「雀武王」の版間の差分
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− | 中国・山東地区にある遺跡([[蚩尤塚]](しゆうづか))から発掘された[[超機人]] | + | 中国・山東地区にある遺跡([[蚩尤塚]](しゆうづか))から発掘された[[超機人]]。読みは「じゃくぶおう」。[[雀王機]]が上部、[[武王機]]が下部になって合体した姿。元々は「百邪」と呼ばれる悪魔や妖怪と戦う為に古代人が作り出した半生体兵器だと言われている。自律型思考回路を持ち、単独でも行動出来るが、内部に自らが操縦者と認めた[[念動力]]者が乗らなければ、本来の力を発揮できない。 |
空中戦闘の他に、主武装である黒蛇刀による格闘戦と遠距離戦を両方得意とし、絶大な攻撃力を持つ。また、左腕に装備されている武王機の武鱗甲により、防御力にも隙が無い。 | 空中戦闘の他に、主武装である黒蛇刀による格闘戦と遠距離戦を両方得意とし、絶大な攻撃力を持つ。また、左腕に装備されている武王機の武鱗甲により、防御力にも隙が無い。 | ||
− | + | 「機人大戦」と呼ばれるバラルと百邪の戦争が起こった大昔に、同じ超機人である[[龍虎王]]と戦闘を繰り広げていた。発掘時には前述の戦闘で負った傷が残されており、大英帝国による世界統一を理想とするグリムズ財団の手により、欠損部分は蒸気補機や特殊阿片などの機械で補われていた(バラル曰く「悪しき目覚め」)。その為、コクピットは念動力を持たないジェイベズでもそのまま操縦できるようになっている。しかし、特殊阿片により自分の意志とは関係なく操られていた雀王機と武王機は古傷の痛みに耐えながらも、自身が倒されることを望んでいた。事実、彼らは後述で龍虎王に倒された際には、呪縛から解放された事に安らぎを感じていたようである。 | |
− | + | 合体した当初は、隆馬と文麗が搭乗する[[龍王機]]と[[虎王機]]を圧倒していたが、苦戦しながらも本来の力を取り戻した2機が[[虎龍王]]と龍虎王に合体した事により、次第に形勢が逆転してしまい、最後は龍虎王の龍王破山剣による一撃で、盾として構えていた武鱗甲ごと破壊された。 | |
− | + | その後、時を経てバラル側の戦力として再生される。[[武雀王]]共々バラル側の戦力として使役されていたが、龍虎王・虎龍王とは違い自らの意志でバラルに従っている。[[ガンエデン]]を地球の守護者と認めず、その下を離れた龍虎王・虎龍王に対しては敵愾心を燃やしていた。 | |
しかし、幾度もの戦いを経、また武雀王との対話や龍虎王・虎龍王との激突を重ねるにつれ、徐々に自らの境遇に疑問を抱き始める。それでも夏喃と共に限仙境にて決戦に臨んだが、武雀王が歪められた宿命を終わらせることを決断したことで、遂にバラルに従うことを放棄。操者共々爆炎に消えて行った。 | しかし、幾度もの戦いを経、また武雀王との対話や龍虎王・虎龍王との激突を重ねるにつれ、徐々に自らの境遇に疑問を抱き始める。それでも夏喃と共に限仙境にて決戦に臨んだが、武雀王が歪められた宿命を終わらせることを決断したことで、遂にバラルに従うことを放棄。操者共々爆炎に消えて行った。 | ||
− | 第2次OGでは、気合の入ったムービーで合体シーンが拝める。合体の流れは、 | + | 第2次OGでは、気合の入ったムービーで合体シーンが拝める。合体の流れは、 |
− | 1.月夜(限仙境なので微妙だが)に雀王機が翼を広げて「合体」の文字が出現、炎を地面に向けて放つ | + | :1.月夜(限仙境なので微妙だが)に雀王機が翼を広げて「合体」の文字が出現、炎を地面に向けて放つ |
− | 2.武王機がその炎の近くで立ち上がり、何故か一回腹を打ち鳴らす。ちなみにこの時、手のひら部分に拳が隠れているのが分かる。 | + | :2.武王機がその炎の近くで立ち上がり、何故か一回腹を打ち鳴らす。ちなみにこの時、手のひら部分に拳が隠れているのが分かる。 |
− | 3.武王機を格納するために雀王機の腹部が開き、背中から腕部が出現。脚部も変形を果たす。 | + | :3.武王機を格納するために雀王機の腹部が開き、背中から腕部が出現。脚部も変形を果たす。 |
− | 4.武鱗甲をパージし、拳を前で合わせた武王機がサイズとかその辺を無視して雀王機に格納される。武鱗甲は盾として雀王機の左右へ。 | + | :4.武鱗甲をパージし、拳を前で合わせた武王機がサイズとかその辺を無視して雀王機に格納される。武鱗甲は盾として雀王機の左右へ。 |
− | 5.武王機の尾部が黒蛇刀に変形し、最後に顔が出現して変形完了。 | + | :5.武王機の尾部が黒蛇刀に変形し、最後に顔が出現して変形完了。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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:武王機の装甲が変形した盾。後に[[真・龍虎王]]が使用した際はオリジナルのブロック状のものではなく、表面に陰陽紋の刻まれた鏡になっている。ただし、どちらも分離・遠隔操作が可能。第2次OGでもこれに準じ、右肩と左腕に籠手のように装着される勾玉となっている。 | :武王機の装甲が変形した盾。後に[[真・龍虎王]]が使用した際はオリジナルのブロック状のものではなく、表面に陰陽紋の刻まれた鏡になっている。ただし、どちらも分離・遠隔操作が可能。第2次OGでもこれに準じ、右肩と左腕に籠手のように装着される勾玉となっている。 | ||
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2016年5月18日 (水) 03:00時点における版
雀武王(Jakubuou / què wǔ wáng)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:四神の超機人
- 動力:五行機
- 所属:バラル
- 主なパイロット
- ジェイベズ・グリムズ、オットー(龍虎王伝奇)
- 夏喃潤、泰北三太遊(第2次OG)
- メカニックデザイン:宮武一貴
中国・山東地区にある遺跡(蚩尤塚(しゆうづか))から発掘された超機人。読みは「じゃくぶおう」。雀王機が上部、武王機が下部になって合体した姿。元々は「百邪」と呼ばれる悪魔や妖怪と戦う為に古代人が作り出した半生体兵器だと言われている。自律型思考回路を持ち、単独でも行動出来るが、内部に自らが操縦者と認めた念動力者が乗らなければ、本来の力を発揮できない。
空中戦闘の他に、主武装である黒蛇刀による格闘戦と遠距離戦を両方得意とし、絶大な攻撃力を持つ。また、左腕に装備されている武王機の武鱗甲により、防御力にも隙が無い。
「機人大戦」と呼ばれるバラルと百邪の戦争が起こった大昔に、同じ超機人である龍虎王と戦闘を繰り広げていた。発掘時には前述の戦闘で負った傷が残されており、大英帝国による世界統一を理想とするグリムズ財団の手により、欠損部分は蒸気補機や特殊阿片などの機械で補われていた(バラル曰く「悪しき目覚め」)。その為、コクピットは念動力を持たないジェイベズでもそのまま操縦できるようになっている。しかし、特殊阿片により自分の意志とは関係なく操られていた雀王機と武王機は古傷の痛みに耐えながらも、自身が倒されることを望んでいた。事実、彼らは後述で龍虎王に倒された際には、呪縛から解放された事に安らぎを感じていたようである。
合体した当初は、隆馬と文麗が搭乗する龍王機と虎王機を圧倒していたが、苦戦しながらも本来の力を取り戻した2機が虎龍王と龍虎王に合体した事により、次第に形勢が逆転してしまい、最後は龍虎王の龍王破山剣による一撃で、盾として構えていた武鱗甲ごと破壊された。
その後、時を経てバラル側の戦力として再生される。武雀王共々バラル側の戦力として使役されていたが、龍虎王・虎龍王とは違い自らの意志でバラルに従っている。ガンエデンを地球の守護者と認めず、その下を離れた龍虎王・虎龍王に対しては敵愾心を燃やしていた。
しかし、幾度もの戦いを経、また武雀王との対話や龍虎王・虎龍王との激突を重ねるにつれ、徐々に自らの境遇に疑問を抱き始める。それでも夏喃と共に限仙境にて決戦に臨んだが、武雀王が歪められた宿命を終わらせることを決断したことで、遂にバラルに従うことを放棄。操者共々爆炎に消えて行った。
第2次OGでは、気合の入ったムービーで合体シーンが拝める。合体の流れは、
- 1.月夜(限仙境なので微妙だが)に雀王機が翼を広げて「合体」の文字が出現、炎を地面に向けて放つ
- 2.武王機がその炎の近くで立ち上がり、何故か一回腹を打ち鳴らす。ちなみにこの時、手のひら部分に拳が隠れているのが分かる。
- 3.武王機を格納するために雀王機の腹部が開き、背中から腕部が出現。脚部も変形を果たす。
- 4.武鱗甲をパージし、拳を前で合わせた武王機がサイズとかその辺を無視して雀王機に格納される。武鱗甲は盾として雀王機の左右へ。
- 5.武王機の尾部が黒蛇刀に変形し、最後に顔が出現して変形完了。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 名前のみの登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 前作と同様の扱いであるが、クスハルートでは龍虎王伝奇の時と同じく、魂だけの状態になりながらも龍虎王と共に、孫光龍が操る真・龍王機に苦戦していたクスハ達に四神の力を与えて、真・龍虎王を誕生させた。
OGシリーズ
- 超機人 龍虎王伝奇
- あらゆる意味での初登場作品。ジェイベズに操られていた。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- ユニットとしては初登場。バラル側の戦力として敵対する。本作では変形形態の武雀王も登場。なぜか合体前の雀王機より攻撃力が下がっている。また「焼き鳥にしてやる」という特殊台詞をいうキャラがなんと4名も存在している。
- 隠れた欠点として、実は五行烈斬追加まで雀王機より攻撃力が低い。それまでの最強武器である五行獄は攻撃力3200、滑空焔斬は攻撃力3400と200ほどだが下回っている上、夏喃は格闘の方が高いため、五行烈斬が追加されるまでは、条件が同じなら雀王機より弱い、というおかしな事態になっている。
装備・機能
雀王機由来の武装は少なく、武雀王共々ほとんどの兵装を武王機に依存している。
武装・必殺武器
- 黒蛇刀(こくじゃとう)
- 武王機の尾部が変形した剣。その名の通り蛇の形をしている。エネルギーを吸収し刀身(蛇の胴)に蓄える性質がある。いわゆるガリアンソードのフォロワー武器。
- 武鱗甲(ぶりんこう)
- 武王機の装甲が変形した盾。後に真・龍虎王が使用した際はオリジナルのブロック状のものではなく、表面に陰陽紋の刻まれた鏡になっている。ただし、どちらも分離・遠隔操作が可能。第2次OGでもこれに準じ、右肩と左腕に籠手のように装着される勾玉となっている。
- 武王猛突(ぶおうもうとつ / トータスチャージ)
- 武鱗甲を鋏状に構えて突撃する。第2次OGでは武鱗甲の形状が変わったためかオミット。
- 朱羽箭(しうせん)
- 背部から放つミサイル。
- 朱羅剣(しゅらけん)
- 左腕の武鱗甲から火炎を纏った弾丸を放つ。
- 黒蛇刀・三千斬(こくじゃとう さんぜんざん)
- 龍虎王戦で使用した技。黒蛇刀を伸ばして敵機を絡め取り、そのまま斬りつける。
- 黒蛇刀・五行獄(エナジープリズン / こくじゃとう ごぎょうごく)
- 雀武王・最大砲技。武鱗甲のブロックで動きを止め、渦状に回転する黒蛇刀からエネルギーを照射する。第2次OGでは武鱗甲の代わりに太極陣で動きを止め、構えた黒蛇刀がブレスを放つ。射程ダウンの効果がある上に夏喃がカウンター持ちのため、攻撃→カウンターで五行獄を喰らう→射程不足で攻撃不発、という事態が普通に発生する。
- 射撃武器なので、夏喃の能力とはかみ合わない上、前述の通り雀王機の滑空焔斬より攻撃力が低い。
- 黒蛇刀・五行烈斬(こくじゃとう ごぎょうれつざん)
- 雀武王・最終奥義。ただし、放つ前に逆鱗断で破壊されてしまったため不発。後に四神召魂龍虎王が真・龍王機に対して放ち、念動結界に亀裂を与えた。どちらも描写不足だが斬撃というよりは刺突に見える。第2次OGで判明した全貌は、敵機の周りの地面に、包囲するように黒蛇刀を走らせ、そのまま剣を引き上げて敵に一撃を加えるというもの。トドメ演出は斬撃の代わりに巨大化した黒蛇刀の先端が地中から現れ、敵機を噛み潰しながら伸び上がって貫き、最後に刀身を収納して〆。恐らく「伝奇」で放ったのはこの方法。
- 発動真言は「焔天大聖前朱雀避口舌(えんてんたいせい ぜんすざくへきこうぜつ)」。
特殊能力
- EN回復(中)
- パイロットブロック
- 装甲低下が普通に効く上HPも回復しない。
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
- 「雀・武・周・天」
- 雀王機・武王機の専用曲。「我ニ敵ナシ」とは真反対の重厚な曲調。よく聞くとオープニングムービーのBGMに似たメロディが使われている。
対決・名場面
- VS龍虎王
関連機体
余談
- 上述の事情から、雀武王が今後スパロボに登場する可能性が低いと思われていたが、ジ・インスペクターの第2話の回想シーンでは一瞬だけ雀武王が登場しており、『第2次スーパーロボット大戦OG』においてついに本編に登場する事となった。
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