友情
回復系の精神コマンド。以前はマップ内の味方全ユニットのHPを最大値の50%回復させる効果だったが、『スーパーロボット大戦R』からは指定した味方一人のHPを完全回復する効果となり、『第2次スーパーロボット大戦α』後の小隊制作品では、1小隊内の全ユニットのHPを全回復させる。従来の友情の効果は、『第3次スーパーロボット大戦α』以後の絆に引き継がれた。
無限のフロンティアシリーズでは全体回復に戻っているが、HP回復量が最大値の30%に下がった。
現行作品では根性に対するド根性のように、信頼に対する上位コマンドとなっていることが多い。しかしどちらを使うかは、回復量よりはむしろ他の精神コマンドの有用性によって決まる。
登場作品
常連コマンドと思われがちだが、GBA版『A』など一部の作品では登場しない。消費SPは固定だと50~70前後、個別制だと30~50前後の場合が多い。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcastまで / リアルロボット戦線
- マップ内の味方全ユニットのHPを最大値の50%回復させる。この頃は愛が全体完全回復だったので、その下位仕様と言える効果だった。
- スーパーロボット大戦R以降の単機制作品
- 指定した味方一人のHPを、完全に回復する。
- 第2次スーパーロボット大戦α以降の小隊制作品(第3次Zを除く)
- 指定した1小隊内の全ユニットのHPを、最大値まで回復させる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z
- 指定した味方チーム全ユニットのHPを、2500回復させる。1機だけ回復させたい場合はHP3000回復する信頼の方が効果が大きい。
- スーパーロボット大戦V
- 指定した味方ユニットのHPを6000回復させる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 通常モードでは「味方全体のHPを中回復」、VSバトルでは「HPが最も少ない味方のHPを50%回復」。
- 大器SSR・イベント報酬・限定参戦作品に修得者が偏っており、馴染みのある精神コマンドの中ではかなりレア度が高い。
- 無限のフロンティアシリーズ
- 味方全体のHPを、最大値の30%回復。有栖零児のみが習得する。消費SPは30(無印)、40(EXCEED)。
主な使用者
- イーノ・アッバーブ
- αシリーズで所持。低コストで使用でき、他の支援精神に乏しいこともあり友情専門要員に。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 戦闘に特化した『ガンダムW』系では珍しくサポート系精神コマンドが充実している。
- キラ・ヤマト
- 『第3次α』のみ所持。覚えるレベルが微妙。
- アスラン・ザラ
- 『第3次α』限りであったキラとは対照的に、こちらはそれ以降の作品で複数回所持している。
- ボス
- お馴染みボスボロットのパイロット。この精神コマンドがある故に小隊に組み込むという人も少なく無いだろう。むしろ自爆無き作品ではボスの存在意義とも言えるのではないだろうか。
- デューク・フリード
- 回復精神であった愛の代替として覚えることが多い。
- 天空侍斗牙
- 当然ながらエイジとの友情なのだろう。やや脆いグラヴィオンとの相性は悪くないが、覚醒優先の場合が多く、出番は減りがち。
- 吉良謙作
- 壇闘志也の親友で作品を超えた友情も育む。そのためか『第2次Z』で新たに習得。
- シンシア・レーン
- サラが習得するのが愛であることを考えると、実に心憎い。
- コクリコ
- 『X-Ω』における数少ない修得者の1人。搭乗機体の光武F2 (コクリコ機)も支援向きの性能なので相性が良い。原作の最終決戦において「友情」という掛け声を発する場面があり、それが修得者として選ばれた理由と考えられる。
- ラトゥーニ・スゥボータ
- 『OGs』では、絆に変更。
- ファング・ザン・ビシアス
- 最後に習得する精神コマンド。ファングがマサキとの数々の確執を経た上で仲間へと戻ってきた事を考えると、最後に覚えるに相応しいコマンドと言える。
- 有栖零児
- 『無限のフロンティア』唯一の友情使い。消費SPが低めなので割と気軽に使っていけそうだが、零児自身の最大SPも低く、さらに魂や言霊など、他に使いたい精神コマンドがある点が難。SPアップ効果のある装備が欲しい。