「神祇無窮流」の版間の差分

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== 神祇無窮流 ==
 
== 神祇無窮流 ==
[[ラ・ギアス]]に広く流布された剣術の一派。「じんぎ(神祇)むきゅう(無窮)りゅう」と読む。皆伝(真伝)の境地に至る人間を選ぶ流派であるため、伝承者(師範)の数は少ないという。流派名に使われている『神祇』という言葉は、「天の神、地の祇(くにつかみ)」を意味している。直訳すれば、「ラ・ギアスに存在する天神地祇(精霊)の力を借りて放つ無窮流」ということになるのだろう。4つの宗家が存在しており、それぞれ東西南北の方角が割り振られている(表立って知られてはいない)。さらに、危険な技を伝承・研究する「裏家」という影の宗家も存在しており、『裏家』が具体的にいくつ存在するのかは現在不明である。そのうちの一つは北東を割り振られているため、東西南北を除いた八方の残りの四方が割り振られているのだろう。ただし、これらの呼称は現在ラングランでは使われていないため、言語翻訳魔法により北東なら「艮」というように訳される。
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[[ラ・ギアス]]に広く流布された剣術の一派。「じんぎ(神祇)むきゅう(無窮)りゅう」と読む。
  
開祖は剣神と謳われたランドール・ゼノサキス。源流は『無窮流』と名乗った剣術の一派にあり、『無窮流』と対を為す武術の流派であった『[[不易久遠流]]』とは兄弟関係に近い間柄と言えなくもない。そのためか、両流派には相伝奥義が存在する。『不易久遠流』同様、、単に剣を使う技だけではなく、空拳術が少なくとも二種類あるなど、細かく区分化されている流派のようである。上記の宗家の違いによるものなのかは不明。また、個々人の資質に拠るところが大きいためか、技を自己流にアレンジするもの、『神祇無窮流』の技を元に新たな技を編み出すもの、精霊ではなく邪神の力を借りて放つ者まで存在する。
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皆伝(真伝)の境地に至る人間を選ぶ流派であるため、伝承者(師範)の数は少ないという。流派名に使われている『神祇』という言葉は、「天の神、地の祇(くにつかみ)」を意味している。直訳すれば、「ラ・ギアスに存在する天神地祇(精霊)の力を借りて放つ無窮流」ということになるのだろう。4つの宗家が存在しており、それぞれ東西南北の方角が割り振られている(表立って知られてはいない)。さらに、危険な技を伝承・研究する「裏家」という影の宗家も存在しており、『裏家』が具体的にいくつ存在するのかは現在不明である。そのうちの一つは北東を割り振られているため、東西南北を除いた八方の残りの四方が割り振られているのだろう。ただし、これらの呼称は現在ラングランでは使われていないため、言語翻訳魔法により北東なら「艮」というように訳される。
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開祖は剣神と謳われたランドール・ゼノサキス。源流は『無窮流』と名乗った剣術の一派にあり、『無窮流』と対を為す武術の流派であった『[[不易久遠流]]』とは兄弟関係に近い間柄と言えなくもない。そのためか、両流派には相伝奥義が存在する。『不易久遠流』同様、単に剣を使う技だけではなく、空拳術が少なくとも二種類あるなど、細かく区分化されている流派のようである。上記の宗家の違いによるものなのかは不明。また、個々人の資質に拠るところが大きいためか、技を自己流にアレンジするもの、『神祇無窮流』の技を元に新たな技を編み出すもの、精霊ではなく邪神の力を借りて放つ者まで存在する。
 
また、作中で『神祇無窮流』の達人が『剣と魔術は表裏一体』と語る等、魔術との関係が深い流派でもあり、魔術を上乗せしていると思われる技も多い。
 
また、作中で『神祇無窮流』の達人が『剣と魔術は表裏一体』と語る等、魔術との関係が深い流派でもあり、魔術を上乗せしていると思われる技も多い。
  

2015年9月19日 (土) 17:06時点における版

神祇無窮流

ラ・ギアスに広く流布された剣術の一派。「じんぎ(神祇)むきゅう(無窮)りゅう」と読む。

皆伝(真伝)の境地に至る人間を選ぶ流派であるため、伝承者(師範)の数は少ないという。流派名に使われている『神祇』という言葉は、「天の神、地の祇(くにつかみ)」を意味している。直訳すれば、「ラ・ギアスに存在する天神地祇(精霊)の力を借りて放つ無窮流」ということになるのだろう。4つの宗家が存在しており、それぞれ東西南北の方角が割り振られている(表立って知られてはいない)。さらに、危険な技を伝承・研究する「裏家」という影の宗家も存在しており、『裏家』が具体的にいくつ存在するのかは現在不明である。そのうちの一つは北東を割り振られているため、東西南北を除いた八方の残りの四方が割り振られているのだろう。ただし、これらの呼称は現在ラングランでは使われていないため、言語翻訳魔法により北東なら「艮」というように訳される。

開祖は剣神と謳われたランドール・ゼノサキス。源流は『無窮流』と名乗った剣術の一派にあり、『無窮流』と対を為す武術の流派であった『不易久遠流』とは兄弟関係に近い間柄と言えなくもない。そのためか、両流派には相伝奥義が存在する。『不易久遠流』同様、単に剣を使う技だけではなく、空拳術が少なくとも二種類あるなど、細かく区分化されている流派のようである。上記の宗家の違いによるものなのかは不明。また、個々人の資質に拠るところが大きいためか、技を自己流にアレンジするもの、『神祇無窮流』の技を元に新たな技を編み出すもの、精霊ではなく邪神の力を借りて放つ者まで存在する。 また、作中で『神祇無窮流』の達人が『剣と魔術は表裏一体』と語る等、魔術との関係が深い流派でもあり、魔術を上乗せしていると思われる技も多い。

本編に登場した代表的な師範の一人がランドールの子孫であるゼオルート・ザン・ゼノサキス。流派の奥義を極めようと挑む者達にファング・ザン・ビシアスツレイン・ザン・レカニバンなどがいる。

剣の構え

相手に剣先(刃先)を突きつけるフェンシングに似た構えをとることが『ROE』で判明した『不易久遠流』と違って、『神祇無窮流』の構えはまだ漠然としたままである。流派の思想傾向から考えるに構えなど存在しないのかもしれないし、シナリオ進行(運用された魔装機に搭乗する操者の代替わり)などの影響で曖昧模糊としている可能性などがあげられる。

敢えて無理やり構えに共通点を見出すならば、『LOE』のゼオルート(ギオラスト)に、『ROE』のマサキ(サイバスター)と『POJ』のファング(ギオリアス)が使う「ディスカッター」になるだろうか。いずれも相手に接近して仕掛けるまでの間、剣先の側近くに空手(左手)を添えている。

無窮流

5000年前のラ・ギアス(ラングラン共和国)に存在した剣術の流派。開祖はダイム・カザフルという元軍人。その奥義の極意は剣の技にはなく、「気(プラーナ)の修養と操作」にあるという。ランドール・ゼノサキス曰く、「無窮流は人を育てる流派だ」とのこと。

神祇無窮流の技

現在判明している『神祇無窮流』の武技には連続攻撃を仕掛けるものが多い。

虚空斬 / 真・虚空斬
神祇無窮流・不易久遠流相伝の技で、ジノ曰く「基本的な技」。「真・虚空斬」は奥義。この技は『不易久遠流』の剣士も使う。
虚空斬・葉隠
ファングが使用する。虚空斬のバリエーションだと思われる。
バニティリッパー・虚空斬波
マサキが『第2次大戦』で使っていた技。名前やSFC版『魔装機神I』における「バニティリッパー」の演出から、「虚空斬」の再現と思われている。
III・Fで剣のランクアップ武器として実装される。
幽眇剣・蛟
神祇無窮流・祓の型。
幽眇剣・大蛇
幽眇剣・蛟のランクアップ武器として実装。幽眇剣・蛟の上位技だと思われる。
縦横無尽斬り
神祇無窮流目録の弐「八方の型」。
剣の舞
神祇無窮流・浮雲の型をプレシアがアレンジした技。
乱舞の太刀 / 真伝・乱舞の太刀
マサキによるゼオルートの技の再現。真伝の方はポゼッション時に使用する。
奥伝・桜花乱心
神祇無窮流・不惜身命の型。ギオリアス・ロイの最大出力があって使用可能になった技。詳細は不明だが、身命を賭すことを厭わない覚悟が必要な模様。
千鳥舞
ソーンが使用した技。イベントのみの使用で詳細は不明だが、下記の奥義『夢想千鳥舞』と技名・内容が類似しているため下位技だと思われる。
徒雲の型・駆鐵
南宗家に伝わる剣技。COEでエランが使用。
冥境妖星剣
ゼノサキス裏家に伝わる奥義。兇剣士となったソーンが復活させた。
両界剛覇断
POJでライコウが使用。
夢想千鳥舞
南宗家に伝わる神祇無窮流奥義。真伝の技であり、体得には他の神祇無窮流剣士から受けた技を基に極意を掴まねばならない。エランの場合はマサキの真伝・乱舞の太刀を受けて会得した。

鎌刀術

十六夜
神祇無窮流・絶影の型。トレイスが使用。

空拳術

天是星拳 / 天是地熟宿星拳
神祇無窮流空拳術の技とその奥義。使用者はツレイン
朧月夜
神祇無窮流空拳術奥義。使用者はツレイン。
無形・攣拘摧破
神祇無窮流空拳術異伝。武器を使用しているため異伝扱いなのだろう。あるいは裏家の技という可能性もある。使用者はガエン
貳乃型・虎擲竜拿
神祇無窮流空拳術異伝。使用者はガエン。

魔術

緑の墓標 / 幽翠の奥津城
剣技と魔術の応用技。
くるみ割り人形 / 春の祭典
「くるみ割り人形」は神祇無窮流・螺旋の型をプレシアがアレンジした技。「春の祭典」は「二重螺旋の型」をプレシアがアレンジした技。

防御の術

堅忍不抜
神祇無窮流奥義。作中ではシュウがプレシアに伝授している。
流水の型
ライコウが攻撃を回避する際に用いる足捌き。

習得者

神聖ラングラン王国

ゼオルート・ザン・ゼノサキス
ラングランの剣皇。神祇無窮流正統伝承者。シュウの駆るグランゾンとの戦いに敗れて戦死。実は東宗家の人間であるが、それを伝えずに死亡してしまったためIIIでようやく判明した。
チェンブル・ザン・ゼノサキス
エラン・ゼノサキスの実父。師範(正当伝承者)の一人でもあったが、既に故人。
エラン・ザン・ゼノサキス
神祇無窮流正統伝承者の一人。プレシアやゼオルートの遠い血縁。南宗家。
ファング・ザン・ビシアス
ゼオルートの弟子。
プレシア・ゼノサキス
ゼオルートの娘。神祇無窮流をアレンジした技を多く使う。
マサキ・アンドー
ゼオルートの養子。正式な習得はしていないが、ゼオルートの剣技を見様見真似で使う。
シュウ・シラカワ
ラングランの元大公子。
ツレイン・ザン・レカニバン
アンティラス隊隊員。空拳術を用いる。
トレイス・クオ・ハイネット
アンティラス隊隊員。鎌刀術を用いる。
ソーン・ザン・バキウム
今は滅んだゼノサキス艮裏家の嫡男。兇剣士の資質を持つ。

エリアル王国

ヒョウゴ・バクスカイ
神祇無窮流師範。アドバーザリー部隊の剣士を指導している。
ライコウ・ゼフェンバー
『アドバーザリー部隊』の隊長を務める侍(武士)。
スメラ・パラオム
『アドバーザリー部隊』に所属する女武士。薙刀を得物とし、弓にも通じている。
ゴシン・オーダアオイ・カレントユノー・ヌイーゼン
『アドバーザリー部隊』に所属するオーガイン操者候補達。

出身不明

ガエン
ヴォルクルス教団からアンティラス隊に転向した記憶喪失の青年剣士。『神祇無窮流』の技術かは不明だが、プラーナの流れを読んで狙撃を察知したり、影縫い(あくまで地上の言葉で一番近い表現)で他者の動きを封じる等の技を見せている。

余談

  • 『不易久遠流』も含めて、ラ・ギアスには漢字表記の武術流派が多い。これはラングランがラ・ギアス全土に展開した言語翻訳魔法が日本語漢字表記で説明しているためである。