イーグレット・フェフ

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イーグレット・フェフ(Eagret Fehu)

ディバイン・クルセイダーズ(以下、DC)の科学者で、ゲイム・システムの開発やアースクレイドルの建造にも関わった人物。ソフィア・ネートと協力して人類の未来の行く末を考えていたが、その発想は根本的に違っており、内心では人類の粛正を目論んでいたようである。ソフィアが開発したマシンセルを利用してマシンナリー・チルドレンを創造し、ソフィアをアースクレイドルのコンピューター・メイガスに融合させて、意のままに操ろうとした。が、そのことを知ったゼンガー・ゾンボルトに殺害される。

OGシリーズではアギラ・セトメと共に新人類の創造に着手し、アギラからアラド・バランガの遺伝子の提供を受けてマシンナリー・チルドレンを創造している。最期はウォーダン・ユミルの手で殺害されて野望に幕を閉じる……と思いきや、『第2次スーパーロボット大戦OG』では生存していたことが判明した。後にガイアセイバーズでマシンナリー・チルドレンのみで構成されたアルファ・セイバー部隊の指揮を執るが、鋼龍戦隊との交戦の末に敗北し死亡した。このときの彼は「確かめたいことがある」と語っていたり、何かを悟っていたようであるがそれが何なのかは不明。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
プロフィールの通り、過去の人物として名が挙がるだけである。
なお、『第2次スーパーロボット大戦α』では死亡していると思われているが、詳細は不明。一方でコミック版『第2次スーパーロボット大戦α ロスト・チルドレン』では、αシリーズでも存命している姿があり、マシンナリー・チルドレンを創造した。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION
アースクレイドルの関係者として登場。この時は自らの真意を隠していた。設定では37歳なので、まだ若い人物と思いきやそうでもなく、トカゲのような顔をしていてやや拍子抜けしたファンも多かったと思われる。
スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
シャドウミラーとの接触により己の野心が開花。ヴィンデルやアギラとも協力体制を構築していく。主な点としては、シャドウミラーが保有していたシステムXNの修復にも関わったことだろう。
スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS
前述のOG1とOG2のリメイク作品であり、概要は変わらないと思われていたが
第2次スーパーロボット大戦OG
ウルズと共に生存しており再登場、地上ルート57話のみ敵として参戦。ただしセティやエグレッタ(ウルズ)と同様、こちらも声が似てる鋼龍戦隊のパイロットと戦わない。意外と呆気なく戦死するが、イングの存在を前にそれを敢えて受け入れるなど、どこか不可解なまでの悟りを見せた。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
行動そのものはOG2と同様だが、野心など垣間見れず、アースクレイドルでの戦闘前でウルズと共に姿を消す。

人間関係

ソフィア・ネート
同じくアースクレイドルの中心人物であり、人類の未来を案じていたが、考え方は異なっていた。ただ、ソフィアの発想にもまた問題があったのは事実である。
イーグレット・ウルズ
マシンナリー・チルドレンのオリジネイター。OGシリーズでは「パパ」と呼んでいた。
イーグレット・アンサズイーグレット・スリサズ
マシンナリー・チルドレンの一人。
イーグレット・イング
マシンナリー・チルドレンの番外、人造人間「イングシリーズ」と「バルシェム」をベースとした特別な個体。
ゼンガー・ゾンボルト
α外伝では彼に殺害され、OGシリーズでは彼とその写し身であるウォーダンに野望を砕かれる。
アラド・バランガ
スクールでは「落ちこぼれ」と評されている彼の身体能力を評価しており、彼の遺伝子データを元にマシンナリー・チルドレンを造り出した。
アギラ・セトメ
彼女とはウマが合っており、お互い技術の提供や調整などを行っていた。
レモン・ブロウニング
彼らのアンドロイド製造技術を相互提供し、マン・マシン・インターフェイスなど様々な面で技術交流を図っていた。
ウォーダン・ユミル
OGシリーズでは彼とゼンガーによって計画を破綻させられ、死ぬ寸前まで追い込まれた。
アルテウル・シュタインベック
ガイアセイバーズ指揮官。自身の研究がアルテウルと同じ分野で、更なるステージへ進んだ。そして、イングを産み出し、『第2次スーパーロボット大戦OG』の物語が始まる…

名台詞

(そして……イングシリーズの礎でもある)
OG2の34話より。イーグレット・イングに関する伏線と見られている。まさかの言葉に仰天したファンも多い。実際、第2次OGにて早々に情報公開されたため、シリーズを知っている人はその後の展開も予想されたものだろう。

余談

  • α外伝の時点では設定画は出来ていなかったようで、フェフが初めて登場したコミックアンソロジーの作者である富士原昌幸氏は後年の同人誌にて『キャラデザがあるのかと聞いたら「40過ぎのおっさんなんで適当に描いてください」とのこと』と記述しており、この時のデザインが公式採用されたことにはデザインした当人も思いもよらなかったようだ。元々は眉毛だけ色が違って、そこがチャームポイントだったらしい。
  • イーグレット``Egret``とは英語で白鷺のことだが、『OGs』特典小冊子のスペルでは``Eagret``となっているため本項もそれに準ずる。