アオイ・ジュン

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アオイ・ジュン
漢字表記 葵ジュン
外国語表記 Jun Aoi
登場作品
声優 伊藤健太郎
デザイン 後藤圭二
種族 地球人
性別
年齢 20歳 → 25歳(劇場版)
身長 172 cm
体重 58 kg
所属 連合宇宙軍ナデシコ → 連合宇宙軍
役職 ナデシコ副長
軍階級 中佐(劇場版)
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概要

機動戦艦ナデシコ

ナデシコ副長。

連合軍の士官候補生というエリート。ミスマル・ユリカ地球時代の幼馴染みで、少年の頃からユリカに惚れていた。恋するユリカの為に、ナデシコが火星に向かうのを止めようとするが、戦いに敗れてナデシコに救助される。その後はユリカの説得もあり、ナデシコの副長になった。中盤でナデシコが軍の所属になると、ジュンも軍に復帰し、引き続き軍の人間としてナデシコに乗り続けた。

エステバリスで出撃した際に事故って鞭打ちになったり、脱走する白鳥九十九に拳銃で撃たれて負傷したり、何よりユリカに「いいお友達」としか見られていないなど、物語的にはかなり不遇。設定的にはかなり恵まれた地位にあるのだが…。

なお、ナデシコ追撃の際にIFSナノマシン処理)を受けており、エステバリスも操縦できる。

劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-

連合宇宙軍中佐。宇宙軍第3艦隊所属の戦艦アマリリスの艦長としてコロニー警護の任に就いており、シラヒメ事件ではボソンアウトするブラックサレナを目撃した。

仕事に関しては有能だが、女性に対しては押しが弱いため、昔から女性陣のおもちゃにされていた。ちなみに、現在は白鳥ユキナに振り回される毎日である。

登場作品と役柄

劇中の扱いの不遇さが現れているのか、ARでは不参戦。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
「ナデシコ」初参戦の『スーパーロボット大戦A』では登場しなかったため、本作が初登場。担当声優の伊藤健太郎氏は、今作でスパロボ初参加。
ナデシコサブパイロットを担当しており、ユリカ同様エステバリスにも乗り換え可能。精神コマンドナデシコに有用なものが少ないため、正式に仲間になった際にはプロスペクターと交代するための筆頭候補になるだろう。やたら回復コマンドを所持しているのが特徴で、気兼ねなく「」が使用できるのは強みかもしれない。他にも集中力狙いの場合や「白熱の終章」などの戦力が乏しいステージでは突撃が意外と重要。
エステ搭乗時は一応、カットイン有りで合体技ダブルゲキガンフレアも使用可能。さらにアキト、ガイ、ユリカそれぞれに専用の掛け合いが用意されているなど妙に優遇されている。能力的には回避がかなり低いが技量や格闘は意外と悪くない。しかし精神コマンドはサポート向けばかりなのでやはりネタの域を出ないだろう。
なお、『逆襲のシャア』ルートでナデシコ勢が助っ人に現れた際、ミナトに代わってジュンがサブパイロットに加わっているので、常時サブ要員としてミナトを使っているプレイヤーは注意。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
携帯機スパロボ初参戦。サブパイロット扱い。シナリオ中、「ブリッジに居なくてもどうにかなる」とユリカに明言され、凹んでいた。
速攻を狙わない場合は彼の精神コマンドは頼りなく見えるが、速攻をかける時は気合突撃で活躍してくれる。
スーパーロボット大戦W
サブパイロットから外れた。第1部序盤地球連合の兵としてナデシコの火星行きを止めに入るもナデシコの偽装撃沈に巻き込まれる。
第2部においては、ナデシコメンバーが半年で4年分(原作-劇場版間における本来の経過年数)老けたことに「心労が原因だ」とツッコミを入れた。
スーパーロボット大戦BX
非サブパイロット。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
劇場版設定で登場。NPC。原作通り、後半はナデシコCのブリッジで働くが、出番は少ない。ユキナと一緒に出演できたのは、実は今回が初めて。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
TV版設定で登場。
スーパーロボット大戦V
劇場版設定での登場。原作での出番がほぼカットされている。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

IMPACT
根性ド根性信頼突撃誘爆
J
根性不屈信頼突撃気合友情

特殊技能(特殊スキル)

IMPACT
ナノマシン処理

パイロットBGM

「YOU GET TO BURNING」
主題歌。『IMPACT』における選曲。

人間関係

ミスマル・コウイチロウ
蜥蜴戦争前からの上司。戦後は彼の口添えで軍に復帰できた。
ミスマル・ユリカ
慕っているが、ユリカからは「いいお友達」としか見られていない。
テンカワ・アキト
恋敵。だが、絡みがあったのは序盤だけ。
白鳥ユキナ
ジュンは女性として多少意識しているが、ユキナからは男性として見られていない。なお、TV版では先送りにされたカップリング案が劇場版で採用された。

他作品との人間関係

一色真
MX』では、『バグラチオン作戦』の準備に取り掛かろうとしているマグネイト・テンを自らが指揮を執る『ダウンフォール作戦』へ組み込もうとする彼の強引なやり口に不快感を露わにし、更に自分の存在を軽く見られたことで激怒する。
ノアル・ベルース
J』では、ある場面で同僚扱いをした。

名(迷)台詞

TV版

(そうさ、わかってたさ。『正義の味方』なんかになれやしなかった。軍隊は戦争しているだけだ。そこに、正義なんてあるもんか!)
ユリカ、僕は最初からこうなりたかったのかもしれない。君を守る為なら、ここが僕の居場所だったんだ…)
第3話「早すぎる『さよなら』!」より。アキトと拳を交えた語らいの後に、武装衛星から発射されたミサイル群からデルフィニウムを楯にしてナデシコを守ろうとした際に。
死を覚悟したジュンであったが、程無くアキトとガイエステバリス・空戦フレーム2機に助けられ、ジュンはナデシコに迎えられる事になった。
子供の頃から「地球を守る正義の味方になりたい」と理想を抱いていたジュンであったが、大人になって現実を見た彼は「戦争に正義など無い」と既に悟っている事がうかがえる。
「あ? こ、これだ! のこもった夜食。僕の為に夜食を!」
第10話「『女らしく』がアブナイ」より。独りカップ五目そばをすすって心に虚しさを覚えていた時に、夜食を持って来たユリカとすれ違って。しかし、夜食はアキトの為に作ったものであり、彼女からスルーされてしまった。哀れ。
さらに、これの後の場面においてジュンはユリカが作った不味い夜食を食べてしまった事が原因で失神し、医務室行きとなってしまった。合掌…。
「艦長を補佐する、それが副官の役目! いや、それだけじゃない! ユリカ! 君を守りたいんだぁ~!!」
第12話「あの『忘れえぬ日々』」より。開幕早々、混乱に陥いったナデシコの危機にガイ用のエステバリスに乗って出撃…するが、直後にバッタの突撃を受けて退場。
「また当分、僕は台詞は無しか。僕が語りたいのは、いつもユリカへの愛の言葉なのに」
…で、鞭打ちになったため喋れず、イネスに運ばれながらジェスチャーで本心を語る。
いわゆる、メタフィクションが入った台詞だと言える。ちなみに、この回のジュンの台詞は本当にここで終わった。哀れ。
「何か異常はありませんか?」
第15話「遠い星からきた『彼氏』」より。何故かゲキ・ガンガーの格好をして艦内を失踪して。
「お前(ジュン)の方が異常だ」とツッコミを入れた視聴者は、何人いる事か。
「さあ早く自転車に乗れ!! 行くぞぅ、オレは…オレは…もっと銃を撃ちたいんだ~~~~~~~~!!!」
第21話「いつか走った『草原』」より。この回はナノマシン処理を受けた人達の抑圧された人格が活躍する回。
ジュンは銃を乱射して扉を破壊、蹴っ飛ばしてから高笑いしこの台詞を叫んだ。人の良い彼の中にも野獣が潜んでいた事が、判明した回でもあった。
かの特車二課の問題児を思わせるためか、この状態のジュンを指して「太田ジュン査」と呼ぶ人も。
「僕、男なんだけど……」
第23話「『故郷』と呼べる場所」より。ラーメン屋の店主から女性だと思いこまれ、別れ時まで誤解された際に。…とはいえ、ジュンは中性的な見た目なので、無理もない。
「全然安全じゃないだろ!!」
同話で、軍のヘリから逃げながら。「安全を保障する」と言いながら機銃を発砲している時点で、何が安全なのか不明。それも、市街地内で問答無用。

劇場版

「本人としちゃ正義なんでしょうけど、支配される方は迷惑です!」
劇場版より。草壁の独善的な行動理念に嫌悪感を示す。
SRWではどういうわけかジュン本人が登場しているにも関わらず同シーンに出番が無く、直前の秋山の台詞と一まとめにされることが多い。

スパロボシリーズの名台詞

「あれは露骨なひいきじゃないのかよ…」
CC』イベント「カイルスの青い夏」より。
ジョニーがユリカに対するジュンの行動を「ひいき」と非難したが、そのジョニーもエイーダへ露骨なひいきとも取れる行動をとっていたためこう発言した。