バイラヴァ

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バイラヴァ(Bairava)

『シュテドニアス連合』がこれまで積み重ねてきた魔装機開発技術に接収したエウリードから得た情報量を加えて産み出した新型魔装機。その性能に比肩する魔装機は少なく、『シュテドニアス南北戦争』に参加したマーガレットとムデカの二人は、最終的な乗機にこの魔装機を選択した。精霊と契約していなかったオリジナルの超魔装機(エウリード)と異なり、真赤土(まはに)の精霊ゴゾドの加護のもと、地熱を吸収して撒き散らす火炎攻撃を得意とする。

ちなみに「バイラヴァ」という名前は破壊神シヴァ(=ラ・ギアスにおけるヴォルクルス)の別名として知られるが、関係があるのかは不明。また、守護精霊を得た結果、耐久力と火力ではエウリードを完全に凌駕している事が推測される。

登場作品と操縦者

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ラセツ専用機として最終盤に登場。HP54000と装甲4300は真ナグツァートにつぐ作中2位の分厚さ。しかし、「メガフレイムバスター」などという武器を持ちながら属性が大地系(しかも、イスマイルガッツォーとは違い、高位)。所詮はサイバスターのやられ役でしかないということなのか。なお、ロドニーとエリスを仲間にしつつ、シモーヌを仲間にしなかった場合、一応顔見せこそするもののラセツが失脚したためか完成することはなかった。そのためラセツはデュラクシールに乗り換えて対決しないままゲームが終わってしまうという憂き目を見る。そもそも、こいつが本格的に登場するルートはほとんどの隠しキャラを犠牲にするルートなので通らない可能性も高い。何気に扱いが悪い。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
なんと、戦闘デモで登場する。仮にも一ルートのラスボスとは思えない扱いの軽さである。しかも何も関係ないベッキーと戦っている。一方、「500万クレジットを提供してくれるアハマドを仲間に出来るルート」と言う事で、これと戦ったプレイヤーはSFC版に比べて多くなったものと思われる。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
少数ながら複数製作されていたようで、終盤にマーガレットやムデカが乗り込んでくるが、エウリードデュラクシールIIと違って作中で機体そのものに話が及ぶことはない。何気にここでも扱いが悪い。とはいえやはり性能は高いので、気をつけて戦おう。

装備・機能

武装・必殺技

ハイパープラズマソード
携帯する非実体剣。『魔装機神II』では使用不可。
スパイラルナックル
鋭利な鉄甲で強化した左右の拳で敵機を粉砕する近接攻撃。IIで光剣にかわって使用する格闘武装。
バスターキャノン
2本のテイルパーツ(尻尾に相当する部分)からビームを放射する。IIの演出は「テイルパーツ全体が触手のように波打つ」というものなので少々気味が悪い。
ビッグバンウェーブ
元となったエウリードと同名同様のマップ兵器。どこから発射するかはまだ不明。エウリードと同じならば、「メテオバスター」発射時に放電を繰り返す両肩の尖角が発射時に稼働すると考えられる。

必殺技

メガフレイムバスター
「フレイムバスター」の上位武器。リメイクで演出を詳細化。「足元の地面に広げた大地系魔法陣に突き刺した尻尾の先端から吸引した地熱エネルギーを両肩に集束させて発射する」というもので、デルギランやラ・ウェンターのランクアップ演出と大差はない。本機の主力兵器のひとつだが、イスマイルの「オメガブラスト」やガッツォーの「ウルティウムバスター」などと比較した場合、移動後に放てないため脅威性で劣る。
メテオバスター
IIで「メガフレイムバスター」と差し替えて装備される武器。「魔方陣展開→両肩から発射」と攻撃時の順序は全く変わらないが、発射されたエネルギーは一度空中で収束、その後隕石のような形で相手に降り注ぐ。フレイムバスター系の最上位武器にあたるのかはまだ不明。

特殊能力

剣装備
斬り返し」防御可能。
HP回復(大~中)
大地系魔装機の特殊能力。
MG回復(大~中)
ガス欠対策。

移動タイプ

大地系ではあるが、エウリードを参考にしているため飛行可能でもおかしくはない。

サイズ

L
Lサイズである可能性が高い…が、イスマイル、そして恐らくガッツォーもMサイズであるため、ユーザーに公開されていない公式設定でMサイズに分類されているかもしれない。

機体BGM

「巨大な闇」
ラセツ搭乗時のBGM。
「終わりなき戦い」
IIでは操者の関係で汎用BGMである。

関連機体

エウリード
参考にされた超魔装機。扱いの軽さで肩を並べつつある。