「バン・バ・チュン」の版間の差分

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:声が付いたほか、OG1でも顔出ししていた。
 
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2024年5月1日 (水) 13:40時点における最新版

バン・バ・チュン
外国語表記 Ban Ba Chun
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 宝亀克寿
初登場SRW スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 48歳
所属 ディバイン・クルセイダーズノイエDC
軍階級 大佐
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バン・バ・チュンは「OGシリーズ」の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ディバイン・クルセイダーズ(以下、DC)内部ではビアン・ゾルダークを古くから支援してきた男。元々は民族解放運動や反連邦運動に携わっており、政治的手腕にも定評がある。基本的にはDCの当初の理念である「異星人と戦うための軍閥による地球圏統治」に忠実な人物。

L5戦役後においてアースクレイドルを統括するイーグレット・フェフと組んでいたシャドウミラーらの支援の下、各地で活動していたDC残党を取りまとめてノイエDCを創設、その指導者となった。当初は地球連邦軍との戦いを優位に進める。また、アジ演説では地球連邦政府の軟弱なやり口を、連邦軍が進める軍備再編計画「イージス計画」を揶揄する形で「今の時代に必要なのはイージスの盾ではなくハルパーの鎌」と非難。[1]

その後、異星人勢力インスペクターがノイエDC対連邦の戦争に乗じる形で地球圏への侵攻を開始したことで、バンは連邦との一時的共闘を決断。それを機に、ヴィンデルはノイエDCを捨ててインスペクターに乗り換える事を決断する。ノイエDCも協力した連邦の北米奪還作戦「オペレーション・プランタジネット」の最終局面で、シャドウミラーに寝返ったアーチボルド・グリムズの攻撃によってバンの乗艦が大破、インスペクターとシャドウミラーの攻勢を受けて両軍が追い詰められる事態となる。その後、アインストの大軍が乱入して情勢が混沌とする中、バンは味方を逃すためにインスペクターの指揮官機へ特攻を敢行、死亡した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
初登場作品。主なプロフィールは上述参照。
敵組織の首魁でありながら、シナリオ上では敵軍ユニットとしてではなく味方NPCとして登場する非常に珍しい人物。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
声が付いたほか、OG1でも顔出ししていた。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
DC創設の際に顔を出した。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX
おおむねゲーム通りだが、プランタジネットでは専用機のヴァルシオン改・タイプGFに乗って堂々の出撃。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

エースクラスには及ばないものの、回避以外の全能力が非常に高い。命中技量はウォーダン並み、防御に至っては自軍最高のラッセルをしのぐ(初期値はラッセルが148、バンは159)と言う強者。まともに戦闘するのが1話だけであり、しかも位置の問題で交戦の機会すらロクにないため、その能力を垣間見るチャンスは貴重。ちなみに地形適応は海以外全てデフォルトでS。つくづく正式参戦しないのが悔やまれる。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

OGs
必中ド根性努力気迫熱血突撃祈り(ツイン)
防御関連が一つもないが攻撃面は万全。もっとも消費の高い気迫ですら40という低コストであり、彼の優秀さが垣間見える。戦艦乗りなので突撃は正しい選択。
ツイン精神はなぜか「祈り」。余談だが、シャドウミラーのヴィンデルも所持している。二人の共通点としては指導者としての立場から世界全体を見据えた理想(方向性はまるで違うが)をもっている事であり、彼らなりに世界の行く末を憂いている事を表しているのかもしれない。

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

OGs
指揮官L4、底力L9、援護防御L1、戦意高揚気力+ (ダメージ)
技能は防御より。精神コマンドのスキをこれで補っている。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

受ける最終ダメージ-20%
『OGS』。EXハードならこれを引っ提げてスポット参戦。異様に堅くなる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ビアン・ゾルダーク
DCの総帥。彼の理想を理解し、支援していた。バンはビアンの死後、彼の理想を果たす為にノイエDCを結成した。
ヴィンデル・マウザー
シャドウミラーの指揮官で、バンと協力関係を結ぶ。しかしバンは得体の知れないシャドウミラーを最初から警戒しており、そしてヴィンデルもまた元からバンを切り捨てる事を前提に行動していた。結局、ヴィンデルの方が先に仕掛ける形となり、アーチボルドと組んでバンを死に追いやった。
イーグレット・フェフ
ソフィア・ネートを差し置いてアースクレイドルを統括する。
アーチボルド・グリムズ
部下。バンからリクセント公国に対する必要以上の攻撃を禁じられた際、綺麗事を言っても所詮は自分と同じだ、と毒づいていた。
ある意味、デラーズに対するシーマの本音とも似ているが、ジオンに使い捨てられたシーマには同情の余地があったのに対し、殺戮の快楽に耽るアーチボルドには全くといっていいほど皆無なので、その分だけ説得力が薄まっている。「オペレーション・プランタジネット」でバンを裏切り、死の遠因を作った。
ユウキ・ジェグナンリルカーラ・ボーグナイン
部下。特攻時に、ハガネ隊に加わり異星人を倒せと遺言を残す。RoAではユウキにマカイバリを渡している。
ミツコ・イスルギ
利益のために戦乱を歓迎する立場から、ノイエDCを密かに支援[2]
ロレンツォ・ディ・モンテニャッコ
同じく残党を率いてDC再興を目指す仲だが、宇宙での拠点構築を優先し、ノイエDC創設には参加しなかった。
メキボス・ボルクェーデ
バンの特攻を受けた際には、「今時流行らねえんだよな、ああいうのは」と冷たく一蹴した。しかし、こうした地球人たちの奮戦振りが、メキボスの変心の一因になった可能性はある。
リューネ・ゾルダーク
DCの総帥・ビアンの遺児であり、バンも面識がある。オペレーション・プランタジネットで特攻を仕掛ける寸前に、彼女に対して『リューネ嬢……息災でな』と、身を案じる優しさを見せた。
エルザム・V・ブランシュタイン
彼をノイエDCに誘おうとその消息を追っていたが、オペレーション・プランタジネットまで出会う事はなかった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「己の力を欲望ではなく、人類と地球の未来の為に使う者であれば、何人であろうと拒みはしない!」
ノイエDC創設演説の中で。しかし、(ゲーム上、悪役を必要とする事情があるのだが)己の力を欲望のために使う人物がノイエDCに多く関わっていたのは皮肉である。結局、そういった者たちの手によってバンは追い詰められることになる。
「DCの志を継ぐならば 依って立つべき姿がある」
「ク・ロ・ス・マッシャァァァッ!!」
「ノイエ・ディバイン・クルセイダーズ全軍突貫!」
「奴らをこの星から叩き出し 異星人の脅威を打ち払うのだ!!」
RoA39話「オペレーション・プランタジネット」にて、メガガルガウの猛攻に対して出撃した場面より。手段も勢力も関係ない、DCの理念は地球圏の防衛。その意志を継いで戦うならば、依って立つべきはヴァルシオンに他ならない。ビアンの警告した異星人の脅威、それを今一度打ち払うべく、ノイエDCの反撃が始まる。
「若者達よ、生き延びよ! 生き延びて、我らの母星を守れ!」
「ノイエDCに……いや、若き戦士達に! 栄光あれぇぇぇぇっ!!」
特攻時の最期の台詞。
「ノイエDC全将兵に告ぐ!撤退せよ!」
「若者達よ生き延びよ!生き延びて親や友や恋人や子の子の為に我らの母星を守れ!」
RoAでの特攻時の台詞。
「リューネ嬢…息災でな」
「ノイエDCに いや 若き戦士達に栄光あれッ メ・ガ・グラビトンウェェェブ!!!」
そして最期の台詞。そして道連れにメガガルガウに対し超至近距離からメガ・グラビトンウェーブを放つ。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ライノセラス
座乗艦。
ヴァルシオン改・タイプGF
『RoA』で登場した専用機。オペレーション・プランタジネットにて満を持して出撃する。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. この発言には当時ハト派のブライアン・ミッドクリッドの軍事姿勢を弱腰と批判していた、連邦政府のタカ派であったグライエン・グラスマンも共感。そのすぐ後の連邦政府および連邦軍で遂行された彼とそのシンパによる軍事クーデターは「ミッション・ハルパー」という作戦名が付けられた。後述のオペレーション・ブランタジネットも、作戦を承認したのはブライアンであるが、実際の作戦はグライエンの政権下で行われることとなった。
  2. その一方でRoA版では戦乱の継続を望む者として彼を疎んでいた事がアーチボルドの口から示唆されている。