アレクシス・ケリヴ
アレクシス・ケリヴ | |
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外国語表記 | Alexis・Kerib[1] |
登場作品 | SSSS.GRIDMAN |
声優 | 稲田徹 |
デザイン | コヤマシゲト |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 怪人 |
性別 | 男 |
年齢 | 不明 |
身長 | 215cm |
体重 | 112kg |
所属 | 新条アカネ家 |
アレクシス・ケリヴは『SSSS.GRIDMAN』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
新条アカネのパソコンに宿る謎の怪人。2mを超える長身と、赤いサングラスのような目元、頭部の炎、尖塔のように尖った両肩が特徴的。会話時には口元の歯のような文様が明滅する。
普段はアカネの話し相手をしながら、彼女の作り出す怪獣を「インスタンス・アブリアクション」で実体化させる役目を担う。アカネの言動については全肯定しつつも彼女の情動を揺さぶり、怪獣を生み出すよう煽る。
態度や言動こそ紳士的ながら冷酷さも備えた危険人物。パソコン内だけの存在ではなく、街中などに実体を伴って現れることもできる。アカネの怪獣の敗北が続いた末、とうとう彼女の心が折れてしまい、怪獣を創らないと言う彼女を役に立たないと見切りを付け、彼女をゼッガーとする。 アンチの活躍でゼッガーからアカネは助けられるも、今度は彼を排除して自らアカネを取り込み、自身を巨大化させ、グリッドマンとの決戦に挑んだ。しかし、グリッドフィクサービームによってアカネの心を修復された事で力の源としていたアカネの負の感情がなくなってしまい、巨大化した体が風船同然の抜け殻と化してしまう。なけなしの力でグリッドマンを殴りつけるもクロスカウンターで頭を吹き飛ばされ、そのままコア部分を拘束封印、逮捕された。
来歴については全く明らかになっていないが、その正体は永遠の命を持つ不老不死の存在であり、自らの意志によっても決して死ぬことができない。その不滅故の孤独を埋める為に人間の情動に目を付け、特に強い情動を抱くアカネを利用していたのだった。悪事を唆し、堕落させてむさぼるというその行いは、ステレオタイプな悪魔と言っても過言ではない。
なお、明言されていないが、本作においてグリッドマンがジャンク・裕太・新世紀中学生に分裂し記憶喪失に陥った原因は、物語の開始以前にアレクシスに敗北したためだとされている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 3章Part15から登場するNPC。
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。最速登場は地上ルート「覚・醒」より。原作通り出番のほとんどはシナリオ会話のみで、直接交戦できるのは終盤の1ミッションのみ。
- ミッションの選択順次第ではクエスターズとの決着前に戦う最後の版権作品ボスとなる。
- 他勢力と手を結ぶといったことは基本的に無いのだが、ブレイブポリス絡みの事件に便乗することが多い。
- 戦闘面では近距離ではカウンター属性持ちの高威力格闘、遠距離では射程10まで届く射撃武器と射程面での隙は無いに等しく、しかもそれぞれ命中補正が極めて高く、精神コマンドで対応しないと被弾は必至。
- それに加えて隙間の無い全周囲型・超広範囲のMAP兵器を持っているため、ターンを回す際は脱力をありったけ使って封じないと非常に危険。
- イベント発生で特殊能力が少し減るなど弱体化し、戦闘台詞もそれに合わせてイベント前後における冷静な状態とアニメでは終盤に僅かに見せた激昂した状態で2種類のパターンが用意されている。なお、原作と違い生身でも台詞にエフェクトがかけられている。
- 撃墜すると、原作同様グリッドマンに封印される。
- 本編クリア後にシーズンパス「DLC2」を適用して追加されるキーミッション「貫く勇気」では、スターメンビトルによって封印を強制解除される形で復活し、自軍にリベンジを仕掛けてくる。アカネを取り込んでいないのだが、怨念によって以前より強化されていると本人が口にしている。
- パイロット能力は激昂後基準なので2回行動・底力L6と控えめだが本体性能は冷静状態基準。即ちオールキャンセラーと回復(超)を引っさげてくるため、DLC1で先んじて復活したポセイダルよりも厄介さは1段上回る。
- 改めて撃墜すると、封印を厳重に施された上でハイパー・ワールドに強制転送される。
- 戦闘前会話では強大な力を持ったり、トラウマを抱えた女性達をアカネの後釜にしようと画策するも、いずれも拒絶されている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 破壊光線
- 頭上に作り出した巨大なエネルギーボールを投げつけるように発射する。全方位型のマップ兵器版も所持。
- 剣
- 両手に持つ二振りの剣。
- 本来の姿を取り戻したグリッドマンに真剣白刃取りで止められ、二振り纏めて叩き折られてしまった。
- 『30』では斬りかかった後に蹴り飛ばして槍で貫く。
- 槍
- 全体が赤い槍。
- 『30』では前述の通り剣の攻撃演出で使用。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
イベントで弱体化するとオールキャンセラーと回復(超)は無くなる。
- EN回復(中)
- 自軍フェイズ開始時に最大EN値の20%が回復。
- オールキャンセラー
- 相手の特殊効果武器による状態異常を無効化する。
- 回復(超)
- 毎ターン自軍フェイズ時にHPを最大HPの50%回復する。HP回復の強化版。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- 1L
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 特殊能力「回復(超)」による自軍フェイズ回復時のHP回復50%が75%に上昇する
- 『30』で採用。回復割合が更に上昇するボーナス。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- HPが50%以上の場合、与ダメージ1.3倍、被ダメージ0.7倍
- 『30』で採用。HPが減ると効果が無くなるが、回復(超)があるため1ターン待つと確実に再発動させられてしまう。
- また実際には底力との併用から残りHPがどの段階であってもダメージ軽減を含むボーナスが入り、ダメージボーナスorクリティカル率増加で攻撃力も大差が無いと非常に厄介。
人間関係[編集 | ソースを編集]
協力者[編集 | ソースを編集]
グリッドマン同盟[編集 | ソースを編集]
その他[編集 | ソースを編集]
- 怪獣少女アノシラス (2代目)
- 彼女からは「外から来た危険な人」と言われている。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風
- 『30』ボーナスシナリオ「黒のデフォルメ・トラップ」にて、自身が作り出した闇の電脳空間へ引き摺り込む形で3人を拉致し、同時に彼女らをちびキャラにしてしまう。
- だが、3人から予想もしない口撃を受けることになってしまい、特に光と風からは「オタク」、「黒ずくめのコスプレ誘拐犯怪人」呼ばわりまでされてしまう結果となった。
- なお、光に関しては傷心の影響もあってかアカネの後釜にしようかと画策もしていた。
- ファイヤージェイデッカー
- 後述の裏設定を反映してか、「警察と聞くとむずがゆい」と発言する。
- アズ・セインクラウス
- アズルートの場合、トラウマ未解消の彼女もアカネの後釜候補となっていた。
- ミツバ・グレイヴァレー
- 一時期オルキダケアの精神干渉を受けていた彼女に付け込もうとするも、「人の心を理解していない輩」と断じられた。
- クスハ・ミズハ
- 別世界からやってきた彼女の世界を揺るがす力に興味を持ち、アカネの後釜にしようとするも拒否される。
- 早田進次郎
- ウルトラマンの存在をかねてより知っていた様で、彼が持つ光の因子を危険視している。その為、DLCシナリオ「光の巨人の使命」では彼に狙いを定めてアカネに無断で怪獣をけしかけたり、最終決戦時にはグリッドマンと並んで唯一名指しで呼ぶという、別格の扱いをしていた。
- サイクラミノス
- 『30』本編終了後のDLC2最終話にて、彼女が再起動させたスターメンビトルの力により、グリッドマンの施した封印から解放される。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「インスタンス・アブリアクション!」
- 怪獣を実体化させる際の言葉。「インスタンス」はオブジェクト指向プログラムにおいて「(クラスの)実体化」を意味し、「アブリアクション」は精神分析の分野で「解除反応」を意味する。「アカネの情動を解放し、実体化する」といった意味と思われる。
- 「どうやら、お客様が現れたようだねぇ」
- 第1回より。お客様ことグリッドマンがグールギラスを撃破した様子を見て。
- 「やぁ、おかえりアカネ君。また嫌な事があったんだねぇ」
- 第2回より。帰るなり不機嫌そうなアカネを明るく出迎える。この場面において前話で怪獣を創り出したのがアカネである事が判明する。
- 「あいたたた、乱暴だなぁ」
- 同上。デバダダンが撃破され、アカネに腹いせにパソコンを蹴飛ばされての一言。本当に痛いのかは不明。
- 「アカネ君、残念なお知らせだ。あのお客様が生きていた」
アカネ「!」
「あのお客様が生きていた」
アカネ「うっそ!? グリッドマンが!?」
「だが、また楽しめばいいじゃないか。そのための怪獣だろう?」 - 第3回。アカネに一度倒したはずのグリッドマンの復活を告げる。
- 「ワーオ。素敵だねぇ。プールでも行くのかい?」
- 第5回より。アカネの水着姿への感想。アレクシスに見せる必要性はあったのかどうか。
- 「質量で圧倒するとは、いやはや恐れ入るねえ」
- 同上。ゴーヤベックの巨大さを褒める。
- 「アカネ君帰りが遅いなぁ。心配だなぁ。今日は怪獣を創らなくていいのかなぁ」
- 第6回より。帰ってこないアカネに対しての独り言。
- 「どーもどーも、アレクシス・ケリヴです」
「やあ、遅れて申し訳ない」 - 第7回より。ラーメン屋に来店して裕太に挨拶したシーン。なんとも言えないシュールさが漂う。
- 前者は中断メッセージでも聞ける。
- 「憎しみが強い程、強い怪獣が生まれるからねぇ」
- 同上。アカネ以上にグリッドマンを憎むアンチに怪獣を創らせたとアカネに明かす。
- 「アンチ君? ちょっといいかい?」
「よく頑張ったねぇ、ご褒美をあげよう」 - 同上。アンチを始末と称して、奪ったアンチサーキュラーで右目を傷つけるが逃走を許す。
- 後者は戦闘台詞に採用されている。
- 「みんな喜んでくれると良いねぇ。外からのお客様もたくさん来るだろうし」
- 第8回より。学園祭を控え、メカグールギラスの出現を楽しみにする。
- 「まだまだ良ーい手段があるはずだよ? 君は才能に溢れる人だから」
- 同話より。メカグールギラスを倒され、また勝てなかったと凹むアカネに対し。
- 「お呼びですか? アカネお嬢様?」
- 第9回。夢の中の世界でアカネの家の招待された六花の前に現れての発言。
- 「アンチ君は、一周回ってグリッドマンのことが好きなんじゃないのかなぁ」
- 同上。バジャックに攻撃するアンチを見て、アカネから処分をしてないと咎められる。
- 「アカネ君、一体どうしたというんだい」
「…もしかしてスランプかなぁ?」
「これで完成?いいのかいこんなので?」 - 第10回より。無気力なアカネからナナシAを見せられて、その出来に失望する。
- 「ほう、中の人が出てきてしまったぞ。いいのかなぁ?」
- 同上。ナナシAの外皮を破って出てきたナナシBを見ての独り言。
- 「しかたない、ありもので済ませるか」
- 第11回より。もう怪獣は創らないと言うアカネの言葉を聞き、これまでの怪獣を再生する。
- 「どうでもいい会話の最中に失礼するよ」
六花「宇宙人…」
「急いでくれアカネくん。やっぱり君が必要だ」
アカネ「私はもう、怪獣は創れない…」
「何か勘違いしているようだねぇ。君自身が怪獣になればいいんだよ」
六花「え…」 - 同上。アカネと六花の会話を「どうでもいい」と切り捨てながら割り込み、未だ怪獣は創れないと凹むアカネを怪獣へと変化させる。この「どうでもいい」の中にアレクシスという存在の本質が見え隠れする。
- 「やはり怪獣を創る人間は怪獣そのものだ」
- 最終回より。暴れ回るゼッガーを見ながらの独り言。
- 「アカネ君の怪獣から生まれた贋造物、偽りの人間、レプリコンポイド」
「君達はアカネ君のために生まれた作り物に過ぎない」
「自分を人間だと思っている作り物。その作り物と友達の神様。悲しいよねぇ」 - 同上。自分はアカネの友達だと話す六花へ向けた言葉。
- 「遅くなってすまなかったねぇ。やっと処分できたよ」
- 同上。ゼッガーからアカネを助け出したアンチを背後から無慈悲に剣で貫いた。
- 「懐かしい姿じゃないか、グリッドマン! でも私は、君を倒して、次のアカネ君を探すよ。ハハハハハハ!!」
- 同上。電光超人グリッドマンとしての姿を取り戻したグリッドマンに対し。
- 対するグリッドマンは「次はない!ここで終わらすぞ!」と宣告、コンピューターワールドの空を背景に最終決戦が幕を開ける。
- アレクシスとしては「本編開始前に戦った時の姿」なのだろうが、特撮版を知る視聴者にとっては別の意味での「懐かしい」になるメタ成分の入った台詞でもある。
- 「私の命には限りがない。それは私に虚無感をもたらした」
「故に、アカネ君のような人間の情動だけが、私の心を満たしてくれた」 - 同上。グリッドマンの攻撃の前に爆散するも、幾度も復活を果たす。
- 「しかし今、アカネ君は役割を終えた」
「もうこの世界に用事はない」 - 同上。戦闘の末、見切りを付けたツツジ台から去ろうとするが…。
- 「フィクサービームだと!? なんだこの力はぁぁぁぁぁ!!」
「ま、まさかぁ! アカネ君の心を直したと言うのかぁぁ!!」 - フィクサービームの直撃を受け、一気に弱体化。アカネの心が修復されたという事実に驚愕する。
- 「これが……! 限りある命の……! 力か……!」
- 同上。最後はグリッドマンの一撃の前に敗れ、封印されることとなった。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ちょっと『スーパーロボット30』の方でちょっと盛り上がってて、絶賛発売中でみんなプレイしてくれている人もいると思う」
- 『アズールレーン』と『SSSS.GRIDMAN』および『SSSS.DYNAZENON』のコラボを記念した「アズレン公式生放送 -秋のコラボ記念SP-」にて、
アレクシス本人はコラボイベントに出ないのに終了間際に乱入してきて(アレクシスの着ぐるみに稲田氏が声を当てる形で、最後には稲田氏本人が登場した)早速スパロボの存在に直接言及する。なお、同番組では『SSSS.DYNAZENON』のムジナに心を奪われたことや、怪獣との付き合い方として特撮での怪獣役スーツアクターの内情を暴露したり、アカネが『スーパーロボット大戦30』を1日中やっていて2周目に突入していることを暴露したり(稲田氏自身のネタと見られるが、『30』での中断メッセージではアカネがスパロボに熱中しているのでそちらのネタかもしれない)、『SSSS.GRIDMAN』のコラボの多さに呆れていたり(曰く「またかと思った」)、色々爆弾発言をかましていた。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ニュータイプなら、私の虚無感を感じてほしいな」
「色々な世界には色々なガンダムがいるもんだねぇ」 - 対ガンダム系の特殊戦闘台詞。このセリフから、別世界のガンダムとは何度か遭遇した模様。
- 「警察…むずがゆい響きだ」
「ここまで進化した兵器…。本当に罪深いよ…」
「もし君達が生命を超えられるなら私と近い存在だねぇ」 - 対ブレイブポリスの特殊戦闘台詞。前者は後述の余談にある人物との類似性を意識したネタか単なる声優ネタなのかは不明。また後者はブレイブポリスたちが味わってきた心を持った兵器達に対しての皮肉も込められている。
- 「なるほど、君は私と同じイレギュラーな存在なんだね」
- 対エルの時の戦闘台詞の1つ。彼もまた強い情動(欲望)を持って動いているので、アレクシスから見たら同類に映るのだろうか。
- 一方で「別世界からの来訪者」という意味では確かに同類である(エルは中身だけだが)。
- 「アカネ君の次は魔法少女と言うのは悪くないねぇ」
- 対魔法騎士との戦闘台詞の1つ。余談であるがアカネの声を演じる上田麗奈氏はアプリゲーム『マギアレコード』で江利あいみと言う魔法少女を演じているためか、前述のブレイブポリスネタにも関与していると思われる。
- 「私も黒ずくめなんだ。お揃いだねぇ」
- 対ヴァンの特殊戦闘台詞。この人とは絶対相容れないだろう。
- 「これはいい!魔王ゼロが来てくれた!!」
- 対ルルーシュとの特殊戦闘台詞。
- 「本当にダイナミックな方々だなぁ」
「君たちのロボットも一歩間違うと私と同じ存在になるのだよ。」 - 対ダイナミック勢(マジンガー、ゲッター)との特殊戦闘台詞。とくに後者は人の見解によっては悪魔と化した存在と予言している。
- 「かわいそうに…戦うことを運命づけられた子供達とはとはねぇ」
- VSマジェプリ勢の特殊戦闘台詞。何気に作品名をディスっている。
- 「勇気では私を満たすことは出来ないなぁ」
「君達は諦める勇気を持つべきと思うんだがね」 - 対GGGへの特殊戦闘台詞。
- 「限りある命の者よ! 滅びるがいい!」
「この私を怒らせた報いを受けるがいい!」
「許さないよ…! 絶対に!」
「死に損ないめ! 消えるがいい!」
「君たちを倒して、また新たな人形を見つけるまでだ!」 - イベント後の戦闘台詞の数々。原作では見せなかった本性剥き出しの台詞であり、余裕がなくなったことでドスのきいた怒り声となっている。最後の台詞に至っては利用していたアカネを「人形」とまで言い切っている。
- 「ゆっくり眠りたまえ、アンチ君…」
- 対グリッドナイトで、「剣」が命中した場合の特殊戦闘台詞。特定の武器の「命中時」に特定の相手のみ特殊台詞が入るというのはユーサーや尸空で例があるが、版権では珍しい。
シナリオデモ[編集 | ソースを編集]
- 「だったら… アカネ君の世界を侵食する者がいるなら、逆にこちらから侵食してやればいい」
アカネ「そんな事…出来るの?」
「多少の制限はあるが、出来るさ。私とアカネ君ならば」
アカネ「……」
「どうする、アカネ君? 侵入者に怯えながら、楽園に引きこもるか… それとも楽園を守るために打って出るか…」 - 『30』地上ルート「覚・醒」クリア後のシナリオデモより。この言葉を受けたアカネはツツジ台以外にも魔の手を伸ばす事を決める。
- (アカネ君と似た反応を感知して、来てみたけれど…)
(せっかくだ。グリッドマンとその仲間の力を拝見させてもらおう) - サイドミッション「Hero & Enemy」(グリッドマン加入時)にて、怪獣を召喚して。この時点で、エルネスティとアカネの共通点に感づいている。
- (まずはお見事と言っておこう、グリッドマン)
(新たな来訪者もいる事だし、当分は楽しめそうだよ) - そして怪獣を全て倒された直後に。この時グリッドマンは彼が見物していた事に気付いていた…。
- 「では始めようか。グリッドマン、ウルトラマン、ドライクロイツ。ここからが本当の戦いだ」
- 『30』キーミッション「覚醒」もしくは「創造」でのアレクシス出現時において、ULTRAMANが自軍に加入していた場合のセリフ。通常時ではグリッドマンのみ名指しで呼んだのに対して、こちらではウルトラマンも同列に加わっている。グリッドマンと同等か、もしくはそれ以上に彼の存在を危険視している事が分かる台詞である。
- 「嬉しいよ、ウルトラマン!この手で君を叩き潰す事が出来るのが!」
- 上述同ミッション内における、ULTRAMANとの戦闘前会話。やはりウルトラマンは特別な存在らしく、直接対決の機会を得られた事を喜んでいた。もっとも対する進次郎達からすれば、アカネの心を弄び多くの人々を苦しめてきたアレクシスは「邪悪な宇宙人」以外の何者でも無く、ウルトラマンとしての使命を果たす為に怒りと正義を以て彼に立ち向かうのであったが。
- 「勝てると思うなよ!グリッドマン、ウルトラマン、ドライクロイツ!」
- 上述同ミッションでアカネ救出後に本性を現した際の激高。ULTRAMANが加入していない場合はこちらもウルトラマンが加わらない。最期の瞬間まで取り乱す事のなかったアニメと比べると大物感が薄れている。
中断メッセージ [編集 | ソースを編集]
- 「怪しい者じゃないから、そんなに警戒しないでほしいなぁ …この姿が怪しい? スパロボではマトモな方だと思うけどねぇ」
- 『30』の中断メッセージ「アレクシス・ケリヴから」より。確かに『スパロボ』ではもっと怪しかったり異質だったりする外見のキャラの登場もなくはないが、アレクシスも大概である。
- 「本当は彼らと一緒に戦いたいんじゃないかな」
アカネ「出来るわけないじゃん。私は敵だし、パイロットでもないし…」
「前者はともかく、後者はサポーターという道もあるのでは?」
アカネ「でも…」
「確かに奇跡が必要だろうね。だが、あのグリッドマンは、それを可能とするかもしれない プレイヤーの君…アカネ君のサポートが欲しいのなら、せいぜいグリッドマンを活躍させることだね」 - 『30』の中断メッセージ「アカネの岐路」より、スパロボに熱中して自分もプレイヤー側に入りたいアカネに対して述べた、彼女が隠し要素でサポーターになる事とその条件に関する盛大すぎるヒント(というかもはや答え)。メタな発言に加えて、宿敵であるグリッドマンやプレイヤーに対するフレンドリーな台詞といい笑いを誘う。なお、上述のように『アズールレーン』のコラボにおいてもアレクシス(というか稲田氏)はアカネが『スパロボ30』に熱中している事を述べていた。
- ちなみに、スパロボ以外の外部出演では『アズールレーン』以外でも六花とは轡を並べていることがある。
余談[編集 | ソースを編集]
- 名前や役柄は『電光超人グリッドマン』の続編として企画されていた『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』からの流用。
- 『グリッドマンF』でのアレクシスの案は「ハイパーワールドとは別の暗黒宇宙から来た魔王にて宇宙人」であり、劇中でアレクシスがしばしば宇宙人扱いされるのはこれを踏まえたものとみられる。
- キャラクターのモデルは『電光超人グリッドマン』のラストボスに当たる魔王カーンデジファー。こちらもコンピューターに宿り協力者が生み出した怪獣に力を与えるタイプの黒幕である。
- ただし、物腰柔らかな態度を崩さず常に空虚な振る舞いを見せるアレクシスに対して、カーンデジファーは協力者である武史に時々洗脳や罰(電撃)を与え、彼の嘘にあっさり騙されるなど、性格やスタンスに違いがある。またカーンデジファーは元々ハイパーワールドの脱獄囚であるが、アレクシスは出自が全く以て不明[2]。
- また、最終決戦で巨大化して剣を振るう点は一致しているが、カーンデジファーは「スリムな体格で肩にマントを羽織る」、「持つ剣は1本」、「眼から光線を放つ」に対してアレクシスは「マントを脱ぎ捨てマッシブ体系」、「持つ剣は2本」、「光球を頭上から放つ」と戦闘スタイルなどにも違いがある。
- テレビシリーズ完結後、行われた雑誌企画『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』にはカーンデジファーの弟であるネオカーンデジファーが登場。こちらはコンピューターワールドではなく人間界へ攻撃を仕掛けるなどアレクシスの要素がさらに強い。
- ちなみに、デジファーとアレクシスは、些細な出来事で腹を立てる少年少女の話を親身になって聴き、彼らの鬱憤を晴らす為に怪獣を実体化させる行動を取るので、ファンからは「悪いドラえもん」と評される事が有る。
- 上記のカーンデジファーの他に長谷川氏がメインライターを務めた『ULTRASEVEN X』のラストボスのグラキエスが、地球人にも気付かず世界を裏から支配し主人公の記憶喪失にも関わっているなど共通点が多く見られる。
- 名前が長いためか、アカネを含めて劇中ではもっぱら「アレクシス」と略して呼ばれており、ファンからもこう呼ばれることが多い。
- TRIGGER制作のアニメ『宇宙パトロールルル子』(SRW未参戦)の登場人物・オーバージャスティス本部長とは類似性が放送当時指摘されていた(キャラクターデザインが似ている、担当声優とキャラクターデザイン担当が同じ)。
- その後、監督の雨宮哲氏の裏設定では同一人物である事が、両キャラクターを担当している稲田氏から語られている。ただし、あくまでも監督の中での非公式設定である。
- オーバージャスティス本部長が正義のパトロール隊員、アレクシスが悪の黒幕という点で、正反対のキャラクターである。そのため両キャラクターを繋げて考える裏設定には賛否が分かれている。なお雨宮氏によれば、OGIKUBOが平和になった後、数千年もの間宇宙を彷徨った挙句ツツジ台に流れ着いてアレクシス・ケリヴと化しており、フィクサービームを受けたことで本部長に戻ったという。
- キャラデザ担当の坂本勝は「アレクシスと六花ママはSSSS.GRIDMANの台本を読んで結末を知っているメタキャラである」と雨宮監督が言っていたことを証言している。その証拠に、アカネ役の上田麗奈氏は「結末以外を大まかに」、アレクシス役の稲田氏は「第11回までの内容」を教えてもらっていたらしい。
商品情報[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 登場人物|SSSS.GRIDMAN 2022年1月5日閲覧。
- ↑ ただし、「SSSS.DYNAZENON」のDVD映像特典「グリッドナイトファイト」ではグリッドマンの元から脱走している。