リカルド・シルベイラ
リカルド・シルベイラ | |
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外国語表記 | Ricardo Silveira |
登場作品 | |
声優 | 小山力也 |
種族 | 地球人(ブラジル人) |
性別 | 男 |
年齢 | 36歳 |
出身 | ブラジル |
所属 |
概要
第一次地上人召喚計画により地上からラ・ギアスに召喚されたブラジル空軍(OGシリーズでは地球連邦軍)のパイロット。
最も早い時期に魔装機の操者となった人物であり、大地の魔装機神ザムジードの操者に選ばれた。地上では旧シリーズにおいては「ミラージュに乗っていた」と語っている。OGシリーズでは機体名は明かされていないが「戦闘機乗りだった」と言っているので、F-28メッサーと思われる。量産型ゲシュペンストMk-IIに乗ったことがあるかは不明(時期的にはDC戦争前なので戦闘機の方が主力だった)。
豪放磊落な親分肌で、魔装機操者達の頼れる兄貴分。ラングランに最も早期に召喚されたメンバーの一人であり、且つ操者の中では最年長格(年長と言うより年の功の域に達しているマドックは除く)、また相応の実力を持ち合わせていることもあり、クセ者揃いの操者の中でも頭一つ抜け出た存在と言える。ただ、酒好き・ギャンブル好き・南米系独特の天性のノリの軽さといった側面も持ち、素行は決してよいとは言えないため、リーダーシップを取るタイプというわけではない(その素行の悪さはしょっちゅうテュッティに窘められていた)。
テュッティに対しては果敢にアプローチをかけ、彼女の方もまんざらでもない様子であった(設定上は相当年の差があるはずだが、その辺りは特に触れられることはなかった。彼のグラフィックが設定年齢の割に若く見える点も違和感を感じさせない要因かもしれない)。しかし襲撃された王都へ急ぎの帰還中、テュッティの仇敵であるルビッカの凶弾に倒れ、命を落とす。その死は王都の壊滅、ゼオルートの死と共にマサキの心に深い傷跡を残すこととなった。
なお、彼も魔装機神操者なのでファミリアを持っている(三匹の猿らしい)。武装としても使用可能だが、キャラクターとしては一切登場しない。戦闘時のセリフから「アメデオ」「メルクル」「ジョリクール」という名前だけは判明している。これはいずれも童話などを原作としたアニメシリーズ『世界名作劇場』に登場した動物と同じ名前である(順に『母をたずねて三千里』、『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』、『家なき子レミ』)。リカルドがアニメ好きという記述は特に見受けられないが、同じ小山力也氏が演じる某キャラクターはアニメ好きという設定がある。また、過去に大事なところを引っ掻かれた経験から猫が苦手で、シロとクロには苦手意識を持つ。
登場作品と役柄
旧シリーズ・OGシリーズ
- スーパーロボット大戦EX
第2次スーパーロボット大戦OG - 会話中で彼の名前がしばしば登場する。この時点では既に故人。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 難ルート最終話でシュウとミオが対決した際、ミオ達の態度を見たシュウがミオ達を下品と評したが、その際にリカルドの名も出してミオと同類扱いしている。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第1章に登場し終盤に死亡する。スポット参戦のみだが能力値は後任のミオよりも高く設定されており、味方の中ではマサキと並んで強く、精神も優秀。登場した際には十分な活躍が可能。ただし、他の魔装機神操者と異なり専用BGMは設定されておらず、レゾナンスクエイクを使っても喋らない。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 前述の通り、OGの世界観に合わせ元の所属が地球連邦軍になっていた(配属地域が南米かどうかは不明)。彼の最期のシーンは一気にCGが3つも挿入されるなど、気合が入っている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 彼の思い出が具現化した存在が登場しミオの修行相手となる。
人間関係
- テュッティ・ノールバック
- 口やかましく注意を受ける相手だが、その一方果敢にアプローチをかけてもいた。だが、徐々にいい雰囲気の描写が多くなってきたところでリカルドは命を落としてしまう…。このため、テュッティは大きなトラウマを抱えることになる。
- マサキ・アンドー
- ラングランでの弟分的存在で、彼が勝手に出歩いた際には他のメンバーへの取りなしを務めるなど、面倒見のいいところも見せる。尤も、そのせいでテュッティに窒息死させられかけたが。マサキの方もリカルドをいい兄と想っていたようで、信頼関係が生まれていた。
- ホワン・ヤンロン
- 同僚の魔装機神操者。お互いにその実力を認めあう存在。
- ルビッカ・ハッキネン
- 彼の銃弾からテュッティを庇い、致命傷を負う。テュッティにとっては彼への恨みが更に増える結果に。
- ミオ・サスガ
- ザムジードの二代目操者。魔装機神IIにて、精霊界で彼女にザムジードの真の力の一端を伝える。
名台詞
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「そうよ。命をかけて守りたいものがあるから、戦うんだろうが」
「俺は博愛主義者じゃねえからな、俺や、俺の大事なものを壊そうとするやつには容赦しねえ」
「マサキ、お前はどうなんだ?」 - 人を殺して意気消沈するマサキに対して。この言葉でマサキは戦う意義を見出すこととなった。
- 「……昔、今と同じ様な事があった。その時は、俺とお前の立場は逆だった。俺は、仲間の『だいじょうぶだ』という言葉を信じて、救援を呼びに行った。……いや、違うな。その言葉を信じたんじゃない。少なくとも二人の内、一人が助かる方がいい、そう考えたんだ。その時は、合理的だと思ってた。俺も、同じ事をするだろうとな。だが、生き残った俺は、あいつの命をもらって生きている事に疲れちまった……今があいつにもらった命を返すチャンスなんだ。だから……頼む、マサキ!!」
- #21「マサキとリカルド」にて。空軍時代に仲間を犠牲にして生き延びたことが心の傷となっていた(古傷を持っていることもまた兄貴分の条件と言えようか)。この後、マサキの叱責で立ち直る。
- リカルド「こ、こ、こ、こらっ!!!そ、それ以上こっちにくんじゃねえっ!!」
クロ「え?」
シロ「もしかして、リカルドって……ネコが恐い?」
リカルド「そ、そんなわけ、ね、ねえだろっ!!ただ、ちょっと性にあわねえだけだ」
マサキ「ヘヘ、ベッキーに聞いたんだよ。あんた、昔ネコに大事なとこひっかかれて、それ以来ネコが恐いんだってな」 - #30「揺れる心」にて、俺に弱点はないと豪語するリカルドに対しての嫌がらせ。なお、テュッティは猫好き。
- 「いいんだよ、俺はレアが好きなんだ」
- #32「魔装機神の名にかけて」におけるすき焼きパーティーにて。生煮えだろうとお構いなし。
- リカルド「テュッティが行くんなら、俺も行かなきゃな。なんたって俺達は一心同体だ」
テュッティ「いつから、あなたと私が一心同体になったのよ!?」
リカルド「いつからって……昨日からだろ?」 - #37「調和の結界」にて。……意味が分からない人は、分からないままで良いと思う。良い雰囲気だっただけに、つまりはそういうことなのだろう。良かったねリカルド(ただテュッティはフェイルロードに対して恋愛感情を持っていたとマサキから認識されており、この後の春秋戦争中で三者が揃う場面はごくわずかであるため、二股でないならリカルドのフカシである可能性もある)。ちなみに周囲(マサキ、ヤンロン、セニア、フェイルがいた)はこの発言を完全にスルーした。後から考えてみると、これも一種の死亡フラグだったのかもしれない。
- 「そ、そうか……天使に看取られて逝けるなんざ……幸せもんだな……俺も……よ…」
「も、もう一度……お前と……」 - #38「崩壊の序曲」にて。ルビッカの銃弾からテュッティを庇って致命傷を負ったリカルドの、最期のセリフ。リカルドは最期までテュッティのことを愛していた。マサキたちは「兄」と呼べる存在を失い、大きな不安を抱いていた。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「ああ、死んだぜ。今でも思い出すな、テュッティの膝枕で……極楽だったな、ありゃ」
- 精霊界での修行で現れ、ミオから死んだのではと言われ。イブンから変わってないと言われてしまった。
- 「ほう……いい腕だ。さすがは直接、ザムジードに……おっと、まずいまずい」
- 『魔装機神II』のシナリオ「ミオの決意」より。なぜ一般人であったミオが『春秋戦争』末期の『ラ・ギアス』に召喚されたのか?伏線の消化は続編に持ち越された。
- 「ああ、それでいい。お前には才能があるぜ。きっと俺以上の操者になれる。保証してやるよ。それじゃ、俺はそろそろ行くぜ。テュッティによろしくな」
- ミオの成長を見届け、変わらない笑顔とともに消えてしまった。
搭乗機体
- ザムジード
- 大地の魔装機神。魔装機神操者の中で唯一最初から魔装機神に乗って登場する。
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