ライグ=ゲイオス

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ライグ=ゲイオス(Lige Geios)

ゲストが使用する「ゲイオスシリーズ」の上位機種。愛称はライグ。

ゲイオス=グルードをより高性能に発展させた人型汎用兵器で、全ての面で隙がない。何より恐ろしいのが、量産機であるという点。ゲーム内では序盤こそ指揮官専用機だが、後半は一般兵もこちらに乗り、数で攻めてくる。OGシリーズで明かされた設定によると、ゲイオス=グルードを大幅に改造した上級士官(人間の指揮官)用の機体となっており、優れた指揮管制機能も持ち合わせている。反面、ゲイオス=グル―ド同様に生産コストが高く生産数は少ないとされている。

手にはブレード、肩に2門の巨大な砲塔、6枚の羽型スラスターを装備している重装備の機体で、いずれもカラーリングが似通っている。それが説明されず、戦闘デモが本体は静止画であった旧シリーズでは、構造がよくわからなかった。時を経てアニメーションが進化した後に再登場したことで、その構造、機能がはっきりとわかるようになった。

さらなる発展後継機としてオーグバリューバラン=シュナイルが存在する。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
HPはフル改造で5万を超える。ゲイオス=グルードにすら苦戦するのにさらに強化されている。他勢力の大ボスクラスの性能を備えているのだが、これも量産されているのだからゲストの戦力が如何に恐ろしいかがよく分かる。なお、ロフらゲスト3人将軍以外ではメキボスがイベント登場時にこれに乗っている他、ドン・ザウサーコロスメガノイドにも与えられている。また、最終話のみ一般兵も搭乗する。シナリオ「アクシズに散る」においては、3将軍全てのライグ・ゲイオスを撃墜するというもので、2ターンフェイズでゼブ機、5ターンフェイズでセティ機が出現。上手くすれば2PPでクリアしてゼブとセティ機とは戦わずに済むが、そのような高等プレイは当時滅多にできないので、多くのプレイヤーがトラウマとして刻まれているシナリオだろう。
第4次スーパーロボット大戦S
上記と同様だが、最終面の仕様が変更された為に、倒さなければならない数は増えている。なお、シナリオ「アクシズに散る」ではターン数経過で、3将軍全てのライグ=ゲイオスと対峙せずに済むので、難しいと思うなら回避しよう。
スーパーロボット大戦F
ゼブとセティの最初の機体。ゲイオス=グルードが完結編に持ち越されたのにこいつは出る。性能が第4次以上にとんでもないことになっている上に、味方の戦力も乏しいため恐るべき強敵だが、いずれの登場時もターン経過などで撤退するため、近寄らなければ問題ない。倒すことはかなり困難だが、もし撃破できれば強力な強化パーツが手に入る。
唯一、ライグ・ゲイオス(セティ機)と交戦するシナリオ「ジェットスクランダー危機一髪」では、HP42000を半分以下にする必要がある。が、運動性は高く当たらない、当たっても装甲でダメージが通らないという、シリーズ中でも屈指の難関となっている。自信がなければ、該当シナリオは事前のルートで「迂回する」を選んで回避しよう。
なお、一度だけシャピロ・キーツが乗って出てくるが、すぐに撤退するため、実際に倒せるのは完結編からとなる。
スーパーロボット大戦F完結編
後半はゲスト親衛隊兵とシャピロ専用機のみ。終盤は運動性がものすごいことになっており、当てるのも一苦労。マップ兵器中心の戦略や精神コマンドの配分に気を配ろう。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
さすがに旧シリーズほど無茶苦茶な性能ではなく、ボス仕様はHP7万、雑魚仕様はHP3万弱と過去作に比べれば大人しい性能となった。旧シリーズのプレイヤーを震撼させるような性能はないものの、初交戦の第24話「地球を護る剣」はSRポイントや撃墜条件(HP15000以下)の兼ね合いから、鋼龍戦隊がフルメンバー状態でも倒すのがやっとという状況で、その強さを体感できる。「特異点崩壊」ではゼゼーナンが搭乗するが、撤退条件のHPが高いうえ、味方機が少ないため撃墜は無理。素直に撤退条件まで削ってSRポイントをもらっておこう。量産機という設定は変わらずで、後半は多数登場する。EXハードでプレイすると、完結編以来の恐怖を味わえる。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
終盤はゲストとゴライクンルとの戦いであるため再登場。最初の登場ではキナハが乗っている。撃墜は可能だが、この時はパーツを持っていないので、「幸運(サフィーネまたはモニカのエースボーナスで)+グラビトロンカノン」でザコを掃討する方がお得。
第26話前半戦(ロフ救助)で1機だけ残してHPを削ると、なんと隠しユニットとして入手することができ、その後の後半戦で直ぐに改造及び運用が可能。一見ゾヴォークの人間であるヨンの専用機に思えるが、OSを載せ替えたためかセレーナアルバーダも搭乗可能。OSを変えただけで操縦できる辺り、案外ゾヴォーク製の機体の操縦系はPT等の操縦系と似ているのかもしれない。
なお、ヨンがEX作中におけるクワトロの代用キャラとしての側面を持つことを踏まえると、この鹵獲はサザビーの鹵獲イベントの代替ということになる。
味方仕様としての調整はHP減少と攻撃力強化のみで、他の性能は同一。「ギガブラスター」が強力な上に燃費が非常に安く(EN20)、グルンガスト弐式(あるいはプファイルIII)と共に全体攻撃でザコを蹴散らすことができる。ただし、移動後攻撃はロングレーザーソードのみであるため、その意味でもパイロットは初期からヒット&アウェイを持つヨンを推奨。
俗に言う召喚攻撃にも顔をみせており、メッケンノーザの主砲の演出で大量に登場。主砲発射前の牽制として凄まじい数のドライバーキャノンを撃ち込んでくる。そうでなくてもこのステージでは増援を含めて大量に出てくる。ロフ達がいるとはいえ、戦力不足を痛感させられることになる(主にEXハード)。攻撃力や射程もさることながら耐久力20000超えが20機以上いるため、進軍するのも一苦労。
このように本作では過去作品に登場したボス機体とは異なる経緯でプレイヤーに強烈なインパクトを与えることとなった。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
イラドーヤが搭乗している機体の他に隠し機体としても登場している。
但し隠し機体としては1周目で入手する事は出来ず、前の周の最終話までにヨンの撃墜数を70以上にしておく必要がある。『OGDP』の時と同じく乗り換えに対応している。
味方版の性能はDPとほぼ変わらず、ギガブラスターの低燃費も健在。その代わり火力は控えめ。必殺武器が全体攻撃であるため、相方はデア・ブランシュネージュファービュラリス辺りか。
当然ながら量産機も登場しており、終盤戦では大量生産されて猛攻を加えてくる。

装備・機能

武装・必殺武器

OGMDでは武器名に「・」がついている。

ランチャー・ミサイル
OGシリーズでは両肩に内蔵。ギガブラスター用のレンズが開き、そこから発射される。
メガビームランチャー
両肩に装備されたビーム砲だが、OGシリーズでは武装欄からオミットされた(武器数の枠の問題でランチャーミサイルに場所を取られたと思われる)。
ロング・レーザー・ソード
実体剣にレーザーブレードを兼ね備えた大型剣。
大口径ビーム砲
強力なビーム砲。ゲスト軍の標準装備で、連射可能。OGシリーズでは胸部の球体がオープン、砲身が出現して発射される。
第4次では最強武器だが、1発しか発射できなかった。
ドライバー・キャノン
高射程のゲスト軍の標準装備。両肩の砲塔からエネルギーを集束して、エネルギー弾を発射する。
ドライバー・キャノン全てに言えることだが、OGシリーズでは旧シリーズと違いエネルギー弾が球形をとる。
ギガ・ブラスター
エネルギーを収束させて黒いビームを発射する。高射程武器。OGシリーズでは機体各部の緑色のレンズからエネルギーを放出、機体前方で収束する。
ビームの色から重力波武器の可能性もあるが、後継機のギガブラスターを見たところそうとも言い切れない。
なお『第4次』ではエルガイム系のボス機体であるオージブラッドテンプルにもこの武器が搭載されている。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M
見た目は重武装であり、ヴァルシオンに引けを取らないほど威圧感があるのだが、実は地球側のPTと同じか少し大きい程度のサイズしかない。

カスタムボーナス

ギガブラスターの射程+2
シンプルながら非常に強力なボーナス。使用可能なシナリオは少ないが、最初から一定値の改造が施されているので、使うなら即フル改造して入手してしまうといい。
射撃武器の攻撃力+300
『OGMD』ではこちら。元の火力がやや低いため、ロングレーザーソード以外が全て強化されるのが非常に有り難い。

専用BGM

「ジェノサイドマシーン」
『第2次OG』では搭乗するパイロットに関わらずこの曲が優先BGMとして流れる。ただしスポット参戦時のロフの「ジェノサイドマシーンII」には敗北する。

関連機体

ゲイオスシリーズ

ゲイオス=グルード
原型機。
オーグバリュー
発展機。とり回しが軽いため、ゼブを始めとする上級士官はこれを好むことが多い。
バラン=シュナイル