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+ | しかし「それだけの力があるならば敵を滅ぼした方が早い」と開発した古代人は脅威に立ち向かう道を選び、オリジン・ユニットを兵器転用。このために10万年前のゼロポイント・ブレイクが引き起こされ、無数の平行宇宙の時空に傷を付けて、いずれ時間減速による宇宙滅亡が不可避の状態が発生してしまった。アゾエーブはこの状態を利用・加速させるために設計された時空間構造破壊兵器であり、時空間の基本構造を瓦解させることで全ての平行世界を始原の混沌に還元することが可能となった。 | ||
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+ | どれほど強大かつ絶望的な存在であろうと、人が作った機械兵器である以上、それは人の手によって必ず破壊できる。くしくもユキムラ自身が語ったように、万物は全て滅びへの方向性を内在させており、それはアゾエーブも、オリジン・ユニットも、決して例外ではなかったのである。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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:「破滅の波動」をダウングレードしたような武器だが、それでも圧倒的な威力と攻撃範囲を誇る脅威の武装。必殺武器として一定秒数毎に使用してくるが、スタンを切らさなければ使用を防ぐことが可能。 | :「破滅の波動」をダウングレードしたような武器だが、それでも圧倒的な威力と攻撃範囲を誇る脅威の武装。必殺武器として一定秒数毎に使用してくるが、スタンを切らさなければ使用を防ぐことが可能。 | ||
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− | : | + | :イベントで使用した最強技。普段前傾になっている首を上げて喉元のオリジン・ユニットを露出させ、両腕の増幅装置と共鳴させることで「滅びの歌」を響かせることで、時空間構造そのものを瓦解させ完全消滅させる。 |
+ | :万物全てに宿る破壊エントロピーを利用した攻撃で、上記のとおり真聖ラーゼフォンにオーラ力、生命の歌、ラ・ムーの星の力を上乗せしてなお、次元の壁を突き抜けて'''[[平行世界]]全てを消滅させた'''。なお、あまりに規格外な攻撃のせいか、通常兵器では存在しない。 | ||
+ | :アゾエーブはこの武器を使用するためだけの機体であり、上記の他の武装は全て余禄、お遊びの要素でしかない。 | ||
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:比喩でもなんでもない、未来そのものを賭けたスパロボ史上最大の死闘。その結末は、ともにこの世から消えるという相討ちだった……。 | :比喩でもなんでもない、未来そのものを賭けたスパロボ史上最大の死闘。その結末は、ともにこの世から消えるという相討ちだった……。 | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
− | ;[[羽々斬]] [[天羽々斬]] | + | ;[[羽々斬]] [[天羽々斬]]、[[アスカロン]] |
− | + | :アゾエーブと同じネメシスシリーズの機体。 | |
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2023年9月29日 (金) 15:46時点における最新版
アゾエーブ | |
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登場作品 | |
デザイン | 岸武彦 |
SRWでの分類 |
機体 ラストボス |
スペック | |
---|---|
分類 | ネメシスシリーズ |
動力 | オリジン・ユニット |
開発者 | シュウイチロウ・ユキムラ |
パイロット | シュウイチロウ・ユキムラ |
アゾエーブは『スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
ネメシスシリーズの最終にして、最強の完成機。基本カラーは黒で、大雑把に竜を象ったいびつなヒトガタのシルエットを持つ、禍々しくもヒロイックな外見を持つ。長い首を前に倒し、頭部からは角状のアンテナが伸び、背中には皮膜を張った翼を象った大型ウイング・バインダーが広がり、細く長い両手足を伸ばしているなど、龍と人と悪魔を足してそれぞれの要素を拾って来たような形容のしづらい姿をしている。
動力源としてセレスチアル・リアクターの原型である「オリジン・ユニット」が搭載されている。当初オリジン・ユニットが搭載されていた鳥の人は、時空間崩壊波を発して時空間構造に穴を空けることで宇宙外の脅威から逃げるための平行宇宙を創造して移民するために作られたものであった。
しかし「それだけの力があるならば敵を滅ぼした方が早い」と開発した古代人は脅威に立ち向かう道を選び、オリジン・ユニットを兵器転用。このために10万年前のゼロポイント・ブレイクが引き起こされ、無数の平行宇宙の時空に傷を付けて、いずれ時間減速による宇宙滅亡が不可避の状態が発生してしまった。アゾエーブはこの状態を利用・加速させるために設計された時空間構造破壊兵器であり、時空間の基本構造を瓦解させることで全ての平行世界を始原の混沌に還元することが可能となった。
その力は、神にも等しい力を持つ真聖ラーゼフォンにオーラ力やミンメイ達の生命の歌の力、そしてラ・ムーの星を発動させ増幅されたライディーンの助けを加えた力をも上回った。(ただしユキムラ自身が同等の力でも破壊の力の方が常に優位に立てると語っていることから、単純なエネルギー量自体は同等と考えられる。)
SC2の最終局面にてその姿を現し、強力な時空間崩壊波「破滅の波導」によって真聖ラーゼフォンに守られて残った僅かな空間を除いて(少なくとも観測できる限りでは)全ての世界を破滅に追いやるという、SRWシリーズ史上類を見ない大破局を引き起こした。「破滅の波導」の第2射で全てを混沌に還そうとするも、遥とバレンティナの特攻により機体とオリジン・ユニットの接続が一部切れてしまい、即座の発射は不可能となる。 それでも混沌空間での最終決戦においてAフォースと真聖ラーゼフォンを圧倒し、また混沌となった世界の可能性からアスカロンやハイザックなど様々な機体をサルベージして使役するなど絶望的な力を見せる。死闘の末、ついに自己修復機能によりオリジンユニットとの接続が修復したことで「破滅の波導」の第2射で今度こそ全てを無に帰そうとするも、ケイジの駆る天羽々斬の特攻を受け、ユキムラやケイジ、天羽々斬諸共消滅する。
最終的には世界が真聖ラーゼフォンに修復されたとはいえ、観測しうる全ての平行世界を一撃で破滅させた機体であり、他にその規模の災厄となるとケイサル・エフェスと無限力が戦った場合の余波(因果律を歪めて全平行宇宙が崩壊)やアダマトロンが目指した創造など、事前に食い止められたものばかりである。その破壊力は歴代スパロボシリーズのラスボスの中でも最強クラスである。だが、それほどまでに強大なこの機体の唯一の弱点……それは、アゾエーブが「人の手によって造られたスーパーロボットである」という一点に尽きる。
どれほど強大かつ絶望的な存在であろうと、人が作った機械兵器である以上、それは人の手によって必ず破壊できる。くしくもユキムラ自身が語ったように、万物は全て滅びへの方向性を内在させており、それはアゾエーブも、オリジン・ユニットも、決して例外ではなかったのである。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 本作のラスボス。
- 戦闘システムが異なるとはいえ、70万というシリーズトップのHPと恐るべき攻撃力を備えた強敵。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- ブラスター・アーム
- アスカロンの「ブラスター・ショット」の改良型。両腕に内蔵されたビーム弾発射機構で、「破滅の波導」の増幅装置も兼ねる。
- ツイン・カオティック・ランサー
- ヘルハウル
- ダムド・スタナー
- ブーム・スフィア
- デモニアック・タロン
- 両腕の外側に一対存在する副腕にマウントされた巨大実体剣。アスカロンの「エンダーズ・ブレード」に当たる。
- 滅却の波動
- 「破滅の波動」をダウングレードしたような武器だが、それでも圧倒的な威力と攻撃範囲を誇る脅威の武装。必殺武器として一定秒数毎に使用してくるが、スタンを切らさなければ使用を防ぐことが可能。
- 破滅の波動
- イベントで使用した最強技。普段前傾になっている首を上げて喉元のオリジン・ユニットを露出させ、両腕の増幅装置と共鳴させることで「滅びの歌」を響かせることで、時空間構造そのものを瓦解させ完全消滅させる。
- 万物全てに宿る破壊エントロピーを利用した攻撃で、上記のとおり真聖ラーゼフォンにオーラ力、生命の歌、ラ・ムーの星の力を上乗せしてなお、次元の壁を突き抜けて平行世界全てを消滅させた。なお、あまりに規格外な攻撃のせいか、通常兵器では存在しない。
- アゾエーブはこの武器を使用するためだけの機体であり、上記の他の武装は全て余禄、お遊びの要素でしかない。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
LL
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「Volt」
対決・名場面など[編集 | ソースを編集]
- VS真聖ラーゼフォン
- この世界観における正の無限力に相当する力を持つ対極の存在。力関係はほぼ同格であるが、上述の関係で圧倒している。
- VS天羽々斬
- 比喩でもなんでもない、未来そのものを賭けたスパロボ史上最大の死闘。その結末は、ともにこの世から消えるという相討ちだった……。
関連機体[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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