フェイクライド
フェイクライド | |
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外国語表記 | Fee-kleid[1] |
登場作品 | |
デザイン | 斉藤和衛 |
初登場SRW | 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ |
スペック | |
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分類 | 妖精機 |
全高 | 3m級 |
動力 | 魔力 |
設計 | ストゥーラ・ハウゼン |
所属 | ハウゼン家(ネージュ・ハウゼン) |
パイロット | なし(ある程度自律意志によって行動) |
フェイクライドは『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
ハウゼン家に伝わる「妖精機」の一つで、ネージュ・ハウゼンの専用機。魔力を動力として起動する。
設計はネージュの母であるストゥーラ・ハウゼンで、永らくハウゼン家において使用されており、10年戦争の際にもフォルミッドヘイムに対する貴重な戦力として活躍した。しかし、エルフェテイルの妖精族が波国へと次元転移させられた際に行方不明となってしまう。
妖精族のエンドレス・フロンティアへの帰還後、ドゥルセウス封墓のクロスゲートからその姿を現す。その後はエスメラルダ城塞に運び込まれ、ドロシーにより調整を受けていたが、再起動後は姿を消し、ハウゼン家の居城であるエスピナ城へと一足早く帰還していた。
本来は自律回路によって行動する機体であり、専用ユーザーであるネージュの命令を最優先する。しかし、帰還した本機は設計者であるストゥーラの遺志、あるいはその残滓のようなものが宿っており、エスピナ城に帰還した後は本来の待機場所である「魔倣の鏡」の間ではなく、ネージュの寝室に佇んでいた。
この時には「娘の帰る場所を守る」という執念とも取れる方向性で半ば暴走状態であり、本来の主であるネージュも正常に認識できず「侵略者」として排除しようとしていた。[2]最終的にはネージュとの正面激突の末に残留思念が解放され停止、一行に加わり道を拓く助けとなった。
本機の最大の特徴は両腕の実体剣「リファインド・スウェイヤー」であり、これは稼働状態であれば非実体の障壁、つまりあらゆるバリアを破壊する機能を備えている。
ネージュの名前の元ネタとなっているシャインの乗機・フェアリオンが意匠の元になっているが、槍使いのネージュにあわせて全身に刃を仕込んだため、若干角ばったデザインになっている。また同機に比べ頭身も上がっているため、寺P曰く「フェアリオンのお姉さん」的なイメージになったとのこと。しかしデザイナーの斉藤氏の出来上がりの印象は「女装したアステリオン」だったらしい(無論、半分冗談としてのコメントではあろうが)。
登場作品[編集 | ソースを編集]
無限のフロンティアシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 作品の発表当初からアルクオンと並んで紹介されていた機体だが、本編での登場機会はそれほど多くない。
- 加入に伴い、ネージュに対複数必殺技「ロイヤルハート・ブラスター」が追加(最高3体同時攻撃)。支援攻撃は初撃の発生が非常に早く拾いやすい反面持続が短いので、ある程度地面に敵を引きつけないと空振りする。支援機としての性能はアルクオンに比べると若干劣るが、スピード上昇の効果を活かして、攻撃順を早めたいキャラクターに付けてやるのがよい。支援効果の「妖精の服」は、結界が15%の確率で発動。
- 敵としてはロボットにもかかわらずEVAがかなり高く、「必中」「感応」がないと結構な確率でミスが発生する。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
戦闘能力は高いが、機動兵器類の中では性能が控えめな部類。使用してくる複数攻撃も攻撃対象が2体と少なく、さほど苦労することはないだろう。
武装・攻撃手段[編集 | ソースを編集]
- ツイステッド・レーザー
- 背部から伸ばした刃でけん制した後、胸部からレーザーを放って追撃。本家でいうところの「ボストーク・レーザー」。
- リファインド・スウェイヤー
- 両腕から伸びるブレードで、エネルギーを纏わせることによりあらゆる障壁を破壊・突破する機能を備える(小牟いわく「バリア貫通」)。攻撃としては、鋭角的なオーラを纏いつつ対象に突撃する技となっている。本家の「ソニック・スウェイヤー」。
- ジェネラス・ブレード
- スカート部分に装着した刃を高速回転させつつ体当たりを行う。対複数攻撃版はターゲットが二人と最小限だが、ヒット数が非常に多くHPを削られやすい。本編はともかく覇龍の塔ではこれで削られたところにアルクオンとスヴァイサーの追撃が飛んでくるため、回復以前にまず行動を確保するのが大変。
- ダンシング・ドライバー
- 内蔵レーザーや全身の刃を駆使して集中攻撃し、最後を体当たりで締める必殺武器。支援攻撃時にもこの技を使用する。
- ロイヤルハート・ブラスター
- ネージュとの連携攻撃。フェイスレイヤーの演奏に合わせて踊りながらジャグリングのように切り裂き、トドメにネージュの放ったレーザーをカタパルトとして飛び出し、敵を一網打尽にする。
支援効果[編集 | ソースを編集]
詳細は下記記事を参照。
関連機体・人物など[編集 | ソースを編集]
人物[編集 | ソースを編集]
- ネージュ・ハウゼン
- フェイクライドの本来の主。マシンに封じられたストゥーラの想いを呼び起こし、再び自身の元に呼び戻すことに成功する。尚、時折ハーケンが掛け声をかける癖を真似して、この機体を呼び出す際に「フェイクライド・アクション!」との台詞を言うが、単に気分の問題らしく、特に必要なものではないらしい。
- 楠舞神夜
- 亡き母の想いを受け止めようとするネージュを後押しした。
- ドロシー・ミストラル
- ドゥルセウス封墓に姿を現したフェイクライドを運び込ませ、調整を行っていた。
- ストゥーラ・ハウゼン
- 本機の設計者。10年戦争当時、彼女が亡くなる前にフェイクライドにネージュを護るための新たなプログラムを仕込んだようだが、ネージュへの想いはこの機体にそれ以上のものを宿らせることになったようである。
機体[編集 | ソースを編集]
- フェアリオン
- 本機の意匠の元となった機体。フェイクライドはネージュにあわせて白・黒が基調だが、元々の機体の方は青(・銀)と赤(・金)。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「Machine Soul ~奇跡を呼ぶIMPACT POWER~(Ver.EF EXCEED)」
- フェイクライドのテーマ。「Machine Soul ~奇跡を呼ぶIMPACT POWER~」のアレンジバージョン。「マシン・ソウル」という言葉に合わせた選曲と思われる。
- なお、「Kanon」の旋律が入っているが、これはアレンジという訳ではなく原曲準拠である。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 『ネージュ……』
『私はあなたに何もしてあげられなかったけれど、この戦争が一日も早く終り……』
『あなたが幸せに過ごせる時が来るのを祈っています……』 - 機能停止間際のメッセージ。
脚注 [編集 | ソースを編集]
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