アン・アーレス

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アン・アーレス(An ares)

バルビエルの乗るサイデリアルの特殊部隊「アンタレス」の隊長機。赤い人型の本体の背中に、ダンゴムシにも似た巨大ユニット「ブランダイ」を接続している異形の姿が特徴。左目の部分からは緑の結晶体がツノのように伸びているが、これはスフィアによる有機化が原因。

武装はブランダイの制御するナノマシンと、左腕に装備された「クルス・シックル」のみとシンプル。また、ブランダイのサイズから受ける印象とは裏腹に機動力に富み、ナノマシンと合わせて相手を幻惑する。さらに事象制御により、細身の外見に反してパワーと耐久力も地球の特機に引けを取らない。また、ブランダイは展開することでサソリ型のメカになる(接続部と腕・足は次元力で構成する)が、この時アン・アーレス本体はブランダイの後方の部分がサソリの頭になるため、尾の先に上下逆さまの状態で接続され、左目の結晶体が毒針の位置になる

本体の外見は、結晶体を除いて表現すれば、いわば「赤いボルフォッグ」とでも言うべきシンプル極まりないもので、各部にはパーツの接続部と思しきソケットが散見され、元は別の姿だったと思われるが詳細は不明。

各所に見られる人体を意識した造形や表情を表す顔面部など、いわゆる「バリメカ」を意識してデザインされているのも特徴。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
天獄篇よりも一足先に顔見世で登場。事実上のラスボス機だがそんなに強くはない。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
バルビエルが搭乗し、最速で8話から登場。MAP兵器が凶悪過ぎる上、バルビエルの「天才」と高い運動性のおかげでとにかく当たらない。射程は短いのでアウトレンジ攻撃自体は簡単。

装備・機能

武装・必殺武器

ノキサス・ブロッサム
自機中心型のMAP兵器。ナノマシンを広域散布して敵を蝕む。隣接マスが穴だが、最大射程が異様に長く、通常武器の射程をこれで補っている。気力ダウンの効果がある上、バルビエルのエースボーナスで攻撃を食らうとSPが-10され、さらに素の威力も高いため三重に鬱陶しい。絶対に撃たせないように。
クルス・シックル
連獄篇でクラヴィアが搭乗している時に使用。左手の爪を振り回して射出、ズタズタに切り裂く。
スキャフォード・エッジ
バルビエルが搭乗している時に使用。クルス・シックルで切り裂いた後背後から突き刺して動きを止め、サソリの紋章を召喚して飲み込み、その裏側で回転する歯車に巻き込んで機体をバラバラに解体する。
ジ・エンド・オブ・デスピア
ブランダイ左右のユニットから光球を放って炸裂させ、敵に楽園の幻影を見せた後それを引き裂いて現れ、サソリ型に変形したブランダイで捕獲したところを毒針になっている左目のクリスタルで貫き、バルビエルの憎しみに飲み込んでパイロットごと抹殺する。中盤で解禁されるが、1話だけ使えないステージがある。

特殊能力

HP回復(中)
スフィアの力によって機体が再生する。
EN回復(大)
スフィアの力によってエネルギーが回復する。
対精神攻撃
バルビエルは精神耐性を持っていないため、「脱力」を駆使すれば気力を50まで下げられる。
スフィア・アクト(怨嗟の魔蠍)
気力140以上でスフィアの力が発動し、10マス以内のPCユニットに対し、EPごとに装甲ダウンの効果を与える。ここにノキサス・ブロッサムでも食らった日には撃墜が普通にありえるので、絶対に発動させないように。

移動タイプ

何気に水中戦も得意。といってもアン・アーレスは水のあるマップにはイベントでしか出て来ない。

サイズ

M
サイズは割と標準。尸逝天やプレイアデス・タウラに比べればダメージは通しやすいが、まず当てるのが大変。
ちなみに、搭載機の中では2番目に小さい。

機体BGM

「怨嗟のサバト」
専用曲。ダークな雰囲気を醸し出すスピードロック。ちなみに「サバト」とは魔女の宴を意味する。

対決・名場面

関連機体

シャウラス
データを元にした汎用量産機。