「フェイ・イェンHD」の版間の差分

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:彼女の歌に触発されて心中を渦巻いていた「欠片」がまとまり、オリジナルモードの発動に成功。
 
:彼女の歌に触発されて心中を渦巻いていた「欠片」がまとまり、オリジナルモードの発動に成功。
 
;[[ランカ・リー]]、[[ホリー・バージニア・ジョーンズ]]、[[九条美海]]、[[早乙女アルト]]
 
;[[ランカ・リー]]、[[ホリー・バージニア・ジョーンズ]]、[[九条美海]]、[[早乙女アルト]]
:アルカトラズでのライブで彼女ら(一名女装)とコラボレーション。ちなみにフェイはドラム。
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:アルカトラズでのライブで彼女ら(一名'''女装''')とコラボレーション。ちなみにフェイはドラム。
 
;[[グレイス・オコナー]]
 
;[[グレイス・オコナー]]
 
:「HD」というコードネームで呼び、フェイに目をつけていた。
 
:「HD」というコードネームで呼び、フェイに目をつけていた。
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;[[由木翼]]
 
;[[由木翼]]
 
:「17話C ハート・オブ・ディーヴァ」において由木は悩むフェイに助言を送る。その事もあって、フェイはハート・オブ・ディーヴァに覚醒した。
 
:「17話C ハート・オブ・ディーヴァ」において由木は悩むフェイに助言を送る。その事もあって、フェイはハート・オブ・ディーヴァに覚醒した。
;[[ネロ]]
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;[[ネロ (デモンベイン)|ネロ]]
 
:クトゥルー内での戦闘前台詞によると、どうも彼女はフェイの中の『あの子』の事を知っていたようである。
 
:クトゥルー内での戦闘前台詞によると、どうも彼女はフェイの中の『あの子』の事を知っていたようである。
 
;[[ハザード・パシャ]]
 
;[[ハザード・パシャ]]
:彼の野望を「つまらない」と一蹴。なお、二部中盤の決戦では新曲の真っ最中に通信で割り込まれている。
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:彼の醜悪な野望を「つまらない」と一蹴。なお、二部中盤の決戦では新曲の真っ最中に通信で割り込まれている。
 
;[[ナイア]]
 
;[[ナイア]]
:自らの野望と暇潰しの為に世界を幾億と繰り返し、玩具のように弄んできた邪神にとって、世界の外側からの鑑賞者であるフェイの存在はヒーローマンの誕生と並ぶ予期せぬ最大のイレギュラーだった。
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:自らの野望と暇潰しの為に世界を幾億と繰り返し、玩具のように弄んできた邪神にとって、世界の外側からの干渉者であるフェイの存在はヒーローマンの誕生と並ぶ予期せぬ最大のイレギュラーだった。
  
 
== スパロボシリーズでの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズでの名台詞 ==
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;「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」<br/>「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」<br/>「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
 
;「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」<br/>「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」<br/>「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
 
:エンドデモにおけるミク評。ちなみに本作の世界観にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明。これについては、同ステージのIMにおけるフェイの台詞と、31話でのリチャードの発言にミクの存在を絡めると見えてくる。
 
:エンドデモにおけるミク評。ちなみに本作の世界観にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明。これについては、同ステージのIMにおけるフェイの台詞と、31話でのリチャードの発言にミクの存在を絡めると見えてくる。
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;「みんなが元気いっぱいになるなら、わたしもいっぱい歌う!」
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:第26話のエンドデモにて、泥酔した瑠璃がその勢いで[[戦術指揮]]を取る際に[[チャム・ファウ|チャム]]や[[エレボス]]に続いてそれに参加した。そして(巻き込まれた[[エイーダ・ロッサ|二]][[リナ・デイヴィス|人]]を含めて)チャムとエレボスと一緒に'''「戦術指揮/応援」を担当することができた'''。
 
;「………」<br/>「…あなたたちもやっとわかったんだね」<br/>「生きることの痛みを」<br/>「伝わるよ、その想い…怖いんだよね」<br/>「でも、目をそらしちゃだめなんだよ、いま、自分自身の中にあるものを!」
 
;「………」<br/>「…あなたたちもやっとわかったんだね」<br/>「生きることの痛みを」<br/>「伝わるよ、その想い…怖いんだよね」<br/>「でも、目をそらしちゃだめなんだよ、いま、自分自身の中にあるものを!」
 
:蒼穹作戦にて[[イドゥン]]が「痛み」を理解してしまい苦しんでいる様子を見て、フェイは危険も承知でマークザインのもとに近き、いまにも理解してしまいそうな何かと向き合うことをフェストムに呼びかけた。「痛み」と「感情」を否定しようとするイドゥンに攻撃を受けるが、彼女はそれでも屈しはしなかった。そして…。
 
:蒼穹作戦にて[[イドゥン]]が「痛み」を理解してしまい苦しんでいる様子を見て、フェイは危険も承知でマークザインのもとに近き、いまにも理解してしまいそうな何かと向き合うことをフェストムに呼びかけた。「痛み」と「感情」を否定しようとするイドゥンに攻撃を受けるが、彼女はそれでも屈しはしなかった。そして…。
 
;(…あなたたちも感じる? 空の青…すてきな色だったよね。 忘れたことが綺麗に甦って…)<br/>(わたしの声、あの子の声…そして…うん、みんなの声が輝くよ!)
 
;(…あなたたちも感じる? 空の青…すてきな色だったよね。 忘れたことが綺麗に甦って…)<br/>(わたしの声、あの子の声…そして…うん、みんなの声が輝くよ!)
 
:完全に覚醒した電脳の歌姫は、母なる歌声をフェストゥム、アルティメット・クロスの前で披露した。それを聞いたイドゥンは否定しようとする「感情」を理解してしまい一層苦しみ、自軍部隊を奮い立たせる事が出来た。
 
:完全に覚醒した電脳の歌姫は、母なる歌声をフェストゥム、アルティメット・クロスの前で披露した。それを聞いたイドゥンは否定しようとする「感情」を理解してしまい一層苦しみ、自軍部隊を奮い立たせる事が出来た。
:そしてその歌声はいなくなることに耐えられなかった乙姫を島のミールと一体化することを決心させる描写が書かれるなど、感動するイベントとなっている。…尤も、[[ハザード・パシャ|空気を読まない誰かさん]]のせいで台無しにされてしまうのだが。
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:そしてその歌声はいなくなることに耐えられなかった乙姫を島のミールと一体化することを決心させる描写が書かれるなど、感動するイベントとなっている。…尤も、[[ハザード・パシャ|空気を読まない誰かさん]]のせいで'''台無しにされてしまう'''のだが。
 
;「……止める止めない以前の問題だよ。知力も武力も……人を好き勝手に使うためのものじゃない」<br/>「そうやって上から目線のつもりかもだけど、つまんない野望だね!」
 
;「……止める止めない以前の問題だよ。知力も武力も……人を好き勝手に使うためのものじゃない」<br/>「そうやって上から目線のつもりかもだけど、つまんない野望だね!」
:49話での対ハザード。どこまでも欲望に忠実な男を前に、電脳の歌姫はそれを「つまらない」と一蹴する。<br/>ハザードに限らず、本作のフェイはこの手のキャラに対しては正面からバッサリ切り捨てている。
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:49話での対ハザード。どこまでも自分の保身と欲望の事しか頭に思い浮かばない男を前に、電脳の歌姫はその野望を「つまらない」と一蹴する。<br/>ハザードに限らず、本作のフェイはこの手のキャラに対しては正面からバッサリ切り捨てている。
 
;「絶望……? 甘えないで! 私が本気を出したら、あなただって希望で輝いちゃうんだよ!!」
 
;「絶望……? 甘えないで! 私が本気を出したら、あなただって希望で輝いちゃうんだよ!!」
 
:51話での対マスターテリオン。絶望と憎悪の化身に対してここまで言ってのけるあたりはさすがだが、本当に出来そうなのがなんとも。
 
:51話での対マスターテリオン。絶望と憎悪の化身に対してここまで言ってのけるあたりはさすがだが、本当に出来そうなのがなんとも。

2013年5月22日 (水) 23:49時点における版

フェイ・イェンHD(Fei-Yen with Heart of DIVA)

ニュータイプ誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナルバーチャロイド。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「初音ミク」と、バーチャロイドの「フェイ・イェン」をコラボさせた機体である。

初出はニュータイプ誌2011年2月号にカトキハジメ本人が描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『電脳戦機バーチャロン フォース』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。
「フォース」のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのがスーパーロボット大戦シリーズへのキャラクターとしての出演である。

コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ねフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・フォーキー」も標準装備されている。

セガはフェイ・イェンHDの存在をバーチャロンシリーズの「正史」としては扱わないが「公式」としては扱うという独自の立場をとっている。セガ側の機体設定によれば、人格をもつバーチャロイドである「VR-014 ファイユーヴ」(オリジナル・フェイ・イェン)が電脳世界と現実世界を自在に行き来する中で新たな「声」と邂逅し、それが彼女の秘められたエモーショナル・ハートを覚醒させ、ハイブリッドな歌姫「フェイ・イェン with Heart of DIVA」へと昇華させた、ということである。『スーパーロボット大戦UX』で初参戦した際には、バーチャロンシリーズの統括プロデューサーであるセガの亙重郎氏によって設定が加えられ、ノーマル(緑)、オリジナル(ピンク)、エモーション(黄金)の三つのモード変化を行えるようになった。

原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク』のXAN-斬-が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただしこれは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるがゆえの特例と見るべきであるだろう。

なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子だが、UXでのフェイ・イェンには藤田咲が当てられた。藤田咲は初音ミクの音声ソース提供者である。

初音ミクと戦闘描写

「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的、暴力的、残酷な表現などでキャラクターの価値を下げることを禁止している。

このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく
「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、そのキャラに戦闘をさせてはいけない
という解釈が存在していた。そのため、UXでのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた(公式ラジオでも杉田智和氏が「ミクなら駄目でもフェイ・イェンならいいという事か」と言及している)。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボはUXが史上初である(ただし、RPGのパーティメンバーの衣装の1つとして、初音ミクモチーフのそれが採用された前例はある)。 少なくとも戦闘でのカットインでミク(正確にはミクにコスプレしたフェイ・イェン)が登場する事から先述のガイドラインにある禁則事項を何らかの形(おそらく杉田氏の言及通りの形)で回避して実現できたものと思われる。余談であるが、カットインでミクが登場する事とフェイ・イェンHDの声を藤田咲が担当しているせいか、フェイ・イェンHDのパイロットはミクと一部勘違いする人もいた。

余談だが、PSVitaの「みんなといっしょ」で攻略できるダンジョンの中に、「初音ミク Project DIVA f ダンジョン」が存在しているが、こちらも同ダンジョンに限り「戦闘開始」が「セッション開始」に変更されていたり、相手であるVOCALOID達は立ち絵で全然動くことがない等、戦闘描写を徹底して回避している(逆に派生キャラクターであるはちゅねミクは3Dで描写され、よく動く)。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦UX
初参戦、独立した作品として扱い機体のみの参戦は史上初。ただし、単にファンサービスだけの機体のみ参戦ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフからシナリオの監修(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『K』の『電脳戦機バーチャロン マーズ』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。
当初は『マジンカイザーSKL』の奇械島に伝わる「眠り姫」と呼ばれており、11話で正式参戦。当初はまだ頭の中がごちゃごちゃなためか、喋り方も空白が目立つ読みづらいものが多く、戦闘ボイスも力の抜けたものが多い。全体的に見ると真面目で明るい性格だが、ハザードやキバなど、己の欲望のままに暴走する相手に対してはかなり冷めた物言いをするなど、今までの「フェイ」と比べてかなりキャラ性に違いがみられる。ちなみにバーチャロイド特有の「キュイィィィン」という走行エフェクトは健在。戦闘時のキャラはミクベースなためか、普段とは別人のごとくハイテンション。むしろ能天気な感じすらする(上記の「ごちゃごちゃしている」状態でも同様)。
いわゆるゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 奇械島で開発された粒子加速炉の試作型が、オデュサイトによって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては「彼女」が実際にフェイの中にいるらしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。
キャラクターとしては歌つながりで『マクロスF』とよく絡む。宇宙ルートでは「歌」でバジュラを撤退させる見せ場も。その他、ELSなどの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤ではシェリルから、マオが探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。ちなみに誰一人指摘しないのでスルーされがちだが、バーチャロイドであるためサイズは可変。戦艦内では等身大、戦闘中は本来のサイズに変化していると思われる。
SDガンダム達とは違いサイズはMだが、かなり運動性が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人はカウンター持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。
ハンドショット以外はすべて特殊効果つきのため、固有技能「歌姫」によって効果がどんどん上がっていく。オールキャンセラー持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では射程の短いディスィーブや弾数の不安なプリテンダー以上の活躍が見込める。「集中」「直感」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「脱力」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。

装備・機能

コラボ先の初音ミク要素が目立つとはいえバーチャロイドには違いなく、フェイ・イェン系VRの持つ基本装備(接近戦用の小剣、腕部のエネルギーショット、オーバーブーストシステム)は全て揃えている。

武装・必殺武器

ハンドショットver.HD
右手からハート型のビームを放つ。ザ・ナイトの「ファンシー・ブラスト」と同じ。
ジェイド・フォーキー
接近戦用の小剣。後発機の「愚者の慈愛」に相当する武器だが、コラボ先に合わせて形状はネギ。なので斬撃というより打撃武器2本あり、柄頭で連結してダブルソードにすることも可能。単体武器では登場せず、エクササイズのトドメ演出で登場。
HDエクササイズ
接近攻撃。飛び蹴りの後相手を捕まえて引っ叩き、続けてヒップアタックで吹っ飛ばす。トドメ演出ではフォーキー二刀流で連撃を加えた後、連結状態で叩き落して〆。
ちなみに気力低下効果つき。ヒットの度にハートマークや♪が乱舞するのがらしいというか、なんというか。
エモーショナル・アタック
フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、歌に合わせて三つも種類がある。さらに言うと武器扱いの二つにはミクのカットインが入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。
LOVE♥14 ver.HD
ヨーロッパルート21話「ハート・オブ・ディーヴァ」から追加。ハートマーク型のエネルギーを放って攻撃する。ちなみにこれを使用すると「LOVE♥14 ver.HD」の歌詞つきverが流れる。
命中・回避ダウンつき。何気にビーム兵器なのでグラン・ネイドルには撃たないように。
Believe ver.HD
31話「Final count」で追加される攻撃。エモーショナル・モードを起動してビームを放つ。こちらで流れるBGMも歌詞付き。格闘・射撃ダウンの効果がある。これもビーム系なのでグラン・ネイドルには無力。
エモーショナル・ウェーブ IBS
「蒼穹-そら-」で追加される特殊コマンド。ダブルオーライザーの「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定オールキャンセラーを抜けない。ちなみにミクのカットインはこれの追加以降に入る。消費ENが70と大きいため、乱発は厳禁。
これでかかる曲はずばり「in the Blue Sky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲である。
効果こそダブルオークアンタの「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある。

特殊能力

移動タイプ

バーチャロイドなので空は飛べない。UXは海で戦闘することが多いのでパートナーボーナスでフォローしよう。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

射撃・格闘・命中・回避に優れる典型的なスピード型。突っ込んで特殊武器で反撃しまくるのが常道だが、連続ターゲット補正とEN切れには注意。また、メイン攻撃が射撃属性なのでそちらを鍛えるのが鉄板。

精神コマンド

集中直感突撃脱力熱血
リアル系の典型。「突撃」があるので、移動後にエモーショナル・アタックが撃てるのが地味に大きい。フェイ・イェンの宿命なのかしっかり「脱力」持ち。

特殊技能

歌姫L9、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンター全体攻撃L1
能力や性能と合わせ、まさに「やられる前にやれ」の典型。専用技能の「歌姫」は特殊効果武器の効果を強化するという地味に凶悪なもの。技量は並なのでテコ入れするか、森次あたりを戦術指揮に据えてフォローすべし。
ガンファイトやヒット&アウェイ、可能なら連続行動まで入れられれば、エモーショナル・ウェーブによる強化と援護攻撃の位置取りを同時に出来る。

戦術指揮

精神耐性、スペック低下無効、HP10%回復
中盤以降増え始める特殊効果をまとめてブロック出来る強力なボーナス。特に最終話におけるリヴァルナの猛攻をしのぐのに一役買ってくれる。

人間関係

初音ミク
コラボ先のボーカロイド。UXではカットインのみと思いきや、「ハート・オブ・ディーヴァ」にて、フェイの心の中に???名義でキャラクターとして登場。UXの世界にフェイを呼び込んだ、何気に超重要人物。本編の展開を見る限り、極論するとこのボーカロイドがいなければUXの勝利と帰還はなかったと言ってもいいほど。
フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージ上では一人称を複数形にすることで彼女の存在を示唆している。
なお、フェイが現れた経緯をリチャードは「粒子加速炉の消失と入れ替わりに現れた意志」としているが、当人は「電脳世界を飛び回っていたら楽しそうな何か(=ミクの歌)を見つけて融合し、そのままこちらに来た」という旨の発言をしている。この齟齬から、「オデュサイトが呼んだ『意志』は実はミクの方で、彼女がUXの世界で歌うためにフェイを誘った」と見る向きもある。
フェイ・イェン・ザ・ナイト
後発機に当たるが、当人からはデザインがかなり不評。ただし、本作ではこれらに関する記憶は綺麗に欠け落ちている。

他作品の人間関係

シェリル・ノーム
彼女の歌に触発されて心中を渦巻いていた「欠片」がまとまり、オリジナルモードの発動に成功。
ランカ・リーホリー・バージニア・ジョーンズ九条美海早乙女アルト
アルカトラズでのライブで彼女ら(一名女装)とコラボレーション。ちなみにフェイはドラム。
グレイス・オコナー
「HD」というコードネームで呼び、フェイに目をつけていた。
アイラ
彼女らの本拠「八稜郭」に「眠り姫」として伝わっていた。
由木翼
「17話C ハート・オブ・ディーヴァ」において由木は悩むフェイに助言を送る。その事もあって、フェイはハート・オブ・ディーヴァに覚醒した。
ネロ
クトゥルー内での戦闘前台詞によると、どうも彼女はフェイの中の『あの子』の事を知っていたようである。
ハザード・パシャ
彼の醜悪な野望を「つまらない」と一蹴。なお、二部中盤の決戦では新曲の真っ最中に通信で割り込まれている。
ナイア
自らの野望と暇潰しの為に世界を幾億と繰り返し、玩具のように弄んできた邪神にとって、世界の外側からの干渉者であるフェイの存在はヒーローマンの誕生と並ぶ予期せぬ最大のイレギュラーだった。

スパロボシリーズでの名台詞

「… シ テ」
「ハ …」
「ハ ジ メ マ シ テ …」
「ハ ジメて… のお と、…が、きこえます。こえ、が… ことばが…」
「きこえマス。 みえます み んな、のこえ…?」
「は…じめまして」
「わ たし… わたし、は…誰で しょう…?」
初めて目覚めた時の第一声。malo氏作のミクオリジナル曲「ハジメテノオト」にかけている。
「ジョウ、は…マイクの、こと…が好き?」
「好き、で …息、がつまりそう?」
参戦後のIMにて。何気にryo氏作の「メルト」にかかっている。
「よく覚えてない けど……こっちにくるまえ、わたし、ひとりぼっちで……」
「そのとき、とおくの方でなんだかすごく 楽しい……気持ち? みたいなもの、をみつけて……」
「わたし、あんまり 後先 かんがえないから そのままそっちに とんでって」
「……そしたら、その楽しいなにかとくっついちゃった? みたいな感じ」
「ハート・オブ・ディーヴァ」のIMにて、由木との会話で話したUXの世界に来るまでの経緯。「ファイユーヴ」として電脳世界を放浪する中で、UXの電脳世界にいたミクの歌を聴きつけ、そちらに跳んだところ彼女とデータが同化、そのままの状態で定位リバース・コンバートを起こして鬼械島に実体化。その反動で機能が停止し、以来ストライカーズがやって来るまで眠りっぱなしだったらしい。
ちなみにこれを見る限り、本作のフェイは再起動の影響なのか「ファイユーヴ」としての記憶はほとんど消失している模様。
「うまく説明できないんだけどわたしの頭の中って……すーっごく、キラキラしててね」
「いろんな思い、想い、願いとか……ほんとに いっつも、たくさんあって」
「それが、メロディーや……リズム? みたいなものに聞こえたり感じたりして……」
「でも なんでだろう なんか どれもバラバラなんだよね……」
その続き。
フェイ「……? きこえる……? きこえてくる……?」
「この感じ……すごく なつかしい おぼえてる……教わった最初の音……もらった言葉、旋律……」
???「♪~……」
フェイ「ああ、これって……歌、なんだ。わたしの……歌なんだ」
???「……」
フェイ「ありがとう、呼んでくれたんだね……あなたは…… わたし? それとも私があなたなの?」
???「♪~……」
戦闘中イベントにて、心象世界でのミクとのコンタクト。実はこの場面のためだけにミクのグラフィックが用意されている(当然ながらこのステージ限定)。このイベント以降フェイの台詞回しが変わり、フェイ・イェン系VR特有のテンションの高さが垣間見られるようになる。
「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」
「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」
「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
エンドデモにおけるミク評。ちなみに本作の世界観にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明。これについては、同ステージのIMにおけるフェイの台詞と、31話でのリチャードの発言にミクの存在を絡めると見えてくる。
「みんなが元気いっぱいになるなら、わたしもいっぱい歌う!」
第26話のエンドデモにて、泥酔した瑠璃がその勢いで戦術指揮を取る際にチャムエレボスに続いてそれに参加した。そして(巻き込まれたを含めて)チャムとエレボスと一緒に「戦術指揮/応援」を担当することができた
「………」
「…あなたたちもやっとわかったんだね」
「生きることの痛みを」
「伝わるよ、その想い…怖いんだよね」
「でも、目をそらしちゃだめなんだよ、いま、自分自身の中にあるものを!」
蒼穹作戦にてイドゥンが「痛み」を理解してしまい苦しんでいる様子を見て、フェイは危険も承知でマークザインのもとに近き、いまにも理解してしまいそうな何かと向き合うことをフェストムに呼びかけた。「痛み」と「感情」を否定しようとするイドゥンに攻撃を受けるが、彼女はそれでも屈しはしなかった。そして…。
(…あなたたちも感じる? 空の青…すてきな色だったよね。 忘れたことが綺麗に甦って…)
(わたしの声、あの子の声…そして…うん、みんなの声が輝くよ!)
完全に覚醒した電脳の歌姫は、母なる歌声をフェストゥム、アルティメット・クロスの前で披露した。それを聞いたイドゥンは否定しようとする「感情」を理解してしまい一層苦しみ、自軍部隊を奮い立たせる事が出来た。
そしてその歌声はいなくなることに耐えられなかった乙姫を島のミールと一体化することを決心させる描写が書かれるなど、感動するイベントとなっている。…尤も、空気を読まない誰かさんのせいで台無しにされてしまうのだが。
「……止める止めない以前の問題だよ。知力も武力も……人を好き勝手に使うためのものじゃない」
「そうやって上から目線のつもりかもだけど、つまんない野望だね!」
49話での対ハザード。どこまでも自分の保身と欲望の事しか頭に思い浮かばない男を前に、電脳の歌姫はその野望を「つまらない」と一蹴する。
ハザードに限らず、本作のフェイはこの手のキャラに対しては正面からバッサリ切り捨てている。
「絶望……? 甘えないで! 私が本気を出したら、あなただって希望で輝いちゃうんだよ!!」
51話での対マスターテリオン。絶望と憎悪の化身に対してここまで言ってのけるあたりはさすがだが、本当に出来そうなのがなんとも。
「……暴走の果てに終わる世界って感じだね。でも、ハッキリ言っておくよ」
「可能性として観測されたものを無理に制御しようとする時点で、あなた自身が無限ループにはまってるの!」
「そういうエラーが危機を呼ぶわけで……しょうがない。もう一度、フェイ・イェンHD、本気で行きます!」
カリ・ユガとの戦闘前会話。可能性を閉じねば全てが終わるという神に対して痛烈な一撃で切り返し、電脳の歌姫は最後のセッションに臨む。cosMo(暴走P)氏作の「初音ミクの消失」の歌詞、「暴走の果てに見える 終わる世界」にかかっている。
ちなみにこの台詞、見方を変えるとこの人にもそっくり当てはまってしまう
「あっ……そうか。お別れなんだね。そろそろかなと思ってたけど、やっぱり突然だなぁ……」
「寂しいけど……でも、わたし楽しかった。たくさんの強さと優しさをもらえたし……何より歌えたし!」
「さようなら。時空を遠く離れても、みんなのこと、忘れない。ありがとう……いつかまた逢いたいな!」
最終決戦後。甲洋や乙姫らと共にUXを元の世界へ、すべての可能性が集った場所へと送り届ける。そして、二人の電脳の歌姫は、長きに渡るセッションをようやく終え、UXというステージを去る。彼女らはどこから来て、そしてどこへ行ったのか? それは多分、誰も知らない。

機体BGM

「LOVE♥14 ver.HD (インスト)」
デフォルト戦闘曲。元々はドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」に収録されたフェイ・イェンのキャラクターソング。インストバージョンなのでボーカルはなし。
「LOVE♥14 ver.HD (ボーカル)」
同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は元楽曲のままでなく、瓦重朗がスパロボ参戦のために書き下ろしたものとなっている。
ちなみに、非公式ながら原曲をミクに歌わせた人は存在する。詳しくはこちら。UXでの編曲者はいろんなジャンルに定評があるsamfree氏。
「Believe ver.HD」
同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は新規書き下ろし。この曲もドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」が初出。こちらの編曲者は、「FREELY TOMORROW」で有名なMitchie M氏。
「in the Blue Sky ver.HD」
エモーショナル・ウェーブ使用時の戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。元楽曲は初代バーチャロンの第1ステージにかかるBGMで、バーチャロンがシリーズ化されてからはテムジン系列VRのテーマ曲となった。今までのスパロボシリーズでもテムジン系列の操縦者であるチーフクリアリアのデフォルト戦闘BGMとして必ず収録されていた(シリーズの初出は第3次α。クリアリアはアレンジ版の「'01」が使われた)が、フェイのみしか参戦していないUXでさえその伝統は受け継がれたこととなった。ボーカル曲としてアレンジされるのはUXが初。こちらの編曲者はsamfree氏。
余談だが、解禁されるのが蒼穹作戦の最中でステージ名も「蒼穹-そら-」という完璧なコラボレーションを実現している。さらに第39話というおまけ付き。

対決・名場面など

電脳の歌姫、風の導き手
プラントで開催されたシェリルのコンサートを警備するマクロス・クォーター部隊の前にバジュラが現れる。何かに引き寄せられるように次から次へと現れるバジュラの大群に、部隊は劣勢を強いられる。
そんな中、何かを感じたフェイが一群の前に跳び出す。迎撃を喰らって一瞬ホワイトアウトした視界に映ったのは、自分とよく似た色彩を持ち、涼やかな声で歌う一人の少女。彼女こそが自分を呼んだ存在だと知ったフェイは、それに合わせるようにして自らもまた、歌う。宇宙の闇に響く歌声はバジュラの動きを止め、きっかけを得たUXは反撃に転じる。
舞い上がれ、空の『蒼穹』へ
自軍の猛攻撃によってイドゥンは「戦いの痛み」と「存在することへの苦しみ」、「いなくなることへの恐怖」を理解し、苦しみだした。その事を知ったフェイはマークニヒト率いるフェストゥムのところに向かい、己の中へ向かい合おうと彼に語りかけた。イドゥンはそんな彼女を否定するべく排除せんとするが、それでもフェイは屈することなくその場で歌い上げた。
全てを包み込む母の如き歌声はイドゥンやフェストゥムが忘れられていた感情を思い出し、シェリルはその姿に、かつて祖母が探し求めた風の探し手を想起する。
そしてその歌は風や海、蒼穹を超え、竜宮島にいる子供たちにも届き、存在することができなくなる恐怖で震えだした乙姫も島に生ける者たちの母となるように、島のミールと一体化することを決心した。

関連機体

フェイ・イェン・ザ・ナイト
フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」
VRとしてはこれらの系列の機体に当たる。
マジンカイザーSKL
奇械島で眠っている際には、この機体の存在が目覚めのきっかけになると予言されていた。

商品情報

余談

  • 上記のネギの元ネタは、Otomania氏の「VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた」にてデフォルメキャラの「はちゅねミク」にネギ(Otomania氏いわく下仁田ネギなんだそうな)を振らせたのが始まりだが、そのさらに元ネタが、TVアニメ『BLEACH』の第2話で井上織姫が長ネギを振り回していたシーンにIevan Polkka(フィンランド民謡)を合わせたFLASH動画「ロイツマ・ガール」である。
    • ミクのネギ動画が公開されたのは2007年9月であり、初音ミクが発売されたばかりの最初期の頃である。当時はロイツマ・ガールの動画がネット上で人気となっていたため、初音ミクの知名度が広まる最初のきっかけになった。なお、「はちゅねミク」自体がこのネギ動画から生まれた存在である。
    • この後、他のVOCALOIDにも歌手のイメージとはかけ離れた持ち物を持たせるのが定番化した。
  • この機体には、初音ミクの楽曲(ミクの性質故に「歌わせたもの」というのが正しいだろうが)の世界観をモチーフにしたバリエーションも存在する。
  • 3DSのソフトで初音ミクが登場するのは、初音ミクProject miraiから久しぶりの事となる。

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