ザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア
ザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア | |
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外国語表記 | Zashford Xan Valhalevia |
登場作品 | |
声優 | 阪口大助 |
デザイン | 河野さち子(リファイン) |
種族 | ラ・ギアス人 |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳(魔装機神I第二章) |
職業 | 戦士 |
所属 | カークス軍 → アンティラス隊 → 神聖ラングラン王国近衛騎士団 |
軍階級 | 少尉(春秋戦争) |
概要
通称はザッシュ。ラングラン王国のカークス・ザン・ヴァルハレヴィア将軍の息子。
魔装機神操者であるマサキ・アンドーやホワン・ヤンロンに強い憧れを抱いている。自身が力不足であることを理解していたのか、男として一人前の実力を身につけたいとの想いが強いようで、初登場時には魔装機操者になりたいという夢をマサキに語っていた。
ラングラン王都の壊滅後は独自に抵抗軍を旗揚げした父・カークスの下で軍人となっていたが、地上から召還されヤンロンと共に行動していたリューネ・ゾルダークと出会い、彼女に一目惚れして、共に行動することとなる。しかし、父の下を離れることで父が野心に取り付かれていることに気づき、リューネらと共に父と対峙する道を選ぶ。結局、カークスはリューネやヤンロンの手で引導を渡され、切り札であったエウリードと共に討ち果たされることとなった。
その後は父の使っていた魔装機ガルガードと共に単身修行の旅へと出る。LOE第二章では修行を終えてマサキ達と合流、元々持っていた素質を開花させ、一人前の魔装機操者へと成長した。
全体的には彼の自覚通り、ぼっちゃん育ちであるためにどうにも頼りない描写が目立ち、童顔がその印象に拍車をかけている。かなりの赤面症でもあり、意中の相手であるリューネの前では当初まともに会話ができておらず、またミオにちょっとした冗談をぶつけられただけでもシドロモドロになってしまう場面もあった。
一応、修行を終えたLOE後半ではそれなりに逞しくなったようであり、ルートによってはバゴニアの軍人ジノ・バレンシアから不易久遠流の技を授かることもあるので、戦闘能力的には魔装機神操者並の実力者にまで成長を遂げる。だが、リューネは基本的にマサキ一筋なので、彼の熱心なアプローチが報われることはなさそうである。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 「ザシュフォード・ヴァルハレビア」名義。当初はカークス軍所属で、ルート次第では一度だけ戦うがすぐ仲間になる。最終話でカークスに落とされると戦死するという特殊なイベントがある。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 名前のみ登場。地上に出たリューネを心配している模様。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア」名義。当初はガルガードの操縦訓練をしていたが、後に合流。自軍最強クラスの格闘能力と機体性能の高さから使い勝手も良く、熱血と気合を早い段階で覚える。必殺技の威力も高い上に、再攻撃は通常の成長レベルではファングと並んで自軍最高のLv6である。十分に主力クラス。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- PSP版で音声追加、姓の表記が「ヴァルハレヴィア」となった。再攻撃の習得レベルが全操者共通でおよそ1/4となったため、自軍で最もレベルの高いザッシュは相対的に弱くなってしまった。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- アンティラスショップの話題が出てくるシナリオではミオに女装させられたり、自身を女装させたがる変質者に狙われたりしている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 姉のレミアと入れ替わりに、近衛騎士団に呼び戻される。
- ムンガルに気に入られなにやら不穏な空気を漂わせているが、今作では特に何も起こらない。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 大方の予測どおり近衛騎士団との敵対、マグゥーキ、巨人族の襲来など様々な不安要素を抱えたまま消息不明であったが、終盤になってようやく登場。味方と証明するために乗っていたガディフォールを失ったため、フリングホルニに保管されていたガルガードに搭乗する。
- 今回のザッシュは能力面がROE基準の為か命中率に難があり、ガルガードは武装面のランクアップがROEと同様の為、通常武装の火力が物足りずと若干使いにくい。しかし、ザッシュが参戦する頃はタフな巨人族が主な敵なので、燃費が良くなり火力も十分な『活殺剣・焔』が役に立つ。また、正規のアンティラス隊員が持っている専用隠しスキルを習得する。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 「EX」と同様リューネルートで登場。カークスとの決戦後永久離脱…と思いきや改造費還元対象外であり、その後「リューネ・カプリッチオ」でなんとリューネ、プレシアと共に地上に出てくる。彼もまた撃墜数による隠し必殺技解禁対象であるため、解禁したい場合は序盤でしっかり活躍させておくこと……もっとも、ラ・ギアス編での参戦期間はわずか3話しかないのだが。
- そして合流後の注意点として、終盤の分岐では宇宙ルートについてくるにもかかわらず、宇宙適応がB。スラスターモジュールか養成でフォローしておくこと(同様のことがプレシアとモニカにも言える)。
- 没台詞としてリューネやヤンロンに対する戦闘台詞が存在している。EXにおけるマサキ合流ルートのシナリオも一部採用する予定だったのかもしれない(同ルートではザッシュと交戦の機会がある)。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
精神コマンド
戦闘系、支援系の精神コマンドをバランスよく覚えることが多い。
- スーパーロボット大戦EX
- 加速、気合、熱血、根性、愛、幸運
- EX(PS)
- 根性、加速、信頼、気合、熱血、愛
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ド根性、ひらめき、熱血、愛、気合、激励
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- ド根性、不屈、努力、加速、熱血、自由選択
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- EXのみ。
- 「終わりなき戦い」
- LOE以後の汎用曲。
- 「ランペイジ」
- COEでのBGM。姉とお揃い。
人間関係
- カークス・ザン・ヴァルハレヴィア
- 父親だが彼とは全然似ていない。
- レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア
- 姉。彼女の関節技の犠牲になってきた事から、どんな強敵も(それがヴォルクルスだろうがラスフィトートだろうが)彼女のプレッシャーにはかなわないとのこと。長らく設定のみの存在だったが、Ⅲにおいて遂に初登場する。
- マサキ・アンドー
- 魔装機神操者であるために憧れているが、恋敵でもある。
- リューネ・ゾルダーク
- EXで彼女に一目惚れし積極的にアプローチを仕掛ける。また、父親を否定したという共通点がある。基本的に全く脈はないのだが、EXではマサキと彼女が喧嘩した隙を突いて、一度だけ彼女とデートの約束を取り付けたことがある。しかしこの約束は結局実現していないようで、むしろEXで彼が死亡する展開となった際にリューネが彼を思いだすための材料として扱われている感が強い。つまり、残念ながら俗に言うところの死亡フラグであったようである(ただし、彼が死亡する展開は正史ではない)。ちなみにこの時のやり取りは第2次OGでも再現され、マサキ絡みで三角関係が発生するとヒリュウの面々に騒がれる一幕がある(無論、ラ・ギアスでのマサキの女性関係は知られていない)。
- ホワン・ヤンロン
- 尊敬する魔装機神操者の一人。戦友でもある。
- ジノ・バレンシア
- 彼から必殺技を学び、ザッシュは雷冥剣を編み出す。
- サフィーネ・グレイス
- 魔装機神IIではルート次第で彼女に振り回されることになる。ちなみに、ザッシュもサフィーネもEXではプレイヤーの行動次第で死亡してしまうという共通点がある。
- ツレイン・ザン・レカニバン
- アンティラス隊の新人。近衛騎士団に入団する前に彼から近衛騎士団の噂を聞く。
- ワグネル・グラン・チェレンドル
- アンティラス隊代表の一人。小さい頃彼に遊んでもらったことがある。
- ムンガル・ザン・ブレストロー
- 近衛騎士団副団長。彼から気に入られている。
名台詞
戦闘台詞
- 「迅雷耳を掩うに暇あらず。天雲の雷の音に我侍り……応神! 黒き霹靂!!」
- 「迅雷耳を掩うに暇あらず」とは、相手の行動が素早く、防ぐ暇のないことの例え。急に鳴りだした雷に耳を塞ぐ間もなかったという意。出典は『晋書』(石勒載記)から。
- 「千早振る 神鳴り聞こゆる 山の端に 我が身を借りて 意を写さしむ」
- 鏖戦迅雷の前置きとして詠みあげる一句(五八五七七の字余り)。この後、「誅伐!鏖戦迅雷!」と続ける。武芸の師に仰いだジノ少佐の影響だろうか。
- 「本当に護る必要があるのか、この人を……」
- シュウ・シラカワを援護防御したときの台詞。まぁ、味方機中トップクラスの装甲と専用スキルで異常に硬いグランゾンを護る必要があるのかというと確かに怪しいが。ちなみに、同様の呟きを洩らすのはザシュフォードだけではなく、少なくないメンバーが「グランゾンの方が私の搭乗機より堅い」と不満を述べる。
スーパーロボット大戦EX
- 「ぼうや!? 君だってそんな年じゃないか! ぼくは18だぞ!」
- リューネにぼうやと呼ばれて。この直後、リューネの顔を見て態度を一変する。
- 「父さん…ぼくも父さんの考えは間違っていると思います。どうしてフェイル殿下ではダメなのです?」
- シナリオ「カークスの目」から。彼がいささか頼りなく見える場面は基本的に女性関係であり、父親に対しては畏怖することなく堂々と自分の意見を伝えている。
- 「リューネ…君みたいな人と戦わなきゃならないなんて…なんていう運命の皮肉なんだろう」
- リューネと戦闘した際。本心で言ったのだろうが彼女からはスカしているといわれてしまう。
- 「アハマド殿…あなたのしていることは強引すぎる!ぼくはヤンロンさん達と共に行く!父にそう伝えておいてくれ!」
- ISSを使用したルートでヤンロンたちについていくことを決意して。アハマドの横暴のやり方が功を奏すこととなった。
- 「父かどうかは関係ありません。一人の戦士として、カークス将軍のやり方を止めたいだけです」
- 通常のルートで仲間になって。
- 「じゃ、決まりですね! 胞子の谷!」
- リューネとデートの約束を取り付けたときのもの。…が、後世で言う死亡フラグというやつである。
- 「ハハ…ごめん、リューネさん…デートの約束…守れ…そう…に…」
- カークスに撃墜された時の最期の台詞。覚悟の上での出陣とはいえ惨い。さすがに正史にはならなかったが。
- …実は復活を使うと蘇ったりするが。PS版ではDVE。
魔装機神シリーズ
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「うわあ! 本物だあ! ぼ、僕、ずっと魔装機神操者に憧れていたんです! あ、握手してください!!」
- カークスの弁当を届けに来た時、偶然出会ったマサキとヤンロンに興奮して。この子供っぽさならヤンロンが再会した時、驚くのも無理はない。
- 「リューネさん!! 来てくださったんですね!!」
- 援軍として現れたマサキに対して。マサキに突っ込まれるとすぐにやり直した。マサキからはわざとらしいと言われリューネには無視されてしまった。
- 「リューネさん、見ててください! 僕の新必殺技!! 名付けて……黒き霹靂(へきれき)!!」
- 黒き霹靂は気力1で使用可能になる技。当時、無改造プレイに挑んだ多くのプレイヤーがあまりの使い勝手の良さに涙した切り札である。本当は気力10で使用可能になる必殺技だったに違いない。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「ぐっ……父さんの不始末は……僕がつけないと!」
- 南部シュテドニアスに雇われた傭兵がエウリードに乗っているのを見て。その後、IIIでも彼のあずかり知らぬところでエウリードが猛威を振ることとなった。
魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 「僕なら父さんの関係でいくつか伝手もありますから、その役割に最適なんです。それに、近衛騎士団に入隊できれば、父の汚名をそそぐチャンスにもなりますし。せっかく入隊するんですから、騎士団長になってやるくらいのつもりで頑張ります」
- 近衛騎士団に入団する理由。ただ命令されたからではなく彼には彼なりの考えがあった。
- (そういえば、あの時だったな……あの時から、僕は強くなって、リューネさんにとって相応しい男になるんだって誓ったんだっけ。……そうだ。今、このままこの状態が続いたって、リューネさんの気持ちはきっと動かない。だから、アンティラス隊のために働いて、騎士団長になって……そうすれば、その時は、きっと……)
- リューネ達と共にカークスを討った時のことを思い出して。アンティラス隊のため、リューネのためそして自分のために近衛騎士団で活躍することを誓うがその思いを利用されることに。
- (……ちょっと羨ましいよな、あの2人。2人だけの世界……って感じで。僕は……)
- 近衛騎士団についてツレインから教えてもらって。仲の良さそうなツレインとメフィルを見ての感想だが、この関係が後に問題の原因になるとはザッシュも知らなかった。
- (高みを目指す……そうだな。僕はここで頑張っていくだけだ。そうすれば、チャンスだって巡ってくる。いつか、いつかきっと……)
- ムンガルから彼が自分を選び近衛騎士団で活躍するよう言われ。彼が何を思っているかは知らずにザッシュのやる気は上がっていた。
- 「何かあったのじゃないですよ!アンティラス隊が、あんなものを売り出すなんて!」
「り、リューネさんの恥かしい写真が売られていたんです!」 - 久しぶりにアンティラス隊に連絡してきたかと思えば、こんな理由だった。ラングランルートではムンガルの影響を受けているかのようだったが本質は変わっていないようである。
魔装機神F COFFIN OF THE END
- 「過ぎた事はって……父さんの事をいつまでも気にしてたのは姉さんのほうじゃ……」
- 第45話「立ちはだかる者」エンドデモにて。
OGシリーズ
- 「僕は……僕は、父を殺すつもりはありません。あの人には生きて、責任を取ってもらう必要があります」
「その方が、父を単に討つより大変でしょう?だから、僕も行くんです。父を拘束することが出来れば、この戦いは終わります」 - ヤンロンにカークスとの決戦には連れていけないと言われ。この言葉にザッシュがしっかりと考えを持っていたことを知りヤンロンも驚いていた。
- 「父さんには、まだやらなきゃならないことがある!生きて、全ての責任を取ってもらう!」
- 戦いに敗れたカークスに対して。しかし、カークスは生き恥をさらすつもりはなく死を選んだ。
- 「そ、そんなの……そんなの、卑怯ですよ……!死んで責任を取るなんて……」
「残された者たちは……僕は……」 - エウリードの爆発に消えたカークスに向けた涙ながらの言葉。
迷台詞
- 「きゅう」
- リューネに腕相撲を挑むもあっさり敗北して気を失ってしまう。意識を取り戻して事の真相を聞くとが~んとショックを受けてしまう。
- 「お前かっ! 僕に変な事を言ったのはっ!」
(手下)「お、怒った顔もまた可愛いな」
「こ、このっ……また言ったなっ!!」 - IIのシナリオ「どきっ☆男だらけの戦闘シーン」から。彼を懸想する男との一幕。どうも女顔なのを物凄く気にしているらしい。
- 「スキンシップって、そんな生やさしいものじゃないんですよ!手加減無しの全力で、あんな技やこんな技の実験台にされて……ううっ……」
- レミアの関節技の思い出を話して。トラウマだったのか目に涙を浮かべていた。
- (やっぱり……横暴だなぁ……)
- COEにて、姉レミアと久しぶりに再会して。なぜかとてもイイ笑顔である。
搭乗機体
- ガディフォール
- 春秋戦争時、及び近衛騎士団所属時に搭乗。後者の時の機体は、COEでの登場早々に(ある意味無茶な理由により)自軍の手で破壊されてしまう。
- ガルガード
- 雷(ムック本では雷光)の魔装機。父カークスから引き継いだ。魔装機神を除く正魔装機の中ではもっとも性能が高いとされる。姉弟機にガルガーディアがある。
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