蒼斧蛍汰
蒼斧蛍汰 | |
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読み | あおの けいた |
外国語表記 | KEITA aono |
登場作品 | |
声優 | 山口勝平 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT3 |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
星座 | 山羊座 |
年齢 |
17歳(ベターマン) 27歳(覇界王) |
身長 | 155 cm |
体重 | 52 kg |
血液型 | B型 |
所属 |
カモメ第二高校(ベターマン) 家電量販店営業部 GGGブルー |
概要
カモメ第二高校に通う、ごく普通の冴えない高校生。牛山次男(牛山一男の弟)の悪友でミリタリーおたく。彩火乃紀の幼馴染。ラル号という名のキック・スクーターを愛用している。
だが、偶然ボトム・ザ・ワールドの事件に巻き込まれた事がきっかけでデュアルカインドである事が発覚し、覚醒人のヘッドダイバーとなる事になった。素人とは思えない戦闘センス、関係者を驚かせるほどのデュアルインパルスを併せ持ち、その後も次々と難敵を退けていった。
一見それはただの幸運や才能に見えたが、実はこれには訳があった。彼は幼少時に事故に遭っており、この際にパピヨン・ノワールの母親ロリエ・ノワールの硬膜[1]を移植されていたのである。彼女は生前強力なデュアルカインドとしての能力と場に存在する意識を読み取る能力「リミピッド・チャンネル」を有しており、それが彼に力を貸した結果だったのだ。しかも、彼女は世界でも非常に稀なリンクした相手のデュアルインパルスを学習する事で成長する成長型デュアルカインドとしての特性まで持っていたのである。更にとどめに彼自身もデュアルカインドとしての素質を持っていた。これらの事から、成長する上に一人で二人分のデュアルインパルスを発する事ができる世界にただ一人のヘッドダイバーが誕生した。全てはリミピッド・チャンネルの導きだったのかも知れない。
覇界王 ガオガイガー対ベターマン
大学時代の火乃紀とともにGGGマリンレフュージ基地でバイトをしていたが、その後は神奈川県の家電量販店の営業部に勤めておりGGGとは距離を置いている。火乃紀との交際は続いているが職業柄なかなか会えない模様。
実はGGGから離れて仕事に没頭したのは火乃紀との結婚資金を貯めるという明確な目的のためであり、30年のローンを組んでGアイランドシティの中古物件を購入する計画まで建てていた[2]。
しかしローンの契約を済ませた直後に覇界の眷属がGアイランドシティを襲撃、その際ゼロロボによって新居と倉庫は破壊されてしまう。
悲しみと怒りに燃える彼の前に、チャンディーと牛山三男(牛山一男の弟・SRW未登場)、ケイ(八七木と楓の遺児・SRW未登場)が現れ、覚醒人V2を受け取る。
10年のブランクをものともしない動きでゼロロボ軍団と戦い、戦闘終了後に涙ながらに火乃紀にプロポーズ、めでたく婚約者同志となる。
その後はGGGブルーに入隊。護・戒道の様に浄解モードやGとJの共振などは行えないものの、デュアルカインドとしての能力はGGG最強、どころか護や戒道を含む過去全てのヘッドダイバーと比較してもぶっち切りで歴代最強であり、その桁外れに強力なデュアルインパルスでリンカージェルのエネルギーを最大級にまで引き出せる。このため、特にシナプス弾撃の扱いに関する才能は群を抜いており、その威力は過去に同様の合成を行った戒道のシナプス弾撃と比べても合成量、合成速度ともに桁違いであり、ことシナプス弾撃の威力に於いて彼の右に出る者はいない、強力な戦力の一人となった。 かつて覚醒人に搭乗していた経験・土壇場の機転や勝負強さも健在であり、ソルダートJも『立派な戦士』と認めていた。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 初登場作品。自軍加入が終盤のシーン6からと遅いのが難点。大器晩成型のステータスを有しており、ニューロノイドのパイロットでは唯一熱血を覚える。デュアルインパルスの才能については触れられず、ロリエの名前も登場しない。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年12月のイベント「ベターマン対ガサラキ」期間限定参戦。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part4より追加参戦。覚醒人1号のパイロット。
- 『ベターマン』設定でのボイスは本作で初収録。本編シナリオでの強制出撃時はシナリオ用の専用ボイスとなる。
- スーパーロボット大戦30
- 『覇界王』設定。本作で初めてボイスを収録。覚醒人V2に搭乗。
- Gアイランドシティで勤務しており、家電量販店では営業部ではなくゲーム売り場担当になっている[3]。また、ローンで買った新居に関しては原作では即座にカナヤゴによって修復されていたが今回はそのままスルーされている。SRWという作品の設定上、原作でのミリタリーおたくから、ロボットおたくに変更されている。
- デュアルカインドLvの高さや、初期からヒット&アウェイを習得しているなど一見すると覚醒人との相性は良さそうに見えるが、射撃メインの機体に対して本人の射撃値があまり高くないのがネック。
- 原作通りガオガイゴーへの乗り換えも可能であるため、Gエース取得のために暫く乗せ換えてやるのも手。
- 加入ミッションにおける特殊台詞のひとつに「チャンディーの置き土産!使わせてもらうぜ!」というものがあるが本作で覚醒人を持ってきたのは號(正確には號が光子力研究所から持ち出して来たものを竜馬が蛍汰の元へ届けた)である。本作ではそもそもチャンディーが登場しないので、おそらくは指定ミスで没台詞を喋ってしまっているのだと思われる。
パイロットステータス
能力値
リアル系よりの平均的なステータス。
精神コマンド
- DD
- 信頼、ひらめき、脱力、熱血、集中、屈強
- 30
- 脱力、幸運、不屈、根性、必中、魂
- 敵の厄介なスキルを潰せる脱力、準スーパー系の性能で魂が使えるのは大きい。
- 何よりこのラインナップでファイナル・ガオガイガーのサブパイロットになり、出撃枠を圧迫せずに連れ出せるのが強力。
特殊技能(特殊スキル)
- COMPACT3
- デュアルカインド、強運、得意
- デュアルカインドLvの伸びが自軍で最もよい。また、得意によって気力が上がりやすく、強運により一定気力に達すると幸運が発動するという相性の良いスキルを覚える。
- DD
- デュアルカインド(蛍汰)
- HPが増加する。気力が140以上のとき、ステージ中一度「覚醒」(LV20で「ひらめき」が追加される)がかかる。
- 底力(蛍汰)
- 照準値が増加する。気力上限が20増加する(LV10で追加される)。
- 30
- デュアルカインドL9、底力L5、ヒット&アウェイ
- デュアルカインドLvが唯一L9まで伸びる。
エースボーナス
- 1度だけ、HPが20%以下になると精神コマンド「加速」「必中」「不屈」「熱血」「気迫」「突撃」がかかる。
- 『30』で採用。一見すると「勇気」の構成だが、「気迫」の分だけ強力になっている。
- ただHP20%以下ととにかく条件が苦しく、下手に狙おうとすると撃墜が見えるのが悩み。
パイロットBGM
- 「鎮-requiem-」
- エンディング曲。『COMPACT3』で採用された。
人間関係
- 彩火乃紀
- 幼馴染→恋人→婚約者。
- 阿嘉松紗孔羅
- 彼の運命を決めた人物。
- 阿嘉松滋
- アカマツ工業及びGGGでの上役。民間に就職していた彼を機動部隊にスカウトした事で苦悩する場面も。
- 牛山次男
- 親友。『勇者王ガオガイガー』に登場する牛山一男の弟。SRW未登場。
- ロリエ・ノワール
- 硬膜のドナー。リミピッド・チャンネルを介して彼と会話することもあった。『勇者王ガオガイガー』に登場するパピヨン・ノワールの母。SRW未登場。
他作品の人間関係
- 流竜馬
- 『30』では號の指示により、蛍太の元まで覚醒人V2を届けに来た(その際に自分をスカウトしに来たと勘違いもした)。
- アムロ・レイ
- 『30』では一年戦争終了後の時期に研究施設にてすれ違っており、火乃紀のためにと躍起になる姿に感銘を受けた事を話している。
- エルネスティ・エチェバルリア
- 『30』ではロボオタ仲間。DLCシナリオ「異種混合ロボット談義」では各作品のロボットについて語り合う。
名台詞
- 「作ってあげたかったんだ…居場所を……こ、こんなになっちまって……火乃紀の帰ってくるところが、なくなっちまったじゃねえかよぉ……」
- 『覇界王』より。ゼロロボの手により破壊された新居を目の当たりにして。
- 「てめぇこのヤロー! 戻ってきて勝負しやがれッ! お前なんざ一瞬でスクラップにして、廃品業者にキロ単価百円で売り飛ばしたるッ!!!」
- その後、防火バケツと長尺ホウキで武装してゼロロボへと怒りをぶつける。
- 「火乃紀よぉ、俺……火乃紀の帰る場所を作ってやりだくでさぁ……必死に金貯めたんだよぉ……なのに、なのにあいつらプチッと踏みつぶしていぎやがってよぉ……何年もががっで貯めて、ローンも三十年残っでるのにプチッとだぞぉ、ひどずぎるよなぁ……」
- 戦闘後、ぐしゃぐしゃになった指輪入りの小箱を泣きながら取り出して。悲しむ彼に対して火乃紀は指輪を彼の手に握らせて自分の左手薬指にくぐらせ、「ケーちゃんがいる場所が、私の帰る場所」と言葉をかけたのであった。
スパロボシリーズでの名(迷)台詞
- 「いい機会ですから、聞かせてくださいよ。白き流星の真実を」
- 「ギレン・ザビの演説に切れてモニターに正拳突き…ホワイトベースパイロット達の間で噂されていた最強のお守りの逸話…」
- 「本当はガンダムのツインアイが気にくわないって噂…ブライト大佐に俺とガンダムが最強って啖呵を切ったっていう伝説…」
- 『30』艦内ミッション「闇の中で見た光」にて、アムロに対して言った噂話の数々。もはや定番となった冒険王版及び小説版ネタである。
- 「くぅぅぅ!この場面に覚醒人V2もご一緒したかったッス!」
火乃紀(あの濃い面子に混ざるのはちょっと嫌かも…) - 『30』ボーナスミッション「いくつものVを重ねて」にて、加入している状態だと発生する台詞。確かに本作はVの字を冠する機体は多いが。
- 「あいつ等を敵に回した奴にとっちゃ悪夢の炎のナイトメア・フレイムだけどな!」
- 『30』DLCミッション「異種混合ロボット談義」におけるKMFの戦闘前会話。誰が上手い事を言えと。
- 「俺と火乃紀の仲が進展しないのは、俺が情けない男だからって言うなら…」
「バリバリの男の中の男のゲッターチームは、どうして独り身なんスか?」
「甲児さんには弓さやかがいるし、アムロさんにはチェーンさんがいるのに…」
「あ…もしかして、男同士でつるんでいる方が楽しいタイプッスか?」 - 『30』DLCミッション「勇者の系譜・別ルート」にて、ゲッターチームにした質問。この発言に鉄也からは「いいカウンター」と誉め言葉をもらえたものの、竜馬からはさらなるトレーニングの追加をもらうハメとなる。
搭乗機体・関連機体
余談
- 命名の由来は「青の竹→アオノタケ→アオノケータ」。その名の通り、裏表のない正直な性格をしている。
- また、「ケイ」には「月桂樹」の「ケイ」の意味があり、これはロリエ(ローリエ)との関連性を仄めかしている。
脚注
- ↑ 『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』では脳硬膜と書かれている。
- ↑ 曰く『火乃紀が帰ってくる場所』を作るためであり、Gアイランドシティを選んだのもシャトルの離着場(彼女の勤務先であるオービットベース)からすぐに帰ってこれる立地条件だったからである。
- ↑ 原作ではゲーム売り場はヘルプに向かったことがある。他にも美容機器コーナーの特設販売会場で実演販売をしたりと豊富な知識と店長に信頼されているのもあって、便利屋的に扱われていた面もあった。