ガンエデン

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ガンエデン(Gan Eden)

遥か太古に地球の先住文明人により生み出された大型機動兵器。また、クストース等の付随要素と併せて「ガンエデンシステム」と呼ばれることもある。

無限力に選ばれた2人のファースト・サイコドライバー、ナシムとゲベルが初代のコアとなっており、その念動力を活用することで数々の絶対的な力を行使することが出来る。戦闘は勿論のこと、守護対象となる惑星そのものを念動力の結界で外界から完全に遮断するなどの措置も講じることも可能であり、その人智を超えた機能ゆえに人造神とも称される。

αシリーズ」で確認されたガンエデンは、上述の2名がそれぞれ扱ったナシム・ガンエデンゲベル・ガンエデンの2体。現在、ナシムとゲベルはいずれもコアとしての役割から外れており、彼らにより選ばれたサイコドライバー能力者(イルイ・ガンエデン及びルアフ・ガンエデン)がコアとしての役割を担っている。

なお、『ナシム』『ゲベル』共に、ヘブライ語とラテン語に存在する言語である。ナシムはヘブライ語では『女性(の複数形)』を指し、ラテン語では『守護者』を指す。一方、『ゲベル』はヘブライ語では『男性』を指し、ラテン語では『賢者』を指す。

ラテン語で『守衛(第2次αの作中では「守護者」と表現されている)』を意味するクストースが第2次に登場した事や、第2次αにおけるナシムの役割を考えると、ナシムはラテン語の「守護者」という意味であると考えるのが妥当だが、第3次αで対を成す男性型のガンエデンであるゲベルが登場した事を考えると、「女性(の複数形)」を意味するヘブライ語という線も捨て切れない。わざわざ複数形である事を考えると、後付けでダブルミーニングになったとも考えられる。

ゲベル・ガンエデンに関しても、男性型のガンエデンとして、ナシムと対を成しているものの、必殺武器にラテン語で『女神による永遠への思い』を意味する『メス・ベリアット・ハオラム』が存在する為、ナシムと対を成しているからと言ってヘブライ語と断定は出来ない。他のゼ・バルマリィ帝国の機動兵器が全てヘブライ語で統一されているのでヘブライ語が正統であるという考え方もあるが、ラテン語の『クストース』や『メス・ベリアット・ハオラム』も混在している為、やはりダブルミーニングと考えるのが妥当だろう。

ナシム・ガンエデン

ナシムの意志が封入された女性型ガンエデン。

ナシムの念によって3体の僕(地球名「クストース」)を使役しており、それらとの連携によって「惑星防衛システム『バラル』」としての役割を果たしている。

詳細は別途記事を参照。

ゲベル・ガンエデン

かつてゲベルの使用機であった男性型ガンエデン。

こちらはゲベルがケイサル・エフェス化したために彼の念は残留しておらず、その関係で3つの僕も本機の制御下には置かれていない。それゆえ純粋に機動兵器としての側面が強く、バルマーを統べる霊帝の力の象徴ともなっている。

詳細は別途記事を参照。

余談

ナシム・ガンエデン必殺武器『フォロー・ザ・サン』と、ゲベル・ガンエデンの必殺武器『キャッチ・ザ・サン』は、特撮作品のひとつ、『スーパー戦隊シリーズ』の一作・『太陽戦隊サンバルカン』のOPテーマの歌詞に由来する。
ガンエデンの僕であるクストース達の容姿も、サンバルカンのモチーフとなっている『イーグル、シャーク、パンサー』に由来する。こちらも、OPテーマの歌詞にしっかりと登場している。
また、ナシム・ガンエデンの外見は『ウルトラマンガイア』の”根源破滅天使ゾグ(第一形態)”がモチーフとなっている。

関連する用語

クストース
アインスト
アインストが「守護者」というフレーズを使っているからして、「守護者=ガンエデン」と関わりがあるらしいが…