ジジ・ルー

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ジジ・ルー(Jiji Roux)

ヴィルヘルム・V・ユルゲンと共にODEシステムの開発に携わっていた女性研究員であり、バルトール事件を引き起こした首謀者の一人。

ユルゲンとは、彼がEOTI機関(のちのディバイン・クルセイダーズ・通称DC)に所属していた当時から上司と部下の関係にあり、彼の手で開発が進められていたAMNシステムの開発スタッフの一人(当時の肩書は「第4情報開発部所属・特殊OS開発担当」)であった。同システムはDC内において採用されることはなく、彼女はユルゲンと同じくDCから離れることとなったが、ユルゲンがAMNシステムを発展・昇華させた新システムの開発再開を決意したことにより、彼女もまた新システムの開発に協力するようになる。

ウォン重工業社長であるリック・ウォンの誘いに応じ、同社の研究員となった彼女は、ゲシュタルトシリーズの開発に成功するなどの実績を上げる。その一方、彼女はこの時点で既に、ユルゲンが完成させた新システム「ODEシステム」と同システムによる地球圏防衛という思想に狂信的なまでの執着を抱くようになっており、ゲシュタルトシリーズの全機に秘かに同システムを搭載。最終的にはリック及びを自らをもシステムの生体コアと化し、自らの信じたシステムに殉じる形でその生涯を閉じた。後に彼女は、ハガネ隊によって撃墜・ろ獲されたバルトールの中から、生体コアと化してもはや生命体とは呼べなくなった状態で発見され、ハガネの面々にODEシステムに対して大きな危機感を抱かせる原因となった。

尚、初出作品であるOVA『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION』時点での彼女はまだ設定が固まっておらず、システムに取り込まれる一被害者に過ぎない。狂気の研究者としての設定は、ドラマCD『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE SOUND CINEMA』以後に肉付けされたものである。

登場作品と役柄

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
OG1のシナリオの中でユルゲンと共に顔見せで登場、DCを去る間際の彼女の姿が描かれている。OG2.5において本格的に活動を開始し、バルトール事件を引き起こす。
スーパーロボット大戦OG外伝
2.5版を踏襲した展開である序盤において活躍。基本的な行動はOG2.5から変化なし。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
彼女の初出作だが、前述の通り基本設定が固まっておらず、生体コアに取り込まれた一被害者という設定。また容姿も、この当時とOGシリーズへの登場時では異なる。

人間関係

ヴィルヘルム・V・ユルゲン
彼の目的に賛同。
カイル・ビーン
同志。
リック・ウォン
ウォン重工業社長。彼の下でゲシュタルトシリーズの開発を行う一方、自らとユルゲンの目的のために彼を利用。最後には彼自身をもバルトールの生体コアとして取り込んだ。
アイビス・ダグラス
ミロンガとの模擬戦の相手。ミロンガの機動能力が、人間の操縦限界を越えた常軌を逸したものであることに最初に気付く。

関連機体

ゲシュタルトシリーズODEシステム