エル・バドレル

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ラ・ギアス主要国家『バゴニア連邦共和国』が有する精鋭部隊。

概要

各種作戦の支援(諜報・土木作業)から国境警備に新人の嚮導など雑多な任務に従事しており、その活動は多岐にわたる。構成員は進取の精神に富み、好戦的で恐れを知らない。隊員同士の内輪揉め(決闘)も日常茶飯事と、臆病な軍人の多いバゴニア軍のなかで際立って異質な集団である。20余名の幹部連の手で運営されており、そのうち10名は凄腕の魔装機操者として部隊の前線に君臨する。プラーナの問題などで魔装機の操縦を不得意とする残りの幹部たちも、剣聖シュメルの薫陶のもと『不易久遠流』の技に精通しているという。

元々はバゴニア軍の一部隊であったが、軍縮で発生した軍事力の低下の解決を図る新首相ビスモルが部隊の練度と連携精度の高さに目をつけたことで政府直轄部隊に昇格。現在は正規軍の中核を担っている。魔装機操縦技術に長けた幹部は次期主力機の試作モデルと目される『ウェルス』シリーズを駆り、様々な任務に従事している。

『Ⅲ』時点での隊の欠点として、バゴニアが大きな戦いを経験していないための実戦経験不足と隊の性質上の人員不足が言及されている。

「隊ヲ脱スルヲ禁ズ」などという厳しい掟、「鬼の副長」、「肺病を患った若き天才剣士」といった要素からモチーフは日本の新撰組にあると思われる。

登場作品

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ジノバゴニア兵の戦闘台詞でその存在が指摘されている。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
バゴニアルートで何度となく激突する。わざわざあちら側がアンティラス隊に宣戦布告する理由を探して作ってくるなど、良くも悪くもマサキ達は彼らに大層気に入られている。憎悪や嫌悪を理由に戦闘を仕掛けてこないという意味で一番性質が悪い組織かもしれない。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
フィリス生存ルートのエンディングに登場するコーデックによると「だいたい元気でやってる」との事。前作でのアンティラス隊との幾度の戦闘経験が活きたらしく、マグゥーキの襲来も軽く蹴散らしたようだ。

構成員

主要幹部は全て剣聖の弟子。

隊長

ズラム・バスラム
二代目隊長。モデルは近藤勇。

幹部

ガレオス・アインバル
元隊長。ジノとズラムの隊内改革で押し出されて副長にまで降格。モデルは芹沢鴨。
サンナ・ゲインズ
ガレオスと同じく副長を務める女性隊士。モデルと名前の由来は山南敬助と思われる。
コーデック・テクリナク
01中隊指揮官。モデルは沖田総司。

密偵部

ジャンナ・マウリシオ
情報部を統括する幹部の一人。モデルと名前の由来は山崎烝と思われる。

元隊員

ジノ・バレンシア
アンティラス隊に移籍した元副長。エル・バドレルでの位置づけは土方歳三と思われる。SFC版の頃から「鬼の隊長」の呼び名や土方と同じく俳句を好んでいた描写が存在する。髪型や服装なども洋装をとった時期のモデルに酷似したもので揃えられている。なお、IIではルートによっては新撰組のコスプレを披露していることも。
ファング・ザン・ビシアス
春秋戦争』の終結後、ラングランを脱走した彼はマサキへの復讐を目論みバゴニアに身を寄せる。主君の死の引き金を引いたシュテドニアス連合に身を寄せるほど我を忘れてはいなかった模様。バゴニア軍部からはスパイと警戒されており、エル・バドレルの預かりとなってその監視を受けていたらしい。

関連人物

エドワル・ビスモル
『Ⅲ』で誕生したバゴニアの新首相。国策として『強いバゴニア』の実現を掲げ、エル・バドレルに期待をかけている人物。