ブリタイ・クリダニク

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ブリタイ・クリダニク
別表記
【劇場版】
ブリタイ7018
登場作品

マクロスシリーズ

声優 蟹江栄司
大友龍三郎(SRW代役
初登場SRW スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 ゼントラーディ
性別
所属
  • ゼントラーディ軍第118基幹艦隊・第67グリマル級分岐艦隊(TV版)
  • ゼントラーディ軍第425基幹艦隊・ブリタイ7018アドクラス艦隊(劇場版)
役職 司令
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ブリタイ・クリダニク / ブリタイ7018は『超時空要塞マクロス』及び『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の登場人物。

概要

マクロスを追跡・調査しているゼントラーディ軍の艦隊司令官。テレビ版では「ブリタイ・クリダニク」、劇場版では「ブリタイ7018」という名前となっている。

地球人の容姿に近いが、隻眼で、頭部の右半分は金属製のカバーに覆われている。真空中を無装備で活動できる程の強靭な体を持ち、バルキリーと格闘できるほどの戦闘力も持っている。

マクロスとの戦いで、カルチャーショックを受け、初めての感覚に困惑する。

TV版では、マクロスとの接触などにより影響を受け、なおかつボドル・ザーより文化に汚染されたとして消去対象となった為、離反することを決意。

劇場版では若干デザインが変更され、禿頭で肌が緑色となりややグロテスクな要素が増えたが、それでも副官のエキセドル・フォルモに比べるとTV版とイメージ的には大きくかけ離れてはいない。

マクロスを運用しているのが敵対しているメルトランディではなく地球人というマイクローンであること、さらに男女が共に生活していることが判明し、衝撃を受ける。その後はミンメイとの接触の中で徐々に文化へ目覚めていき、『冗談』を口にしエキセドルを驚かせた。

後にボドルザーがマクロスもろともメルトランディ艦隊を撃滅することを決め、機動要塞の主砲攻撃により数万の友軍艦隊ごとメルトランディの機動要塞を撃沈するといった行為に反感を募らせて行き、最終的にはミンメイの歌「愛・おぼえていますか」を聞いたことで真に文化の素晴らしさと重要性に目覚め、最終決戦の最中に艦隊ごとマクロスへの援護に転じた。この時のブリタイの思いと呼びかけに大勢のゼントラーディ、生き残りのメルトランディが共感し団結。共にマクロスを援護する。そしてボドル機動要塞との交戦中、艦を中破擱座させられながらも艦首主砲発射を果たし機動要塞の装甲を貫き、マクロスのために要塞内部への突入口を開く。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
初登場作品。劇場版設定で登場。代役を担当した大友氏は他のマクロス関連作品でもブリタイ役を引き継いでいる。
戦うのは一度きりで会話シーンでの登場の方が多く、DVEも結構用意されている。原作通り最終的にはSDF側に着いてボドルザーと対峙する。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
新規EDルートでは68話から自軍に正式加入する。ブリタイ艦の強さも合わせて文句なしに自軍最強の艦長といえるが使える期間は限りなく短い。
加入時点で激励が3回使えるため、気力上げ用の雑魚が居らず1人でも多くの激励要員が欲しい最終話では頼りになる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
本作ではNPC。プロトデビルンの主力艦隊を引き付け、バルマー側のクロスゲート防衛、ブラックホール爆弾防衛とαナンバーズの縁の下の力持ちとして活躍した。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

パイロットステータス

精神コマンド

α
根性気合信頼熱血激励友情
α for Dc
加速気合信頼必中激励友情

特殊技能

α
底力

人間関係

エキセドル・フォルモ / エキセドル4970
副官。『αDC)』では「情報提供者」として、彼をマクロスへと派遣する配慮を見せた。
カムジン・クラヴシェラ / カムジン03350
部下。
リン・ミンメイ
劇場版では、彼女から「冗談」を教わる。

他作品との人間関係

マクシミリアン・ジーナス
原作ではTV版・劇場版とも直接絡む事は無かったが、『第3次α』では艦長としての「天才マックス」の手腕に期待を寄せていた。
コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス
ゲーム『超時空要塞マクロス2036』(SRW未参戦)では教え子の一人で、彼女からは「叔父様」と呼ばれている。
ブライト・ノアエレ・ハンム
αDC)』ではボドル基幹艦隊との最終決戦後に彼らをブリタイ艦へと招いて会談を行ない、ロンド・ベル隊への強力なバックアップを確約する。
タシロタツミ
『第3次α』でモニター越しとは言え、旧くからの戦友のように熱く語り合う。

名台詞

TV版

「私も、マイクローンになってみたい…」
エキセドルに対して言った「冗談」。
「お前らとは作りが違う」
TV版にて。自分の艦で暴れていた達のバルキリーとの生身での格闘戦に勝利し、バルキリー破壊の際の爆風に巻き込まれて吹っ飛んで倒れた彼を心配して駆け寄ってきた部下達に対して、何事もなかったようにこう言った。
ここまでにバルキリーと生身で対決してパイプで頭を砕き、装甲を素手で引っぺがし、真空中に放り出されても平気、爆風を受けてもほぼ無傷と言う、輝の言葉を借りれば「バケモノかよ!」なブリタイがしっかり描写されており、ゼントラーディの艦隊指揮官クラスは相当な肉体の強化を受けている事を視聴者に教えてくれる。
「奴らの気持ち、わからんでもない…『愛』か…」
第25話。マクロス艦内で行われるマックスとミリアの結婚式の映像を見て。ブリタイも少しづつ地球に感化されているのが解る。

劇場版

「ダークー?ダークーとは何だ?」
「うぉーーーー」
「お前達は男と女でそのようなデカルチャー(恐ろしい事)をしておるのか」
「キースー?キースーというものをしてみろ」
「うぉおおおおお…キースー…おおお!」
劇場版で「抱く」「キス」を目の当たりにしたときのリアクション。そう言う事に免疫の無い彼等にとっては衝撃的な恐ろしい行動の様である。なお、この前にエキセドルが「子作り(彼等曰く「製造」)」の事も聞いているが、「ヤックデカルチャー(なんとも恐ろしい事)」らしい。
ブリタイ7018「不思議だ…この歌、ずっと昔に聞いたような気がする。何故だ?」
エキセドル4970「解りました。我々の遺伝子提供者達のカールチューン(文化)が呼び覚まされているのです」
ブリタイ7018「何?」
エキセドル4970「50万周期の時を超えて…」
ブリタイ7018「我々にも…文化が蘇るのか…?」
劇場版にてリン・ミンメイの歌「愛・おぼえていますか」を聴いた直後のエキセドルとのやり取り。初めて聞いた筈にも関わらず、聞き覚えがある歌に戸惑うブリタイに、エキセドルは「50万年前に忘れていた文化を思い出そうとしている」と返答する。これを聞いたブリタイは自らに文化が目覚めた事を確信し、そして…
ブリタイ7018「ジム・ゼム・イン・バン(7018)アドクラス艦隊よりマクロスへ、これより貴艦を援護する」
グローバル「援護…?」
未沙「えっ!?」
エキセドル4970「プロトカルチャーの文化を失うわけにはまいりません」
ブリタイ7018「リン・ミンメイの歌を聞く全ての者に告げる。我らの敵はただ一つ。ゴルグ・ボドルザーを倒し、再び文化を取り戻すのだ!」
先述のセリフの後、基幹艦隊の集中砲火でボロボロになったマクロスに加勢し、戦場にてミンメイの歌を聴き戸惑っていたゼントラン・メルトラン全てに告げるように放った台詞。ブリタイの感情に連動するかのように、装着していた鎧のクリスタル状のパーツは強い輝きを放った。これを機に、ゼントラン・メルトランの両陣営から次々とマクロスの機動要塞への進撃に加勢する戦艦やバトルポッドが現れ、戦況は一気に変化した。またミンメイも、自分の歌がゼントランやメルトランに通じた事に思わず顔を綻ばせた。作中屈指の名場面である。
αDC)』では上記の台詞と併せてDVEとなっている。
エキセドル4970「これからが、大変ですな」
「ん?」
エキセドル4970「この銀河系内だけでも、ボドルザーやラプラミズクラスの機動要塞が、一千艦隊は稼働しているはず」
「確かにな。だが、歌一つでさえ、これだけのことができたのだ。文化の力を信じるしかあるまい」
戦いは終わった。だが、ゼントラーディ軍に身を置いていたブリタイたちにはわかっていた。今討ち破ったボドルザー艦隊は、あくまで氷山の一角でしかなく、薄氷を踏むような前途はまだ続くであろうことを。しかし、彼は、ボドルザー艦隊を打ち破った「文化」の力を信じ、このまま進み続けることを改めて決意する。

スパロボシリーズの名台詞

「フン…奴らを甘く見過ぎていたか…」
αDC)』第33話「トランス・フォーメーション」(弾丸を撃ち落とすルート)及び「アームド・アタック」(弾丸をEVAで受け止めるルート)より。ブリタイ艦を撃墜した場合の反応。
このステージはターン数制限が厳しい上にブリタイは周囲を無数の戦艦が取り囲んでいる状態でマップ最奥から動かない。その上、HPが50%以下になると一度だけド根性を使って回復する。主人公に特殊誕生日で挑発を覚えさせる(DC版不可)、ダンクーガの断空光牙剣を用意する(DC版は不要)といった入念な準備が必要となる。
エキセドルの「やはり…彼らはただのマイクローンではないようですな…」という賞賛の台詞と熟練度一気に3獲得という特典はあるものの『やり込み派』向けの要素と言えるだろう。
「ようやく手に入れた文化を失う訳にはいかん。それに奴らとの戦いは我々の方が手馴れている」
αDC)』第63話「終わりの始まり」に於ける会談で、ロンド・ベルを帝国観察軍宇宙怪獣との戦いに専念させるべく、文化の洗礼を拒絶して逃亡したゼントラン兵への対応と帝国観察軍の動向調査も兼ねた偵察任務を引き受ける。その上、情報提供者としてエキセドル参謀を派遣するというブリタイからの強力なバックアップ体制を受けて、エレは感謝の念を述べた。
「…聞こえるか、タシロ提督!こちらは宇宙の色が見えない!」
「敵が7分に黒が3分…わかったな、敵が7分に黒が3分だ!」
『第3次α』第59話「果てしなき流れの果てに」より。宇宙怪獣の流れを現した台詞。
元は『トップをねらえ!』5話における監視衛星からの報告だが、さらに元をたどると岡本喜八の映画「激動の昭和史 沖縄決戦」の中の一場面「米艦艇のため海の色が見えない。船が七分に、海が三分! 船が七分に海が三分だ!」が元ネタとされる。

対決・名場面

対バルキリー(マックス柿崎機)
TV版にて描かれた異色の戦い。マクロスのレーダー不調もあり偵察機に乗って出た未沙を首尾良く捕獲し、調査の為に自艦に連れて来させたが護衛に付いて居た輝達も未沙を追って艦を破壊して潜入してきた為、憤怒のあまり唸りながら自ら駆け足で鎮圧に向かう。
この時の三人のバルキリーは既に弾薬類が尽きており、突然現れたブリタイに対して格闘戦を挑む事に。マックスが機転を利かせて外壁に開けた穴からブリタイを宇宙へと放り出す事に成功。勝利したかに思われたが、真空中でも生存出来るブリタイはしばらくして艦の外から再び現れて襲いかかり、手にしていたパイプで柿崎機のバルキリーの頭部を粉砕し、行動不能に陥れる。真空中に放り出されても死なないブリタイの姿に輝とマックスはただただ驚愕。再度格闘戦を挑むが、輝はついに追い詰められて装甲を素手で剥がされバルキリーを破壊され、緊急脱出するも彼に捕まってしまう(この時にマックスは外へと一旦離脱している)。輝のバルキリーを壊した際にはその爆風に巻き込まれるが、ブリタイはほぼ無傷であった。
ちなみにいつまでも真空中で生存出来るわけではなく、大丈夫なのはあくまで数分程度、との事。

搭乗機体

ノプティ・バガニス
ゼントラーディ艦隊指揮艦で、ブリタイ艦隊の旗艦。劇中では「ブリタイ艦」と呼ばれることが多い。