グラハム・エーカー
グラハム・エーカー(Graham Aker)
- 登場作品
- 声優:中村悠一
- 種族:地球人(アメリカ出身)
- 性別:男
- 誕生日:9月10日
- 年齢:27歳(1st)⇒32歳(2nd)⇒34歳(劇場版)
- 身長:180 cm
- 体重:62 kg(1st)
- 血液型:A型
- 星座:乙女座
- 所属:ユニオン(対ガンダム調査隊隊長→オーバーフラッグス隊長)→地球連邦平和維持軍(1st)⇒アロウズ(2nd)⇒地球連邦平和維持軍(ソルブレイブス隊隊長)(劇場版)
- 階級:中尉→上級大尉(1st)⇒ライセンサー(2nd)⇒少佐(劇場版)
- キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
TVシリーズ1stシーズン
ユニオンに所属するモビルスーツ(フラッグファイター)パイロット。エリート部隊MSWADのエースでユニオンの中でもトップクラスの高い技量を持つ。戦闘機動中に飛行形態からMS形態へ変形する独自のマニューバ「グラハムスペシャル」という技を持つ。
良識的な軍人で、命令は忠実に守り、姑息で卑劣な行いを酷く嫌い、部下には的確な指示を与える。しかし普段は冷静だが戦闘時は熱血漢かつテンションが高く、戦闘中には自分を奮い立たせるためによく突拍子もない独り言を喋るなど、些か奇矯な面も見られる。パイロットとしての意地と誇りも持ち合わせ、例え自分の行いが他人に否定されてもそれを曲げることなく押し通す。良くも悪くも人間味溢れるものの、不器用な男である。また、バトルマニア的な一面も持ち合わせている(この辺りは小説版で濃く描かれている)。本人曰く、「しつこくて諦めの悪い、俗に言う人に嫌われるタイプ」。 トレミーのガンダム4機とトリニティの行動の差について言及する等、戦いの中にも独自の理念を持っている。
AEUの新型モビルスーツ完成披露演習に乱入したガンダムの性能に興味を持ちその謎に迫る。強力な性能を持つガンダムと戦うことを楽しみつつも軍人としての職務を果たしていたが、度重なる敗戦による屈辱と恩師や戦友を奪われたことで徐々に狂気に囚われていく。 当初はそれほど極端なフラッグへの拘りは見せていなかったが、フラッグに並々ならぬ誇りを抱いていた部下のハワード・メイスンが戦死し、彼の墓前で「フラッグでガンダムを倒す」と誓ったことを契機として合理性を無視したフラッグへの拘泥を表するようになった。GN-Xへの搭乗拒否にまで至るフラッグへの拘泥と、覆せないガンダムとの性能差という矛盾は、GNフラッグという歪んだ形となって結実した。
所謂ライバルキャラクターではあるが、その性格と数々の言動から、ファンの間ではネタキャラ扱いを受けることも少なくない。一方でただのネタキャラに留まらない実力と熱い一面も持ち合わせた人物であり、作中でも人気が高いキャラである。
対ロックオン戦において、サーシェスが強引に接近戦に持ち込んで狙撃を不可能にするという奇策を用いて対処したのに対し、グラハムは性能が劣るフラッグでロックオンの狙撃を全弾回避した上で接近し、接近戦に持ち込むというスマートな戦いぶりを披露している。この事からも、彼の技量の高さが窺える。
身長は180cmとかなりの長身だが、189cmのビリーを始め、周りに大柄な人物が多い為、画面では実際の高さよりも低く見えてしまう事が多い。
2ndシーズンのグラハムについてはミスター・ブシドーを参照。
劇場版
少数精鋭であるMS部隊「ソルブレイヴス」の隊長となっている。 刹那との長きに渡る戦いから「超えるのはガンダムではなくこの少年だ」との結論に達し、自身を「ガンダムを超えようと愚行を繰り返した男」と評している。 戦いの経験からか言動はTVシリーズと比べて落ち着いたものになっているが、身に秘める熱さは変わらない。
最期は、刹那達をELS中枢部に向かわせる為になる機体と体の殆どをELSに侵食された状態でトランザムを起動し、「これは死ではない」と叫びながら超大型ELSに特効し、死亡した
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作。原作どおりの高い能力で自軍を苦しめる。敵のエースパイロット達の交流により比較的出番は多い。しかし重要な場面の再現はことごとく省かれているのが残念(最たるは、下記にもあるガンダムスローネアインに一矢報いるシーン)。特に最終盤、GNフラッグを駆って刹那たちに単身挑んでくるシーンは、自軍とイマージュの最終決戦の真っ最中の為、前作におけるスカルムーン連合との決戦の際のギンガナムやフロスト兄弟、カイメラとの決戦の際のヘンリーと同レベルの空気の読めない状態になってしまっている(そのあまりの場違いさに刹那のみならず他のキャラたちからも遠回しに『なんだこいつ』みたいなことを多々言われている)。
なお、グラハム役の中村悠一は登場するガンダム毎に専用の台詞を収録したらしい事が杉田智和の口からラジオで明かされている。中断メッセージにも出演を果たし、原作をある意味で超越している。
実は原作では刹那との交戦回数はあまり多くなく、むしろ中盤はトリニティやロックオンと対峙することが多かったが、今作では必ず刹那がいるので原作より多く交戦し、よりライバルらしくなっている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 本編全編ミスター・ブシドー名義で登場。前作破界篇で散々刹那と会話していたためか、初戦で刹那に「あの男か…」と正体がバレてしまっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初の劇場版設定で味方としても登場(00勢最速も初)。異星人迎撃部隊を指揮し、アニエス・ベルジュとジン・スペンサーの上官となる。
- 中盤からは異星人迎撃部隊再編に伴い、原作通りソルブレイヴスの隊長に。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
どの能力値も高く、サーシェスに匹敵する。
精神コマンド
- 加速(10) 直感(20) 突撃(35) 熱血(40) 気迫(50) 魂(55)
- 加速、突撃、熱血等の彼らしい精神を多数習得。なんと魂も持つ。意外な事に愛を習得しないが、エースボーナスでちゃっかり習得。ゲーム本編では魂を一度も習得しない。
特殊技能(特殊スキル)
- 底力L6 カウンターL8 気力限界突破 見切り ブロッキング ダッシュ
- 愛機の高い移動力とダッシュの相性は良く、あっという間に自軍に接近する。他にもカウンター、気力限界突破、見切り、ブロッキングと厄介なスキルが多いが、底力のスキルLが6と低め。なお、ダッシュはゲーム序盤では???扱いで未修得状態。
固有エースボーナス
- HP30%以下で、一度だけ精神コマンド『愛』が掛かる。
- ゲーム終盤、GNフラッグで自軍を襲撃する際に習得。精神コマンドに愛がないのはこのボーナスがある為だろう。たった一度きりだが、愛の効果は無視出来ない。熱血はひらめき、不屈等で対策しないと危険。発動後のグラハムの気力にもよるが、加速とダッシュの併用によりなんと移動力13という驚異的な数値を発揮する。下手すると刹那が一撃で落とされてしまう。ちなみにこの愛は少々特殊で、努力と幸運が掛からない独自仕様となっている。敵に努力、幸運は不要な為か。
パイロットBGM
- 「DAYBREAK'S BELL」
- グラハムの機体は全てこのBGM。Gジェネでは「RECOVER」だっただけにこちらを期待していた人もいたとか。
- 「ENJOY FROM JUPITER」
- 劇場版設定のUXではこちら。「FIGHT」のアレンジ曲。
人間関係
- 刹那・F・セイエイ
- 彼でなく