野球
野球とは、スポーツの一種。特に日本とアメリカにおいて発展した。
概要 [編集 | ソースを編集]
2つのチームがバットとボールを用いて得点を競い合う球技。
日本の代表的な球技ということで、多くの創作のモチーフとして取り扱われることが多く、『巨人の星』や『タッチ』など野球を題材にしたアニメや漫画は多い。また、本来野球と関係ないジャンルの作品の登場人物たちが野球に興じる「野球回」も作劇の定番の一つに数えられている。
(主に昭和の)ロボットアニメにおいては野球選手が現役・引退、プロ・アマを問わずロボットのパイロットを務めることも多々あり、中には野球に因んだ技や武器が設定されることも。
ルール[編集 | ソースを編集]
「一塁」「二塁」「三塁」とホームベースの菱形で構成される内野及びその後方の外野で野手が構え、内野の中心であるマウンドからホームベースに投手が球を投げる守備側と、打者が打ち返して塁に進出し、一塁~三塁を回ってホームベースに到達する事を目的とした攻撃側に分かれ、攻撃側と守備側を交代しながら累計の得点を競うスポーツ。
基本的な人数は5人揃えば成立するが、一般的プロスポーツおいては9人で行う。そのため、誰かが一人でも存在しえなくなった場合には「試合成立」はできず、試合中ともなればその時点で「ゲームセット(試合終了)」となる。
表と裏による先攻後攻でゲームを行い、得点が多いチームが勝利。基本的に5回から9回までで、それ以降は延長となるが、一方のチームが多量に得点して点差が開きすぎるとその回で「コールドゲーム」が宣言され切り上げられる場合もある。また、決着がつかない場合のみ「タイブレーク」と呼ばれる、あえて攻撃側に塁を埋めて点数を取りやすくする手法をとることがある。
また、野球には球の種類ごとに「硬式(こうしき)」「軟式(なんしき)」「ソフトボール」があり、硬式と軟式はルールが同じ。ソフトボールは若干ルールが違い、女性中心(安全対策も兼ねて)に行う。
その他ルール[編集 | ソースを編集]
- 二軍
- 所謂プロスポーツ「一軍」に対し、二軍とは一軍で「戦力・勝てる選手でない」ことを指す。二軍の試合自体は一軍に上がるための練習試合の延長でもあり、その事から選手育成・調整の場の意味を込めて「ファーム(英語で農場を指す)」とも呼ばれる。また、「三軍」も存在する。なお、アメリカにおけるプロ野球「MLB・メジャーリーグベースボール」においては「二軍」のことを「マイナークラス(2A→3A)」と呼ぶ。
- 乱闘
- お互いルールを脱した行為に対し、言い争いを含めて暴力行為に走ることを指す。ただし、乱闘の暗黙上のルールとして「野球の道具を暴力目的に使ってはならない」がある。
- 二刀流
- 両手に武器をもつことを指すが、野球においては大谷翔平選手のように「ハイレベルな打者・投手の兼任者」を指す。一般的に打者(野手)と投手兼任自体は普通(日本のパ・リーグのように指名打者制を採用している場合などは除く)だが、プロでは育成上の方針としてどちらかに専念させるのが通例である。
関連人物 [編集 | ソースを編集]
ここでは野球にちなんだ人物を挙げる。
- 車弁慶
- 浅間学園野球部キャプテン。彼が身に着けているパイロットスーツは野球の捕手道具であるマスクとプロテクターをベースにしている。
- 『第4次』ではジャコビニ流星打法のような野球を活用した必殺技を編み出そうとしたが、結局未遂に終わっている。
- ツワブキ・サンシロー
- 元プロ野球選手であり、野球から身に付けた技を駆使して、ガイキングに使う。ガイキング自体に特に野球技があるわけではなく、パイロット側の演出が戦法に反映されている形。
- 野球を暴力に転用しているとも見られかねず、時代の大らかさあってのキャラとも言える。
- 流崎力哉
- プロ野球選手が将来の夢であり、草野球チーム「青空ゲンキーズ」で4番を張る。
- マグナムエース
- 野球を担当するアイアンリーガー。
- ゴールドアーム、ゴールドマスク
- 野球リーグのトップチーム「ダークキングス」に所属するアイアンリーガー。
- サラマンディーネ
- 古代の競技場(スポーツクラブ)を作り上げており、アンジュとの対決種目の1つに野球を用いていた。
- 佐天涙子
- 野球そのものとは無縁だが、即席の武器としてバットを使う姿が代名詞の一つ。
- ロボピッチャ
- 現実世界で販売されていたピッチングマシン『ロボピッチャ』の擬人化。
- ゴーカイブルー
- 本人に野球に由縁のある設定はないが、鎧の妄想で「野球大好き」と口走らされた。なお、人物像は元プロ野球選手の人物をモデルにしているほか、演者も元プロ野球選手の実子。
- 飛鳥川ちせ
- 『SSSS.DYNAZENON』のEDでバッティングセンターでバットを振るカットがある。映画『SSSS.DYNAZENON 劇場総集編』では、風呂に入ろうとしている山中暦をバッティングセンターに誘うポストクレジットが新規に追加された。
関連機体 [編集 | ソースを編集]
ここでは「野球」をモチーフにした武器や技を持つ機体を挙げる。
- ロボットJr.
- 野球少年をモチーフとしたロボット。武装もバットの他、ボスボロットとの合体攻撃「ボロットホームラン」を持つ。
- ケロット
- ガンバスター
- 本編未使用だが専用バットを所持しており、敵やその弾をバットでカッ飛ばす「バスターホームラン」、および自分でエネルギー弾を生成してカッ飛ばす「バスターノック」[1]が使用可能。
- フジヤマスター、ロデオスター
- 合体攻撃「ふたりの明日はホームラン」では、それぞれのパイロットである大河新次郎とジェミニ・サンライズがバッターとピッチャーに扮し、野球をする光景が映り込む。
- 真・虎龍王
- 『第3次α』のスペシャルステージにて、武器の由来を尋ねるとマイ・コバヤシが念動力で日本大阪地区から応援が聞こえる…十中八九阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」だろう。しかし、大阪タイタンズはどないやねん?
関連用語[編集 | ソースを編集]
- アイアンリーガー
- 前述の通り野球のエキスパートもいるスポーツロボット。
- 大阪タイタンズ
- スパロボオリジナルの球団。
- レッド・サン
- サンシローが所属していた球団。
- エーアデント・スポーツの祭典
- 『Y』のDLCミッションの一つ。Yzネクストが紅白両軍に分かれて野球対決を行うという内容。所謂「野球回」のスパロボ版である。
- 実際にプレイを行うわけではなく、野球大喜利のような内容であるが、野球ファンならずとも楽しめる話術が繰り広げられる。
余談[編集 | ソースを編集]
- 武器や技に野球演出はないものの、ゼンカイオージュラガオーンは合体時に球場やアナウンス、応援歌をモチーフとしたBGMと、野球要素の演出が存在しており、強化形態であるゼンリョクゼンカイオーの合体バンクにも引き継がれている。これはスーパー戦隊シリーズの番組スポンサーであり、キャラクターショーを開催する等縁の深い東京ドームシティ(旧・後楽園ゆうえんち)の一角にある東京ドームが、プロ野球チーム「読売ジャイアンツ」のホームグラウンドとなっていることからのネタである。これ以外にも、スーパー戦隊シリーズの作品の中には東京ドーム(およびその前身の後楽園球場)やその周辺施設が基地になっていたり、大型メカが出撃する場所になっているなど、スーパー戦隊シリーズと東京ドームは切っても切れない縁にある。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ SRWでは、バスターノックがバスターホームラン名義で採用されている。