「隠れ身」の版間の差分

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1ターンの間、使用したユニットは敵フェイズにて敵軍の標的対象から完全に外れる[[精神コマンド]]。文字通り敵の目から隠れつつ、攻撃はしっかりできる。その際、敵側は反撃不能となる。
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'''隠れ身'''は、[[精神コマンド]]のひとつ。
  
「[[集中]]」等に比べて多くの精神ポイントを消費するため、「前に出なければならない場面」であっても気軽には使えない。覚えるキャラも少ない。厳密には、攻撃回避というより「障害物を作る」という目的で使うコマンドである。増援位置に予め待機させて安全に敵の出現位置をずらしたり、敵の進路に配置し移動先を誘導してMAP兵器の範囲に誘い込んだりといった利用法がある。情報や戦略性に通じた中上級者向けのコマンドといえる。とはいえやはり使い道が限定的なのが祟ってか『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』を最後に登場しなくなっていたが、『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]』で一部効果を変えて(使用者の攻撃に敵側が反撃を返せる様に仕様変更)まさかの復活を果たした。
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== 概要 ==
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「1ターンの間、搭乗機は敵ユニットから攻撃されなくなる」といった説明の効果で採用されることが多いが、大抵はそれ以外にも「こちらからの攻撃に対しては反撃不能」「EPではこちらを無視した行動・移動を行う」という効果も付随するため、実際の効果は「1ターンの間、敵から認識されない」と表記するほうが近い。従って、無敵になるわけではなく敵が使用したMAP兵器に巻き込まれた場合は通常通りダメージを受ける。
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他にも「敵をすり抜けて移動可能」「防御技能の発動阻止<ref>反撃不能時は防御技能が発動しない仕様の場合</ref>」などの効果もある。安全に仕掛けられる以外にも敵の包囲・防衛の突破、進路妨害に誘導と用途は広いものの、消費SPが多く気軽に使いにくいのが難点。習得パイロットも少ない。
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[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]』を最後に登場しなくなっていたが、『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III]]』で一部効果を変えて復活を果たした。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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:本作から消費SPが60に割増。
 
:本作から消費SPが60に割増。
 
;[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]
 
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:リメイクに際して追加された精神の一つ。
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:リメイクに際して追加された精神の一つ。だが、味方で習得するのは収録3作品の中で『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』の[[チャム・ファウ|チャム]]と[[エル・フィノ|エル]]のみである。
  
 
=== 単独作品 ===
 
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:本精神の効果で[[捨て身]]のデメリット効果「1ターン回避率0」を完全に無効化することが可能。ただし両精神を一緒に覚えるパイロットはいないため、特定の機体とパイロットの組み合わせ<ref>特定の誕生日と血液型のスーパー系主人公&恋人([[龍虎王]]・[[虎龍王]])、[[リムル・ルフト|リムル]]&[[チャム・ファウ|チャム]](各種[[オーラバトラー|AB]])、[[スレッガー・ロウ|スレッガー]]or[[ビルギット・ピリヨ|ビルギット]]&[[レコア・ロンド|レコア]]([[スーパーガンダム]])の組み合わせのみ。ただしスレッガーとビルギットはレコア離脱前までに[[捨て身]]を習得するのは現実的ではない。</ref>でしか発揮できないなど効果的とは言いがたい。
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:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
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::[[エル・ビアンノ|エル]]が新たに習得するため、スーパーガンダムの組み合わせが終盤でも使えるようになっている。
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
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;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
:最後の登場作品になる……と思われていた。
 
  
 
=== 魔装機神シリーズ ===
 
=== 魔装機神シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
:約10年越しの再登場。消費SP15と使い勝手は抜群。魔装機のHPと操者のSPが続く限り無敵でいられることが最大の特徴。攻撃時に敵の反撃を封じる効力こそ消え失せたが、その後の敵フェイズで標的から必ず外れるため、相手の攻撃力が高い本作では「[[鉄壁]]」に匹敵する利用価値を持つ。「隠れ身」で潜伏した魔装機を単独で先行させて敵陣を荒らして回ったり、ZOCを形成する壁となって相手の移動範囲に制限をかけるなど使い道は様々。位置づけとしてはラ・ギアス人が行使する魔術(隠れ蓑・隠形の術)に近い。
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:約10年越しの再登場。反撃不能の効果は失ったが、消費SP15と使い勝手は抜群。敵の攻撃力が高い本作では[[鉄壁]]に匹敵する利用価値を持ち、単独で先行させて敵陣を荒らしたり、[[ZOC]]を形成する壁となって相手の移動範囲に制限をかけたりと使い道はさまざま。
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:位置づけとしてはラ・ギアス人が行使する魔術(隠れ蓑・隠形の術)に近い。
  
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=== 関連作品 ===
 
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== 主な使用者 ==
 
== 主な使用者 ==
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;[[チャム・ファウ]]
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:「バイストン・ウェルの物語」を伝えて姿を消したからか、多くの作品で習得する。
 
;[[シルキー・マウ]]
 
;[[シルキー・マウ]]
 
:初登場の『第4次』では隠れキャラ。同作最終面ではこれを使った[[AB]]と地中移動の[[真ゲッター2]]を突っ込ませれば[[バラン=シュナイル|ラスボス]]を瞬殺することも可能であった。
 
:初登場の『第4次』では隠れキャラ。同作最終面ではこれを使った[[AB]]と地中移動の[[真ゲッター2]]を突っ込ませれば[[バラン=シュナイル|ラスボス]]を瞬殺することも可能であった。
 
;[[デュオ・マックスウェル]]
 
;[[デュオ・マックスウェル]]
:「逃げも隠れもするが…」という本人の台詞どおりにこれが使える。
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:「逃げも隠れもするが…」という本人の台詞どおり習得作品は多い。『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』の攻略本では効果的な使い方として「隠れ身で近づき、次ターンに[[自爆]]」という酷い戦法が紹介されていた<ref>ソフトバンク『PS版スーパーロボット大戦F完結編 パーフェクトガイド』P185</ref>。
 
;[[岡めぐみ]]
 
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:甲賀流十八代目の忍者(くノ一)ということで習得。
 
:甲賀流十八代目の忍者(くノ一)ということで習得。
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;隠形の術
 
;隠形の術
 
:「隠れ蓑」を上回る潜伏魔術。被術者が攻撃する意思をみせるまでその存在を隠しきるなど徹底している。効果範囲は絶大で大部隊にも使用可能。対抗手段は[[ラ・ギアス]]ではまだ確立されておらず、この術の前に「精霊レーダー」は無意味。本編でも意識的にこの術を見破った者は「T-Linkシステム」を稼働させていた[[リュウセイ・ダテ]]のみ。
 
:「隠れ蓑」を上回る潜伏魔術。被術者が攻撃する意思をみせるまでその存在を隠しきるなど徹底している。効果範囲は絶大で大部隊にも使用可能。対抗手段は[[ラ・ギアス]]ではまだ確立されておらず、この術の前に「精霊レーダー」は無意味。本編でも意識的にこの術を見破った者は「T-Linkシステム」を稼働させていた[[リュウセイ・ダテ]]のみ。
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== 脚注 ==
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[[Category:精神コマンド]]
 
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2024年4月24日 (水) 15:01時点における最新版

隠れ身は、精神コマンドのひとつ。

概要[編集 | ソースを編集]

「1ターンの間、搭乗機は敵ユニットから攻撃されなくなる」といった説明の効果で採用されることが多いが、大抵はそれ以外にも「こちらからの攻撃に対しては反撃不能」「EPではこちらを無視した行動・移動を行う」という効果も付随するため、実際の効果は「1ターンの間、敵から認識されない」と表記するほうが近い。従って、無敵になるわけではなく敵が使用したMAP兵器に巻き込まれた場合は通常通りダメージを受ける。

他にも「敵をすり抜けて移動可能」「防御技能の発動阻止[1]」などの効果もある。安全に仕掛けられる以外にも敵の包囲・防衛の突破、進路妨害に誘導と用途は広いものの、消費SPが多く気軽に使いにくいのが難点。習得パイロットも少ない。

α for DC』を最後に登場しなくなっていたが、『魔装機神III』で一部効果を変えて復活を果たした。

登場作品[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。消費SP40。
スーパーロボット大戦F / スーパーロボット大戦F完結編
本作から消費SPが60に割増。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
リメイクに際して追加された精神の一つ。だが、味方で習得するのは収録3作品の中で『EX』のチャムエルのみである。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
スーパーロボット大戦リンクバトラー
効果が特殊。次のターン、相手は「攻撃」「格闘」「射撃」コマンドが使用不能になる。
スーパーロボット大戦64

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
本精神の効果で捨て身のデメリット効果「1ターン回避率0」を完全に無効化することが可能。ただし両精神を一緒に覚えるパイロットはいないため、特定の機体とパイロットの組み合わせ[2]でしか発揮できないなど効果的とは言いがたい。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
エルが新たに習得するため、スーパーガンダムの組み合わせが終盤でも使えるようになっている。
スーパーロボット大戦α外伝

魔装機神シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
約10年越しの再登場。反撃不能の効果は失ったが、消費SP15と使い勝手は抜群。敵の攻撃力が高い本作では鉄壁に匹敵する利用価値を持ち、単独で先行させて敵陣を荒らしたり、ZOCを形成する壁となって相手の移動範囲に制限をかけたりと使い道はさまざま。
位置づけとしてはラ・ギアス人が行使する魔術(隠れ蓑・隠形の術)に近い。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END

関連作品[編集 | ソースを編集]

リアルロボット戦線
消費SP50。『第4次』と『F』の中間である。

主な使用者[編集 | ソースを編集]

チャム・ファウ
「バイストン・ウェルの物語」を伝えて姿を消したからか、多くの作品で習得する。
シルキー・マウ
初登場の『第4次』では隠れキャラ。同作最終面ではこれを使ったABと地中移動の真ゲッター2を突っ込ませればラスボスを瞬殺することも可能であった。
デュオ・マックスウェル
「逃げも隠れもするが…」という本人の台詞どおり習得作品は多い。『F完結編』の攻略本では効果的な使い方として「隠れ身で近づき、次ターンに自爆」という酷い戦法が紹介されていた[3]
岡めぐみ
甲賀流十八代目の忍者(くノ一)ということで習得。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

トレイス・ハイネット
ストーリー中で工作員としての訓練を積み、潜入任務で隠形の術を使っている事から、スキルとして習得。
ガエン
暗殺者だった経験から培った技術と言う事だろう。
ゲンナジー・I・コズイレフ
存在感が薄いという個人的特徴から来ている。第一作『LOE』から散々描写されてきたが、『POJ』序盤のシュテドニアスルートでは何もしていないのに敵に攻撃するまで全く気付かれないという驚愕のステルス能力を発揮している。

同じ効果を含む要素[編集 | ソースを編集]

魔法[編集 | ソースを編集]

隠れ蓑 / かくれみの
ラ・ギアスで使用される魔術のひとつ。気配を断って「精霊レーダー」や探知の魔法を躱す。「隠形の術」よりもよく知られる術でマジックアイテムもつくられている。
隠形の術
「隠れ蓑」を上回る潜伏魔術。被術者が攻撃する意思をみせるまでその存在を隠しきるなど徹底している。効果範囲は絶大で大部隊にも使用可能。対抗手段はラ・ギアスではまだ確立されておらず、この術の前に「精霊レーダー」は無意味。本編でも意識的にこの術を見破った者は「T-Linkシステム」を稼働させていたリュウセイ・ダテのみ。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 反撃不能時は防御技能が発動しない仕様の場合
  2. 特定の誕生日と血液型のスーパー系主人公&恋人(龍虎王虎龍王)、リムル&チャム(各種AB)、スレッガーorビルギット&レコアスーパーガンダム)の組み合わせのみ。ただしスレッガーとビルギットはレコア離脱前までに捨て身を習得するのは現実的ではない。
  3. ソフトバンク『PS版スーパーロボット大戦F完結編 パーフェクトガイド』P185