンドトラックのライナーノーツにて、2011年に発生した東日本大震災からの復興の願いも込めて作られた曲であることが語られている。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- ジ・アンブレイカブル
- 『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』第31話より。ブラスタの生まれ変わった姿、リ・ブラスタに乗り込んだクロウはZEXISに、もし「揺れる天秤」に飲み込まれたら自分を殺せと告げる。敵はアークセイバー最強、ジェラウド。そして何より、リ・ブラスタはVXをフル稼働させなければ動かすことが出来ない。意を決してVXを起動したが、トライアがあらかじめ組み込んだ「CDS」によって、クロウの意思はスフィアに支配されることなく自意識を保つことに成功した。その力は見事にジェラウドを撃破するものの、あまりにもくだらない対処法にZEXISの面々はあきれ返るのであった…。
- アンブレイカブル・フルクラム
- 『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』第45話より。ZONEを守護する人造次元獣を撃破したZEXISであったが、程なくしてZONEの稼働が始まった。それを止めるためにクロウは妨害を試みるアイムを余所にZONEに向かう。だが、そこに現れたカルロスは、「ZONEブレイカー」を摘んだ輸送機でZONEに特攻。結果としてZONEは機能停止したものの、カルロスは戦死。そして、それはクロウの怒りと哀しみによって「揺れる天秤」の真なる覚醒を招き、強大な力を得たリ・ブラスタはアリエティスを一撃で撃破したのであった。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- アクシオ
- ガンレオン、バルゴラ・グローリー、アリエティス
- スフィア搭載機。
- ブラスタ
- この機体のデータを基に創られたのが本機。「R」よりどちらかといえば「B」が正統後継機といえる。
- リ・ブラスタR
- 換装形態。こちらは格闘特化。
- リ・ブラスタT
- Rと統合した新型ブラスタ。
余談[編集 | ソースを編集]
- Bの使い勝手の良さについては、公式ラジオ第431回にて杉田智和氏が「どちらか選べるけど、大抵射撃タイプに行く」と言及している。
商品情報[編集 | ソースを編集]
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