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[[ギリアム・イェーガー]]が開発した空間及び次元転移装置。小型で単独・小規模の転移が可能な「'''アギュイエウス'''」と、大型で大規模な転移も可能な「'''リュケイオス'''」の二種類があり、それらを総合して「'''システムXN'''」と呼ぶ<ref>厳密にはギリアムはアギュイエウスの修復とそこからコピーしてリュケイオスを開発したのであり、大元の開発者は言及が無いので不明(ギリアム自身の可能性もある)</ref>。
 
[[ギリアム・イェーガー]]が開発した空間及び次元転移装置。小型で単独・小規模の転移が可能な「'''アギュイエウス'''」と、大型で大規模な転移も可能な「'''リュケイオス'''」の二種類があり、それらを総合して「'''システムXN'''」と呼ぶ<ref>厳密にはギリアムはアギュイエウスの修復とそこからコピーしてリュケイオスを開発したのであり、大元の開発者は言及が無いので不明(ギリアム自身の可能性もある)</ref>。
  
システムXN(後のアギュイエウス)がギリアム最強の禁断の機動兵器「'''[[XNガイスト]]'''」に搭載されていた。これはギリアムがコアとなっており、彼なしでは完全に機能することはない。起動させるファイナル・コードは「'''Code Apollon(コード アポロン)'''」。そして、さらにその機能を真に発揮するエクストラ・コードは「'''Code Z.E.U.S(コード ゼウス)'''」。
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その正体は、ギリアムがかつて別の世界で建造した禁断の機動兵器「'''[[XNガイスト]]'''」の中枢コア。ギリアム専用のシステムであり、彼が介在していないと安定して稼働させることができない。起動させるファイナル・コードは「'''Code Apollon(コード アポロン)'''」。そして、さらにその機能を真に発揮するエクストラ・コードは「'''Code Z.E.U.S(コード ゼウス)'''」。
  
 
=== [[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]] ===
 
=== [[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]] ===

2024年7月10日 (水) 14:44時点における最新版

システムXN(システムエックスエヌ)とは、『OGシリーズ』に登場する装置。

概要[編集 | ソースを編集]

ギリアム・イェーガーが開発した空間及び次元転移装置。小型で単独・小規模の転移が可能な「アギュイエウス」と、大型で大規模な転移も可能な「リュケイオス」の二種類があり、それらを総合して「システムXN」と呼ぶ[1]

その正体は、ギリアムがかつて別の世界で建造した禁断の機動兵器「XNガイスト」の中枢コア。ギリアム専用のシステムであり、彼が介在していないと安定して稼働させることができない。起動させるファイナル・コードは「Code Apollon(コード アポロン)」。そして、さらにその機能を真に発揮するエクストラ・コードは「Code Z.E.U.S(コード ゼウス)」。

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス[編集 | ソースを編集]

「システムXN」という名はまだない。この装置を利用して「ヘリオス要塞」を構築し、一種の異次元空間を創造したものと思われる(事実、XNガイストがヘリオス要塞を維持していた事がギリアムの口から語られる)。また、一度、アムロ達を空間転移させたゲシュペンストの機能もこれに関連するものと思われる[2]。しかし、アポロン総統(ギリアム)のXNガイストはアムロ・レイ、南光太郎、モロボシ・ダンらに破壊され、ギリアム自身も要塞と共に消滅したかに見えたが…。

なお、惑星エルピスは転移技術が発達している(たとえば、都市間のルート移動は転移技術で賄っていたり、MSやパワードスーツを転移技術を用いて呼び出す等)。ギリアムがシステムXNを作る事が出来たのはこういう背景があってのものと思われる。

シャドウミラー世界[編集 | ソースを編集]

要塞諸共消滅したはずのギリアムであったが、何の因果か自身と「システムXN」は残されていた。そしてギリアムはシステムXNを使い、元いた世界へ戻るため(ジ・インスペクターでヒーロー戦記に登場した「ヒューイの人形」が登場し、ギリアムが惑星エルピスの人間であることが確実化)に様々な平行世界を飛び交った。しかし、幾度転移を重ねても元の世界へ戻る事は出来なかった。 そんな中、ある世界に行き着いたギリアムは「ヘリオス・オリンパス」という偽名仮面を被り、「システムXN」を「テスラ・ライヒ研究所」に持ち込んで研究して元の世界への帰還を試みていた。だが、実験中にEOTとして「アギュイエウス」のコードネームが付けられたシステムXNの起動実験に失敗、単身別の平行世界へと飛ばされてしまった。残されたシステムXNは「永遠の闘争」を目論む地球連邦軍「シャドウミラー」に目を付けられた。彼らはシステムXNを使い、様々な平行世界に介入して永遠の闘争を実現しようと利用したのだが、反乱したシャドウミラーは追い詰められ、当初の予定とは違う別世界の平行世界の次元転移作戦「プランE.F.」を発動。「アギュイエウス」はヴィンデル・マウザーの専用機ツヴァイザーゲインに搭載され、コピーである「リュケイオス」で次元転移作戦を実行。リュケイオスは最後の転移者アクセル・アルマーの手で自爆し、失われた(ジ・インスペクターでは後にベーオウルフが転移してきたため、最後の転移者ではなくなった)。だが、ギリアムなしによるシステムXNは不安定となり、シャドウミラーの戦力の半数ほどは次元に飲み込まれ一部の者は言語障害に陥ることもあった。

OGシリーズ世界[編集 | ソースを編集]

起動実験に失敗したギリアムは素性を隠した上で、自身の本名を名乗り、地球連邦軍に入隊。「特殊戦技教導隊」の一員となった。彼が危惧したのは残された「システムXN」が悪用されることであり、案の定シャドウミラーの手で利用されてしまう。そしてギリアムは教導隊の一員であるゼンガー・ゾンボルトレーツェル・ファインシュメッカー、同じ転移者でシャドウミラーを裏切ったラミア・ラヴレスの口からシャドウミラーの転移した理由と共に自身の素性と目的(の一部)、「システムXN」の概要を皆に明かした。そして残された「アギュイエウス」もツヴァイザーゲインの機能停止と共に、「コード・アポロン」により起動させてアインストが作り出した空間からの脱出を試みるのだが、逆にアインストにより彼らが住む空間へと転移してしまった。アインストが消滅した後、システムを使用して地球圏へと帰還、残された「アギュイエウス」もギリアムとラミアの手により爆破される。この行為により、ギリアムは贖罪の旅から解放された代わりに元いた世界への帰還が不可能となり、この世界で生き抜くことを決め、かつての半身「XNガイスト」に別れを告げた。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ファイナル・コードの「Code Apollon(コード アポロン)」はアインストに侵食されたホワイトスター脱出の際に使用されたが、アインスト空間に引き込まれた。そしてエクストラ・コードの「Code Z.E.U.S(コード ゼウス)」はアインスト空間から脱出するため、システムXNをSRXT-LINKシステムを繋げて、地球に住む人の想いを感じ取ってシステムXNを起動させた。このイベントは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS』での出来事で、『スーパーロボット大戦IMPACT』におけるアインスト空間脱出イベントの再現である。この時はνガンダムサイコフレームの「人の意思を集める」能力を活用し、そのサイコフレームをガンダムF91バイオ・コンピュータの受信能力を活用して元の宇宙へと帰還している。
  • 「アギュイエウス」は道路の保護者の意味でアポロンの呼び名の一つ。「リュケイオス」も狼の意味でアポロンを象徴する動物の1つであり、アポロンにはアポロン・リュケイオス(狼のアポロン)という呼び名がある。
  • スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』において、ギリアムがシステムXNを起動する際、十字型の操縦席に張り付けられるかのように乗り込んだ上でアポロン総統のものと思われる仮面を被っており、ギリアムの罪の象徴という暗示がなされている(ちなみに十字に張り付けられたヒーローというと、皮肉にもギリアムの戦友であるウルトラセブンが当てはまる)。なお、最終話ではベーオウルフよりATXチーム及びグランゾンを先回りさせるために再びシステムを使用したが、宇宙空間である都合上、パイロットスーツでシステムXNを操作しているので、アポロン総統の仮面はシステムXNの操作に絶対必要というわけではないようである。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 厳密にはギリアムはアギュイエウスの修復とそこからコピーしてリュケイオスを開発したのであり、大元の開発者は言及が無いので不明(ギリアム自身の可能性もある)
  2. この際に言った「アウフ ヴィーダーゼン」は、「さようなら」と言う意味であるため単なる別れの台詞だった可能性もあるが、当時の攻略本では「謎の呪文」と表現していたものがあるため機能名や機能発動のキーワードの可能性もある。どのみちゲシュペンストは軍で作られた可能性が高いため、アムロたちが知らなかったことから後から追加された可能性が高い
  3. 「ああ。はT-LINKシステムにそういう機能も与えているはずだ」の台詞は『OG2』になく、『第3次α』発売後の『OGS』で追加されたものである。