ガリルナガン
ガリルナガン(Galilnagant)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:ハイ・パーソナルトルーパー
- 全高:22.0m
- 重量:80.3t
- 動力 :トロニウム・レヴ
- MMI:不明
- 設計:アルテウル・シュタインベック(ユーゼス・ゴッツォ)
- 開発:ゼ・バルマリィ帝国
- 所属:バルマーに属していたが、放浪の道へと放り出された
- 主なパイロット:アーマラ・バートン
- メカニックデザイン:カトキハジメ
アーマラ・バートンの駆る漆黒の人型機動兵器。遠近両用の銃斧「バスタックス・ガン」を武器に戦闘を行い、高い機動性を持つ。パイロットは「ハイパー・パーソナルトルパー」と自称する(「ハイ・パーソナルトルーパー」はその略)。また、メイン武装の「バスタックス・ガン」の「バスタックス」は「バスターアックス」の略となっている。
アルテウル・シュタインベックの命を受けたアーマラにより運用され、初登場時にはオーバーホール中だったヒュッケバインシリーズを全機破壊、ヒュッケバインMk-IIIからトロニウムを強奪するという衝撃的な登場を果たしている。その正体は、「ヒュッケバインシリーズ」のデータを応用して製造されたゼ・バルマリィ帝国の兵器であり、R-GUNリヴァーレ(引いてはアストラナガンやディス・アストラナガン)を髣髴とさせる武装を持つ。「トロニウム・レヴ」と言う独自の機構で稼動しており、アキシオン・アッシャー使用時のエネルギー反応や、トロニウム・レヴを気にかけるアーマラの被弾台詞が多いことから、本物のトロニウムが使用されている可能性が高い。そもそもメテオ3とトロニウムを送り込んだのがアルテウルことユーゼス・ゴッツォであることを考えると、メテオ3由来とは別のトロニウムという線もあり得る。
その後はイングを狙って何度も姿を現しており、鋼龍戦隊は二度目の遭遇後に「コード“エビル”」と言う名で登録し、敵性体と認識されている。そんな本機だが、素体の都合から一応ヒュッケバインシリーズに分類される。
魔装機神F COFFIN OF THE END
クロスゲート空間内の戦闘でアダマトロンに取り込まれてしまったが、戦隊が新人祖を撃墜したことで金属細胞の浸食からは解放され、クロスゲートの悪戯かラ・ギアスに流れ着いてたらしい。何故か修復されはしていたが、動力機関のレヴが不調をきたしており、本来の実力を発揮できない状態にある。
中盤クライマックスにて、ヨーテンナイがシュウへの刺客として準備した捨て駒だったことが判明。不意を突いたとはいえ、ヨーテンナイのレヱゼンカヰムとともにネオ・グランゾンを大破させるも、脱出するネオ・グランゾンに組み付いたところを逆に捕獲され、そのまま結界外へと連れ出された。そして、シュウがアーマラを自分達の味方に引き込んだため、乗機のガリルナガンもシュウ一行の戦力となった。修復されていた理由はヨーテンナイが捨て駒とするために修理を施したためだが、PT関連の技術が不足していたのか意図的なものかは不明だが完全な修理は成されていない。シュウ一行の戦力になった後も、制御関連の不安定さ(明言されてはいないが恐らくトロニウムの暴走を危惧してのもの)を理由に完全な修理はされていない。
登場作品と操縦者
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- アーマラ機として中盤から登場。敵対時は執拗にイングを狙って来るため、叩くならそこを上手く狙う必要がある。ハードルートに進むとアダマトロンに取り込まれてしまうのだが、このイベント戦闘ではHPが8000まで落ちている。このため「味方版データが存在したのでは?」とみるユーザーも少なくない。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- アーマラの搭乗機として終始味方として参戦。ランクアップ武器やアキシオン・アッシャーこそ無いがバランスが良く最後まで活躍させる事ができる。ある機体を援護すると解放されるトロフィー「バニシング注意報」なるものが存在する。
装備・機能
武装・必殺武器
- トライ・スラッシャー
- 背部に搭載された遠隔誘導兵器。リープ・スラッシャーやファング・スラッシャーの強化発展型。
- COE:射程5のP属性武器で非常に使いやすい。ただし弾数が6とやや少ないので、弾切れに注意。
- バスタックス・ガン
- 左手に保持しているメイン兵装。銃身部分に斧の刃があり、高出力のビームによる遠距離攻撃にも対応。22話のイベントではさりげなく空中から召喚している。
- COE:射程3~8の長射程武器。アーマラの狙撃を使えば10まで伸びる。敵の射程外からの攻撃にも、そして援護にも有用な武器。
- バスタックス・マッシャー
- 弾き飛ばした敵をビームで撃ち落とす。
- COE:直線型射程2の格闘武器。上記2つの武器の利便性の影に隠れがちだが、燃費の節約という意味では使える状況なら使っていきたい。また終盤はスキルの関係でこの武器の方がアーマラと噛み合っている。
- バスタックス・シーケンス
- 斬り込んだ後先端で敵機を捕獲、ビームで吹き飛ばした敵をさらに斬り捨てる。
- COE:直線型射程4の必殺武器。格闘属性。素の威力は終盤戦だと物足りなくなるが、アーマラは自力で魂を覚えるため実用には耐え得るレベル。
必殺技
- アキシオン・アッシャー
- 「凶鳥は三度死ぬ」から使用を解禁。クルセイドのフレイバーテキストによれば、「トロニウム・レヴをフル稼働させる事で放つ一撃。敵機を虚空の淵に叩き落とし、両断する」という技。
- バスタックス・ガンを放り投げたあとにトロニウム・レヴの出力を全開にし、赤いラインから迸ったエネルギーが魔法陣を描く。落下して来たガンを魔法陣に突き刺し黒いビームを放って敵を魔法陣に閉じ込めた後、球体による連続攻撃で動きを止め、最後にバスタックス・ガンで両断する。ちなみにこの魔法陣以後の展開はリヴァーレの「アキシオン・バスター」と同じ。初使用時の魔法陣展開やクォヴレーでおなじみの台詞で「まさか」と驚いたプレイヤーもいるはず。
- 攻撃方法が如何にもバルマー的な物であるため、この武装を見たライはR-GUNリヴァーレとの関連性に気づき、エアロゲイター関係者がガイアセイバーズに協力している可能性を指摘。同時にアルテウルに対する疑惑も増大することとなるが、さすがに彼自身がその張本人だとは想像もできなかった。
- COE:ガリルナガンの動力欠陥の問題から使用不可。実のところ使えなくても便利すぎる性能なので、ゲーム的には正解だったかもしれない。
特殊能力
- EN回復(中)
- ENがターン毎に20%回復
- ジャマー
- ミサイル系を逸らす。運動性の高いガリルを相手にするなら普通は「必中」を使うだろうが。
- ロボットブロック
- 「装甲低下」「攻撃低下」「射程低下」「移動不能」を無効。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 運動性+25
- 何とも地味なボーナス。いかにアストラナガンと言えど、イングラムの手が入らなければこんなものだろう。
機体BGM
- 「黒焔の狩人」
- アーマラのテーマ。主旋律は完全に「TIME DIVER」のアレンジ。
対決・名場面など
- 凶鳥を狩る者
- 初登場時。オーバーホール中だったヒュッケバインシリーズを次々と破壊し、警備に当たっていた教導隊(とシリーズの参戦を待っていたプレイヤー達)を驚愕に叩き込んだ。
関連機体
- R-GUNリヴァーレ
- 同様の技術を用いていると思われる。
- ベルグバウ、ディス・アストラナガン
- 動力源周りにこれらのモチーフが見られる。
- ヒュッケバインシリーズ
- もう一つの原型機にして被害者。
- グランゾン
- 第2次OGではグランゾンと対決することはなかったものの、没となったシュウの特殊台詞で「ある意味似た存在」と評している。共通点があるとすれば「地球外由来の技術が使用されている」というところか。
余談
- 名前の「ガリル」もやはり銃器関連だが、メーカーではなく銃そのものの名前。イスラエルのIMI社製のアサルトライフル「ガリル」が元ネタ。元ネタのガリルは、考案の経緯からしていわば「コピーのコピー」とでも言うべき銃であり、他国の部品やらで寄せ集めたことで作られている銃器である。アストラナガンのOG版コピーとも言えるリヴァーレのさらにコピーであり、ヒュッケバインのノウハウが組み込まれている機体に引っかけたネーミングであろう。
- またガリルは銃器なのに栓抜きの機能を持つ事で有名であり、バスタックス・ガンの形状もどことなく栓抜きを思わせるものがある。
- 初見でいきなりヒュッケバインを破壊したことから、常々話題となっていたヒュッケバイン問題と重ねて「創通の使者」なる俗称が早くもつけられている。
- 魔装機神Fでラ・ギアスに飛ばされてしまったため、新たな被害者が現れる可能性が浮上してしまった。
- 初回特典の「電撃スパロボ!SP」ではコード"エビル"の名前で設定画が掲載されている。そこでは正式名称は不明……だったのだが、同誌のアーマラの設定画において正式名称がバラされていた。
商品情報
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