ジェミニア

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ジェミニア(Geminia)

スフィア「いがみあう双子」が搭載された機動兵器。惑星ジェミナイの最強パイロットであり、最高の念動力者でもあるガドライトのためだけに開発された機体。

開発には惑星ジェミナイの現存時点での最高技術が導入され、スフィアの搭載も当初から予定されていた。
ディオスクと同様に念動力で機体を制御する専用の念動コントロールも引き続き搭載している。

開発段階ではスフィア「いがみあう双子」は未解析であり、その性能は判明していなかったのだが、ガドライトがスフィア・リアクターとして覚醒した事により徐々に判明。解析が進むにつれ、スフィアから次元力を抽出する事にも成功した。その力は主に機動性・運動性の向上と攻撃の効率強化に絞られているため、大出力による攻撃を行う他のアクトマシンに比べると一見したところで地味な印象を受ける。しかし、それによって攻撃すべてが一撃必殺という神業を実現しており、総合戦闘力は他をしのぐ。

そして、完成したジェミニアは念動コントロールによる効果的な操作・スフィアから引き出される次元力・ガドライトの高い能力が合わさり他のスフィア搭載機を凌駕する高い性能を持つに至った。その性能の高さは惑星ジェミナイにおける「数多くの災厄との戦いで無敗を誇っていた」という事実からも実感出来る。
しかし、これ程の性能を持つジェミニアですら、惑星ジェミナイが宇宙から消滅する要因となった元凶であるサイデリアルの圧倒的戦力には敵わず、敗北してしまう。

その圧倒的な戦闘能力の高さから、惑星ジェミナイの住人にとってジェミニアは希望とも言える存在になっていた。それ故、彼らはジェミニアと酷似したジェニオン・ガイに対しては激しい憎悪を抱いている。

後にジェニオンとの戦いでスフィアを奪われ、撃墜される。ジェミニアが撃墜された事によりジェミナイの住人は母星と希望を失い、さらにアンナロッタの死により未来をも失う事となった。

登場作品と操縦者

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
35話で満を持して登場。上記の設定通り、高い性能を持つボスユニット。広範囲のMAP兵器全体攻撃・高威力の単体攻撃の3種類を全て所持し、あらゆる状況で致命的な攻撃をおこなってくる。攻撃力・防御力共に時獄篇最高クラスのステータスを持つ凶悪なユニット。58話で登場する決戦仕様のジェミニアの装甲値は本作1位の2840でこの段階でもかなりの高さだが、瀕死になるとガドライトの底力L8の効果で装甲値5112という打っ飛んだ数値を持ってしまい、を併用した攻撃ですら10000程度のダメージが限界になってしまう。この状態になると並の攻撃ではD・フォルトも破れなくなってしまい「詰む」という事も起こりうる。さらに、念動力+天才補正により、ユニットによってはそもそも当てられなくなることもある。こちらも活用できるものは全て活用して最高の一撃を叩き込むべき。逆に言うとこのジェミニアを倒す事が出来れば、時獄篇で倒せない敵はいないと思っていいだろう。
唯一のスキとしてオールキャンセラーを持っていないのだが、決戦では強化パーツGEMアーマー」で特殊効果を弾いてしまうので同じことである。

装備・機能

武装・必殺武器

光粒子ブラスター・ワイド
前方広範囲に光粒子を乱射するMAP兵器。範囲が特殊な為、射程10まで届く場所がある。
光粒子ブラスター
両手から光粒子を集束して発射する。全体攻撃
光破剣フォルメニア
異空間から大型の剣「フォルメニア」を取り出し敵機を斬り裂く。バリア貫通の効果。
ブラスター・アーツ・ノヴァ
召喚した2つの光破剣フォルメニアで激しい乱舞を行い、そこから連結してダブルソードとなったフォルメニアで、さらなる高速機動をかけつつ滅多切りにした後突き刺して縫いとめ、ゼロ距離から光粒子ブラスターを叩き込んで〆。バリア貫通・サイズ差補正無視の効果。

特殊能力

D・フォルト
1200以下のダメージを無効する。ジェミニアの高い防御能力と合わせて中々に厄介なバリア。
HP回復(小)
ターン開始時に最大値の10%だけHPを回復。
EN回復(大)
ターン開始時に最大値の30%だけENを回復。
スフィア・アクト
最終決戦で追加される特殊能力。「いがみ合う双子」の力を行使し、気力140以上でターン開始時に全敵対勢力のパイロットの気力を-3する効果を持つ。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

1L

機体BGM

「LOST SOLDIERS」
ジェミニス専用BGM。

対決

ジェニオン・ガイ
「誇りを汚すイミテーション」との対決。性能と乗り手、双方の差もあって終始圧倒していたが、最後の最後でガドライトのミスが命取りとなり、「いがみ合う双子」を奪われた挙句、乗り手ごと木っ端微塵に粉砕される。あらゆる意味での完全敗北を喫するという散々な結末を迎えることになった。