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+ | 大まかな設定は『J』と同じだが、フューリーの純血を守るという思想が組織の共通意見になっている関係で、地球人蔑視は輪をかけて酷くなっている他、家族の存在が触れられており長きに渡る人工冬眠を強いられる家族に良い暮らしをさせてやる為に上昇志向が強くなっている。ちなみにアシュアリー社に潜入していた際は「ジュリアン」と名乗っており、ゾヴォーク(実際はソ=デス率いる諜士隊)によってアシュアリー社月支部が壊滅した際は「アリスター・リンクス」ことアル=ヴァンと共に死亡していた事になっていた。 | ||
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+ | 中盤でラフトクランズを与えられるが、その直後の初陣でカルヴィナに追い詰められて無断でラースエイレムを使用した事で禁忌に触れてしまい、騎士を除名されて宰士に回されてしまうが、手駒を欲したカロ=ランによって諜士の位を与えられ、同時にカロ=ランが与えられたクストウェル・ブラキウムを駆って鋼龍戦隊に立ちはだかる。性格もより攻撃的で狂暴化したが、『J』程狂ってはいない。 | ||
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+ | しかしガウ=ラ・フューリアでの決戦で、アル=ヴァンがカルヴィナとの愛を選んで離反した事が決定打となって完全に発狂。そして[[鋼龍戦隊]]に敗れて戦死してしまう。 | ||
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− | + | :『J』と比べて様々な背景が追加された事や発狂の原因やタイミングが変わった事もあって良くも悪くも人間臭さが増しており、『J』とはまた違った印象を与えている。ただ発狂に至る過程もあってある意味より悲惨な事になったと言えなくもないが。 | |
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:OGMDで名前のみ登場の妹。彼女と両親がステイシス・ベッドで冷凍睡眠中だが、覚醒の目処が立っていない模様。 | :OGMDで名前のみ登場の妹。彼女と両親がステイシス・ベッドで冷凍睡眠中だが、覚醒の目処が立っていない模様。 | ||
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:OGシリーズにおけるグランティードとの特殊戦闘台詞。 | :OGシリーズにおけるグランティードとの特殊戦闘台詞。 | ||
:トーヤ専用機として設定が一新されているが、[[エ=セルダ・シューン|以前の搭乗者]]を知っているため乗り手の格差を説いているようにも見える。 | :トーヤ専用機として設定が一新されているが、[[エ=セルダ・シューン|以前の搭乗者]]を知っているため乗り手の格差を説いているようにも見える。 | ||
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− | ; | + | ;(あの女だ。アル=ヴァン様は奴と再会してから消極的になられた。だが、あれは俺達が利用したただの地球人に過ぎないじゃないか)<br />(あの女が生きていて、しかもあれに乗ってるからいけないんだ。アル=ヴァン様が出来ないのなら、俺が始末する。このラフトクランズで)<br />(そうすれば、あの方だって元へ戻られるに違いないんだ……) |
− | : | + | :第26話「ジュア=ム激進」より。アル=ヴァンの失脚にショックを受け、その原因と信じているカルヴィナへの殺意を滾らせる。相変わらず独善的な考えではあるが、この地点では『J』程狂ってはいない事が伺える。 |
− | + | ;(あの時……あいつに追い詰められた時、親父達の顔がよぎった……)<br />(俺は……俺は死ぬわけにはいかねぇ……だから……身体が動いちまった……)<br />(全てはあの女だ……あの女のせいだ……!あいつが……くそっ、くそっ、くそおっ!!)<br />「殺してやる!殺してやる!!殺してやるぞ、カルヴィナァァァ!!」 | |
+ | :第29話「希望の行方」より。ベルゼルートの破壊にこそ成功したがラースエイレムを命惜しさの為無断で使用した事が原因で騎士団を除名され宰士に回されてしまい、退出して後の独白とカルヴィナへの憎悪の台詞。そうして荒れている所にソ=デスが現れ、カロ=ランの元へと連れられる事となり、ここから徐々に彼の精神が狂い始める。 | ||
+ | ;「答えろ!あんたは何故、地球人と一緒にいるんだ!?」<br />「俺の両親やクド=ラは、いつまで氷漬けにならなきゃならねえ!?いつになったら、自分の足で本物の土が踏める!?」 | ||
+ | :第44話『冷たい世界 前篇』より。千年単位の人工冬眠によって、弟の様に凍らされたまま本物の死を迎えてしまった民達が存在する事が明らかになっており、彼からすればいつ残された家族も弟の様になってしまうかという不安と、未だに目覚める事を許されず何もしてくれなかったと見做すシャナ=ミアへの不信感は相当であった。 | ||
+ | :フューリーもカティア達の家族やアシュアリー社の人間を抹殺し、そしてラブルパイラを中の民達ごと消し飛ばした為カルヴィナやジークからは同情の余地は無いと切り捨てられるが、ジュア=ムも必死だった事が伺える。 | ||
+ | ;「う、ううぅ……!!うああぁぁぁあああぁぁあ!!」<br />「な、何言ってんだ!何言ってんだ、あんた!!ゴミを!カスを!愛しているだとぉぉぉ!?騎士のあんたがぁぁぁぁ!!」<br />「いや!もうあんたは騎士なんかじゃねぇぇ!!俺の敵だ!敵だ!!敵だぁぁぁ!!」<br />「うるせえぇぇぇ!!殺す殺す殺すっ!あんたもゴミ共と一緒に殺してやるぅぅぅ!!」 | ||
+ | :同上。アル=ヴァンの到来に喜ぶのも束の間、彼がシャナ=ミアの示す未来を、そしてカルヴィナへの愛を選ぶという自分への「裏切り」に激昂しての台詞。騎士としての位を失ってから徐々に狂い始めた彼の精神はここに至り完全に破綻してしまい、憎悪の念をアル=ヴァンにもぶつける様になってしまった…。 | ||
+ | ;「や、やられた……のか……!? し、死ぬのか、俺が!? 嘘だろう、おい!」<br />「い、嫌だ、嫌だぁぁぁ!! こ、こんなの認めねぇぇぇぇっ!」<br />「俺は死ぬわけにはいかねぇぇぇぇ!!ク、クド=ラァァァァ!!」 | ||
+ | :最期の台詞。自業自得かつ惨めな最期を迎えた『J』と比べると、転落の末に哀れな最期を迎えてしまった。 | ||
+ | :結局カロ=ランと違い最期まで刻旅の杜に眠る民を盾にしようとしなかったのは、僅かに騎士としての誇りが残っていたからなのか。あるいはそこで眠るクド=ラ達家族の事を発狂しても尚案じていたからなのか…。 | ||
== 余談 == | == 余談 == |
2016年7月4日 (月) 09:38時点における版
ジュア=ム・ダルービ
スーパーロボット大戦J
フューリア聖騎士団の準騎士。自惚れが強く、地球人やフューリー以外の異星人などを見下していた。その反面、上司であるアル=ヴァンの事は強く慕っており、中盤辺りまでヴォルレントを駆って、アル=ヴァンと共に戦っていた。
後にアル=ヴァンが失脚した事で準騎士から騎士へと昇格しラフトクランズに乗り換えるものの、ショックからか主人公達への憎悪を募らせ、性格は凶暴化した。元々自分達以外を見下す性格だった上、後半はアル=ヴァンの弟子とは思えない「騎士に有るまじき」行動を繰り返す。
最期はガウ・ラ=フューリアでの戦いで、死への恐怖を口走りながら機体と共に四散する。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
大まかな設定は『J』と同じだが、フューリーの純血を守るという思想が組織の共通意見になっている関係で、地球人蔑視は輪をかけて酷くなっている他、家族の存在が触れられており長きに渡る人工冬眠を強いられる家族に良い暮らしをさせてやる為に上昇志向が強くなっている。ちなみにアシュアリー社に潜入していた際は「ジュリアン」と名乗っており、ゾヴォーク(実際はソ=デス率いる諜士隊)によってアシュアリー社月支部が壊滅した際は「アリスター・リンクス」ことアル=ヴァンと共に死亡していた事になっていた。
中盤でラフトクランズを与えられるが、その直後の初陣でカルヴィナに追い詰められて無断でラースエイレムを使用した事で禁忌に触れてしまい、騎士を除名されて宰士に回されてしまうが、手駒を欲したカロ=ランによって諜士の位を与えられ、同時にカロ=ランが与えられたクストウェル・ブラキウムを駆って鋼龍戦隊に立ちはだかる。性格もより攻撃的で狂暴化したが、『J』程狂ってはいない。
しかしガウ=ラ・フューリアでの決戦で、アル=ヴァンがカルヴィナとの愛を選んで離反した事が決定打となって完全に発狂。そして鋼龍戦隊に敗れて戦死してしまう。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 中盤辺りからヴォルレントに乗って登場。強さは他の準騎士と比べて毛が生えた程度であるが、後半にラフトクランズに乗り換えてからは彼自体の能力も上がり(実は能力値、技能、性格全てアル=ヴァンと同じものになる)、強敵となる。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- PV第1弾にて登場。第1話「ホワイト・リンクス」では量産型ヒュッケバインMk-IIに搭乗しており、第6話「極上の獲物」で金色カラーのヴォルレント、第26話「ジュア=ム激進」で赤色カラーのラフトクランズ、そして第30話月ルート「空間の支配者」でクストウェル・ブラキウムに乗り換える。なお、第35話「シャナ=ミアの言葉」でブラキウムの入手条件を満たした場合、最終戦で再びラフトクランズに搭乗する。また、最終戦における発狂状態のジュア=ムを演じる松風氏の怪演は必聴。
- 『J』と比べて様々な背景が追加された事や発狂の原因やタイミングが変わった事もあって良くも悪くも人間臭さが増しており、『J』とはまた違った印象を与えている。ただ発狂に至る過程もあってある意味より悲惨な事になったと言えなくもないが。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避が低い以外はどれも平均して高く、アル=ヴァンを一回り弱くした感じ。暴走後は上述の通りアル=ヴァンとまったく同じ能力になる。ちなみに攻略本では「怒りのスーパーモードはいかんと誰かが言っていたのに……」と書かれている。一応、純粋に敵パイロットとして見た場合、対峙すると強敵ではあるのだが、主人公らとの戦い以外ではほぼ毎回ラースエイレムを使用しているため、ラースエイレムの能力に胡座をかいて粋がっている感はどうしても否めない。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- J
- カウンター、底力L8、援護攻撃L3、指揮L3、コンボL4
- カウンターと指揮は暴走後に覚える。アル=ヴァン同様の理由で異様に手ごわいが、相対するころには味方の戦力も順当に強化されているため、さほど手こずることはない。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 底力L6、援護攻撃L2、連続攻撃L2、気力+(ダメージ)
エースボーナス
- マップ上にカルヴィナがいる場合、自軍フェイズ開始時に「闘志」がかかる
パイロットBGM
- 「Moon Knights」
- フューリア聖騎士団の共通曲。
人間関係
- アル=ヴァン・ランクス
- 上司。OGMDでは任務遂行の暁には彼の名誉回復を願い出る等、誰よりも強く慕っていた。その分、彼に裏切られる形となった事が決定打となって完全に狂ってしまったのだが。
- フー=ルー・ムールー
- アル=ヴァンが去った後の上司。ジュア=ムの狂いぶりには彼女も手を焼いていたようである。
- OGMDではアル=ヴァン失脚後の直属の上司がカロ=ランに変わった為関わりが薄くなっている。
- グ=ランドン・ゴーツ
- 騎士団の長。流石に後半で凶暴化したジュア=ムも彼には逆らえなかったようである。
- カルヴィナ・クーランジュ
- かつての教官。尤も、前述の性格の為か、内心では地球人である彼女を軽視していたようである。
- OGMDではアル=ヴァンの境遇が『J』における彼女のルートに準拠しているため、トーヤよりも彼女の方と因縁が深い。
- トーヤ・シウン
- フューリーにおける英雄エ=セルダの息子であり、因縁の相手。OGMDでは因縁が浅い為、発狂後は執拗に狙われない上、逆に立ちはだかる彼を邪魔者と認識している。
- ソ=デス・ズォー
- フューリー聖騎士団の諜士。
- カロ=ラン・ヴイ
- フューリー聖騎士団の諜士長。OGMDでは騎士を除名されて彼の部下となるが、彼からは捨て駒程度にしか思われていなかった。
- クド=ラ・ダルービ
- OGMDで名前のみ登場の妹。彼女と両親がステイシス・ベッドで冷凍睡眠中だが、覚醒の目処が立っていない模様。
- 言動の節々から彼女含む家族の事を大切に想っていたのは間違いなく、何よりも発狂状態で最期を迎えた際に口にした言葉は、彼女の名前だった。
- アドゥ=ム・ダルービ
- 同じく名前のみ登場の弟。冷凍睡眠中の事故で目覚めないまま死亡したらしい。
版権作品との人間関係
- カガリ・ユラ・アスハ
- 彼女の仕掛けたトラップで一度撤退に追い込まれる。
- ル・カイン
- ラースエイレムの力で彼をボコボコにするが…。
名台詞
戦闘台詞
- 「あーっはっはっはっは殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺ぉぉぉす!!」
- オルゴンクローFモード使用時の台詞。締めの台詞は3パターンあるのだが、その中でもっともクレイジーなのがこれ。
- 「くあぁぁあぁっ!? バカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなぁぁっ!?」
- 発狂して以降の撃破時のセリフ。音声がついていたら凄いことになっていそうだ。
- 「グランティードが相手だろうと、乗り手が貴様のような小僧なら!」
- OGシリーズにおけるグランティードとの特殊戦闘台詞。
- トーヤ専用機として設定が一新されているが、以前の搭乗者を知っているため乗り手の格差を説いているようにも見える。
- 「あんたも!あんたもゴミ共に力を貸すのかぁぁ!!」
- OGMD第44話限定のアル=ヴァンとの特殊戦闘台詞。
スーパーロボット大戦J
- 「アル=ヴァン様、ここは俺にまかせてください。あんな奴、すぐに片付けます」
- 第10話「闇の胎動」より。彼がアル=ヴァンに対して言った台詞。
- 「…今の避け方と攻撃への入り方。そっくりそのままのマニューバを何度も見たよ。まさかとは思うけど…そいつに実験体と一緒に乗ってるのは、カルヴィナ教官ですか」
「やだなぁ、お忘れですか。俺ですよ、ジュア=ムです。ジュア=ム・ダルービ。あなたのかわいい教え子じゃないですか」 - 第20話 「「真実」は一つじゃない」にてカルヴィナと再会した時の台詞。
- 「あはははは、地球人はやはり滅びたがっているのですよ。おかげで俺達は楽が出来る」
- 『J』第38話「道を選ぶとき」より。地球人同士の戦闘に介入した際、フー=ルーの仕掛けに踊らされた形とはいえ、同胞同士で憎み合う地球人に嘆いていたアル=ヴァンに対して。
- 「なるほど、それでこうして最後の仕上げに出て来られる。さすが我が敬愛する師にて主、アル=ヴァン様」
- 上の台詞の後にアル=ヴァンが「自ら手を汚さぬ戦いを、喜ぶ気にはなれぬ」と口にして自ら戦闘に出向いた際の台詞。尤も、その直後に当のアル=ヴァンからは「騎士なら軽口を叩くな」とたしなめられてしまう。
「すれ違う運命」以降
- 「アル=ヴァン様が…くそ、あいつのせいで…あいつのせいで…あいつの、あいつの、あいつの、あいつの、あいつの、あいつの!! くそーーーっ! 殺してやる、必ず!」
- 『J』第40話「すれ違う運命」にてアル=ヴァンが失脚したことを知らされた直後の台詞。この瞬間からジュア=ムの性格が狂い始めた。
- 「私のぉ? 何ですかぁ?」
「ひゃはははは! 悲鳴が聞こえないのが残念でしょうがないですねえ!」 - 『J』第43話「Darkside Of The Moon」より。ラースエイレムでル・カインのザカールの動きを止め、ボコボコにした際に。なんとも卑怯。
- 「な、何でだよ! 何でお前を殺せねえんだ! お前さえいなければ、お前さえ!お前お前お前お前ぇぇっ!!」
- 同上。撃破された際の捨て台詞。後半のジュア=ムは精神の平衡をどこかにやってしまったような支離滅裂な言動になっている。
- 「大体、実験体が人間らしい口の利き方覚えたつもりか? (主人公機名)がなけりゃ、ゴミ以下の存在のくせしてよ」
- 『J』第50話「百億の夜と千億の闇」より。救助を求めていた地球人を皆殺しにしたことをカティア達に非難された際に、ジュア=ムが彼女達に対して反論した台詞。カティア達を実験体として扱った事に罪悪感を感じていたフー=ルーとはまさに対照的と言える。
- 「なっ…! こ、この野郎ぉぉぉぉぉぉっ!!」
- 同上。宗介との戦闘前会話より。「挑発に乗りやすい。兵士としては失格」と評価された上で「貴様など○××○△だ」と規制のかかった挑発を受けて。一体何を言われたのだろうか……。
- 「シャナ=ミア様…ま、まさか貴女様が!?な、何という事を為されます!」
「お気は確かであられますか、シャナ=ミア様!こやつらは、我が同胞を…あまつさえ、アル=ヴァン様を!」 - 『J』第51話「冷たい世界 前編」より。シャナ=ミアに戦いを止めるよう説得された時の台詞。尤も、当のジュア=ムが主人公達への私怨を優先するあまり、彼女の言葉は届かなかったようである。
- 「や、やられた…のか…? し、死ぬのか、俺が? 嘘だろう、おい!」
「い…いやだ、いやだあああっ! こ、こんなの認めねぇえええぇえ!」
「こ、怖いよ…俺には、まだ…う、うわぁあああああぁあっ!」 - 同上。死亡時の断末魔。主人公曰く「死を散々弄んだ」彼に相応しい惨めな最期かもしれない。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- (あの女だ。アル=ヴァン様は奴と再会してから消極的になられた。だが、あれは俺達が利用したただの地球人に過ぎないじゃないか)
(あの女が生きていて、しかもあれに乗ってるからいけないんだ。アル=ヴァン様が出来ないのなら、俺が始末する。このラフトクランズで)
(そうすれば、あの方だって元へ戻られるに違いないんだ……) - 第26話「ジュア=ム激進」より。アル=ヴァンの失脚にショックを受け、その原因と信じているカルヴィナへの殺意を滾らせる。相変わらず独善的な考えではあるが、この地点では『J』程狂ってはいない事が伺える。
- (あの時……あいつに追い詰められた時、親父達の顔がよぎった……)
(俺は……俺は死ぬわけにはいかねぇ……だから……身体が動いちまった……)
(全てはあの女だ……あの女のせいだ……!あいつが……くそっ、くそっ、くそおっ!!)
「殺してやる!殺してやる!!殺してやるぞ、カルヴィナァァァ!!」 - 第29話「希望の行方」より。ベルゼルートの破壊にこそ成功したがラースエイレムを命惜しさの為無断で使用した事が原因で騎士団を除名され宰士に回されてしまい、退出して後の独白とカルヴィナへの憎悪の台詞。そうして荒れている所にソ=デスが現れ、カロ=ランの元へと連れられる事となり、ここから徐々に彼の精神が狂い始める。
- 「答えろ!あんたは何故、地球人と一緒にいるんだ!?」
「俺の両親やクド=ラは、いつまで氷漬けにならなきゃならねえ!?いつになったら、自分の足で本物の土が踏める!?」 - 第44話『冷たい世界 前篇』より。千年単位の人工冬眠によって、弟の様に凍らされたまま本物の死を迎えてしまった民達が存在する事が明らかになっており、彼からすればいつ残された家族も弟の様になってしまうかという不安と、未だに目覚める事を許されず何もしてくれなかったと見做すシャナ=ミアへの不信感は相当であった。
- フューリーもカティア達の家族やアシュアリー社の人間を抹殺し、そしてラブルパイラを中の民達ごと消し飛ばした為カルヴィナやジークからは同情の余地は無いと切り捨てられるが、ジュア=ムも必死だった事が伺える。
- 「う、ううぅ……!!うああぁぁぁあああぁぁあ!!」
「な、何言ってんだ!何言ってんだ、あんた!!ゴミを!カスを!愛しているだとぉぉぉ!?騎士のあんたがぁぁぁぁ!!」
「いや!もうあんたは騎士なんかじゃねぇぇ!!俺の敵だ!敵だ!!敵だぁぁぁ!!」
「うるせえぇぇぇ!!殺す殺す殺すっ!あんたもゴミ共と一緒に殺してやるぅぅぅ!!」 - 同上。アル=ヴァンの到来に喜ぶのも束の間、彼がシャナ=ミアの示す未来を、そしてカルヴィナへの愛を選ぶという自分への「裏切り」に激昂しての台詞。騎士としての位を失ってから徐々に狂い始めた彼の精神はここに至り完全に破綻してしまい、憎悪の念をアル=ヴァンにもぶつける様になってしまった…。
- 「や、やられた……のか……!? し、死ぬのか、俺が!? 嘘だろう、おい!」
「い、嫌だ、嫌だぁぁぁ!! こ、こんなの認めねぇぇぇぇっ!」
「俺は死ぬわけにはいかねぇぇぇぇ!!ク、クド=ラァァァァ!!」 - 最期の台詞。自業自得かつ惨めな最期を迎えた『J』と比べると、転落の末に哀れな最期を迎えてしまった。
- 結局カロ=ランと違い最期まで刻旅の杜に眠る民を盾にしようとしなかったのは、僅かに騎士としての誇りが残っていたからなのか。あるいはそこで眠るクド=ラ達家族の事を発狂しても尚案じていたからなのか…。
余談
脚注
- ↑ ただしジュア=ムの場合、アル=ヴァンが失脚後に狂い出した事に対しレーベンは最初から(少なくとも初登場した時点で)狂っていたという違いはあるが。
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