機動警察パトレイバー
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機動警察パトレイバー | |
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読み | きどうけいさつパトレイバー |
外国語表記 | Mobile Police PATLABOR |
原作 | ヘッドギア |
監督 | 吉永尚之 |
シリーズ構成 | 伊藤和典 |
キャラクターデザイン | 高田明美 |
メカニックデザイン |
出渕裕 佐山善則 |
音楽 | 川井憲次 |
制作 |
サンライズ スタジオ・ディーン(制作協力) |
放送局 | 日本テレビ |
放送期間 |
1989年10月11日 - 1990年9月26日 |
話数 | 全47話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
『機動警察パトレイバー』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
概要[編集 | ソースを編集]
ゆうきまさみ、高田明美、出渕裕、伊藤和典、押井守らによるクリエイターグループ「ヘッドギア」が制作したクロスメディア企画の一環として放送されたテレビアニメ。テレビアニメ版のみを指す場合、「ON TELEVISION」という副題が付くこともある。
企画発足時から見た近未来である1990年代後半から2000年代前半の日本を主な舞台に、汎用人型作業機械「レイバー」の普及に伴い発生するようになった「レイバー犯罪」を防ぐため、警視庁に設けられた新部署「特科車両二課中隊」、通称「パトレイバー」の活躍を描く。
自衛隊や各国軍隊の軍事用レイバーが兵器として存在する一方、警察所属のレイバーにはそれらとは異なる役割があるということを丁寧に描き、従来のリアルロボットアニメとは全く異なる世界観を作り出した。ロボットアニメであること以上に警察ドラマとしての側面が強調され、「町のお巡りさん」の日常を描いた人情ものとしても人気がある。
同時制作された劇場用映画や漫画版も含めて作品人気は高く、かねてよりスパロボ参戦論議に挙がることが多かったが、「警察官である特車二課の面々が軍隊と一緒に行動すると原作の世界観が壊れる」という懸念や、レイバーが他作品のメカと比べると非力(特に『アーリーデイズ』では顕著)であることなどから、『スーパーロボット大戦Operation Extend』発表まで参戦はかなり難しいと言われていた。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
特車二課[編集 | ソースを編集]
- 泉野明
- 主人公。イングラム1号機フォワード担当。
- 篠原遊馬
- 野明のパートナー。1号機バックアップ担当。
- 後藤喜一
- 特車二課第二小隊隊長。飄々としたつかみどころのない男。
- 太田功
- イングラム2号機フォワード担当。直情的な熱血馬鹿。
- 進士幹泰
- 後方支援担当。当初は2号機のバックアップ担当だったが、太田の暴走を抑えきれず香貫花にバトンタッチする。
- 山崎ひろみ
- 後方支援担当。巨漢だが心優しい。
- 香貫花・クランシー
- 2号機バックアップ担当。ニューヨーク市警から半年間研修の名目で派遣されてきた日系アメリカ人。
- 熊耳武緒
- 物語中盤から登場する香貫花の後任。「おタケさん」と呼ばれ慕われている。SRW未登場。
- 南雲しのぶ
- 特車二課第一小隊隊長。後藤とは仲が良い。
- 榊清太郎
- 特車二課整備班長。「レイバー隊の闇将軍」「整備の神様」と恐れられる大ベテラン。
- 斯波繁男
- 特車二課整備員。モデルは担当声優の千葉繁氏。
シャフト・エンタープライズ・ジャパン企画七課[編集 | ソースを編集]
- バドリナート・ハルチャンド
- 人身売買組織「パレット」で販売されていた少年。内海に見いだされグリフォンのパイロットとなる。
- 内海
- 企画七課の課長でグリフォン事件の黒幕。後藤と同じく飄々としたつかみどころのない男だが、自分の欲求のみに忠実。
- 黒崎
- 内海の側近。彼の自由すぎる行動に頭を抱えている。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- AV-98イングラム
- 本作の主役機。登場メディアによって細部のデザインが異なる。
- ブロッケン
- シャフト・エンタープライズ製の軍用レイバー。
- グリフォン
- シャフト・エンタープライズ・ジャパンが開発した実験用レイバー。圧倒的な性能で特車二課を苦しめる。
- HAL-X10
- 4脚の無人機。制御不能に陥って暴走するのがお決まりのパターン。
- ARL-99ヘルダイバー
- 自衛隊が採用している軍用レイバー。
用語[編集 | ソースを編集]
- レイバー
- 特車二課
- 篠原重工
- レイバー製造会社の大手。
- シャフト・エンタープライズ
- 「爪楊枝からスペースシャトルまで」をスローガンに、自動車、レイバー、ゲーム機などあらゆる分野に進出している多国籍企業。その裏で密輸や人身売買、テロリストへの戦力提供なども組織的に行っている。
- 物語全体を通して特車二課最大の敵となる組織だが、内海の暴走に振り回される一面も。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- オープニングテーマ
-
- 「そのままの君でいて」(第1 - 34話)
- 作詞 - 森由里子 / 作曲 - 羽田一郎 / 編曲 - 船山基紀 / 歌 - 仁藤優子
- 『OE』で基本の戦闘BGMに採用。
- 「コンディション・グリーン 〜緊急発進〜」(第35 - 47話)
- 作詞 - 田口俊 / 作曲 - TSUKASA / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 笠原弘子
- 『OE』で連携攻撃時などのBGMに採用。
- エンディングテーマ
-
- 「MIDNIGHT BLUE」(第1 - 34話)
- 作詞・作曲 - TAKE / 編曲 - KISSME QUICK / 歌 - KISSME QUICK
- 「パラダイスの確率」(第35 - 47話)
- 作詞 - 麻生圭子 / 作曲 - 割田康彦 / 編曲 - 船山基紀 / 歌 - JA-JA
- 劇中BGM
-
- 「黒い破壊者 -Grifin-」
- 『OE』でグリフォンの戦闘BGMに採用。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初参戦作品。『機動戦士ガンダム』と共に第1章から登場。劇場版も同時参戦している。
- 機体性能から参戦が難しいとされていたが、本作では豊富な武器特性を活かした搦め手や高火力な携行火器、合体攻撃で貧弱な機体性能を十二分にカバーしている。
- 宇宙戦に関しても、足場があるMAPのみ出撃が可能という形である程度のフォローはなされている。
各話リスト[編集 | ソースを編集]
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第1話 | イングラム起動 | AV-98イングラム | ||
第2話 | 香貫花が来た | |||
第3話 | こちら特車二課 | |||
第4話 | 魔の山へ行けっ! | |||
第5話 | 暴走レイバーX10 | HAL-X10 | ||
第6話 | ザ・タワーSOS | |||
第7話 | 栄光の97式改 | SRX-70 | ||
第8話 | まぼろしの緑 | |||
第9話 | 上陸 赤いレイバー | |||
第10話 | イヴの罠 | ブロッケン ファントム ARL-99ヘルダイバー |
||
第11話 | イヴの戦慄 | |||
第12話 | 太田 惑いの午後 | |||
第13話 | 殿下、お手柔らかに | ブロッケン | ||
第14話 | あんたの勝ち! | |||
第15話 | 歌を唄ったクジラ | |||
第16話 | 小隊海を渡る | |||
第17話 | 目標は後藤隊長 | |||
第18話 | スキスキ野明先輩 | |||
第19話 | ジオフロントの影 | |||
第20話 | 黒い胎動 | ファントム RX-70サターン ARL-99ヘルダイバー |
||
第21話 | ||||
第22話 | 花とレイバー | |||
第23話 | 香貫花レポート | 総集編 | ||
第24話 | さらば香貫花 | |||
第25話 | 春の嵐 | |||
第26話 | 私が熊耳武緒です | |||
第27話 | 闇に呼ぶ声 | |||
第28話 | 怪しいふたり | RX-70サターン | ||
第29話 | 特車二課壊滅す! | |||
第30話 | グリフォン参上! | グリフォン | ||
第31話 | 雨の惨劇 | |||
第32話 | 再会 | |||
第33話 | シャフトの犬たち | |||
第34話 | 城門の戦い | |||
第35話 | グリフォン堕つ! | |||
第36話 | 野明の冒険 | |||
第37話 | 安心売ります | |||
第38話 | 地下迷宮物件 | |||
第39話 | 量産機計画 | |||
第40話 | 沿岸警備命令 | |||
第41話 | テロリストを救え | |||
第42話 | 帰ってきた男たち | |||
第43話 | はたらくお嬢さん | |||
第44話 | CLATよ永遠に | |||
第45話 | 職業選択の自由 | ARL-99ヘルダイバー | ||
第46話 | その名はゼロ | |||
第47話 | コンディション・グリーン |
余談[編集 | ソースを編集]
- 当初、ストーリーは香貫花が帰国するまで(2クール分)で終了する予定だったが急遽話数が延長。後任として熊耳武緒が登場するなど、漫画版ベースのストーリーが展開されていった。
- 最終的に4クールでの放送終了が決定し、シャフトとの確執は未消化のまま一旦終了。物語は世界観を引き継いだ『NEW OVAシリーズ』へと持ち越される。
- 同シリーズのプロデューサーであった鵜之澤伸氏はイベント「スーパーロボット大戦2008」での挨拶で、「寺田貴信Pに参戦を要望したがスーパーロボットではないからと拒絶された」と発言したが、その場で寺田Pは「そんなことは言っていない」と即座に否定したという話がある。
- 寺田P曰く「出したいけど色々な事情がある」とのことで、イベントでも「好きに出していいといわれたらどの作品を出しますか?」との質問に対して本作品を上げていた。
商品情報[編集 | ソースを編集]
※TV版の商品のみ掲載
Blu-ray[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
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レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]
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