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元々は、アメリカ政府が強引に開発権を主張し、4号機と共に[[ネルフ|NERV]]のアメリカ支部で建造された機体であるが、[[第4使徒シャムシェル|第4使徒]]のコアを4号機に搭載した事故によってアメリカ第2支部が消滅。その結果、EVAを恐れる様になったアメリカ政府側の意向で、半ば押し付ける形でNERVアメリカ第1支部より本部へ送りつけられる事となった。NERV本部での実戦配備のため、アメリカ第一支部からの運送中、密かに[[使徒]]の浸食を受けてしまい、鈴原トウジが乗り込んで起動したところで、寄生していた[[使徒]]に制御を乗っ取られ、'''[[第13使徒バルディエル]]'''となる。 | 元々は、アメリカ政府が強引に開発権を主張し、4号機と共に[[ネルフ|NERV]]のアメリカ支部で建造された機体であるが、[[第4使徒シャムシェル|第4使徒]]のコアを4号機に搭載した事故によってアメリカ第2支部が消滅。その結果、EVAを恐れる様になったアメリカ政府側の意向で、半ば押し付ける形でNERVアメリカ第1支部より本部へ送りつけられる事となった。NERV本部での実戦配備のため、アメリカ第一支部からの運送中、密かに[[使徒]]の浸食を受けてしまい、鈴原トウジが乗り込んで起動したところで、寄生していた[[使徒]]に制御を乗っ取られ、'''[[第13使徒バルディエル]]'''となる。 | ||
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+ | 使徒として殲滅後に残された残骸は、浸食された機体である為、再利用はされずに解体され、入念な洗浄と消毒を行った上で焼却処分された。<ref>解体作業のシーンで「体液の洗浄は予定通りサンマルから始めます」「第六パーツは熱処理されます」と述べられている。</ref> | ||
SRWでは「EVA3号機」と数字部分が漢字表記ではないのはアメリカで製造された為であるが、他メディア(プラモデルやフィギュア、[[漫画]]等)では「'''EVA参号機'''」と表記されている事も多い。原作ではEVAとしての活躍は一切無く、今のところのSRW参戦は全て[[スパロボ補正|オリジナルの展開]]である。また、作品にもよるが、使徒と対決する事も可能。 | SRWでは「EVA3号機」と数字部分が漢字表記ではないのはアメリカで製造された為であるが、他メディア(プラモデルやフィギュア、[[漫画]]等)では「'''EVA参号機'''」と表記されている事も多い。原作ではEVAとしての活躍は一切無く、今のところのSRW参戦は全て[[スパロボ補正|オリジナルの展開]]である。また、作品にもよるが、使徒と対決する事も可能。 | ||
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− | :[[カラオケモード]] | + | :[[カラオケモード]]と『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』の予告で顔見せ程度に登場。カラオケでは[[EVA零号機改|零号機改]]の敵として登場しており、戦闘状況から見ても[[第13使徒バルディエル|バルディエル]]として扱われているようである。 |
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− | : | + | :正式な初登場作品。EVAエンドルートでの[[ラストボス|ラスボス機]]として[[渚カヲル|カヲル]]が搭乗<ref>本作のカヲルは3号機のパイロット「フォースチルドレン」として登場する。</ref>するが、'''射程1&対空性能なし'''という悲惨な武器性能になっているため<ref>『電視大百科』では「十分な武装もなしに出撃したため」と解説されている。</ref>'''「[[ビルバイン]]でいじめよう」'''と攻略本でイジられている<ref>ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦F完結編 パーフェクトガイド』P261より。</ref>。実質イベント用の敵といえるものであり、原作で使用した[[EVA弐号機|弐号機]]の代用としては扱われ方も間違っていないのだが、あまりにも悲しい。 |
− | + | :なお、上記ルート以外では「ネルフに送られてくるかもしれない」と触れられるだけで終わる。 | |
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− | :『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]] | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』で登場しないことやシナリオの流れから、本機は「[[第13使徒バルディエル|使徒]]として処理された」というのが「[[αシリーズ]]」の正史のようである。 |
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:新劇場版設定でユニットとして登場。レアリティSSRのディフェンダー。アビリティにEVA系SSRユニット三種の神器<ref>「被ダメージを軽減させる[[A.T.フィールド]]」「最初からコア所持になる[[アンビリカルケーブル]]」「WAVEが進むごとに攻撃力が上昇する[[シンクロ率]]」。レアリティSSRの[[エヴァンゲリオン|EVA]]は、全てのユニットが既述した三つのアビリティを持つ。</ref>に加え[[HP]]が1/2以上で装甲が上昇する「テスト用プラグスーツ」を持つ為、打たれ強さはEVA系ユニットの中でもトップクラス。「[[ド根性]]」を持つのでHPが減っても自前で回復可能と壁役として非常に優秀。 | :新劇場版設定でユニットとして登場。レアリティSSRのディフェンダー。アビリティにEVA系SSRユニット三種の神器<ref>「被ダメージを軽減させる[[A.T.フィールド]]」「最初からコア所持になる[[アンビリカルケーブル]]」「WAVEが進むごとに攻撃力が上昇する[[シンクロ率]]」。レアリティSSRの[[エヴァンゲリオン|EVA]]は、全てのユニットが既述した三つのアビリティを持つ。</ref>に加え[[HP]]が1/2以上で装甲が上昇する「テスト用プラグスーツ」を持つ為、打たれ強さはEVA系ユニットの中でもトップクラス。「[[ド根性]]」を持つのでHPが減っても自前で回復可能と壁役として非常に優秀。 | ||
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;格闘 / パンチ | ;格闘 / パンチ | ||
:武装ではなく、その名の通り接近して殴りつける技。他の三機に比べて攻撃力は高い。 | :武装ではなく、その名の通り接近して殴りつける技。他の三機に比べて攻撃力は高い。 | ||
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:使いやすいが、空の敵に対して攻撃できないのが欠点。[[切り払い]]はこれによって行なう。 | :使いやすいが、空の敵に対して攻撃できないのが欠点。[[切り払い]]はこれによって行なう。 | ||
;ニードル発射機構 | ;ニードル発射機構 | ||
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:EVA共通の外部兵装の一つ。 | :EVA共通の外部兵装の一つ。 | ||
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:EVA共通の外部兵装の一つ。肩部ウェポンラックを取り外して装着する。 | :EVA共通の外部兵装の一つ。肩部ウェポンラックを取り外して装着する。 | ||
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=== 必殺技 === | === 必殺技 === | ||
;A.T.フィールド展開 | ;A.T.フィールド展開 | ||
− | :『X-Ω』での必殺スキル。前面に[[A.T.フィールド]] | + | :『X-Ω』での必殺スキル。前面に[[A.T.フィールド]]を展開し、範囲内にいる敵に対してダメージ。旧劇場版において[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]が弐号機で行った攻撃の再現である。 |
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
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:[[切り払い]]を発動する。 | :[[切り払い]]を発動する。 | ||
;[[A.T.フィールド]] | ;[[A.T.フィールド]] | ||
− | :[[鈴原トウジ|トウジ]] | + | :『MX』で[[鈴原トウジ|トウジ]]は「[[鉄壁]]」を習得するが、効果が反映されるのは残念ながらバリア貫通後のダメージに対してである。 |
;[[アンビリカルケーブル]] | ;[[アンビリカルケーブル]] | ||
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== 名場面 == | == 名場面 == | ||
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− | :松本での起動実験にて、[[鈴原トウジ|トウジ]]はEVA3号機の起動に成功するが、その直後[[第13使徒バルディエル]]に乗っ取られてしまう。その後の[[トラウマイベント|結末]]は、メディアによって異なる。 | + | :松本での起動実験にて、[[鈴原トウジ|トウジ]]([[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|新劇場版]]では[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]])はEVA3号機の起動に成功するが、その直後[[第13使徒バルディエル]]に乗っ取られてしまう。その後の[[トラウマイベント|結末]]は、メディアによって異なる。 |
== 関連機体 == | == 関連機体 == |
2022年2月28日 (月) 19:31時点における最新版
EVA3号機 | |
---|---|
外国語表記 | EVA-03 |
登場作品 | |
デザイン | 山下いくと |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 |
機体 ラストボス |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用人型決戦兵器(エヴァンゲリオン) |
生産形態 | 先行量産機 |
型式番号 | EVA-03 |
全長 | 40~200m |
重量 | 700~96000t |
動力 | 電力供給(アンビリカルケーブル) |
装甲 | 12000枚の特殊装甲 |
開発 | NERV |
所属 | NERV |
パイロット |
|
EVA3号機は『エヴァンゲリオンシリーズ』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
汎用人型決戦兵器人造人間・エヴァンゲリオンのプロダクションタイプセカンドモデル。
頭部形状と機体色以外はEVA弐号機と同一。眼部はEVA弐号機の四眼は受け継がれておらず、EVA初号機の双眼に戻されている。機体色はブラック、認識コードはEVA-03。
コアとなっている人物は劇中では明示されなかったが、PS2用ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』にて鈴原トウジの母親である事が説明されている。
元々は、アメリカ政府が強引に開発権を主張し、4号機と共にNERVのアメリカ支部で建造された機体であるが、第4使徒のコアを4号機に搭載した事故によってアメリカ第2支部が消滅。その結果、EVAを恐れる様になったアメリカ政府側の意向で、半ば押し付ける形でNERVアメリカ第1支部より本部へ送りつけられる事となった。NERV本部での実戦配備のため、アメリカ第一支部からの運送中、密かに使徒の浸食を受けてしまい、鈴原トウジが乗り込んで起動したところで、寄生していた使徒に制御を乗っ取られ、第13使徒バルディエルとなる。
使徒として殲滅後に残された残骸は、浸食された機体である為、再利用はされずに解体され、入念な洗浄と消毒を行った上で焼却処分された。[1]
SRWでは「EVA3号機」と数字部分が漢字表記ではないのはアメリカで製造された為であるが、他メディア(プラモデルやフィギュア、漫画等)では「EVA参号機」と表記されている事も多い。原作ではEVAとしての活躍は一切無く、今のところのSRW参戦は全てオリジナルの展開である。また、作品にもよるが、使徒と対決する事も可能。
新劇場版[編集 | ソースを編集]
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 3号機」。他のEVA同様カラーリングの変更が行われている。腹部装甲が白色、前頭部装甲が暗赤色へと変更されている。
また、パイロットは鈴原トウジではなく、式波・アスカ・ラングレーになった(3号機を気に入ったら、2号機同様に赤くしたいらしい)。パイロットは変更されたが、旧世紀版と同様ダミープラグに切り替わったEVA初号機によって「使徒」として処理され、大破している。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
他のEVAにあるような必殺武器や合体攻撃は無いが、パーツスロットや各種数値が底上げされているという場合が多い。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦F
- カラオケモードと『F完結編』の予告で顔見せ程度に登場。カラオケでは零号機改の敵として登場しており、戦闘状況から見てもバルディエルとして扱われているようである。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 正式な初登場作品。EVAエンドルートでのラスボス機としてカヲルが搭乗[2]するが、射程1&対空性能なしという悲惨な武器性能になっているため[3]「ビルバインでいじめよう」と攻略本でイジられている[4]。実質イベント用の敵といえるものであり、原作で使用した弐号機の代用としては扱われ方も間違っていないのだが、あまりにも悲しい。
- なお、上記ルート以外では「ネルフに送られてくるかもしれない」と触れられるだけで終わる。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- トウジ搭乗の味方仕様としては初参戦となるが、条件を満たさなければ登場も加入しない。共通武装は若干強化された性能になっており、パーツスロット数も3と多くなっている。
- 『第3次α』で登場しないことやシナリオの流れから、本機は「使徒として処理された」というのが「αシリーズ」の正史のようである。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 大抵の機体がPS版より強化されているのだが、本機はプログレッシブナイフの攻撃力が若干低下されている。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新劇場版設定。起動実験を行うかor凍結するかでルート分岐する。ユニットとしては「第9の使徒」名義のみ登場。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 新劇場版設定。『第3次Z』同様、ユニットとしては「第9の使徒」としてのみの登場。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦MX
- 今回は無条件で加入するだけでなく、バルディエルになる前にも一時的に使用可能になっている。攻撃面では他のEVAより少し劣るが、パーツスロット数や機体改造の伸びで勝っており、トウジが「鉄壁」を修得するため耐久面ではEVAのなかでも高い。ただし、鉄壁の効果が反映されるのはA.T.フィールド突破後のダメージに対してなので、極端にタフというわけではない。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 新劇場版設定でユニットとして登場。レアリティSSRのディフェンダー。アビリティにEVA系SSRユニット三種の神器[5]に加えHPが1/2以上で装甲が上昇する「テスト用プラグスーツ」を持つ為、打たれ強さはEVA系ユニットの中でもトップクラス。「ド根性」を持つのでHPが減っても自前で回復可能と壁役として非常に優秀。
- 前線を支えつつ溜まった雑魚を必殺スキル「ATフィールド展開」で消し飛ばすのが主な役割だが、「熱血」を覚えればボスキラーとしても活躍できる。EVA系共通の弱点として宇宙の適性がやや低い点がネック。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 格闘 / パンチ
- 武装ではなく、その名の通り接近して殴りつける技。他の三機に比べて攻撃力は高い。
- 『X-Ω』ではパンチ名義で通常攻撃。
武装[編集 | ソースを編集]
- プログレッシブナイフ
- 肩部ウェポンラックに格納された新型のプログナイフ。
- 使いやすいが、空の敵に対して攻撃できないのが欠点。切り払いはこれによって行なう。
- ニードル発射機構
- 左肩のウェポンラックに装備。弐号機が旧劇場版で使用したものと同一。
- 『α』で実装されている。
選択装備[編集 | ソースを編集]
- EVA専用拳銃
- 専用の拳銃。
- SRWでは再現されない事も。『α』では何故か他の三機より弾数が少ない。
- パレットライフル
- EVA共通の外部兵装の一つ。
- 『α』では何故か未装備。『MX』ではW属性のP武器になっている。
- ポジトロンライフル
- EVA共通の外部兵装の一つ。肩部ウェポンラックを取り外して装着する。
- 長射程で高威力な3号機の最強武器。暫定的な必殺武器である。
必殺技[編集 | ソースを編集]
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- A.T.フィールド
- 『MX』でトウジは「鉄壁」を習得するが、効果が反映されるのは残念ながらバリア貫通後のダメージに対してである。
- アンビリカルケーブル
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- L
機体BGM[編集 | ソースを編集]
名場面[編集 | ソースを編集]
- EVA3号機起動実験
- 松本での起動実験にて、トウジ(新劇場版ではアスカ)はEVA3号機の起動に成功するが、その直後第13使徒バルディエルに乗っ取られてしまう。その後の結末は、メディアによって異なる。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- EVA初号機
- EVA弐号機
- EVA零号機 / EVA零号機改
- EVA4号機
- SRW未登場。3号機と同じくアメリカで建造されたエヴァ。形状は3号機と同一でカラーリングはシルバー。第4使徒シャムシェルの残骸から取得したS2機関の搭載起動実験中、事故により周辺地域を巻き込み消滅した。
- EVA量産機
- 第13使徒バルディエル
- 本機に寄生した使徒。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]