地球防衛軍

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地球防衛軍とは、複数の作品に登場する防衛組織である。

概要

創作物では非常に多く登場する名称の軍隊。初出は東宝映画『地球防衛軍』(1957年公開)で、遊星人ミステリアンの侵略から地球を守る為に結成された。以降の作品においても、怪獣映画やSF作品では非常に頻繁に登場しており、2003年にはディースリー・パブリッシャーから『THE 地球防衛軍』(SRW未参戦)なるゲームが発売され、シリーズ化している。一部作品では軍事組織ではない(あるいは軍を保有しない日本に駐留するのが不自然)ということで地球防衛という名称になっているケースも。

ではスパロボでも宇宙人や地底人の侵略に対して勃興するかと言えばそうでもなく、多くのスパロボはガンダムシリーズが参戦しているため地球連邦軍地球連合軍が自軍部隊の母体となっていることが多いので、原作で「地球防衛軍」が登場する作品であっても、それに所属する「○○長官」「○○隊長」といったキャラは連邦軍や連合軍の軍人として描かれているケースが一般的。

地球防衛軍の名称が使われている作品

ゴジラシリーズ
言うまでもなく元祖。しかし「防衛軍」という名称が登場する(しかも、日本だけではなく海外の部隊も描かれている)作品は多かれど、「地球防衛軍」の名称が使用されたのは50周年記念作品の『ゴジラ FINAL WARS』のみ。同作ではX星人の怪獣軍団と戦った。
超電磁マシーン ボルテスV
ビッグファルコンの上部組織であり、長官は岡防衛長官(後に辞任)。ボアザン星人により壊滅的被害を受ける。
闘将ダイモス
国連の下部組織であり、三輪防人が太平洋本部の長官を務めて(しまって)いる。最終的に度重なる失態で逮捕された。
合身戦隊メカンダーロボ
山本司令(SRW未登場)率いる防衛チーム。キング・ダイヤモンドの味方であり、オメガミサイルのせいで活動制限がかかるメカンダーロボを支え、コンギスター軍団に立ち向かう。
未来ロボ ダルタニアス
ハーマンらが所属する連合艦隊の上部組織(と思われる。あるいは途中で名義変更が行われたか)。ザール星間帝国の度重なる攻撃に耐え兼ね、友好条約を結んでしまう失策に出る(結局、ザールの二枚舌外交が露見して有耶無耶になったが)。
無敵ロボ トライダーG7
度々謎のテロリストにより被害を受けており、竹尾ゼネラルカンパニーのお得意先になっている。
六神合体ゴッドマーズ
宇宙魔王軍の大侵攻を受けて結成され、前大戦で活躍した大塚茂らが参加。主人公らの所属するコスモクラッシャー隊もここ所属。
戦え!! イクサー1冒険! イクサー3
クトゥルフネオスゴールドに立ち向かう防衛組織。度々壊滅的被害を受けているが、イクサー1らの窮地を救うことも。
エルドランシリーズ
地球防衛名義で登場。武田長官らが所属。なぜエルドランが彼らにロボットを貸与しないのかは永遠の謎である。
スーパーロボット大戦GC/XO』では完全に連邦軍の下部組織扱い。
機動警察パトレイバー
本作は日本警察が主役なので、そう名乗っているだけで実質は単なる愚連隊組織であり、公的機関どころか反乱軍そのものである。内海と結託する。

SRWでの扱い

新スーパーロボット大戦
設定は『ボルテスV』のものを準用。自軍部隊も宇宙からの侵攻を阻止するべく協力する。本作では珍しく『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の地球連邦軍がこちらに組み込まれている。
スーパーロボット大戦K
現状、携帯機では唯一の地球防衛軍が地球防衛という名称で登場しているSRW。
本来同様の任に当たっていた地球連合軍(『蒼穹のファフナー』の人類軍含む)が一連の戦役で実質的な壊滅を来したため、EDでプラントオーブ連合首長国とも手を取り合い、結成された。自軍部隊(Kは自軍部隊に名称を付けるイベントが無い)のスーパー系メンバーレム・ルージュらが参加。
スーパーヒーロー作戦
作中では主にTDFTerrestrial Defence Force)の略称で呼ばれる。
新西暦195年の世界では『新機動戦記ガンダムW』の地球圏統一連合軍に相当し、コロニーを弾圧する腐敗勢力として描かれていた為、主人公達『W』のガンダムチームからは嫌悪され、攻撃の対象となっていた。
新西暦155年では科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATと言ったウルトラシリーズの防衛チームの親組織として登場。この頃はまだ普通の正義の組織として宇宙人の侵略に立ち向かっており、未来から転移してきたガンダムチームも「TDFはコロニーの敵だから」という理由でテロを繰り返していたがあまりの違いに困惑し、やがて矛を収めた。未来から転移してきたデビルガンダムや、ETFの地球総攻撃に伴い著しい被害を受け、一部過激派は黒幕により脱走しネオバディムの母体となる。
改変後の未来では最早まともな組織として機能しておらず、ネオバディムにより壊滅させられてしまった。