「ラビッドシンドローム」の版間の差分
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− | 発症すると、[[闘争心]] | + | 発症すると、[[闘争心]]の異常活性化によって次第に凶暴化し、破壊の限りを尽くすようになり、やがては肉体も擬態獣の様な異形の姿である「狂態」に変わっていく。最終的には肉体が耐えられず死亡するか、理性を完全に失った怪物になる、あるいは感染者を取り込む形で蛹の様な姿になって、そこから擬態獣に変貌してしまう等、いずれにせよ悲惨な末路を迎える事になってしまう。 |
− | + | インサニアウイルスは主に擬態獣との接触で感染する為、ロボット乗りとして擬態獣と戦う限り感染は不可避であり、特に闘争心の強い男性の場合だと、感染率は爆発的に跳ね上がってしまう。一方、女性はウイルスに感染しても基本的に発症はせず、「キャリア」となるだけだが、ホルモンバランスに異常があったりすると女性であっても発症してしまう危険性があり、実際に作中では女性パイロットである[[シャドウ (ゴーダンナー)|シャドウ・ダラウェイ]]が発症してしまっている。また、男性でありながらも発症はおろか感染の兆候さえ見せない特異体質のパイロットもおり、[[光司鉄也]]やナイト・ヴァレンタイン、クララチョフの三人がこれに該当。特に光司は「男性パイロットの上に闘争心が強い」という感染条件に合致しながらも、感染していなかった<ref>PS2版のゲームである[[剣]]と[[ルウ・ルー]]が主人公となる『哀の物語』では、ナイト、クララチョフの二人もラビッドシンドロームを発症させており、剣の搭乗する[[ブレイドガイナー]]と対決している。</ref>。その為、結局の所、ラビッドシンドロームを発症させてしまう確実な条件に関しては曖昧となっている。 | |
− | + | 感染当初はあくまでも体内に潜伏しているのみで、戦いの中で闘争心を昂ぶらせる事で発症に至る。その為、戦闘を行わなかったり、冷静沈着な[[性格]]であれば発症を抑えられる。また、女性でキャリアとなりながら発症しなかった人物の遺伝子は、ラビッドシンドロームを発症してしまった者の治療の鍵となるらしく、作中では[[ミラ・アッカーマン|ミラ]]や[[林奈々絵]]がこれにあたる。その結果、末期症状にまで陥った[[猿渡ゴオ]]の発症は、最終的に林の子供の遺伝子によって治療する事に成功した。 | |
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:今回は物語前半でその存在が明かされ、[[LOTUS]]のメンバー全員に精密検査が行われる。感染してもラビッドシンドロームにまで至る例は稀という設定になっている。途中で[[剣]]が発症する他、原作通りゴオも発症を防ぐために長期離脱するが、[[超擬態獣]]との決戦時に発症してしまう。 | :今回は物語前半でその存在が明かされ、[[LOTUS]]のメンバー全員に精密検査が行われる。感染してもラビッドシンドロームにまで至る例は稀という設定になっている。途中で[[剣]]が発症する他、原作通りゴオも発症を防ぐために長期離脱するが、[[超擬態獣]]との決戦時に発症してしまう。 |
2022年7月3日 (日) 10:13時点における版
ラビッドシンドロームとは、『神魂合体ゴーダンナー!!』シリーズに登場する感染症。
概要
擬態獣が媒介となっている特有のウイルス「インサニアウイルス」によって発症する感染症[1]。
発症すると、闘争心の異常活性化によって次第に凶暴化し、破壊の限りを尽くすようになり、やがては肉体も擬態獣の様な異形の姿である「狂態」に変わっていく。最終的には肉体が耐えられず死亡するか、理性を完全に失った怪物になる、あるいは感染者を取り込む形で蛹の様な姿になって、そこから擬態獣に変貌してしまう等、いずれにせよ悲惨な末路を迎える事になってしまう。
インサニアウイルスは主に擬態獣との接触で感染する為、ロボット乗りとして擬態獣と戦う限り感染は不可避であり、特に闘争心の強い男性の場合だと、感染率は爆発的に跳ね上がってしまう。一方、女性はウイルスに感染しても基本的に発症はせず、「キャリア」となるだけだが、ホルモンバランスに異常があったりすると女性であっても発症してしまう危険性があり、実際に作中では女性パイロットであるシャドウ・ダラウェイが発症してしまっている。また、男性でありながらも発症はおろか感染の兆候さえ見せない特異体質のパイロットもおり、光司鉄也やナイト・ヴァレンタイン、クララチョフの三人がこれに該当。特に光司は「男性パイロットの上に闘争心が強い」という感染条件に合致しながらも、感染していなかった[2]。その為、結局の所、ラビッドシンドロームを発症させてしまう確実な条件に関しては曖昧となっている。
感染当初はあくまでも体内に潜伏しているのみで、戦いの中で闘争心を昂ぶらせる事で発症に至る。その為、戦闘を行わなかったり、冷静沈着な性格であれば発症を抑えられる。また、女性でキャリアとなりながら発症しなかった人物の遺伝子は、ラビッドシンドロームを発症してしまった者の治療の鍵となるらしく、作中ではミラや林奈々絵がこれにあたる。その結果、末期症状にまで陥った猿渡ゴオの発症は、最終的に林の子供の遺伝子によって治療する事に成功した。
感染者
- マックス・ジュニア
- 元・ダンナーベース所属のパイロットで、擬態獣12号に取り込まれ、最初に発症が確認された人物。情念を暴走させ、最終的には狂体化する形で命を落とす事になってしまった。
- シャドウ・ダラウェイ
- 北米のシリコンベース所属のパイロットで、ジェネシスターに搭乗。感染時より幻覚に襲われる等、体調の不調を見せていたのだが、擬態獣との戦闘中に発症。パートナーのルナを巻き込む形で暴走したが、発症が初期症状だった為か、命までは落とさずに済んだ。
- モウカク
- 中国のダイノベース所属のパイロットで、ゴッドダイナーに搭乗。パートナーのシュクユウにプロポーズした後の擬態獣との戦闘中に発症して狂体化にまで陥り、自身がもう助からないと判断した結果、シュクユウを強制的に脱出させ、自らはナイトのドラグライナーの必殺攻撃を受ける形で死亡した。
- 剣
- メナージュ・ゼロに指定されている所属不明のパイロットで、ブレイドガイナーに搭乗。亡き妻・ローザの搭乗していたセレブレイダーを探し求めて戦い続けた末に、発症し、それでも戦いを続けた末、最終的には超擬態獣に特攻する形で死亡した。
- 猿渡ゴオ
- ダンナーベース所属のパイロットで、ゴーダンナーに搭乗。感染が確認されてからはパイロットから降ろされていたが、ベースが危機的状況に陥ると戦い続けていた為に、超擬態獣率いる擬態獣の大軍勢との決戦時にて遂に発症。機体が擬態獣に寄生される形で暴走するが、ゴーオクサーに搭乗する葵杏奈の説得で一時的に正気を取り戻し、超擬態獣を倒す。しかし、その直後に肉体を取り込まれる形で蛹状の姿になってしまう。
- 数年後、林の子供の遺伝子によって治療方法が確立された結果、完治する事になった。
登場作品
「男性パイロットが発症する」という設定からか、感染が発覚すると次の戦闘で男性パイロットが出撃不可になる展開も少なくない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- マックスが中盤で発症するが、明確な登場はゲーム後半のゴーダンナールートから。しかし、『K』では「ラビッドシンドロームは同化現象と類似している」と設定されており(千鶴の台詞から)、自軍部隊合流時にファフナールートでミョルニアが竜宮島に送っていたデータによって、治療法があっさり確立される。しかし、肝心の同化現象の治療法に関しては…。
- スーパーロボット大戦L
- 今回は物語前半でその存在が明かされ、LOTUSのメンバー全員に精密検査が行われる。感染してもラビッドシンドロームにまで至る例は稀という設定になっている。途中で剣が発症する他、原作通りゴオも発症を防ぐために長期離脱するが、超擬態獣との決戦時に発症してしまう。
- ダンナーベースだけでなくプラント等でも治療法が研究されており(レイ曰く世界共通の課題)、決戦後にプラントがワクチンを開発した事によって治療法が確立され、ゴオもあっさりと元に戻る。
- なお、ダンナーベース以外のメンバーで最も感染が疑われたのはバトルチームであった。特に豹馬は中盤、ちょっと気が立っていただけで周囲に心配されていた。
- また、発症前でも普段より好戦的な性格になるようで、所々でゴオが普段からは考えられない物騒な発言をするシーンがある。ただし、この言動の変化に異変を感じ取っていたのは遺伝子工学の科学者でもあるデュランダルだけで、他のメンバーなどは普通にドン引きしていた。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- ゴーダンナー最終ステージ「ザンゴウノヒツギ」では男性パイロット出撃不可の状態から始まる。後に男性パイロットも増援として出撃可能だが、気力150になると強制撤退させ(発症扱い)、クリアランクが下がる。
- なお、本作で発症した敵パイロットは剣だけで、ゴオは敵にならない。