月城飛鳥
月城飛鳥(Asuka Tukisiro)
- 登場作品:エルドランシリーズ
- 声優:岩坪理江(原作) / 甲斐田ゆき(SRW代役)
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 誕生日:5月21日
- 年齢:10歳
- 身長:140.7cm
- 血液型:AB型
- 出身:陽昇町
- 所属:陽昇学園5年3組(地球防衛組)
- 職業:小学生
- 出席番号:7番
- キャラクターデザイン:武内啓
鳳王パイロット、ライジンオー及びゴッドライジンオー飛行及び姿勢制御担当。
クラスの伊達男。厳格な家庭に育ち礼儀正しいため、どこか大人びた雰囲気をかもし出している。また、キザで女の子には優しく、成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗と3拍子揃っているため、ファンクラブまで存在していたほどだが、中学に入ると呆気なく解散状態に追い込まれる。
成績の優秀な優等生だが、周囲からの過剰な期待には多少辟易している。しかし、地球防衛組が自分にとって掛け替えのないものだと気付いた時、プレッシャーから解放されると共に進むべき道をはっきりと見つける。また突然のハプニングには弱く、1話でライジンオーと初めて出会った際は一人取り乱す姿をさらしていた。意外と間抜けな一面もあり、その事で「見掛け倒し」と言われる事に対しては反発心を見せる。
家族構成は両親のみで、父親は会社の重役で出張が多いらしい。父にめったに会えない寂しさを抑えきれず、家族と暮らしている仁と口論する事もあった。冷静に物事を見る目を持っているため、戦闘では先行しそうになる仁を制していた。一度だけ決まり文句の雄叫びを叫んだ事がある。将来の夢は会社社長。
『完全勝利ダイテイオー』のパイロット映像にも登場しているが、仁たちと違う制服を着ている(但し、ドラマCDでは同じ中学に進学したことになっている)。ちなみに、OVA第一巻において、『難樫中』という名前の通りレベルの高い中学へ進学しようとしていたらしいが、「勉強で人生決めるなんて、つまらないですからね」と受験をやめた事を明らかにした。篠田先生によると、彼なら十分合格できる成績らしい。
なおシリーズの続編『元気爆発ガンバルガー』にライジンオーが登場した際、コクピット内が映されたため、台詞は無いが一瞬だけ登場している。またDVD特典ドラマCD『絶対爆発ライジンオー対ガンバルガー』においては、ライジンオーに乗っているが、コックピットで気絶してしまい、台詞はなかった。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 岩坪理江氏が声優業を引退していたため、甲斐田ゆき氏が代役。概ねイメージ通りに演じているため、違和感は少ない。序盤主人公やワッ太同様ホワイトベース隊への参加要請があったようなのだが、PTAの圧力のため日本に居残り(戦争に参加しようというのだから無理もない話ではある)。正式加入はガンドールが地球に帰ってくる中盤以降になる。ライジンオーでの精神コマンドは基本は加速・必中要因だろう。
- スーパーロボット大戦XO
- カットインが追加され、新規シナリオで出番が増えたが、巨大からくり雷神王が削られたため、ボイスが減った。
- スーパーロボット大戦NEO
- 本作ではサブパイロット。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 本作でもNEO同様サブパイロット。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
状況によって分離して鳳王のパイロットとなる事があるが、基本的にはライジンオー・ゴッドライジンオーのサブパイロットとしての出番の方が多い。SP関連の強化を行って仁のサポートに徹する事になるだろう。なお、パイロットとしての能力は、射撃を得意とするものの他に秀でた物はない。
NEOではライジンオーが分離出来ない為、サブパイロットに専念する事になる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 日向仁
- チームメイト。我が強い二人はしょっちゅう喧嘩するが、信頼を寄せている。
- 星山吼児
- チームメイト。共に仁をフォローする。
- 白鳥マリア
- クラスメイトで地球防衛組のまとめ役。彼女は女子で唯一ファンクラブに入っていない。
- 春野きらら
- ファンクラブの会長。中でも一番心酔している様に見えるが、中学に入ってからあっさりとファンクラブを解散させた。
- 高森ひろし、栗木容子
- クラスの委員長と、ファンクラブの会員の1人。OVA1巻では二人のためを思って、ひろしにクッキーを引き取るよう、差し向けた。
- 篠田俊太郎
- 担任の教師。
- エルドラン
- 彼らに力を託した存在。
他作品との人間関係
- 月城ヒリュウ
- 『完全勝利ダイテイオー』の2号ロボ・ダイリュウオーのパイロットで、飛鳥の従兄弟である。
- 竹尾ワッ太
- GC・XOにて民間で侵略者と戦う小学生同士。
- 赤月秋水 / 赤月光珠
- GC・XOにて民間で侵略者と戦う者同士。
名台詞
- 「僕は認めないぞ~!」
- 非現実的なものを見た際の彼の口癖。
- 「本気でやれば軽いけどね」
- 初登場時の第一声。クラスのほぼ全員が、学習ノートの再提出を求められた際の反応。キザな性格が見て取れる。成績の優秀な彼が、再提出というのも妙だが、狙ってのことであると思われる。
- 「ああっ、天国だ! ぼ、僕達は死んじゃったんだ!」
- エルドランが見せた幻想世界にての台詞。他の皆が呆然としている中、うろたえる。
- 「な、なにぃ…!? 僕は…僕は…見掛け倒しなんかじゃない!!」
- 初戦闘にて、マリアに「見掛け倒し」と言われ、奮起しエキゾーストに向かって言った台詞。
- 「デートより邪悪獣の方がまだマシだよ」
- 8話にて。ふとしたアクシデントから一度に5人の女子とデートする羽目になる中、邪悪獣が出現。女子に見送られながらも、鳳凰のコックピットで呟いた台詞。ちなみにこの直前、女の子にアイスをおごっていたため、残りの小銭を見ていた。
- 「じょ、冗談じゃないよ、破産だー!」
- 8話のラスト。戦闘終了後、デートが途中だったため、教室でコソコソと隠れる飛鳥だったが、仁に突き出され、女子に追いかけられた際の台詞。もてる男も辛い。
- 「ライジンオーの整備をしているのは大介だ。大介の整備を信じよう!」
- 13話より。大介の兄妹が邪悪獣に捕まり、ライジンオーは防戦一方となるが、大介の必死の訴えに答えるため、仁に救出を促す。作中飛鳥は、他の男子と絡む機会が少ないように見えるが、仲間のことを信頼していることが伺える。
- (そうさ、勉強は1人でもできるけど、地球防衛組は18人揃ってなきゃ駄目なんだ!)
- 15話のモノローグ。難関中学に入るため、塾のテストを受けていた飛鳥。親からの期待と仲間達のピンチに悩む飛鳥だったが、校長先生からの「みんなは一人でも努力した」という言葉と、地球防衛組は自分を含め18人いなければならないという結論を見出し、プレッシャーから解放、テスト用紙を破き、窓から鳳凰に颯爽と乗り込む。
- 「俺も」
- 23話にて。イカルダーにより豹変したマリアに仁の意見に同調。腹に据えかねたのか、何気なく一人称が変わっている。番外編では「俺」という時もあるので、案外素なのかもしれない。
- 「違うよ。僕達縮んじゃったんだ。これじゃ、かないっこないよ! 勉、なんとかしてくれー!!」
「みんなー、僕はここにいるよー!」 - 44話。邪悪獣スモーラーによりライジンオーごと小さくされ、パニックに陥る。下記の台詞は女子の呼びかけに応えたものだが、仁はいい気はしていなかった。この後、ジャークサタンともども篠田先生の体内に入ってしまい、元の大きさに戻った後、いつも通りかっこつけていた。
- 「僕は認めないぞ…」
「僕の時代は…終わった」 - 中学生編を描いた『絶対無敵ライジンオー ドラ1』より。きららから知らぬ間にファンクラブ解散を告げられて。相当ショックだったらしく、ラストまで落ち込んでいた。この直後の話でも、キザな言動から吼児に「うぬぼれてると友達を無くす」と言われ動揺、直後にマリアときららに「見掛け倒しなところがあるから人に嫌われない」「飛鳥君のボケは自然」と言われたりと、同作の飛鳥は冴えない扱いになっている。
スパロボシリーズの名台詞
単独作品
- 「もう、帰りたい…」
- 『GC(XO)』第1話「防衛隊出動!」より。仁とワッ太の口論を秋水に聞かれた際、吼児に続いての返答。プライドの高い飛鳥の苦労は大きい…。
- 「キリマンジャロあたりに眠ってたりして…」
- 『XO』第9話「日本侵攻作戦」の追加場面より。「ダルタニアスにもライオン型のロボット(ベラリオスのこと)がいる」と剣人から聞かされ、仁が「この調子だと他にもいそうだよな」と言った際に。元ネタは伝説の勇者ダ・ガーンに登場する「ガ・オーン」と思われる。
- (あれだけ派手にやっといて、多少ね…)
- 『NEO』第16話「極寒の大決戦!!」より。アームドファントマを守るため、強引な手段に出たシャルに対しての感想。女性に寛容な飛鳥もこれには驚いたらしい。
搭乗機体・関連機体
- 鳳王
- 彼の愛機。合体時にはライジンオーの廃部、両腕、ライジンソードを構成する。
- ライジンオー
- 彼の愛機の合体後の姿。
- ゴッドライジンオー
- ライジンオーが超無敵合体することで完成する、地球防衛組の究極の力。
余談
- 担当声優の岩坪理江氏は2004年頃に引退しているが、2005年アトラス発売の『新世紀勇者大戦』には出演。こちらは発売が2001年から延期したため、引退前に収録したものと思われる。