ジスペル

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ジスペル(Dispell)

ブライティクスバルギアスの決戦の最中に現れたを自称する謎の男。バルギアス曰く「無界の存在」。

滅びの道を歩む生命を救済し、進化を促す事を目的としているが、その手段の一つとして異世界同士の戦争を起こした黒幕。境界によってその存在を縛られており、700年後バイストン・ウェルからサーバインズワウスを呼び寄せて自らの力を与え、分身としたそれらをオウストラル島惑星アーストに送り込み、境界の外と繋がるアンカーとしていた。

最終決戦において、バルギアス・ドラグーンが空間を切り裂いた事で、遂にブライティクスの前に姿を現す。彼を倒そうと、境界の力を得たバルギアスが挑み掛かるが、ジスペルは自身の「依り代」たるシンデュスを召喚。その圧倒的な神の力により、逆にバルギアスを返り討ちにして倒した。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
本作全ての隠し条件を満たす事で、隠しルートである真の最終話「受け継がれた未来」に登場する。
通常ルートのバルギアス・ドラグーンを上回る強さを持った真のラスボス。姿を現した際の台詞はDVE
遭遇する条件が非常に困難なので1周目で到達したプレイヤーはほぼいなかったが、エンディングクレジットと2周目で登録される専用BGMにより、存在そのものは早期から判明していた。

パイロットステータス設定の傾向

パイロットBGM

「歪んだ福音~生命の進化を求めたモノ」

人間関係

バルギアス
ジスペルは彼曰く「無界の存在」。境界の力によってバルギアス・ドラグーンに変貌した彼を返り討ちにする。
ユキ・ヒイラギ
彼女の祖先である古代人が造りだした「境界」によって封じられていた。

他作品との人間関係

サイアム・ビストマーダル暗黒大将軍
彼の存在に勘付いていた者達。マーダルも最終的にはジスペルの打倒を目指していたらしい。
早乙女アルト
バルギアスを呆気なく倒した挙句、「境界の力」をユキの体に戻して生き返らせるなどの行為から、ジスペルを「デウスエクスマキナ」と表した。

名台詞

「僕の存在を知覚していたのだね、バルギアス…」
「永い…永い…刻が経ってしまった…全ての生命達よ、詫びよう...」
「僕の名はジスペル。全ての世界の生命を導いてきただ。」
最終話「受け継がれた未来」にて。バルギアスが切り裂いた空間から現れたのは、自らを「全ての世界の生命を導いてきた神」を自称する「無界の存在」だった。
この台詞は全てDVE
「…来たれ、依り代よ…」
「さあ、来るといい…バルギアス…」
挑み掛かるバルギアスに対し、ジスペルは自らの「依り代」・シンデュスを召喚。バルギアスを迎え撃つ。
「神の創る世界は壊せない…。永い間、お疲れ様…バルギアス…」
バルギアスを一蹴して。
「君達は過去に、争いが『あった』という事象を消そうとする、生命の野望を止めた…未来に目を向けるというのであれば、君達自身も今を見据え、未来のために何を為さなければならないのかを考えるんだ…」
マクロス30勢との戦闘前会話。マクロスの地球落下を無かった事にして歴史を変えようとした出来事について言及していたが、やはりアイシャやリオンたちによって否定されてしまう。
仮にその男の野望が成功したとしても、今度は別の争いが『起きる』可能性が高くなるのだが……。

搭乗機体

シンデュス
「依り代」たる巨大兵器。

余談

  • 傍目には人間にしか見えない姿や、「人類の進化」「宇宙の終焉を止める」という題目を持って、救済と称してエゴイズムを通すといった点はZシリーズ御使いアドヴェント)と共通している。