バンプレストオリジナル
「バンプレストオリジナル」とは、バンプレスト(現バンダイナムコゲームス、製作会社B.B.スタジオ。以下「バンプレスト」で統一)によって生みだされたロボット、キャラクター、その他オリジナルの要素全般を指して用いられる語。
語義的には「バンプレストがこれまでに製作した作品全般における独自要素」と捉えることも可能だが、一般的には版権作品のクロスオーバーを題材とした作品において、バンプレストが独自に創出した要素を区別する意味合いで用いられる。中でも今日では、スーパーロボット大戦シリーズのオリジナル要素を特に指して用いることが多い。
概要
バンプレストはクロスオーバーを題材にした数多くのゲームを製作しているが、中でもスーパーロボット大戦シリーズはゲームの製作本数・関連メディアでの展開などにおいて、同社において群を抜く供給量を誇る。このため前述の通り、この語は今日では専ら「スーパーロボット大戦シリーズのオリジナル要素」と概ね同義の語として用いられている(本Wikiでも原則的にこの意味合いの語として使用している)。
但し当然ながら、コンパチヒーローシリーズ等、他のクロスオーバー系作品のオリジナル要素を包含して使用する場合もある。最近では、後述するOGシリーズの展開の中でこれらの作品を原典とするオリジナル設定がスパロボに組み込まれ、それらが話題に取り上げられることも多くなったため、この語は再び多様な意味合いを持ちつつあるようである。
この語のスーパーロボット大戦シリーズ中での公式な使用個所は主に以下2点であり、各種の版権作品の要素に加えてバンプレストが独自に創出したものがゲーム中に含まれることを明確にする用途で用いられてきた。
- 参戦作品一覧の中に、版権作品と併置する形で「バンプレストオリジナル」を掲載(『J』まで及び『SC2』)
- ロボット大図鑑等の記載、また攻略本等の情報媒体において、オリジナルのロボット、キャラクターの出典作品を「バンプレストオリジナル」名義で紹介
- 旧シリーズの頃までは専ら「オリジナル」の語を使用していた。
- αシリーズ第一作であるスーパーロボット大戦αでは「超機大戦SRX」の名義を使用していた。
尚、バンプレストは2008年4月1日にバンダイナムコゲームスの完全子会社となり、以後のスパロボは同社名義でのリリースとなったため、現在は公式媒体で「バンプレストオリジナル」の語が用いられることはなく、版権シリーズで必要がある場合は単に「オリジナル」名義での紹介となっている(ただしバンプレストレーベルから発売された『スーパーロボット大戦A PORTABLE』のオリジナルは、公式サイトで「バンプレストオリジナル」と表記されている。尚、OGシリーズの場合は、そのロボット、キャラクターの出典元名義での紹介となっている)。但しファンの間では、スパロボのオリジナル要素を指す用語として、現在も専ら「バンプレストオリジナル」の語が使用されている。
種類
バンプレストがスーパーロボット大戦のために創出するオリジナルの要素は、大きく以下のカテゴリに分けられる。
- キャラクター
- ロボット(メカニック)
- その他関連設定・用語
また、スーパーロボット大戦の戦略シミュレーションゲームとしての特質上、以下のようなカテゴリ分けも可能である。
- プレイヤーサイドのキャラクター、ロボット
- エネミーサイドのキャラクター、ロボット
- 戦闘に参加しないキャラクター(、ロボット)
- その他関連設定・用語
現在は後者のカテゴリでリスト化を実施している。詳細は下記を参照。
OGシリーズ
以下の2シリーズは、スーパーロボット大戦シリーズの中でも原則的にバンプレストオリジナルの要素のみによって構成される作品群である。
特に現在スパロボの中核作品の一つとなっている「OGシリーズ」は、個別のゲームでそれぞれに創出したバンプレストオリジナルのキャラクター、メカニック、各種設定を集合させたセルフクロスオーバー作品としての位置づけにあり、バンプレストオリジナルというカテゴリにとって非常に重要な位置を占めるようになっている。
詳細は下記を参照。
半オリジナル要素
準オリジナルとも言う。スーパーロボット大戦に数多く登場する要素の中には、特にロボットを中心として、版権作品をベースにバンプレ側が独自に生み出した「半オリジナル」と言うべきものがいくつか存在する。これらについては、旧シリーズの頃までは一部に「オリジナル」名義で紹介され、バンプレストオリジナルとして取り扱われるものも存在していたが、現在では原則的にベースとなっている版権作品の側を出典とし、バンプレストオリジナルとは区別する方針で統一されているようである。
また、設定画では存在する、構想はあったが没になった等「映像化されていない」ものがスパロボ参戦に当たって描き起こされたものをこれに含む場合もある。
代表的な例は以下の通り。詳細は下記個別記事および「オリジナル設定」の記事を参照。
- 前者の例
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