イブン・ゼオラ・クラスール

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イブン・ゼオラ・クラスール(Ybun Zeora Clasuur)

神聖ラングラン王国所属の大神官。ソラティス神殿の神官長を務めている。

かなりの魔力がないと使えない召喚・送還の魔法を使える数少ない人物の一人(他に可能なのは、銀の魔法師カテキス、フェイルロード王子テリウス王子(修行前は力不足)、カークス軍に数人といったところ)。召喚されても魔装機操者にならなかった地上人の送還はイブンが行なっている。ただし老いて力が衰えているため、イブンはソラティス神殿のメインコンピュータ「REB」のバックアップがないと送還魔法は使えない。

潜在能力を引き出すエキスパートでもある。また魔装機神操者のファミリア創造も行なっている。

登場作品と役柄

EXでは展開次第で死亡してしまうが、以降の作品では基本的に生存が正史となっている。

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
ルオゾールがヴォルクルス復活の障害になりそうなイブン抹殺とヴォルクルスの5大封印のうちソラティス神殿にある封印解除のために襲撃を計画しており、ちょうどソラティス神殿のメインコンピュータREBがシュテドニアスにハッキングされるという事態が重なってしまう。
「マサキの章」でマサキ達は同行している地上人送還のためにソラティス神殿に向かうが、そんな状況とは露知らず、寄り道したり直行してもターン数をかけすぎると、イブンはルオゾールに殺されてしまい、イブンの幽霊(5分程度で消滅してしまう残留思念)が投影装置を使って会話する。
予感によりモニカ王女の危機を察知して、マサキ達を王都ラングランへと向かわせた。
第4次スーパーロボット大戦
イブンの名前は一切出てこないが、この作品においてのみ、死亡している事が示唆されている。これはトッドがラ・ギアスではショウと共闘していた事が明言されているため(トッドを仲間にするルートだと、イブンは確実に死亡する)。
スーパーロボット大戦F完結編
マサキが行方知れずになったためイブンが居場所を特定している。
またリューネにどうしても地上でやる事があると頼まれてヴァルシオーネRにサイバスター同様の地上と行き来可能な機能を追加した。マサキからは「ったく…あのばあさんもいい加減だなあ。ラ・ギアスと地上は、そうほいほいと行き来できるとこじゃねえって言ってたくせに」と言われている。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
魔装機神操者たちの行き来のため2回ゲートを開いている。なお、この時点のラ・ギアスの状況は、旧シリーズEXに相当する戦乱の少し前。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
基本的にはEXと同じだが、死亡することは一切無い。イルムに口説かれるが意にも介さなかった。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第一部では送還のために訪れたマサキの迷いを見抜く。
第二章では修行のために訪れた魔装機神操者たちの潜在能力を引き出した。

その他

魔装機神サイバスター
イブンがモチーフと思われるゼオラという登場人物がいる。

人間関係

マサキ・アンドー
呼称は「イブンばあさん」。
プレシア・ゼノサキス
呼称は「イブンおばあちゃん」。
リューネ・ゾルダーク
呼称は「イブンおばあさん」。
テュッティ・ノールバック
呼称は「イブン様」「イブン大神官」。
ウェンディ・ラスム・イクナート
テューディを抑えるための処置をしている。LOEバゴニアルートではテューディをウェンディから分離して、荒らぶる魂を鎮めるためソラティス神殿で祀った。

名台詞

「そうか……ティアンがのう……」
「まったく、わしの様な年上を残して、皆先に逝く……リカルド、ゼオルート、マドック、殿下……そしてティアンか。まあ、マドックはともかく、皆若い……若すぎるわ」
魔装機神II「ミオの決意」シナリオデモにてティアンの死をテュッティから聞いて。かつて娘夫婦と孫を事故で亡くしたイブンの言葉だけに重く響く。