ストレイバード
ストレイバード | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | 山根理宏[1] |
初登場SRW | スーパーロボット大戦L |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | スーパーロボット |
全高 | 43.5 m[2] |
重量 | 170.2 t[2] |
動力 | 次元コンバータ |
開発者 |
クラール・グライフ 悠凪・グライフ |
所属 | 無所属 → LOTUS |
パイロット |
ストレイバードは『スーパーロボット大戦L』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
クラール・グライフ博士が開発したスーパーロボット。ラッシュバードの兄弟機である。
ラッシュバードとは逆に機動力・推進力に比重を置かれた設計がなされており、反面装甲・火力で劣り、強力な攻撃を行うためにはチャージ時間が必要となる。背部のウイングユニットは次元コンバータによって亜空間から常にエネルギーを供給されており、それにより他の追随を許さない推進力とほぼ無限の航続距離を誇る。また、これを利用した光学ステルス「イマジナリィロード」を実装し、高機動戦闘ならば右に出る機体はない。ステルスモードではセンサーにすら引っかかることはなく、恐らくその存在を確認することは不可能である。
ラッシュバードとともに空間転移のアイデアが存在しており、エネルギーを吸収することで遠方に転移することが可能。作中ではダンナーベースから月面へと転移している。また、単独で月面のダイダロス基地に出現した事もあるため、単独でならばエネルギーの吸収を必要としない転移が行えるか、大気圏離脱機能があるものと思われる。
グライフ博士誘拐に際し、奪還を狙う悠凪・グライフとHL-0 ハルノが搭乗、以降はその手掛かりを追って単独行動を取っていた。しかし、GreATの前線基地周辺でインペリアルヴァレイに敗北を喫し、それを機に彼らの存在と強大さに危機感を抱いた悠により、ラッシュバードから南雲一鷹とAL-3 アリスを遠ざけようと何度かLOTUSの前に姿を現す。
一鷹とアリスの成長を悠が見届けた後は、また姿をくらましていた。その後ダイダロス基地でGreATと遭遇した際に紆余曲折を経て合流、以後はLOTUSの所属機となる。
兄弟機同様開発目的は不明だが、やはり個人的な理由で作られたものと思われる。
上記のウイングユニットはラッシュバードとの合体機構が搭載されているが、次元コンバータの出力が一気に跳ね上がるため、当初は制御を不可能とみた悠によりこの機構は封印されていた。しかし、後にGreATが地球全土を混乱に陥れた際の戦いで、インペリアルヴァレイを撃墜すべく解放、「モード・アーキオーニス」の起動に成功している。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作品。本作のライバル機。リアル系よりの能力でやはりバランスに優れる。機体サイズの割に回避力が高い。イマジナリィロードによりエネルギーの心配はほぼなく、継戦能力の高さは兄弟機同様。攻撃力では劣るものの、悠が「魂」を持つためダメージでは上。弱点は移動後攻撃の威力が貧弱なことだが、これはヒット&アウェイでいくらか解消される。
- 同時期に加入するウイングガンダムゼロもそうだが、加入後の地上ステージが1ステージしかないため、機体ボーナスの空適応向上が活かせないのが少し残念。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
武装[編集 | ソースを編集]
- クロウマシンガン
- 右手に装備したマシンガン。システムにリンクしたハルノが敵機をロックし、悠がトリガーを引く。射撃兵装で移動後攻撃とコンボ属性を併せ持つが、威力は最も低い。
- プラヴァー・グレネード
- 左手に装備したグレネードガン。イマジナリィロードで分身して一斉射撃を行い、背後から至近距離で撃ち込んでトドメ。なお、かく乱作戦と呼んでいるので、この分身は実体ではなくあくまで目くらましの様である。
- フェザントカッター
- 唯一の近接武装。両手に持つ小型のナイフ。後述の「スワローガン」で動きを止め、高速機動で切り刻んだ後カッターを投げつけ、最後にカッターを突き刺した後転移して離脱する。戦闘台詞によると、スワローガンで動きを止めるのは「念のため」らしいが、毎回射出する。
- スワローガン
- 腰部に装備されている電撃アンカー。「フェザントカッター」の演出のみ登場。
合体武器[編集 | ソースを編集]
- ヴァルチャーカノン
- 「クロウマシンガン」と「プラヴァー・グレネード」を接続したビームキャノン。「フラッドアサルト」の演出のみ登場する。
必殺技[編集 | ソースを編集]
- フラッド・アサルト
- 分身の後クロウマシンガンとプラヴァー・グレネードの斉射を行い、続いて「ヴァルチャーカノン」で追撃。トドメに最大戦速で突っ込んで締める。
イマジナリィロード[編集 | ソースを編集]
本機の最大の特徴とも言える機能で、実際の戦闘でも特殊能力として遺憾なく発揮される機能だが、ストーリー上でも随所で登場する。
- ステルス機能
- 姿を見えなくすると共に各種センサーに捕らえられなくするステルス機能。
- その効果は極めて高く、移動中に敵に発見されないどころか、交戦中の敵の目の前でも消えても全く発見されないと言うインチキ臭いレベルの完璧さを誇る。
- ただ、ステルスと言うには常識からかけ離れているほどの効果の高さから、単に亜空間に転移して逃げている可能性もある(尚、ステルスやワープのMAP上でのエフェクトは、明確に「電磁迷彩」とされているアルマSも、明確に「転送」とされているGreATの軍勢も同じである)。少なくとも実際の戦闘でイマジナリィロードを発動させて攻撃を回避した場合は、セリフからすると亜空間に避難して物理的に消えて回避している。
- 『L』24話で戦闘領域の中で堂々とラッシュバードの戦いぶりを観戦している(そして誰にも気づかれていない)のも、ステルス機能で隠れていただけで実際にそこにいたのか、亜空間に潜みつつ、そこから現実空間を観測する機能があるのかは不明。
- 転移機能
- 物理的に他所へとワープする機能。ストーリー中で一鷹は悠のストレイバードにあちこちで狙われるが、その場所が飛び飛びでかけ離れているため、通常の飛行能力以外にもワープ機能を持ち合わせていると思われる。
- 『L』本編終盤でのLOTUS全体ワープがある通り、少なくとも外部からのエネルギー供給があれば転移が可能なことが分かっている。また、上記の通り戦闘中にイマジナリィロードを発動させて攻撃を回避する際に亜空間に転移している事から単体での転移も可能ではあるが、「単体での長距離移動」まで可能なのかどうかは不明。
- 地球上のあちこちのみならず、単独で月面のダイダロス基地にまで出張ってきている事を考えるとワープが出来るものと考えたほうが自然だが、元々機動力に優れる機体であるため単独での大気圏脱出機能があってもおかしくない事、またイクサー姉妹たちやラインバレルにはあるワープしての移動能力がストレイバードには無い事を考えると、単体でのワープ移動は出来ない可能性もある。
- ただ、「敵の目の前で隠れてそのまま離脱」を実現するには、単体でのワープ移動機能か、亜空間に退避しない純粋なステルス機能のどちらかがないと不可能ではあるが…。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
- モード・アーキオーニス
- ラッシュバードとの合体攻撃。特殊合体攻撃なのでストレイバード側の武器一覧には出ず、ラッシュバード側からしか発動できない。
- これについてよく「翼を貸すだけの簡単なお仕事です」等と揶揄されるが、メインの動力ユニットを丸ごと切り離して貸し与えてしまうので、ストレイバード側が他に何もしない(できない)のは当たり前である。ファイナルフェイズの際にエネルギーを送るだけのマキナ、鋼鉄神ジーグの際に銅鐸を貸すだけの磁偉倶などと同じである。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 銃装備
- 撃ち落としを発動。
- イマジナリィロード
- 敵との技量差により、最大50%の確率で特殊回避を行い、成功するとENを5回復する。ただし、気力130を越えると通常回避が全てこれに差し替えられる。分身発動とは別に計算されるため、極端な話、突っ込んで避け続ければENは確保できる。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
- ラッシュバード同様40m級であり、LではなくMサイズにギリギリ収まっている(50m級のコン・バトラーVなどがL扱い)。スーパー系のラッシュバードと違い、L扱いされなくて良かったと言うべきか。
機体ボーナス[編集 | ソースを編集]
- L
-
- 無改造:運動性+5、照準値+5、地形適応:空A
- ハーフ改造:運動性+15、照準値+15、地形適応:空A、射程+1
- フル改造:運動性+25、照準値+25、地形適応:空S、射程+2
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「夜空を彷徨う風 切羽」
- 専用BGM。実は「風切羽」ではなく、「風 切羽」とスペースが空けられている。
- 「きっと素直になれるから」
- フラッド・アサルト専用曲。敵の時には流れないため、うっかりすると聞き逃す。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ラッシュバード
- 兄弟機。
脚注 [編集 | ソースを編集]
|