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その姿からは合体前の面影はないように見えるが、背面から見てみるとストレーガの部品と思しきものが確認できる。『第2次OG』「コンビネーション・デュエル」での分離モーションから逆算すると、ガナドゥールは上半身が前後反転・下半身は横に開いて腕部となり、ストレーガは腕部・胸部を除いて前後反転することでフォルテギガスの下半身となる。頭部はガナドゥールの胴体に納まっており、ウィングはストレーガのものが変形している。文面を見ただけでは多分納得できないと思うので、実際にやるか動画などで確認してみよう。 | その姿からは合体前の面影はないように見えるが、背面から見てみるとストレーガの部品と思しきものが確認できる。『第2次OG』「コンビネーション・デュエル」での分離モーションから逆算すると、ガナドゥールは上半身が前後反転・下半身は横に開いて腕部となり、ストレーガは腕部・胸部を除いて前後反転することでフォルテギガスの下半身となる。頭部はガナドゥールの胴体に納まっており、ウィングはストレーガのものが変形している。文面を見ただけでは多分納得できないと思うので、実際にやるか動画などで確認してみよう。 |
2024年4月6日 (土) 13:35時点における版
フォルテギガス | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | 大輪充 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 特殊人型機動兵器 |
型式番号 | NVX-03 |
全長 |
51.0 m(D) 51.1 m(OG) |
重量 |
58.0 t(D) 141.0 t(OG) |
動力 | レース・アルカーナ×2(『D』では展開によっては×1) |
MMI | シュンパティア |
開発者 | クリフォード・ガイギャクス(OGシリーズではエリック・ワンが完成) |
主なパイロット | ジョシュア・ラドクリフ、クリアーナ・リムスカヤ、グラキエース(『D』の参戦時、『OGMD』) |
フォルテギガスは『バンプレストオリジナル』の登場メカ。
概要
ガナドゥールとストレーガが合体することで運用が可能な特殊人型機動兵器。フォルテギガスとはラテン語で「強き巨人」を表す。合体した両機の動力源である「レース・アルカーナ」をフル稼働することにより絶大なパワーを発揮するが、制御が難しく現状のフレームやボディではその負荷に耐え切れない。
その姿からは合体前の面影はないように見えるが、背面から見てみるとストレーガの部品と思しきものが確認できる。『第2次OG』「コンビネーション・デュエル」での分離モーションから逆算すると、ガナドゥールは上半身が前後反転・下半身は横に開いて腕部となり、ストレーガは腕部・胸部を除いて前後反転することでフォルテギガスの下半身となる。頭部はガナドゥールの胴体に納まっており、ウィングはストレーガのものが変形している。文面を見ただけでは多分納得できないと思うので、実際にやるか動画などで確認してみよう。
『D』では中盤で合体機能の存在が明かされた後、ルイーナの拠点攻略前後に南極で負傷していた相方が復帰したことで運用可能となった。グラキエースまたはウェントスが加入した場合は相方が更なる負傷をして戦線離脱してしまい、相方機のコアをファービュラリスまたはストゥディウムに移植されるので、レース・アルカーナも1基しか搭載していないはずである(基本性能に変化は無い)。
『第2次OG』では「ジェアン・エール」「エクセルシオ・アルスノーヴァ」と共にクリフォード・ガイギャクスが設計していた特機タイプのNVユニットだったが、エール・シュヴァリアーとブランシュネージュで手一杯だったことと、レース・アルカーナとシュンパティアが2機分しかなかったことで開発を断念、設計図のみを他のNVユニットごとエリック・ワンに委託するにとどまっていた。クリフ自身はこれ以来、フォルテギガスは開発されなかったものとして半ば無視しており、ジョシュア・ラドクリフとクリアーナ・リムスカヤにもウェポンボックスハンガーの存在のみを知らせるにとどめていた。
しかし、実際にはエリックがウェポンボックスハンガーと並行して完成させており(本人曰く「まさに隠しユニット」)、トーチカ8攻略戦後、鋼龍戦隊に同行する際に搬送している。分離機能もそのまま生きていたが、ガナドゥール・ストレーガに分離しての運用は出力の混乱を起こすため最低限にとどめられている。レース・アルカーナは2機分しかないという問題は、ジェアン&デアに搭載されている部分を必要に応じて入れ替えることで稼働させる、というプランで落ち着いた(レース・アルカーナとシュンパティアが搭載されているコア部分はブロック化されているらしく、解除・連結はかなり容易に行えるらしい)。
なお他の『D』主人公機と同様に重量が大幅増加しているが、なぜかこの機体だけは全長も僅かに増えている。
構成機体
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 初登場作品。選んだ主人公によってパイロットの役割が違い、メインパイロットは主人公、サブパイロットは副主人公となる。ジョッシュ・リム共に使える精神コマンドの差異は余り無いが(違いは加速と鉄壁ぐらい)、単純にSP量がほぼ倍になるというだけでもかなり強力。改造段階の引き継ぎは、主人公機として選択した機体のものが反映される。ただしグラキエースのファービュラリスや、ウェントスのストゥディウムが加入した場合は主人公のみの単独操縦となり、ガナドゥールやストレーガへの分離が不可能になる。アルティメットランサーやサンダークラッシュに相当する、有射程P属性の準必殺技は持たなくなるので注意。なおフォルテギガスに限らずグラキエース加入場面は負傷したジョッシュの代わりに彼の機体をラキが操縦して駆けつけるというものだが、リムが負傷していたのでまだ合体していなかったのにフォルテギガスで駆けつけるというミスがある。
- 今作のみフィガのデザインが設定画と異なる。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 本作唯一の完全な隠しユニット。手に入れるには「第47話までにジョッシュとリムの撃墜数を70以上にした上で」「第47話で二人が一切戦闘に参加せず(SRポイントの条件でもある)」「6ターン以内に最奥部の入口へ辿りつく」という厄介な条件が必要。ネックになるのは撃墜数で、リムが参戦してから20話少々しか時間がない。分岐では地上に残り、少しでも多く落とさせておくこと。
- 厳しい条件を満たさなければ参戦しないだけあってその性能は圧倒的。特に海以外Sと言う高い地形適応と初期値300のENと通常武器における最大消費20という尋常ではないコストパフォーマンス、高い攻撃力[1]を備える。運動性だけは低めだが、地形適応の高さと分身により回避能力も高め。総合力で言えば実質本作最強のユニット。また、ジョッシュとリムの精神コマンドの相性も良い。
- 欠点としては、リムがサブパイロットになるので手勢が半減するルート分岐のステージでは手数が減ってしまうことと、撃墜数がジョッシュに集中してしまうこと、さらにP武器が充実している一方で気力が低いうちは射程が短いこと(これはジェアン&デアとは真逆の特徴と言える)などが挙げられるが、総合性能を考えると些細なことかもしれない。共通ルートではむしろ出撃パイロットの人数を実質増加させることができるし、周回を見据えたPP稼ぎにはうってつけなので、ジェアン&デアとどちらを使うかは戦略と相談すべし。ただし「デザイア」を除いたジョッシュとリムが強制出撃のステージはジェアン&デア固定なので、そういう意味では過信は禁物。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- ジェアンに少し遅れて第12話終了後に入手。今回も分離は不可能で、常時フォルテギガスとしての運用となる。
- 今回は序盤に無条件入手可能になった為か、地形適応、移動力、EN、燃費と全体的に弱体化し、今作では「普通に強い」妥当な性能のスーパーロボットに調整されている。とはいえ、遠・近・マップ兵器と一通り揃っている上に火力的には前作から大して変わっていないので、空を飛ばしにくくなったこと以外は運用法はほぼ変わらない。
- 対抗馬であるジェアン・シュヴァリアーも本機同様に性能がかなり弱体化している為、安定性を重視するのであればフォルテギガスの方が扱いやすい。気力不要で移動後射程が4あるが、長射程武器に気力120必要(威力は高いが消費が重く、良くも悪くもALL属性の1つとマップ兵器のみ)とジェアンと逆[2]なのが大きな差。なおジェアンより運動性で劣るものの、サイズの都合で総合的な回避性能はフォルテギガスの方が若干上。逆にジェアンは単分離により一度撃墜されてもエール・シュヴァリアーになるので耐久面に保険があると、リアルとスーパーが逆のような形。
- また、サブパイロットが選択可能となっておりグラキエースもサブパイロットとして乗せることも可能になった。グラキエースをサブパイロットにすると、リムが空くのでデア・ブランシュネージュと同時に運用可能になる[3]。この場合、恋愛補正による火力向上が見込める反面、「加速」が無いことに注意が必要。できる限り加速持ちをサブに置きたいところ。サブのツイン精神は使えないので、グラキエースの「期待」とリムの「絆」もトレードオフになるほか、グラキエースのエースボーナスも無効(リムのは有効)になる。
- 今回もジェアン&デアでの強制出撃により使えないステージが2回存在する。
装備・機能
空陸両用で、海以外の機体地形適応は全てSと言う素晴らしさ。どの距離でも戦える万能機で、『D』ではEN消費が激しいがスキルパーツや強化パーツで補える。分身とビームコートは標準で付いているが、運動性能は低いので突出するのは危険。『第2次OG』では重装甲+分身+高めの運動性+膨大なEN+神化ヤルダバオト顔負けの燃費が相まって最強ユニットの一角と化している。前述のように『OGMD』では弱体化。
武装・必殺武器
『D』では武器名が全て変更可能、『第2次OG』では各武器名に中点がついた。
武装
- フィガ
- 2機内蔵しているガナドゥールの装備であるエネルギー放出器。フォルテギガスは主にこれを変形・活用し攻撃を行う。
- ギガ・ブラスター
- 胸部を展開してジェネレータ直結の高出力ビームを放つ。その際の膨大な熱量はフェイスオープンさせた口部から放出して冷却する。『OGシリーズ』では胸部からのビームのみ発射するマップ兵器版と、両肩のエッジブラスター、両腰のライトニングショットも同時に発射する通常兵器版に分かれる。必殺技に近い扱いで、『OGシリーズ』ではデアのニュートロンバスターやファービュラリスのコンゲラティオーを上回る威力(10段改造同士ならファービュラリスとは同値。『OGMD』でデアとも同値に)。
- 射程3~6の通常兵器版の他、方向指定型マップ兵器版の2種類が用意されていて、後者の有効射程と攻撃範囲は狭い。
- 『第2次OG』では攻撃力5300・射程1~8・EN消費15の全体攻撃と言うトチ狂った性能であり、雑魚の殲滅に一役買ってくれる。MAP兵器版もEN消費30と低燃費であり、おまけにこの消費量でフォルテギガスの武装内で一番ENを喰うのだから始末に負えない。
- こちらも『OGMD』では攻撃力はそのままながら射程が2~7に調整された。EN面については通常兵器版は大幅に上昇したが、MAP版は消費35と相変わらずの低燃費である。
- キャノン砲(名称不明)
- ガナドゥールとストレーガの手首部分が変形した合計4門のキャノン砲。設定画にはちゃんとキャノン砲と記載されているがゲーム内では一度も使用された事がない。SRW未実装。
必殺技
- コンビネーション・デュエル
- 移動後使用不可で中射程と、『第2次OG』でビームハンマーの代わりに追加された武装。ガナドゥールとストレーガに分離し、両機がエッジブラスターとライトニングショットを放つ。この武装を使うとこれまで謎に包まれていた本機の合体機構が拝めるが、演出的な面で言えばそれだけしか見せ場がなく、わざわざ分離しておいて挟み込むでもなく並んで射撃するだけという結構地味な技。
- ライアット・バスター
- フォルテギガスの必殺武器。フィガを結合して超出力のビームブレードを形成し、天より敵を斬り伏せて地面が巻き上がるほどの凄まじいエネルギーを爆散させる。
- 『第2次OG』ではオルタネイトデュエルを意識したコンビネーション攻撃。最初に左腕で殴りつけ分離、ガナドゥールがジェノサイドクロー⇒ヒートダイヴで攻撃、その後ストレーガがエレクトリックキューブで敵を捕縛。そして再合体し、二基のフィガを結合した超出力のビームブレードで一刀両断する(この際、振り回した刀身の軌跡が「D」を描いている)。使用時はBGMが各パイロットの必殺武器専用曲に変化する(OGでは「Drumfire」)。『D』では消費80と重いが、『第2次OG』ではなんと20という破格の軽さ。Eセーブをつければ驚異の消費EN14となり、あとはソーラーパネルをつければこれだけで戦える。
- さすがに無茶苦茶な性能だった為か、『OGMD』では調整され妥当な性能に落ち着いたが、それでも消費50と『D』時代よりも少ない。
- 巨大な物体に二人で剣を振り下ろす様がプレイヤーの琴線に触れたのか、グラキエースが搭乗可能になったOGMDからケーキ入刀ならぬ羊羹入刀と呼ばれることも。[4]
特殊能力
- 剣装備
- 『D』のみ搭載。切り払いが発生する。
- ビームコート
- ストレーガから継承されたビーム属性限定のバリア。
- 分離
- 『D』で2人乗りの場合のみ搭載。ガナドゥールとストレーガに分離可能。
- 分身
- ガナドゥールから継承。主人公機としてストレーガを選択した時でも、合体後は分身が可能。
移動タイプ
サイズ
- L
カスタムボーナス
- 「装甲値 +200 武器の命中補正値 +20」
- 『第2次OG』。耐久性の強化と武器の命中補正がやや低めなのが改善される。が、照準値10段階改造+地形適応S+常時発生するリムとの信頼補正の時点で大体当たるので少し無駄な感も。
- 「武器の命中補正値とクリティカル率がサブパイロットのレベル分アップする」
- 『OGMD』。レベル20以上なら第2次OGを上回る補正値となる。装甲は増えないが、その代わりに武器のクリティカル率が命中と同率で増加する攻撃特化のボーナス。
機体BGM
主人公として選択したキャラのBGMが流れる。最強武器のライアットバスター使用時はそれぞれの必殺武器専用BGMが使われる。
余談
- 前述の通り、本機はガナドゥールとストレーガが合体した機体であるが、『D』発売当時はこの2機の合体プロセスは明らかにされていなかった。それ故、イラストコミュニティサイト『pixiv』においてフォルテギガスの合体予想図が投稿されたが、『第2次OG』において明らかにされたフォルテギガスの合体プロセスはこの合体予想図とほぼ同一のものであった。(電撃スパロボ魂2013春号掲載の説明ラフを見ると、ガナドゥール、ストレーガ共に細部の変形が違っている)
- なお、『D』ではガナドゥールは全高25.0m、ストレーガは全高24.0mなのにフォルテギガスは51.0m。2機を縦に並べても足りないし、『第2次OG』の合体プロセスを見ても疑問の残るサイズ設定である。ただしOGシリーズではガナドゥールとストレーガのサイズ設定が出ておらず、フォルテギガスも多少変わっているので変更された可能性はある。
- 一部攻略本では最強武器が「ブリンガーバスター」と表記されている[5]が、これはデフォルト名としては誤り。だが、『D』には武器名変更システムがあるので同名にすることは可能。
- 『D』の後期スーパー系主人公機なのだが、後期リアル主人公機であるジェアン・シュヴァリアーやデア・ブランシュネージュの方が全長・重量とも上。特にジェアンはフォルテギガスの2倍以上の全長を誇っている。挙句の果てに、フォルテギガスではレース・アルカーナのフル稼働が実質不可能だが、この両機は大出力ジェネレーターの搭載によりフル稼働(に近い状態)で運用可能となっている(『第2次OG』に至っては出力120%で攻撃している)。もっとも、フォルテギガスはレース・アルカーナを2基搭載しているため、単純な出力が劣っているとは限らない。
- 『D』の攻略本では「強いけど某グランゾンのような独特のまがまがしさが漂っている」と評されていた[6]。後に何の因果か『第2次OG』ではそのグランゾンの開発者であるエリック・ワンが完成させた。
脚注
- ↑ 単機での最大武器攻撃力は全ユニット中同率3位。ただしカスタムボーナス込みのダイゼンガーに抜かれる。また武器攻撃力に加算されるイン/ガンファイト次第で更に抜かれ(専用機でもアウセンザイターのカスタムボーナス+ガンファイトL6に抜かれる)、他のダメージアップ補正も踏まえるともう少し下。
- ↑ ジェアンは気力120までP武器が無く、気力不要で単体・ALL両方に豊富な弾数の遠距離武器を持つがALLはやや威力が低く、マップ兵器は無しで特殊効果武器があると対照的になっている
- ↑ なお、レース・アルカーナとシュンパティアが1機分足らないと思われるのだが、この事はシナリオ上では特に触れられない。ファービュラリスにも似たものは搭載されているので、流用が可能だったか、そのように調整した可能性はある
- ↑ ちなみに一部の結婚式場において『羊羹入刀』の企画は神前式を中心に実在している。
- ↑ 角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』160頁。
- ↑ メディアワークス『スーパーロボット大戦D ザ・コンプリートガイド』P270より。
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