ズィー=ガディン
皇帝機ズィー=ガディン(Zui Gadin)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- スーパーロボット大戦J
- 分類:皇帝機
- 全高:不明
- 重量:不明
- 動力:オルゴン・エクストラクター
- 所属:フューリー
- 主なパイロット:グ=ランドン・ゴーツ
フューリーの宇宙船『ガウ=ラ・フューリア』の中枢システムと一体化した、騎士総代グ=ランドン専用の大型機動兵器。船内の動力炉オルゴンエクストラクターから、無尽蔵のエネルギー供給を受けている。フューリーの機動兵器の中でも突出した火力と防御力を誇り、オルゴン・クラウドを発生させてバリアを張ったり、空間転移することも可能。
主要武器の大剣『オルゴンバニシングソード』は複数のパーツで構成されており、形状を変化させたり分離させて直接敵機にぶつけたりすることができる。
また、機体そのものを分離・変形させることができる。両腕・両脚を分離して本体は両肩と腰を展開、竜のような異形の姿に変貌する。これによって更に火力と耐久力が増し、よりオールレンジ攻撃に適した状態となる。劇中ではこの時グ=ランドンがステイシス・ベッドで眠る同胞のエネルギーを吸い出し、ズィー=ガディンの出力を更に高めるという暴挙に出たことにより、船内のオルゴンエクストラクターを通してサイトロン粒子を原子に変換して物質に再構成し、機体がダメージを受けると同時に完全再生する状態となった。
しかし冷静さを完全に失ってしまったグ=ランドンでは、戦いを通して成長したパイロットや強力な機体を多数保持するナデシコやアークエンジェルら特務分艦隊に敵うはずもなかった。アル=ヴァン・ランクスの造反もあり、オルゴンエクストラクターは全て破壊され、ズィー=ガディンも敗れ去った。
名称からすると本来は騎士総代の乗機ではなく、皇帝もしくは皇室に連なる者の専用機だったものをグ=ランドンが借り受けていたのかも知れない。
なお、「オルゴンジェノサイドバーニング」の演出から見るに、通常の機動兵器に比べて恐ろしく巨大であることが伺える。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦J
- グ=ランドンの専用機であり、本作のラスボス。第1形態はラフトクランズの上位機種と言う趣で、50話と最終話で2度戦う。第2形態は最終話のみ登場。増援のオルゴンエクストラクターを4機全て破壊しないと撃墜不可能だが、オルゴン・クラウドが削除された上、気力110以下になると射程1~4に位置している敵に対して何もできなくなるという致命的な欠陥があり、それを突かれて撃墜されることも珍しくない。
装備・機能
武装・必殺武器
武器名すべて頭に「オルゴン」がつくのだが、字数制限の問題で略されている。
人型形態
- Oウェイブキャノン
- 自機中心型のマップ兵器。咆哮と共に衝撃波を放つ。
- Oヴァイパーライフル
- ソードを展開して銃身とし、巨大なビームを発射する。
- Oバニシングソード
- 敵機の目の前に転移し、携行する大剣で攻撃。コンボ専用版もある。恐らくラフトクランズのソードライフルの原型武器。
- Oマテリアルゲイザー
- 大剣を6つのパーツに分離させて攻撃。全包囲攻撃後再度合体し、敵機を真上から貫く。
変形後
- Oゴーストブレス
- 自機中心型のマップ兵器。
- Oバーチカルファング
- 脅威の射程距離9~20を誇る武器。両上腕が変形したクローを遠隔操作して攻撃を行う。始動射程が9のため、余程離れないと使ってこない。
- Oサテライトスパーク
- 脚部が変形したユニットを遠隔操作してオールレンジ攻撃をする。射程7~15。
- Oマテリアルゲイザー
- 変形前と同じ。使用時にはソードが上から降りて来る。
- Oジェノサイドバーニング
- サイトロンを暴走させ、地表の破片から発生した大量のラフトクランズがオルゴンライフルで攻撃を行う。そこから「サテライトスパーク」のユニットで挟み撃ちにしてゼロ距離で電撃を浴びせた後、打ち上がる相手をクローで掴み上げ超高速で地面に叩きつける。破壊力は確かなのだが、気力制限がある上射程1~4に対応した武器がこれしかない。よって、気力が上がる前に接敵されると的と化す。グ=ランドンの「絶望せよぉおおぉおをを!」がこの武器で出るため、そっちの方が印象に残るかもしれない。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- L(人型形態) / LL(変形後)
- ※スパロボでの区分。同じ機体でも、形態や作品によってはサイズが異なる場合がある。
機体BGM
- 「Doomsday」
関連機体
- オルゴンエクストラクター(装置)
- フューリーの宇宙船ガウ=ラ・フューリア内部の動力炉。宇宙船の中枢システムと同化したズィー=ガディン本体へ、無尽蔵にエネルギーを供給している。
- ラフトクランズ
- 本機の下位機種と思われる騎士機。Oジェノサイドバーニングでは、ラフトクランズを大量に発生させて攻撃させている。
資料リンク
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