エリック・ワン

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エリック・ワン(Eric One)

シュウ・シラカワと共にグランゾンを開発した人物。よく言えば人懐っこく、悪く言えば馴れ馴れしい接し方をする好々爺といった印象だが、その実は掴みどころの無い性格で、何を考えているのか分からない人物。彼に対するシュウの接し方が、それを物語っているだろう。

シュウの天才的技術で開発されたグランゾンの詳細を知っており、その危険性を指摘している。対グランゾン用のカウンター兵器を開発する為にツェントル・プロジェクトに参加しているが、もしツェントル・プロジェクトの兵器がグランゾンを凌駕すれば、その都度カウンター兵器を開発するであろう事から、上昇志向の天才科学者という印象がある。

一方、グランゾンの脅威を警告したり、イェッツトの開発に反対している事から、それなりの常識や思慮深さを備えており、ただのマッドサイエンティストの類の人間ではないと見ることもできる。仲間を失ったアルベロを気遣うなど、人間味も兼ね備えている。

ファミコン版「旧シリーズ」『第2次スーパーロボット大戦(第2次)』の説明書でのグランゾンの解説文章において、「もしパイロットが人知を超えた能力を持っていればグランゾンは1日で世界の戦力を壊滅させることも可能だろう」とエリック・ワンが語ったことが書かれている。これがエリック・ワンの名前の初出である。彼のこの言葉はグランゾンが出てくるSRWの説明書や攻略本にもずっと引用され続けたが、当のエリック・ワンが何者なのかについての説明は長らくされていなかった。彼がキャラクターとして実際に初登場したのは『第2次』から実に16年後に発売された『スーパーロボット大戦OG外伝』である。

登場作品と役柄

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG外伝
今回はツェントル・プロジェクトの関係者として登場。あのシュウを言いくるめるほどの人物であり、その真意は底が知れない。ツヴァイザーゲインシステムXNに目をつけ、クライ・ウルブズに捕獲するよう命じるが、不慮の出来事でソウルゲインアクセルを回収することになる。そこではアクセルの世話をするのだが…今後の展開が予想の付かない人物。

人間関係

シュウ・シラカワ
共にグランゾンを開発。シュウのことを「シーちゃん」と呼ぶが、シュウはその呼称を嫌がっていた。だが、わざわざエリックに別れを告げに来たところを見ると、悪しからず思っていたのであろう。エリックもシュウが死に急いでいることにうすうす気づいていた。
アクセル・アルマー
復活した彼の世話をした。エリックの依頼を義理堅く通している。
ミタール・ザパト
彼と共にツェントル・プロジェクトに参加しているが、真意は不明。
エルデ・ミッテ
同じくツェントル・プロジェクトに参加。今後の彼女の行動を見る限り、関連する重要人物として関わってくるのだろうか。
アルベロ・エスト
イェッツトレジセイア追撃に失敗した彼を保護していた。
ヒューゴ・メディオ
レジセイア追撃で瀕死の重傷を負った彼を治療。エリックの見立てでは意識が戻っても復帰は絶望的だった。しかし……。

名台詞

「グランゾンはの、その気になれば、連邦軍なんざ1日で壊滅させることが可能での」
OG外伝でアルベロにグランゾンの危険性を説明して(同趣旨の指摘は設定だけの時から存在した)。従来からこのことを警告してきたようだが、周囲からは全く信用されていないらしい(が、真実であろう)。もっとも、旧シリーズ後のSRWではグランゾンに匹敵する機体が次々と登場しているが。
「シシシの虫……いや、獅子身中の虫にならなければいいがの」
イェッツトの有望性を語るザパトに対して。危険なものだと言う事はわかっていたらしい。
「もう一人の眠り王子……いや、眠りトカゲじゃな。こちらの言う事を聞くかの」
レジセイアを前に、「ラズムナニウムが適合しなければあの男の目覚めを待つ」と述べたザパトに対して。「眠り王子」の方はアクセルだったが、「自律金属細胞に通じた」眠り「トカゲ」とはまさか……?
「むむむむむ……あんなものが潜んでおったとはの」
「このエリック・ワンの目を以ってしても見抜けなかったでの」
ソウルゲインの中から突然現れたペルゼイン・リヒカイトに対するリアクション。これは見抜ける方が凄いだろう。なお、同様のネタはOG1キョウスケルートでショーンが使っている。
(その日は近い…か。ワシの新型は間に合いそうにないの)
イェッツト撤退後、去ったシュウを考えて。事実、この後の戦いでシュウとグランゾンは打倒され、エリックの設計した「対グランゾン用」の兵器はその意味を失うこととなった。
尤も、グランゾンはその後「OGサーガ版LOE」にて、ラ・ギアスにおいて修復されていたのだが。

関連機体

グランゾン
シュウと共にこの機体を開発した。それだけにスペックを熟知しており、カウンター兵器を設計していた。が、結局完成は間に合わなかった。
ソウルゲイン
クライ・ウルブズの回収して来たこの機体を修復。完璧に修復するだけにアクセルから「少し違和感を感じる」とまで答えるほどである。
対グランゾン用の機動兵器
設計していた新型。ソウルゲインのデータやツェントル・プロジェクトの技術を盛り込み、グランゾンを上回る性能を持つはずだったが、完成前にグランゾンが消滅したため未完成に終わった。完成したとしても、ネオ・グランゾンに対抗できたかは謎。一部では「グランゾンに対抗できる」という点から「アストラナガンではないか」という予想まで立てられていたが真相は不明。