「ヴィヴィアン」の版間の差分

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(社長スキルでの獲得TacPを考えるとそこまで安値ともいえないのでは)
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;各話クリア時、強化パーツ「ペロリーナ人形」を一つ入手。
 
;各話クリア時、強化パーツ「ペロリーナ人形」を一つ入手。
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。原作再現とも呼べるエースボーナス。貰った報酬で買っているのだろうか?
 
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。原作再現とも呼べるエースボーナス。貰った報酬で買っているのだろうか?
:[[ファクトリー]]で売っても'''75'''と異常な安値になっている。
 
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==

2017年4月16日 (日) 08:25時点における版

ヴィヴィアン
外国語表記 Vivian
登場作品 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎
声優 桑島法子
デザイン 小野早香
本名 ミィ
種族 アウラの民
性別
年齢 15歳
髪色 ピンキッシュレッド
髪型 ショートカット
瞳の色 黄色
パーソナルカラー ピンク
所属 アルゼナル
役職 パラメイル第一中隊 突撃兵
趣味 クイズ
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概要

アルゼナルパラメイル第一中隊の隊員。隊の中では年少者でありながら、メイルライダーとして驚異的な腕前を持つエース。しかし、本性は朗らかで明るい性格をしており、クイズを出しては勝手に友達認定するなど人懐っこい一面も持つ。

他人にクイズを出す事を趣味としている他、一昔前に流行ったゆるキャラの「ペロリーナ」を気に入っておりキーホルダー等のグッズを収集している。しかし、アルゼナルにおいても既に時代遅れとなっており、ヴィヴィアンの他には幼年組ぐらいしか気に入っている者はいない。また、棒付きキャンディを常に舐めている事が多い。

物語中盤において、ヴィヴィアンの正体がノーマではなく別世界の地球人の末裔である「アウラの民」である事が発覚する。幼い頃、母親が「偽りの地球」に行くのに付いて行き、はぐれてしまった後、どのような経緯を辿ったのかは不明だがアルゼナルへとたどり着き、当時のアルゼナル上層部の判断でノーマとして扱われるようになった。ヴィヴィアンが常に舐めている棒付きキャンディはドラゴン化を抑えるための抑制剤が入れられた特製品であり、焔龍號襲撃の際に全部地面に落ちたため舐めなかった事でドラゴン化してしまい、周囲にドラゴンの正体が知られる事となった。後に、アウラ側の地球へ転移した際にドクター・ゲッコーによる遺伝子操作を受けドラゴン化を完全に抑えられる事となった。

なお、アウラの民の特徴である翼と尻尾は正体を知られないように切られており、このためかヴィヴィアンが変身したドラゴンは翼に傷痕があり尻尾の先端も欠けている。また、ヴィヴィアンは真相を知るまでは同胞を殺していたことになるが、その事実についてどう感じたのかについては明らかになっていない[1]

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。第13話「禁断の海」から登場。後述のエースボーナスから「おやつ枠」とも言われるが、今作のTacPはシステム上稼ぎやすい上に強化パーツを売却した時の価格は低いので微妙に使い勝手が悪い。むしろ「脱力」を安価なSPコストで使えることこそがヴィヴィアンの強みだろう。また、「幸運」を持つため、資金稼ぎに役立つ。
今作では焔龍號によるアルゼナル襲撃が無いため、アンジュを保護するため神聖ミスルギ皇国へと訪れた際にアウラの影響を受けた事でドラゴン化する流れになっている。

パイロットステータス

精神コマンド

V
直感てかげん幸運脱力熱血かく乱
直感が15と全習得者の中で一番低く、脱力もメインパイロットでは最も低い35サブパイロットを含めると声が似ている人妻が30と低い)だが、原作の境遇を反映してか、幸運の消費SPが40と全習得者の中で最も多い。

特殊技能(特殊スキル)

V
メイルライダー見切りL2、プロテクション気力+(ATK)

固有エースボーナス

各話クリア時、強化パーツ「ペロリーナ人形」を一つ入手。
V』で採用。原作再現とも呼べるエースボーナス。貰った報酬で買っているのだろうか?

人間関係

アンジュ
彼女に興味を抱き、一方的ながらも振り向かせようとする。やがてアンジュの心境の変化もあり、互いに歩み寄っていく事となる。
サリア
ルームメイト。彼女の愛読書(ヴィヴィアン曰く「男と女がチュッチュする本」)を盗み見た事もある。
エルシャ
彼女に「ヴィヴィちゃん」と呼ばれるなど互いに仲が良い…が、次回予告や『V中断メッセージでは地獄突きを食らった事も。
メアリー、マリカ、ノンナ
新兵達から憧れの的として見られている。
ジルマギー
ヴィヴィアンの隠された秘密を知る人物。
ラミア
生き別れた実の母親。再会した当初は幼い頃の記憶を殆ど失っていたため母親という存在の実感が沸かず「お母さんさん」と呼んでいたが、エンブリヲの起こした時空融合による落下物から彼女を庇い負傷したことをきっかけに母への愛情がはっきり芽生え「お母さん」と呼ぶようになる。
なお、趣味は(娘・ヴィヴィアンと同じく)クイズを出すこと。
父親
生き別れた実の父親。最終話エンディングで再会するが、アウラの民である以上ドラゴンである(更にアウラの民の男性は人間の姿になれない)ために居合わせた他の面々は仰天していた。
ターニャ
原作ではほとんど絡まないが、『V』では彼女の料理の腕を評価していた。

他作品との人間関係

相良宗介
V』にて共演。似たような生い立ちを持つためか、彼の戦争ボケに対して妙に馴染んでいた。一方で彼を「すぐに彼女を怒らせてしまうダメ男」と手厳しい評価も下している。
シン・アスカ
『V』では彼も宗介同様「すぐに彼女を怒らせるダメ男」と手厳しく評価。
また、ヴィヴィアンが初めてドラゴンの姿に戻ってその姿で彼らの前に現れた時には当然まだヴィヴィアンとドラゴンの正体に気付いていなかった彼から危うく銃を向けられてしまう場面も。
「ヴィヴィアンの声優がシンが想いを寄せた少女と同じ人である」事実を考えると非常に笑えない展開である。
アスラン・ザラ
『V』では最初は彼をかっこいいと思っていたが、後に彼を「すぐボロが出てきた」と辛辣な評価を下している。
刹那・F・セイエイ
『V』では彼に懐いており、ヴィヴィアンが初めてドラゴンとしての正体を現した時もいち早くヴィヴィアンの正体に気付きシンに銃を下げるよう呼びかけるなど、何かと恩もある。
それ故か、困難ルートエンディングで今後の身の振り方を考えた際にはソレスタルビーイングへの参加も考えたほど。

名台詞

「ふ~ん…ねぇサリアサリア、クイズ!」
「誰が最初に死ぬのかな?」
第2話より。アンジュが新たに配属される事を聞いてココミランダに向けて。
この台詞の直前、二人は緊張した面持ちを見せていた。ヴィヴィアンとしては緊張をほぐすためのジョークだったのかも知れないが…
結果として彼女達を怯えさせ、サリアから折檻を受けることになる。
「多分、(死ぬのは)ヴィヴィアンじゃないのかな?」と思った視聴者もいただろう。
「サリア、クイズの答え!最後まで生き残ったのはアンジュでしたぁ~っ」
第3話より。負傷したアンジュの部屋から出てサリアに向けて。
出題時と同じ調子で正解を発表したが、取り返しのつかない事態が起こった後であるため今度はサリアも怒ることすらなく「静かにして」と切り捨てる。他の隊員も誰一人として反応しなかった。
「みんなを…離せぇぇぇぇぇっ!!」
第7話より。重力波で第一中隊(病欠中のアンジュを除く)を拘束したビッグホーンドラゴンに対して。
自身のレイザーも重力波に捕まりながらも「ブンブン丸」を投擲するが届かず、なおも諦めることなく機体を動かし叫んだ。
命を冒涜するような発言が目立ったヴィヴィアンだが、決して仲間を軽んじているわけでは無い事がわかる台詞。
この時、機体ごと押し潰されそうになっている仲間もいる中で「極限まで装甲を削った機体」であるレイザーを強引に動かしていることからも、ヴィヴィアンはその底抜けに明るい性格からか、「死ぬ」という事象を重く捉えることが出来ていなかったと推察できる。
「ここでクイズです。人間なのにドラゴンなのってなーんだ?」
「あっ…違うか ドラゴンなのに人間? あれれ…あれれ? 意味…分かんないよ」
第12話より。スクーナー級から人間の姿に戻っての発言。このヴィヴィアンの変身騒動によって、アンジュ達はドラゴンに関する一つの事実を知ることになる…。
「グゥレイトォ!」
第15話より。タスクの股間に顔を突っ込んだアンジュに対して。何かどこかで聞いたことがあるような台詞である
ラミア「早く逃げなさい、ミィ…」
「行かない…お母さんと一緒じゃなきゃ、行かない!」
第16話より。エンブリヲの起こした時空の嵐により竜の都が蹂躙される中、自身をかばって落下物(エアリアのバイク)の下敷きになったラミアに向けて。
最初は「訓練を受けてるからへっちゃらだったのに」と彼女の行為を理解しなかったヴィヴィアンだが、「子供を守るのがお母さんのお仕事だから」という言葉を受け、涙を流した。この後より、呼び方も「お母さんさん」から「お母さん」へと変わる。
「うん…絶対、ただいましに帰ってくる!」
第17話より。自身の育った世界へ戻るという娘を、涙ながらに後押ししてくれる母に。母の愛情を通して、命の大切さも理解したようである。
「あ、そうだ! 向こうのみんな羽と尻尾あったんだけどぉ…あたしなんで無いの?」
マギー「バレるから切ったよ」
「うわーっ! ひでー!!」
第18話より。偽りの地球へと帰還し、アウローラにてアルゼナルの仲間と再会した後に。
まるで他人事のような反応に後輩からは笑いが起こる。しかしながら、真実を伏せたまま同胞との戦いに駆り出されたことも併せて本来なら激怒してもおかしくないのだが…。ヴィヴィアンはそういった感情には縁がないようだ。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

中断メッセージ

「うん! ルプス・ビームライフルにぃー、パラエーナ・プラズマ収束ビーム砲にぃー…せっかく『スーパーロボット大戦』に出るんだから、豪華仕様にするんだ~!」
V』の中断メッセージ「ヴィヴィアンのパワーアップ計画」より。搭乗機体のレイザーに付けるための欲しい装備品としてこれらを挙げる。原作劇中にもあった装備ネタである。
なお、さりげなく「ラエーナ」が「ラエーナ」と誤植されている(音声では前者)。
ちなみに、ヴィヴィアンの中の人が演じた別のキャラはこのバラエーナを装備する機体に(結果的に)殺害されてしまっている…。
直後にサリアから「パラメイルでは装備できない」と突っ込まれるが…。
「がーん! 大ショック! じゃあ、動輪剣ハイ・メガ・キャノンも駄目か~!?」
コレである。とりあえず、スパロボを大きく誤解している…というかそういうのはOGシリーズでないと無理
一応、版権スパロボでも強化パーツならば他作品由来でも装備できるが…。原作同様一応サンライズ関連作品由来の武装でまとめている。
「ぎゃーん! ばたっ!」
中断メッセージ「必殺のエルシャ」より。エルシャに「もう寝るように」と注意されてもスパロボを続けようとした為に彼女から「地獄突き」食らって。「ばたっ!」の部分がSEではなく口で言っている

戦闘台詞

「ヴィヴィアン、ブゥゥゥメランッ!」
ブーメランブレード「ブンブン丸」使用時のセリフパターンの一つ。どこかで聞いたような響きである

シナリオ中

「それは自分で見つけるものだよ。ううん…見つけなきゃダメなんだ」
(テキトーにそれっぽいこと言っただけなのにうまくいったみたいだ…)
V』のエーストークにてナインからの掟破りの逆襲クイズ「って何ですか?」に対する答え。意外とまともな回答…と思いきやこれである。
「外の世界からのお客さんも来るし、ドラゴンも来るし、もう大忙し!」
「そこでクイズです! この戦いの結末はどうなるでしょう!」
『V』第14話「血塗られた白き翼」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。実にメタフィクションに満ちた発言である。
「クイズです…。どうして、みんなはアンジュを捜してくれるの?」
『V』第15話アンジュ捜索ルート「孤島の出会い」より。遭難したアンジュを親身になって探すミスリルソレスタルビーイングの姿に、これまでの常識が変わる程の衝撃を受けた。
(あたしはあたし…か…)
(ありがとう、アンジュ! あたし、頑張るよ!)
『V』第31話西暦世界ルート「永遠の自由」に於ける初戦闘時の戦闘前会話。原作とは違い、自身がドラゴンであるという事実を知った後にもドラゴンとの戦端が開かれてしまう。
仲間に置いて行かれたくない一心でパラメイルを駆り部隊に戻ったヴィヴィアンだったが、さしもの彼女も迷いを抱えていた。
そこから救ってくれたのは、友であるアンジュの言葉だった。
「そこでクイズです! あいつに相応しい名前は何でしょう!」
『V』第50話通常ルート「終わりなき戦い」/困難ルート「決戦の青き星々」の、「クロスアンジュ」女性陣によるエンブリヲとの戦闘前会話の一部より。
下劣な欲望のままに多くの人間、特に女性の尊厳や心身を踏み躙り、辱め、弄び続けた正真正銘「女の敵」に対して付けられた呼び名は「史上最悪のクズ野郎」「存在が許されない最低人間」、そして「ただの下衆」であった。

搭乗・関連機体

レイザー
専用パラメイル。極限まで軽量化を施した機体。
スクーナー級
一時的にこの姿になってしまった事がある。ファンからは「ヴィヴィゴン」と呼ばれる事も。

余談

  • ヴィヴィアンは福田己津央氏が関わっている作品かつ担当が桑島法子氏である故か、放送当時は視聴者の多くが生存を絶望視した
    • ヴィヴィアンを演じた桑島氏もまた『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞‎‎』の台本を読んだ際に「私(が演じる役)、死ぬんだ…」と思い、「いつ(ヴィヴィアンは)死んじゃうんですか?」と訊いた逸話がある。
    • 劇中では確かに幾度か危ない目に遭いながらも、無事に最終話まで生還。さらに生き別れになっていた実の両親と再会する等、ヴィヴィアンは劇中人物の中でも特に幸せな結末を迎えている。
  • ヴィヴィアンはその天真爛漫とした性格もあってか、視聴者からはモモカと並んで作中で一二を争う良心を持つキャラクター」として高い評判を得ている。
    • ちなみに、凶暴な表情が描かれた資料も存在する等、初期設定ではもう少し好戦的な性格になる予定だった様子。この辺り、視聴者から和み役として良好な評判を得たと通ずるものがある。

脚注

  1. なお、同じ様な懸念をアンジュも抱いていたが、幸いにもアウラの民達との間で大きな遺恨となる事は無かった。