「マリーダ・クルス」の版間の差分

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[[ネオ・ジオン]]残党軍「[[袖付き]]」に所属する[[強化人間]]のパイロット。ガランシェール隊に配備されている[[モビルスーツ|MS]][[クシャトリヤ]]に乗る。「[[ガランシェール]]」の艦長である[[スベロア・ジンネマン]]を「マスター」と呼び付き従っている。
 
[[ネオ・ジオン]]残党軍「[[袖付き]]」に所属する[[強化人間]]のパイロット。ガランシェール隊に配備されている[[モビルスーツ|MS]][[クシャトリヤ]]に乗る。「[[ガランシェール]]」の艦長である[[スベロア・ジンネマン]]を「マスター」と呼び付き従っている。
  
パイロットの実力は高く、限られた人間にしか扱えないクシャトリヤを乗りこなし、10機以上もの[[リゼル]]及び[[ジェガン]]隊を単機でほぼ無傷で壊滅させている。また、戦闘に関しては無慈悲なほど冷静だが、捕虜になったバナージに優しく接するなど母性を宿した一面も覗かせる。
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パイロットの実力は高く、限られた人間にしか扱えないクシャトリヤを乗りこなし、10機以上もの[[リゼル]]及び[[ジェガン]]隊を単機でほぼ無傷で壊滅させている。また、戦闘に関しては無慈悲なほど冷静だが、捕虜になったバナージに優しく接するなど人間的な一面も覗かせる。
  
彼女の素性についてだが、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場した[[エルピー・プル]]の12体目の[[クローン]]であり、当初はプルトゥエルブというコードネームで呼ばれていた。[[第1次ネオ・ジオン抗争]]後に娼館へ売られて以降、数年間は娼婦として客を取らされ続ける。後にジンネマンに養女として保護されるが、その時点ですでにマリーダの身体は妊娠・堕胎・客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。
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彼女の素性は『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場した[[エルピー・プル]]の12体目の[[クローン]]であり、当初はプルトゥエルブというコードネームで呼ばれていた。[[第1次ネオ・ジオン抗争]]後の混乱により娼館へ売られて以降、数年間は娼婦として客を取らされ続ける。後にジンネマンに養女として保護されるが、その時点ですでにマリーダの身体は妊娠・堕胎・客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。
  
 
[[性格]]はプルより[[プルツー]]に近く、冷静沈着。ただし、プルツーほど好戦的ではない。
 
[[性格]]はプルより[[プルツー]]に近く、冷静沈着。ただし、プルツーほど好戦的ではない。
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:彼女を倒すために生み出されたためか、ゲーム作品では互いに特殊な反応を示すことがある。
 
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:また「ガンダムvsガンダム NEXT」では、ハマーンは彼女を見て「グレミーめ…趣向を変えてきたか…」などという発言も。当時は姉たちと同じく小さかったはずなのだが…。
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:時獄篇では比較的良好な関係で、マリーダの傷について触れた[[レイアム・ボーリンネア|レイアム]]に言い返し、マリーダから感謝されていた。
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:ちなみに「ガンダムvsガンダム NEXT」では、ハマーンは彼女を見て「グレミーめ…趣向を変えてきたか…」などという発言も。当時は姉たちと同じく小さかったはずなのだが…。
 
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;[[クェス・パラヤ]]
 
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:彼女からは「わかってる人」と評される。
  
 
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:OVA第2巻より。ティクバに「正しい戦争なんてあるものか」と言った[[バナージ・リンクス|バナージ]]に対して。
 
:OVA第2巻より。ティクバに「正しい戦争なんてあるものか」と言った[[バナージ・リンクス|バナージ]]に対して。
 
:マリーダ自身の凄惨な過去(や現実世界で起きている諸問題等)を思うと、とても重い台詞である。
 
:マリーダ自身の凄惨な過去(や現実世界で起きている諸問題等)を思うと、とても重い台詞である。
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;バナージ「こんな……こんなの悲しすぎます……」<br>「優しさだけでは人は救えない……罪も穢れも消せないから……」<br>バナージ「それでも……」<br>「それでも……」
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:OVA第3巻より。NT-Dにのまれたバナージはマリーダを圧倒する。しかしとどめを刺そうとした瞬間にバナージはサイコフレームを通してマリーダの悲惨な過去を知ってしまう。
 
;「バナージ、例えどんな現実を突きつけられても『それでも』と言い続けろ。自分を見失うな。それがお前の根っこ…」
 
;「バナージ、例えどんな現実を突きつけられても『それでも』と言い続けろ。自分を見失うな。それがお前の根っこ…」
:OVA第3巻より。病室でバナージに言った言葉。この言葉はバナージの心に大きな影響を残した。
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:OVA第3巻より。病室でバナージに言った言葉。この言葉はその後のバナージの指針となる。
 
;「アイスクリーム、かな」
 
;「アイスクリーム、かな」
 
:OVA第6巻より。バナージに好物は何かと聞かれて。意外ではあるものの、普通の少女と何ら変わらない一面を持つ。
 
:OVA第6巻より。バナージに好物は何かと聞かれて。意外ではあるものの、普通の少女と何ら変わらない一面を持つ。

2014年7月26日 (土) 19:01時点における版

マリーダ・クルス(Marida Cruz)

ネオ・ジオン残党軍「袖付き」に所属する強化人間のパイロット。ガランシェール隊に配備されているMSクシャトリヤに乗る。「ガランシェール」の艦長であるスベロア・ジンネマンを「マスター」と呼び付き従っている。

パイロットの実力は高く、限られた人間にしか扱えないクシャトリヤを乗りこなし、10機以上ものリゼル及びジェガン隊を単機でほぼ無傷で壊滅させている。また、戦闘に関しては無慈悲なほど冷静だが、捕虜になったバナージに優しく接するなど人間的な一面も覗かせる。

彼女の素性は『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルの12体目のクローンであり、当初はプルトゥエルブというコードネームで呼ばれていた。第1次ネオ・ジオン抗争後の混乱により娼館へ売られて以降、数年間は娼婦として客を取らされ続ける。後にジンネマンに養女として保護されるが、その時点ですでにマリーダの身体は妊娠・堕胎・客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。

性格はプルよりプルツーに近く、冷静沈着。ただし、プルツーほど好戦的ではない。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。甲斐田裕子氏の版権スパロボへの参加も今作が初である。本作では「プロト・プル・トゥエルブ」というクローンによるニュータイプの試作品の12番目の個体とされている。試作ということは次回の後編で完成品とその登場作品が参戦するのだろうか…? AGとのエーストークでは、好物のアイスクリームを差し出されて恥ずかしがりながらも笑顔で受け取るという可愛い一面も見せる。
最初は敵として登場するが、第41話から第45話までクェスギュネイと共に自軍として参加する。
第46話で敵対するが、撃墜後強化人間の限界で暴走して原作同様にある人物の命令でアルベルトによってオーガスタニュータイプ研究所に連れて行かれる。それまでに条件を満たすと、シナリオ終了時に愛機がそのまま入手できる。

人間関係

スベロア・ジンネマン
ガランシェール」艦長。彼を「マスター」と呼び付き従うが、それ以上の感情を抱いている。
オードリー・バーン
袖付き」の要人。彼女の事は「姫様」と呼んでいる。
バナージ・リンクス
ユニコーンガンダムのパイロット。彼の初出撃の相手となった。また、彼が捕虜になった際には優しく接している。
フル・フロンタル
袖付き」首魁。彼との連携でユニコーンガンダムを捕獲する。
アンジェロ・ザウパー
同じ「袖付き」のパイロットでフロンタルの側近。あまり彼から良い感情は抱かれていない。
ギルボア・サント
パラオでは彼の家族と同居しており、子供たちからも慕われている。
アルベルト・ビスト
宇宙空間に放り出されかけた彼を助ける。以後、彼は彼女に特別な感情を抱くようになる。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀シリーズ

グレミー・トト
彼女の最初の「マスター」。
エルピー・プルプルツープルシリーズ
彼女の「姉」にあたる人物たち。マリーダ自身はプルツーに近い冷静な性格だが、好戦的ではない。
ハマーン・カーン
彼女を倒すために生み出されたためか、ゲーム作品では互いに特殊な反応を示すことがある。
時獄篇では比較的良好な関係で、マリーダの傷について触れたレイアムに言い返し、マリーダから感謝されていた。
ちなみに「ガンダムvsガンダム NEXT」では、ハマーンは彼女を見て「グレミーめ…趣向を変えてきたか…」などという発言も。当時は姉たちと同じく小さかったはずなのだが…。
ギュネイ・ガス
クェス・パラヤ
彼女からは「わかってる人」と評される。

アナザーガンダムシリーズ

ヒイロ・ユイ
互いに似たような性格であるためか、『ガンダムEXTREAM VS. FULLBOOST』では意気投合している。

名台詞

マリーダ「了解、マスター」
ジンネマン「マスターはよせ」
OVA第1巻より。ジンネマンとの出撃時のやりとり。
「お前の言うことは間違っていない。…正しい戦争なんてない。でも、正しさが人を救うとは限らない」
OVA第2巻より。ティクバに「正しい戦争なんてあるものか」と言ったバナージに対して。
マリーダ自身の凄惨な過去(や現実世界で起きている諸問題等)を思うと、とても重い台詞である。
バナージ「こんな……こんなの悲しすぎます……」
「優しさだけでは人は救えない……罪も穢れも消せないから……」
バナージ「それでも……」
「それでも……」
OVA第3巻より。NT-Dにのまれたバナージはマリーダを圧倒する。しかしとどめを刺そうとした瞬間にバナージはサイコフレームを通してマリーダの悲惨な過去を知ってしまう。
「バナージ、例えどんな現実を突きつけられても『それでも』と言い続けろ。自分を見失うな。それがお前の根っこ…」
OVA第3巻より。病室でバナージに言った言葉。この言葉はその後のバナージの指針となる。
「アイスクリーム、かな」
OVA第6巻より。バナージに好物は何かと聞かれて。意外ではあるものの、普通の少女と何ら変わらない一面を持つ。
クローン元であるプルの「チョコレートパフェ好き」の部分を引き継いでいるように見える。
余談だが、公式動画「epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる! 機動戦士ガンダムUC」(ナレーションはマリーダ・クルス役の甲斐田裕子氏)にて、マリーダは「アイスクリームが好き!」と紹介されている。

迷台詞

「これの…味が苦手なんだ。手伝ってくれ」
「病人用で、体にはいいらしいんだが…とにかくまずい!」
OVA第6巻より。ネェル・アーガマで出された病人食が不味かったらしく、バナージに一緒に食べるようせがむ。

搭乗機体・関連機体

クシャトリヤ
クィン・マンサの後継機。ほぼ彼女の専用機となっている。
量産型キュベレイ
過去に搭乗していた機体。彼女のトラウマともなっており、マーサにこの機体を見せられた時には発狂した。
バンシィ
再調整させられた上に、この機体のパイロットにされる。