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:こちらはジョーに対する被弾時(中破)の[[特殊戦闘台詞]]。なんだか自身の[[パプテマス・シロッコ|末路]]を予知しているかの様である。 | :こちらはジョーに対する被弾時(中破)の[[特殊戦闘台詞]]。なんだか自身の[[パプテマス・シロッコ|末路]]を予知しているかの様である。 |
2017年12月12日 (火) 13:56時点における版
エグゼブ | |
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外国語表記 | Exeve |
登場作品 | 勇者特急マイトガイン |
声優 | 菅原正志 |
デザイン | オグロアキラ |
本名 | ケン・エノモト |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
髪色 | 黒 |
髪型 | ショートボブ |
所属 |
TR社 ブラックノワール一味 |
役職 | 社長 |
概要
世界的に有名な産業ロボット開発企業「TR(トレジャー・ロボテック)社」の社長。額にホクロのような印がある。
裏の顔は黒幕ブラックノワールの忠実な部下で、直属の配下であるパープルや、ウォルフガング一味をはじめとする犯罪組織を利用して世界征服を企む。
冷静沈着で優秀な人材を見極める目もあるが、手に入れるためなら恐喝も厭わず、利用価値がなくなったと見なしたら躊躇なく切り捨てる冷酷非情な男。また、ウォルフガングが設計した轟龍のドリルを「趣味では無いから外せ」というなど、独自の審美眼も持つ。
これまでにない強大な敵として勇者特急隊の前に立ち塞がるが、実は舞人の両親とジョーの父の命を奪った張本人で、その事実を隠しながらウォルフガングやジョーを脅迫同然の交渉で従え、邪魔な勇者特急隊を倒そうとする。
その正体は、将来を有望された若手政治家の「ケン・エノモト」である。元々は、犯罪とは無縁そうな冴えない容姿だった。本編から15年前に東南アジアで突如失踪し行方不明扱いとなっていたが、その優れた頭脳を持っていたが故にブラックノワールに捕らわれていた。そして無理やり洗脳を施されて、現在のエグゼブとしての人格となってしまう。
物語終盤で、かねてより計画していた「クリスマスオペレーション」を実行に移し、無量大数の洗礼ロボットを使って日本以外の国々を制圧した。だが、そこに勇者特急隊が立ちはだかり、パープルにバトルボンバーとガードダイバーを撃破させた。しかし、イノセントウェーブの力で魔のオーラを掻き消されて、一気に形勢逆転されてしまう。追い詰められたエグゼブは自らインペリアルに搭乗し、グレートマイトガインと轟龍を迎え撃つ。
圧倒的な強さでグレートマイトガインを苦戦させるが、トドメを刺そうとした瞬間に轟龍に搭乗したジョーが現れ、ジェット機形態に変形した轟龍の特攻により、インペリアルの胴体部分ごとドリルに貫かれてしまう。最後は、「ドリルを取れ」という自分の要望が通っていなかった事に不満を溢すような言葉を遺して、インペリアルの大爆発に巻き込まれて死亡した。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。原作とは異なり、謎のスポンサー「ミスターX」と称して『マイトガイン』の悪役達や火星の後継者の支援を行っている。また原作では趣味だけではないというだけだったドリルが、嫌いと設定されている。また本名が「ケン・榎本」と苗字が漢字になっている。
- 更に洗脳前の記憶が無く、ウォルフガングに正体を指摘されても「何の事だ?」と返しており、より操り人形としての度合いが増している。
- デンジャラスゴールド同盟を結成させ自軍部隊にぶつけてくる他、部下を通じてミケーネの神々と接触したりと随所で暗躍。最終的にエンブリヲ、レナードらと手を組んで時空融合を引き起こし、3つの地球を破滅に追いやらんとする。
- その後は終盤の分岐のナデシコルート45話で決着を付ける事になり、惑星フェルディナでの決戦で舞人達に倒される。
- 因みに部下が援護防御をした際に、「邪魔だ、下がっていろ!」と偉そうに口を叩く。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ブラックノワール
- 主にして黒幕。まだケン・エノモトだった頃に、その頭脳を狙ってきた彼(彼女)に捕らえられ、洗脳された。
- パープル
- 直属の配下。実は自身と同じく、ブラックノワールに洗脳された人物。
- 宍戸英二
- ジョーの父。彼に最先端のマシン制御システムを開発させたが、TR社が大量の兵器を製造して売りさばいている事実を隠蔽すべく、口封じと目して殺害する。
- 雷張ジョー
- 宍戸博士の息子。自分が仇であることを隠し、彼をマイトガイン打倒の為に利用する。最終的には彼に引導を渡される事となる。
- ウォルフガング
- 彼の部下を人質に取って脅迫し、無理やり部下に引き込んだ。ウォルフガングの水面下での反逆に気付きながらも、利用価値のある間は生かしておくことにしたが、それが仇となる。
- 旋風寺舞人
- 過去に彼の両親を殺害した。
- シックス、セブン
- 部下。それぞれに任務を与えるも、ミスを犯した為、焼殺処刑を行った。SRW未登場。
他作品との人間関係
- エンブリヲ、レナード・テスタロッサ
- 『V』では、彼等と共に3つの地球を危機に陥れる。
- 破嵐万丈
- 『V』では、日輪の力を借りる彼を敵視する。
名(迷)台詞
- 「流石は世界的ロボット工学の権威ウォルフガング博士、素晴らしい設計だ。ただ、頭のドリルは外して貰おう。私の趣味ではない」
- 第23話より。轟龍の設計図を見ての台詞。この「ドリルを外せ」という注文に、ウォルフガングはムッとしつつも取り外したはずだったが…。
- 「正に手負いの狼というわけか…」
「だが、その位で引き下がるお前ではない。牙を剥いた手負いの狼ほど、恐ろしい物は無いと言うからな」 - 第24話より。マイトカイザーに敗れ飛龍を失ってしまったジョーの前に姿を現し、彼をスカウトする。
- 「ジョー、また気まぐれを起こすつもりか、今度という今度は見逃さんぞ。マイトガインと戦わなければお前は轟龍もろとも木端微塵になる」
「ウォルフガングには秘密で轟龍に自爆装置をつけておいたのだ。脱出しようとしても無駄だ、ふっふっふ…」 - 第35話より。サリーとの会話で舞人と戦う事に躊躇するジョーに対して轟龍に爆弾が仕掛けられている事を伝え、自爆スイッチ片手に無理やりにジョーを従わせる。
- 「それで十分だ、ご苦労だったなジョー。お前の役目は終わった」
- 同上、轟龍がグレートマイトガインを羽交い絞めしたところでジョーに声をかけて。お約束とはいえ二人を消したいなら何も言わずにスイッチを押せよと言わざるを得ない。案の定、ジョーは被害を減らすべく、グレートマイトガインを突き飛ばして空へと飛び立った、そのため慌ててスイッチを押すが…。
- 「宍戸英二?聞いたような名前だな。それがどうした」
- 「…ああ、忘れていたよ。古い話だ」
- 最終話前、ジョーに銃を突き付けられながら、彼の父親を殺したことを詰られるが、今の今まで忘れており、苦笑気味に吐き捨てるのみだった。
- あまたの人間を使い捨ててきたエグゼブの冷酷さと傲慢さが表れた台詞である。
- 「まだまだ青いな…『正義は勝つ』か?では、お前は正義なのか?」
「ならば正義が負けることを教えてやろう…!」 - 最終話より。グレートマイトガインを踏みつけ、舞人の信じる正義を嘲笑う。
- 「まるで手の中の玩具だな」
「だが、もうこの玩具もお払い箱だ」 - 同じく最終話より。インペリアルでグレートマイトガインを握りつぶしながらの台詞。
- 『勇者特急マイトガイン』という作品が終わり、視聴者の興味が来週から始まる新番組へと変わってしまうことを表した台詞でもある(ラスト5~3話辺りに差し掛かると、次回予告の後には次の勇者シリーズの予告が始まっているのでよりメタな台詞となっている)。
- 「だから…ドリルは取れと言ったのだ…」
- 同上。轟龍の飛行形態による突撃でコックピットに直撃を受け、腹部をドリルで抉られての最期の台詞。
- この台詞は「スポンサーからドリル付きの勇者ロボを出すよう言われた制作サイドの本音」と囁かれているが、大張正己氏によると、轟龍のデザイン流用元であるダイアトラスの説明書の注意書きが元ネタとのこと。
- 『V』では彼との決戦時にジョーを出撃させた場合のみDVE[1]。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…気に入らんな」
「気に入らんのは、お前の轟龍のドリルの事だ」
「ウォルフガングめ…。ドリルは取れ、と言ったのに…」
「いいか?私には、その存在が許せないものが二つある。その一つはドリル…」
「もう一つは太陽だ」 - 『V』ナデシコルート第44話より。『V』での彼は気に入らないどころではなく「存在が許せない」レベルでドリル嫌いである模様。ジョーもある程度は彼がドリル嫌いだという事は知っていたものの、自分が裏切った事をそっちのけでドリルを嫌う姿に流石に困惑していた。
- また太陽も嫌いらしく、露骨に万丈へも敵意を向ける。だが、後にその太陽の輝きが更なる巨悪を追い詰める事になろうとは、この時点では誰も知る由もなかった。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「そして、忘れるな。ドリルは見つけ次第、破壊しろ」
- 『V』中断メッセージ「エグゼブの命令」より。プレイヤーの休憩中にパープルに下した命令の一つ。前述の通り、「ドリルが趣味ではない」というより、「ドリル嫌い」の域に入っている。
- 『マイトガイン』の作風を考えるに、原作でドリルに倒されたが故にドリル嫌いになった…のかもしれない。
- 「私はドリルが嫌いだ…!」
「そのドリルの存在だけは許せん…!」
「その忌まわしきドリルを消し去ってくれる!」 - ジョーに対する特殊戦闘台詞。「ドリル嫌い」の域その2。ドリルがメインとなる作品の面々に対するような内容となっており、共演したらどうなるか気になるところだったが、実際に共演してしまった。なお、同じくドリルを常備した機体がいるが、そちらには反応しなかった。
- 「ドリルが…!ドリルが迫ってくる!」
- こちらはジョーに対する被弾時(中破)の特殊戦闘台詞。なんだか自身の末路を予知しているかの様である。
- ちなみに『V』では上述の様にドリルでの死を回避する事も可能(辿る結末は変わらないが)。
搭乗機体
- インペリアル
- エグゼブが操る超巨大戦闘ロボ。
余談
- 名前の由来はエグゼクティブプロデューサーと思われる。
- 本名の由来は俳優の榎本健一氏から。
- 彼の経営するTR社は「TAKARA」の暗喩であり、「トレジャー・ロボテック」という名称も「タカラ」に由来する。悪役もヒーローも同じスポンサーに作られたもの、という、『マイトガイン』一流の皮肉と言える。
脚注
- ↑ 彼を出撃させていない場合は舞人によって討ち取られ、轟龍のドリルでトドメを刺されるイベント自体が発生しない。