「アドヴェント」の版間の差分

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;「ガドライト。君とこうして話をするのは、これが最初で最後だ」<BR/>「宣言しよう。君たちの計画はZ-BLUEと私たちが必ず阻止してみせる」<BR/>「言いたいことはそれだけだ」
 
;「ガドライト。君とこうして話をするのは、これが最初で最後だ」<BR/>「宣言しよう。君たちの計画はZ-BLUEと私たちが必ず阻止してみせる」<BR/>「言いたいことはそれだけだ」
 
:「忘却の霧の中」クリア時、「SPEAK EASY」で飲むガドライトに対して。普通にパラダイムシティに入り込んでいる辺り、次元力による事象制御もそれなりに使いこなしているらしい。
 
:「忘却の霧の中」クリア時、「SPEAK EASY」で飲むガドライトに対して。普通にパラダイムシティに入り込んでいる辺り、次元力による事象制御もそれなりに使いこなしているらしい。
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;「……サード・ステージに入ったスフィア・リアクターを相手にするほど、私も無謀ではない」
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:各ルートの38話にて、ガドライトと対面して。さすがに分が悪いらしい。
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;「あれは私の宿敵……いわば、立ちふさがる運命だ」
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:“テンシ”について。
 
;「そうやって嫌なことから、また逃げ出すのか?」<br/>「それでいい。君はそうやって逃げていれば……」
 
;「そうやって嫌なことから、また逃げ出すのか?」<br/>「それでいい。君はそうやって逃げていれば……」
 
:「禁断の領域」にてシンジの意識に現れた際に。この直後の場面では初号機への搭乗を拒否するシンジに「自分の意思であるのならそれでいい」と述べており、シンジが最後にどう選択するのかを待っていた模様。
 
:「禁断の領域」にてシンジの意識に現れた際に。この直後の場面では初号機への搭乗を拒否するシンジに「自分の意思であるのならそれでいい」と述べており、シンジが最後にどう選択するのかを待っていた模様。

2014年6月29日 (日) 21:32時点における版

アドヴェント(Advent)

人型機動兵器・アスクレプスを駆る青年。「人類の進化を見守る者」を自称する。

長きにわたり宇宙世紀の暗部に潜んできた組織「クロノ」に属しているが、旧来の体制を堅持する「保守派」ではなく、逼塞した事態を打開し、「シンカ(進化/神化)」への道筋を求める「改革派」の行動隊長と事実上のトップを努めている。改革派、およびアドヴェント本人の真の目的は謎。

常に穏やかかつ優美な物腰を崩さないが、保守派の黒幕であるジェミニスに対しては毅然と、時に傲岸なまでの態度で臨み、明確に敵対を示している。ただ、本人の力はサード・ステージのリアクターであるガドライトにはさすがに及ばないようで、ガドライトと戦うZ-BLUEを援護する形で何度か刃を交えている。

スフィアや太極、次元力についても真実に至る部分まで掴んでいるらしいが詳細は不明。また、ヒビキに対して期待を寄せており、「ガドライトを超えうる者」として評価していた。「血塗られた目」を発症したヒビキに何らかの干渉を行って症状を緩和するなどの能力も見せている。

素性は別の世界の住人であり、ヒビキ同様「テンシ」との接触により「呪われし者」となっているというが、ヒビキのように「血塗られた目」は現れていない。

ジェミニスとの決戦において、「いがみ合う双子」を破るべく捨て身でガドライトを挑発して感情のバランスを崩させ、撃墜される。ヒビキの道を切り拓いて戦死した。ガドライトはアドヴェントがスフィア・リアクターではないかと疑っていたが真相は不明。

なお、「Advent」とは「キリストの到来・再誕」を意味する単語で、ラテン語の「アドヴェントゥス」が変形したもの。

ちなみに彼のキャラクターは、へび使い座の性格分類である

  • 穏やかで平和的、微笑みを称えている
  • 心の中の意志は非常に強く、炎のように滾っている
  • 理性を重んじ、正義感が強い
  • 繊細さと大胆さを兼ね備え、リーダーの資質がある

を元に構成されている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
31話を皮切りに随所でスポット参戦。アスクレプスの性能と相まってかなり強いが、命中が並外れているジェミニス、特にアンナロッタやガドライトを相手に出来るほどではないので無理は禁物。たいていはヒビキとタッグを組むが、1ステージだけ単独で現れるので、援護台詞はそこで聞くべし。
その真意は曖昧なままだったが、死亡してしまったため詳細は不明。

パイロットステータス設定の傾向

能力

改革派行動隊長の肩書きは伊達ではなく、全ての能力が高い。

精神コマンド

直感 加速 てかげん  覚醒
スピード型よりの構成だが、「集中」がないのが問題。ちなみに、「愛」と「熱血」が違うだけで構成はアサキムと同じなので、スポット参戦時にメインで使う場合は彼と同様のやり方で良い。

特殊技能(特殊スキル)

底力L6 見切り 精神耐性 援護攻撃L2 援護防御L2 サイズ差補正無視L2 マルチターゲット
至って普通のスピード型構成で、スフィアを想起させるような特異な部分は見受けられない。

固有エースボーナス

自軍フェイズ開始時、自チームパイロットのSP+10
2周目以降はこれを習得して現れる。ポイントはメイン限定でないことで、サブのSPもターンごとに15回復することになる。問題は、スポット限定なので恩恵を受けられるのが本人以外ではヒビキ&涼音のみなことか。

パイロットBGM

「THE SON OF SUN」
専用曲。訳すると「太陽の子」。搭乗機のモチーフであるアスクレピオスは、太陽神ヘリオスと同一視されることの多いアポロンの子とされているのが由来。
Zシリーズの世界観的に考えると、太陽=太極の子、とも取る事ができ、この辺りからも本当に味方なのかとユーザーから怪しまれることが多い。

人間関係

ヒビキ・カミシロ
ガドライトを超える存在として期待をかけ、幾度となく彼を助ける。ヒビキ本人とも何らかの関係があるようだが詳細は不明。
ジェミニスとの初の衝突の際、ジェニオン・ガイを起動させた彼とZ-BLUEを見て「適任」と称したが……。
ガドライト・メオンサム
仇敵の一人。最後の最後で何かに気づいたようだが、結局語ることなく死亡してしまう。直後の死に際、突如知る由のないヒビキの母親の話題を出しているが、関連するかは不明。
エルガン・ローディック
改革派の同志の一人。
隊員
部下。量産型アスクレプスに搭乗する。時獄篇では3人の存在が確認され、褐色の肌の男性、女性と思しき白い肌の人物、やや骨ばった顔の男性がいる。一部の隊員の髪型と輪郭はヒビキに接近しているを思わせる部分があり、ユーザーからは関連性を取りざたされている。
ヘルメットにはクロノ改革派のマークと思われる、横倒しになった砂時計が刻まれている(「∞」にも見えるが)。

他作品との人間関係

イオリア・シュヘンベルグ
改革派の同志の一人。
篠崎咲世子
第48話「重力の井戸の底で」ではナナリーの警護をしていた彼女を部隊を率いてアシストしている。
不動ZEN
アドヴェントを「最後の一人」と称する。その意味は……
暗黒寺闇太郎
地上ルート第40話「封印されし闇」では彼をスカウト(?)した。

名台詞

「君を因果から解放する!」
「これが世界の真の姿だ」
Gディメンション・リベレーター使用時。
「人恋しい秋……独り、思索にふけるために散歩をしていたら、道に迷ってしまってね」
「冗談だよ。たまには、こういう私も悪くないだろう」
ボーナスシナリオ「フィーリング・カップル」より。意外とジョークにも通じているようだ。
「ガドライト。君とこうして話をするのは、これが最初で最後だ」
「宣言しよう。君たちの計画はZ-BLUEと私たちが必ず阻止してみせる」
「言いたいことはそれだけだ」
「忘却の霧の中」クリア時、「SPEAK EASY」で飲むガドライトに対して。普通にパラダイムシティに入り込んでいる辺り、次元力による事象制御もそれなりに使いこなしているらしい。
「……サード・ステージに入ったスフィア・リアクターを相手にするほど、私も無謀ではない」
各ルートの38話にて、ガドライトと対面して。さすがに分が悪いらしい。
「あれは私の宿敵……いわば、立ちふさがる運命だ」
“テンシ”について。
「そうやって嫌なことから、また逃げ出すのか?」
「それでいい。君はそうやって逃げていれば……」
「禁断の領域」にてシンジの意識に現れた際に。この直後の場面では初号機への搭乗を拒否するシンジに「自分の意思であるのならそれでいい」と述べており、シンジが最後にどう選択するのかを待っていた模様。
「それといい加減に気づくのだな。太極の力を使えるのは自分だけではないことに!」
第49話でガドライトに対して。
「運命の分岐点である特異点は大きな運命のうねりに引き寄せられる。そして、その運命を司る者たちが動き出そうとしている」
「自らを神と称するものたちだ」
「それだけではない。宇宙の暗黒の化身、そして憎しみに身を焦がす堕天翅……」
「彼らが欲望のままに動き続ければ、人類はエタニティ・フラットを迎える前に滅びることもありえるだろう」
「偽神との戦いの中、運命は流転していく……」
「そして、その先に特異点は現れる。私はそう考えている」
「また会おう、ヒビキ。そしてZ-BLUE。次に私達が会うときは、すべての真実を明かし、この世界の命運をかけて共に戦おう」
第49話の去り際。
「もろいものだな、ガドライト。少し自分の内面に触れられただけで、たやすく激昂するとは」
彼女の指摘したとおりだな。君は故郷を滅ぼされた怒りと同時に自らの無力への諦めを持っている」
「その相反する感情がジェミニアのスフィア……いがみ合う双子を稼動させている」
「怒りと諦めの狭間で苦しむ……無様だな、ガドライト」
「その苦しみから抜け出す方法を教えてやろう」
「それは、自らの手でもっとも愛する者……アンナロッタ・ストールスを殺し、圧倒的な怒りに身を焼くことだ」
「かつて、高名な画家は地獄絵図を描くために愛する娘が焼け死ぬ様を見届けたという……」
「君は地獄を味わったといったが、まだ足りない。自らの手で地獄の扉を開けた者だけがより高みに進めるんだよ」
ガドライトに対して。怒りと諦めの板挟みから逃れたければ、アンナロッタを殺して自ら怒りに支配されろ、と述べた上でこう言い放つ(しかも後半2行は笑顔)。何となくだが、アサキムの物言いに似ていないこともない。このように、ジェミニス、とくにガドライトに対する苛烈極まる物言いが原因で、ユーザーからは「本当に味方か?」と疑われることが多い。ヒビキのためにあえて冷徹になっている可能性もあるが。
「高名な画家は~」の部分は芥川龍之介の「地獄変」ネタだろう。本作のタイトルは「時獄篇」なのがミソ。
「いい仲間を持ったな、ヒビキ。今こそ私の真実を明かそう」
「私は忘れ去られた最後の一人……そして、私も君と同じくテンシに魅入られた者だ。その呪いを解くために戦っている」
「このアスクレプスは、君のジェニオンと同じく奴らを討つための力だ」
「君の感じているとおりだよ。私は、この世界で生まれた人間ではない。存在する全ての世界を守る者……それが私達だ」
「いつか君達も、その力となってもらう。だが今は……いがみ合う双子、ガドライト・メオンサムをここで倒すんだ!!」
ヒビキに対して明かした素性の一部。「忘れ去られた最後の一人」というフレーズとアスクレプス、そして専用曲「THE SON OF SUN」からして、本当に13番目、へびつかい座(あるいはへび座)のスフィア・リアクターである可能性が高い。また「存在する全ての世界を守る者」というフレーズは、何気に並行世界の番人たちを思わせる。
なお、3行目の台詞でさらっとジェニオンの開発目的に言及している。本編中の言動からしても「奴ら」=サイデリアルであるのは間違いないが、であればDEMはサイデリアルを倒すためにジェニオンを開発したことになるが……。
「天は自ら助くる者を助く、これは必然だ」
「お前も思い知るがいい! 人類の持つ可能性を!!」
「相反する感情を力とするいがみ合う双子……その力を封じるには、相反する感情を意志で自在に操る『嘘』を司るスフィアが必要になる……」
「…………」
ガドライト撃破時。未だ足掻く「いがみ合う双子」を制するには、アサキムごとZONEに眠る「偽りの黒羊」が必要となる。その手を取れない以上、確実にガドライトを倒す方法はない。だが……。
アドヴェント「これ以上、君にスフィアを使わせるわけにはいかない!」
ガドライト「お、お前だ! お前がいつもいつも俺の邪魔をするから! だからっ!」
アドヴェント「その苦しみから君を解放してあげよう」
「いがみ合う双子」を破るべく、アドヴェントはガドライトと対峙する。が、その物腰からガドライトはようやくアドヴェントの正体を悟る。それは……?
「これが……私の役目だったん……だろう……」
アドヴェント「すまない……ヒビキ……私は、君を導くことは……出来ない……ようだ……」
「だが、今なら……今なら彼を、倒せる……」
ヒビキ「なぜあなたは、そこまでして俺を……!?」
アドヴェント「それが私の……喜び……なぜなら、君は……私の……」
最期。命と引き換えにヒビキの道を切り開き、シンカを見つめる者は宇宙に消えた……

迷台詞

(これはお湯の……いや、水の交わり!)
「無限芭蕉実拳」を炸裂させたアクエリオンを見ていわく。不動が心を繋げることのたとえに使った足湯のイメージがついうっかりダブったらしい。ちょっと微笑ましい一幕。

搭乗機体・関連機体

アスクレプス
専用機。

余談

搭乗機のアスクレプスの名前の由来はおそらくへびつかい座のモデルである「アスクレピオス」。

へびつかい座は12星座と合わせて13星座として扱われることもあり、アスクレプスが次元力を使っている事、ガドライトがスフィア・リアクターではないかと疑っていたことから、彼もまたスフィア・リアクターである可能性がある。しかし、真相がわかる前に彼は散ってしまった。

だが、へびつかい座には「名医アスクレピオスが死後天に上げられてへびつかい座となり、神の一員に加わった」という神話があり、一度死ぬことにより覚醒するスフィアという可能性もある。どちらにせよ、全ての真相は天獄篇へ持ち越される。

ただ、リアクト・マシンの名前は一部を除き星座の名前から引っ張られているが、へびつかい座は「オフィニクス」である。

メモ

仮面ライダーBLACK RXこと南光太郎にも太陽の子(サン・オブ・ザ・サン)の異称があり、彼と共演しているギリアムやロアとの関連を示唆している可能性がある。