「トレイス・クオ・ハイネット」の版間の差分
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所属する流派は『[[神祇無窮流]]』。愛用する得物は長柄の武器。記憶力が高く、見聞きした事柄を簡単に暗記してしまう。実戦経験こそ少ないが、その素質を生かしてベルロードお抱えのテストパイロットを上回るセンスを有していた。応用力も高いため諜報部員としても優秀なものの、トラウマの多さをギドは気にかけている。 | 所属する流派は『[[神祇無窮流]]』。愛用する得物は長柄の武器。記憶力が高く、見聞きした事柄を簡単に暗記してしまう。実戦経験こそ少ないが、その素質を生かしてベルロードお抱えのテストパイロットを上回るセンスを有していた。応用力も高いため諜報部員としても優秀なものの、トラウマの多さをギドは気にかけている。 | ||
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:ラングランルートで対峙した際は敵意と嫌悪感を示し、吐き気を催している。 | :ラングランルートで対峙した際は敵意と嫌悪感を示し、吐き気を催している。 | ||
2022年9月3日 (土) 20:32時点における最新版
トレイス・クオ・ハイネット | |
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登場作品 | |
声優 | 小林愛 |
デザイン | 渡邉亘 |
初登場SRW | 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
本名 | 不明 |
種族 | ラ・ギアス人 |
性別 | 女 |
年齢 | 20歳以上 |
出身 | エリアル王国 |
職業 | 貴族 |
所属 | アンティラス隊情報部(セニア機関) |
役職 | 諜報員 |
トレイス・クオ・ハイネットは「魔装機神シリーズ」の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
エリアルの魔装機開発会社『ベルロード社』のトップの娘。
現在は男装の麗人として活動しており、トレイス・クオ・ハイネットも偽名である(本編では何らかの理由でミドルネームを省略している)。彼女の素性は『アンティラス隊』では機密事項として扱われており、ギド以外で性別と素性を把握しているのは治癒術士のレミアと情報部顧問のセニア王女のみ。以前はロングヘアだったようだが、現在はショートヘアとなっている。
所属する流派は『神祇無窮流』。愛用する得物は長柄の武器。記憶力が高く、見聞きした事柄を簡単に暗記してしまう。実戦経験こそ少ないが、その素質を生かしてベルロードお抱えのテストパイロットを上回るセンスを有していた。応用力も高いため諜報部員としても優秀なものの、トラウマの多さをギドは気にかけている。
非常に温和で人当たりも良く、女学校で大切に教育されたためか人を疑うことをあまり知らない。その「人当たりの良さ」と「世間知らず」が災いして誘拐に巻き込まれたり、詐欺にあって手持ちの財布をすられたり、知らずにテロ組織の裏方に参加……等々、ある意味、その気質と出自にふさわしい波乱万丈な人生を送りつつある。また、生真面目な所があるのでギドやベッキーの発言をずれて捉えることもある。
過去のトラウマで、自分が女性として見られることに強い忌避感を持っている。同性愛者でも男性恐怖症でもないが、後述するスヴェンドの件もあって父親に対してはかなり嫌悪感を示している(「父親」と発言することすらできないほど)。
ちなみに、ハイネット(Hi-net)は「かつら」を意味する。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
魔装機神シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 初登場。メインルートはバゴニアとラングランのふたつ。テロ組織「ラーブァナの継承者」の厨房でそれと知らずに働いたため、ラングラン近衛騎士団の爆撃に巻き込まれることになる。たまたま潜入捜査として居合わせたギド・ゼーホーファーの応急処置で命を救われた事を契機に『アンティラス隊』に深く関与していく。ラングランルートを進めていく過程で、家を出た理由・出身・経歴などが明らかになっていく。バゴニアルートでは、参戦こそするがクローズアップされないので分かりづらい。顔見知り(アドバーザリー部隊)が直接関わるシュテドニアスルートでは戦闘に参加しない他、シナリオデモにもその姿を見せなくなる。
- 戦場で目覚ましい活躍をさせるには隠しスキル「転舞絶影」の取得にLv 25で習得する精神コマンド「隠れ身」の併用が必須。あとは必殺技「フォーティアンミラージュ」の改造を積み重ねていき、強化パーツにも「SPリペア」をセットすれば反撃を受けることなく単機無双で敵陣を壊滅に導くことも可能。「隠れ身」で潜伏しながら必殺技で戦場を荒らし回る姿には必見の価値がある。隠れた最強操者候補の一人。機体の色こそ明るいが、武器が鎌なこともあって死神の如き有様である。パイロットによってスペックが上下しやすいジャオームにかなり適合していると言える。なおラングランルートではレベルが自軍上位に入っていれば必殺技のランクアップが可能になり、攻撃力も魔装機レベルでは自軍屈指となる。その場合は自由選択枠に「魂」を入れるのも悪くない。
- 「アンティラスショップ」のマーケティングによれば、男女双方の客層から高い評価を受けているらしい。ショップ恒例行事となった感のある隊員によるコスプレ営業では、執事の格好をしていた。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 最終話に名前だけが登場、エリアル王国に出向し、マグゥーキや巨人族と戦っていた事、父親との確執に決着がついた事が語られている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
- 魔装機神シリーズ
- 悪く言えば平均的、よく言えば格闘特化。ただし、「一撃離脱」などの射撃スキルも習得する。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 転舞絶影(移動後攻撃時の回避率が30%アップする)
- ※「免許皆伝」と併用すれば、正面攻撃からでも一般兵相手の被弾率は30%を切る……が、こちらは習得が自軍では最も遅いのが難点。
パイロットBGM[編集 | ソースを編集]
- 「終わりなき戦い」
- 汎用戦闘曲。ガディフォール搭乗時はこちら。
- 「クロス・ドレス」
- 専用戦闘曲。ジャオームに乗り換えるとこちらになる。
人間関係[編集 | ソースを編集]
エリアル王国[編集 | ソースを編集]
- 父親
- エリアルで重きをなす魔装機開発会社ベルロード社のトップ。彼の家系はエリアルでも名門にあたるそうだ。自社製品(スヴェンドシリーズ)の扱いを巡って娘との間に深い溝が存在する。
- 母親
- 話の分かる母親で彼女のアンティラス隊参加に許可を出している。
- マンジ・フィールドナウ
- 知人。IIIの各ルートで接触を避けている。
アンティラス隊[編集 | ソースを編集]
- ギド・ゼーホーファー
- 敬愛する男性。基本的に優しく時に厳しく接してもらっており、公私において頼りにしつつある。しかし、流石に口説き文句を言われることには抵抗がある模様(ギド本人は無意識にそうしてしまい、直後に省みるシーンがある)。
- セニア・グラニア・ビルセイア
- 令嬢的な立場と家のしがらみを背負っているという境遇面で覚えた親近感からか、トレイスが問題なく隊内で行動できるように取り計らっている。トレイスの母を取り成したのもセニアである。
- レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア
- 治癒術士としての都合もあり、トレイスが女性であることを知っている。またトラウマ克服のためにとトレイスとキガを向き合わせたギドに詰め寄る場面もある。
- ファング・ザン・ビシアス
- 情報部の同僚。ただし、部門が異なるためかあまり関わらない。
- シモーヌ・キュリアン、レベッカ・ターナー
- 二人からは(男の)同性愛好者と思われている。ラングランルートでは、ベッキーの質問の「いい人」を文字通りに捉えてしまい、さも深い関係かのようなことを言ってしまった。
- ジノ・バレンシア
- 戦術を教わる師の一人。キャンペーンマップでは、シモーヌとベッキーに勘違いされる羽目になる。
- ゲンナジー・I・コズイレフ
- 彼との対話により、新必殺技を習得するきっかけになった。が、一瞬気が逸れた間に消え去ってしまったため、「本当に話していたのだろうか」などと言われてしまう。
ラーダット王国[編集 | ソースを編集]
- キガ・ゾージュ
- 行き過ぎた感情の発露の結果、トレイスに対して「誘拐婚」を仕掛けて失敗(何かされる前に救出されたとのこと)。この時の出来事がもとでトレイスは女性として見られることに抵抗感を覚えるようになり、長く伸ばした髪を切り捨てて男装するようになった。事件直後は恐怖のあまり、部屋に閉じこもってしまったらしい。
- ラングランルートで対峙した際は敵意と嫌悪感を示し、吐き気を催している。
テロリスト[編集 | ソースを編集]
- ラーブァナの継承者
- 無一文になったところを彼らに拾われ厨房で働いていた。
その他[編集 | ソースを編集]
- サフィーネ・グレイス
- 彼女からは男装に気づかれているが、理由は追求されなかった。なおシュテドニアスルートでの出番はこれっきりである。
- フォーラン・デイクセン
- 初陣では彼女の駆るボランゾルンをガディフォールで退ける活躍を見せた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「この刃は、刮がれし望月」
「神魂を刈り取る悲哀の刃!」
「行きますよ!」
「もう逃がしません!」
「神祇無窮流鎌刀術、絶影の型!」
「十六夜!」
「あなたは……ここまでです」 - 「鎌刀術・十六夜」使用時の台詞。
魔装機神シリーズ[編集 | ソースを編集]
魔装機神III PRIDE OF JUSTICE[編集 | ソースを編集]
- 「!?あ、あの……私を女性扱いするのは……くっ……やめて頂きたいのですが……」
- ギドから女性扱いを受けて。アンティラス隊にしばらくいても治ることはなかった。
- (……こんな所にいたら、巻き込まれる。戦闘に巻き込まれたら……私も……あの時の光景みたいに……逃げないと……巻き込まれて……逃げる……私は、また……?けど……逃げた先だって、私は……戦闘に巻き込まれて……ギドに救われても、またここで……いくら逃げても迫ってくる……これじゃ、まるで……!私は……私は一体、どうすれば……)
- V艦がテロリストの波状攻撃にあっていることをギドに教えられ逃げるためのIDとナビを渡され。逃げても逃げてもやってくる戦いを前にしてどうすべきかを悩んでしまう。
- (攻撃……?この艦に……?急いで脱出しないと…………脱出?逃げる?また、あの時のように……この人達を見捨てて……いや……ギドは私に、裏切らない、と……そう約束してくれたのに……!戦う……戦わないと……!それすらもできないのなら、私は、一体何の為に……!あの悲劇は……あの男の悪業は……これ以上繰り返させない!それが……私の責任……!)
- テロリストの波状攻撃にゲオードが現れたのを見て。ギリギリまで悩み続けていたがギドの言葉と自分が少しでもテロリストに加担していたという事実で逃げることをやめた。
- 「私は……もう、これ以上……!私は……護ってみせる!」
- エルシーネの復活を前にしてピンチを迎えたアンティラス隊の前にガディフォールに乗って現れエルシーネと交戦する。
- 「……私は……もう、逃げたくなかったんです」
- ギドに語った彼女の信念。この信念を聞いたギドは不充分と判断したが信念は戦いの中で育っていくものとして彼女を認めた。
- 「ええ……フリングホルニは、みんなの帰る場所……私が護ってみせます!」
- 反アンティラス隊の攻撃によってピンチのフリングホルニの前にジャオームに乗って現れ。
- 「いえ、それは父の会社の…………っ!?」
- ギドに自分の出自を語っている途中、過呼吸になり。ギドの看病で事なきを得たがシモーヌに誤解を与えることとなった。
- (そうか、なるほど……データを過信する事なく、それでいて客観性重視の情報収集……最も警戒すべき対象を重点的に事前調査し……敵の狙いを逆手にとって利用する……)
(その上、私情を捨てて任務を遂行する自己犠牲の精神まで持っているなんて……ギド……あなたは……本当に素晴らしい人なんですね……) - ギドのナンパ目的もかねて情報収集を目にして。完全に誤解してしまっている。
- (この人……王女なのに国を捨てて、それでいて、悪びれたところがまったくないんですね……そういう考え方や、そういう生き方も赦される……という事なのでしょうか)
- バゴニアルートでセニアからモニカを紹介してもらって。彼女の王族としての使命よりシュウとの恋を優先した生き方に自分を重ねたのだろう。
- 「キガ!!あなたは……いや……貴様は、よくも……!!」
- キガとセウラントの接触現場で自分を抑える事ができなかった彼女はキガに攻撃を仕掛けてしまう。
- 「恥知らずはどちらだっ!!私は、貴様の為に……どれだけ苦しんだ事か……!!震えも涙も止まらず、暗い部屋に閉じこもって、怯えて過ごした毎日……!!その辛さ、みじめさが、貴様に分かるものか!貴様に……!!」
- 自分を恥知らずと評したキガに対して。今までたまっていた怒りを彼にぶつける。
- 「貴様に分かるはずもない。私には尊敬すべき相手、仲間がいる。それが、私の力を引き上げてくれた!」
「最期まで……愚かな男……」 - キガを撃墜して。
- 「はい、良い仲ですよ」
「まだ不慣れなところも多いですが、ギドは私を気遣いながら、優しくレクチャーしてくれますし……」 - ラングランルートエンディングでベッキーからギドとの関係を聞かれて。この発言でベッキーとシモーヌを完全に誤解させてしまった。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガディフォール
- ボランゾルンに致命傷を与えるなどしたが彼女に性能が追い付かなかった。偵察任務などにも使用している。
- ジャオーム
- 陽炎の魔装機。ガディフォールに代わって与えられた。他の任務で忙しいゲンナジーから預かる形で使用している。
- スヴェンドシリーズ
- 彼女の実家が経営する会社がラ・ギアスに送り出した高性能魔装機。トレイスもその開発に協力していたという。そのため、『シュテドニアス南北戦争』でテロ組織に運用された「スヴェンドシリーズ」が民間人を襲う姿を目撃したトレイスの心に大きなしこりを残してしまった。そのしこりは家を出奔するほどに大きかったらしく、彼女の人生に影響を与えることになった魔装機といえる。
余談[編集 | ソースを編集]
- トレイス役の小林愛氏は、『UX』にてサヤ・クルーガーを演じており、トレイスは父親への嫌悪から「父親」という単語すら発言できないが、サヤは自分の出自から義父からの愛情に素直に応える事が出来ず、死別するまで「父さん」と呼べなかった。
- トレイスがキガに誘拐婚を仕掛けられたのは、キガのモデルと考えられる茨城童子が、頼光四天王筆頭の渡辺綱を愛宕山に連れ去ろうとして返り討ちにあったという伝説に倣ったものかもしれない。
- トレイスが髪型を変えたという設定も、この伝説の中で渡辺綱が髪を引っ張られて天高く持ち上げられたという記述から着想を得ている可能性がある。「事件直後に部屋に閉じこもった」というのも共通する(渡辺綱は茨城童子の復讐を防ぐために行っているので、動機は異なるが)。
- 余談の余談であるが、この逸話の中で茨城童子は渡辺綱を騙すために自発的に女装している。それも二回も。トレイスが男装するのはこれを逆転させたと言えるが、ビジュアル的には大変な正解だったと言わざるを得ない。
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