岡防衛長官
岡防衛長官(Director General Oka)
- 登場作品:超電磁マシーン ボルテスV
- 声優:増岡弘
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 所属:地球防衛軍
- 階級:長官
地球防衛軍長官で、ボルテスチームの一人である岡めぐみの父親。
剛光代博士、左近寺公三博士とは同窓であり、剛健太郎博士が予測したボアザン星人の地球侵攻作戦を信用し、作中ではビッグファルコンと連携してボアザン軍に立ち向かう。
その体躯に反して甲賀流十七代目の忍者でもあり、作中ではボアザン軍の兵士を簡単にあしらい、同じく実戦をくぐり抜けためぐみですら彼にかなわない等、その実力は本物である。
しかし、第31話にて不治の病に冒されていることが判明し、防衛長官の任を辞任することを決意、同話で娘のめぐみを庇って死亡する。
登場作品と役柄
- 新スーパーロボット大戦
- 原作同様、地球防衛軍の長官。大空魔竜隊・ロンドベル双方を支援するほか、本部の攻撃に現れたヒイロを自ら説得する。
- スーパーロボット大戦α
- 極東支部の長官として登場。ティターンズ創設に反対の立場で、ロンド・ベル隊を支援した。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 前作と同じポジション。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 序盤は行方不明という設定になっているが、実は情報部にて三輪の罪状を探っており、後半に三輪の逮捕状を持って復帰する。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 火星基地司令に就任した。イゴールと共に反ブルーコスモス派。アラスカ基地にて三輪に私怨で暴力を振るわれた一矢を救った後にαナンバーズを援護するが、直後にブルーコスモスのサイクロプスを用いた無差別攻撃に巻き込まれて命を落とした。
人間関係
他作品との人間関係
長浜作品
スーパー系
- 大文字洋三
- 新およびαシリーズで競演。ブライトとともに互いに信頼関係がある。
- 呉学人
- αでは旧知。
- ロス・イゴール
- αシリーズで競演。岡の不在の間極東支部の指揮を務めてくれたりと、共に地球の未来を考え、αナンバーズを影から支援した盟友。
ガンダムシリーズ
- ブライト・ノア
- αシリーズでは後方司令官である自身とその傘下に入る前線指揮官といった関係で、シリーズ通じて強い信頼関係がある。
- ヒイロ・ユイ
- 新では生身で彼を説得するイベントがある。
- ジャミトフ・ハイマン
- αシリーズでは彼の野望を警戒しており、ティターンズ創設に反対していた。
バンプレストオリジナル
- ブルックリン・ラックフィールド、クスハ・ミズハ、ユウキ・ジェグナン、リルカーラ・ボーグナイン
リョウト・ヒカワ、リオ・メイロン、タスク・シングウジ、レオナ・ガーシュタイン - αのスーパー系ルート序盤では、地球連邦軍の重要機密であるグルンガスト弐式を無断使用した彼らへの処遇として弐式のテストパイロットになる事を薦め、その身柄を光子力研究所預かりとする事で彼らの罪状を帳消しにした。人道に配慮した措置と機密保持を兼ね備えた岡からの提案に、各主人公達も納得して協力姿勢を示す。
名台詞
- 「戦列離脱は銃殺物なんだ!わかっているのか!」
- 第9話で、めぐみが岡を救出するために浜口博士の指示を無視して一人地球防衛軍にやってきたことを知り、彼女を平手打ちした際の台詞。内心はめぐみの救援を嬉しく思いつつも、軍人としての立場から、命令を無視してきた彼女を叱った。
- 「黙れ!地球防衛本部は私の守るべき城なんだ、城が守れない時は最後の抵抗を試みる。それが私に与えられた使命なんだ」
- 上の台詞に続いてめぐみに言った台詞。彼の軍人としての使命感が現れている。
- 「辰巳の方角に赤き流れ星がありし時は凶か…。嫌な物を見てしまった…」
- 岡が死亡する第31話冒頭で赤い流れ星を見た際に発した台詞。この話での彼の運命を暗示しているが、不治の病を抱えていたのもあってことさら感じる物があったのだろう。
- 「できる!私はやれる!それがたった一つの方法なら私は娘を撃つ!めぐみもわかってくれるだろう」
「レーザーの一撃でめぐみの体と一緒にボアザン星の貴様も滅びるのだ!」 - 獣士ダイアンドがめぐみの体を乗っ取り、精神を操られて岡を殺そうとした際、銃を構えた岡に対して娘を撃てるのかと問いたダイアンドへの返答。この覚悟にダイアンドも元の巨体に戻らざるを得なかった。
- 「よし、私がカバーする」
- 精神支配が解け、ボルト・クルーザーに乗るためにビッグファルコンに戻るめぐみを援護する為に発したが、これが親子の最後の会話となってしまう。
- 「めぐみっ!ファルコンへ、ファルコンヘ戻れ!」
- めぐみをビッグファルコンに戻らせるため、軍用機でダイアンドをひきつけたが、遂に撃墜された際の岡の最期の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「ロンド=ベル隊はネオ・ジオンの侵攻に対抗する為、私が自分の権限で結成した外部部隊だ」
「ジオン軍の侵攻に対し、対抗策を打ち出さないティターンズから、解散命令を受ける覚えは無い」 - αで「軍法会議」をチラつかせながら、ロンド・ベル隊の即時解散を迫るバスクからの要求を跳ね除けた台詞。
- 「ほう。ティターンズ部隊を極東地区に送り込むつもりかね?」
「言っておくが…今、この地域は使徒や機械獣、化石獣、エアロゲイター、BF団など様々な敵が出没している」
「ティターンズの実力では彼らと戦う事は困難だぞ。それでも構わんのなら部隊でも何でも送り込んできたまえ」 - 更なるバスクからの恫喝を意に介さず、逆にティターンズの戦力不足を指摘して彼を黙らせる。
- 「ジャミトフに伝えておけ。例え連邦軍の主導権を握ろうとも、この極東基地だけは好きにさせん、とな」
- 岡との舌戦に完敗を喫し、棄て台詞を残して通信を終えようとするバスクへダメ押しとばかりに放った決意表明。この一連の遣り取りによって、ティターンズは本格的にロンド・ベル隊を敵視する事となる。
- 「三輪防人!私的な判断による軍の運用、ならびに捕虜虐待、そして民間人の人権無視により…」
「ここに極東支部の長官職を解任し、連邦軍本部での軍事裁判に出頭を命じる!」 - 第2次αで三輪の逮捕状を持って来たときの台詞。その直後に三輪は逮捕された。
- 「マザー・バンガード?何かね、それは?」
「すまんが、初めて聞く名前だな」 - 第2次αEDでの大文字博士との会話より、彼からマザー・バンガードの処遇を訊ねられた際の返答。三輪とは真逆な、長官としての度量の大きさを示す粋な計らいに、大文字博士も頬が緩む。
- 「このままでは、遠からず地球は壊滅しますぞ。『人間』同士の戦いで…」
- 第3次α序盤より。コーディネイター殲滅を強硬に主張するブルーコスモスシンパの連邦軍高官への苦言。
- 「めぐみ…強く生きろ。生命の力は必ず未来を照らす」
- 第3次α最終話、霊体となってザ・パワーの中から愛娘・めぐみに送るメッセージ。