アルクオン
アルクオン | |
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外国語表記 | Alc-On[1] |
登場作品 | |
メカニックデザイン | 斉藤和衛 |
初登場SRW | 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ |
スペック | |
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分類 | 羅刹機 |
全高 | 3m級 |
動力 | 覇気 |
所属 | なし→アレディ・ナアシュ |
主なパイロット | なし(ある程度自律意志によって行動) |
アルクオンは『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』の登場メカ。
概要
覇龍の塔の最上階「争覇の間」に安置されている羅刹機。
羅刹機とは波国の修羅により使役される人間サイズの機動兵器を指し、現在の修羅により開発された量産型も存在するが、アルクオンは大昔に造り上げられたロストテクノロジーであり、他の機体と一線を画する戦闘能力を有している。それ故ゲルダはこの機体に強い執着を抱いており、覇龍の塔を守護するシンディとの争いの火種となっている。
元々羅刹機は修羅の覇気によって操られるものだが、アルクオンは自身の主に並はずれて高いレベルの覇気を要求し、また強い覇気に感応してある程度自律的に行動することがある。実際、波国がエンドレス・フロンティアに転移した後、アルクオンは覇龍の塔から忽然と姿を消すが、それは前大戦において肉体を失い、純粋な思念の塊と化していたヴァールシャイン・リヒカイトの呼びかけに応えてのものであった。アルクオンはアインストの反応を追いかけて、研究中のミルトカイル石があったマーカス・タウン、かつてアインスト世界へのゲートを繋げたシュラーフェン・セレスト、地下水路を中心にアインストの巣窟と化した滅魏城を巡り、最後には同水路からヴィルキュアキントに到達、アインスト世界に辿り着く。
しかし同時にアレディらもアインスト世界への到達を果たし、アインストレジセイアの頂上で彼と対峙。アルクオンは自身の力を以て、強大な思念の持ち主であるアインストと、冒険の中でより強い覇気を纏うに至ったアレディ、どちらが自身の主として相応しいのかを量ったが、最終的にはアレディを自身の主として認め、彼と行動を共にすることとなった。出力が上がると機体が赤熱化し、よりヤルダバオトに近い姿となる。
意匠はヤルダバオトをベースとし、鎧武者をイメージした和風なものになっている[2]。
登場作品
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- アレディ、ネージュ、フェイクライドと並んで当初より新登場が紹介されていた機体であり、物語のキーマンともなっている機体。
- 各種の支援能力が物凄く優秀なので、自軍への加入後は是非支援役として活躍させたい。誰につけても良いが、支援効果で発動可能性がある魂を活かすなら、ダメージ上昇系精神コマンドを持たないアシェンやKOS-MOSに付けたい。
- ただし、アシェンはクリティカル補正の高さからかえって総ダメージが減る可能性があり、KOS-MOSはHPが30%を切ってから本領を発揮し出すので、どちらも一長一短。とりあえず、迷ったら繋ぎやすいアレディに付けておくべし。
装備・機能
敵時はとにかく攻撃力が高い。特にHP30%未満の場合に発動可能性のある「魂」+全体攻撃を喰らうと一瞬でパーティーが壊滅する危険が高いので、一気に攻め立てるための攻撃手段を温存しておくか、ハーケンの特殊技「キャンフィールド」等の防衛手段の確保が欠かせない。
味方に加入すると攻撃力はそこそこながら、よほど変なタイミングで発動しない限り、まず間違いなく敵を拾ってくれる優秀な支援攻撃を使ってサポートしてくれる。
武装・攻撃手段
- 羅刹連拳(らせつれんけん)
- 「拳」と付きながら連続蹴り。最後に裏拳で弾き飛ばす。
- 羅刹幻殺甲(らせつげんさつこう)
- 「轟覇機神拳」と同じラッシュで打ち上げ、裏拳で吹き飛ばす。
- 羅刹剛鉄甲(らせつごうてっこう)
- 踏み込みながら裏拳を2発撃ち込み、覇龍を放って吹き飛ばす。
- 羅刹覇龍吼(らせつはりゅうこう)
- 纏った覇気を龍形に変え、敵全体に向けて発射。とどめにパーティごと飛び込みながらのアッパーで吹き飛ばす。味方4人全員を対象とした全体攻撃。
- 羅刹断撃拳(らせつだんげきけん)
- 相手に突っ込んだ後、無数の打撃を加えつつ浮かせた後に上方への蹴りで締める。
- 敵時にはモーションが違い、連続で拳を撃ち込んだ後幻殺甲のラッシュ→剛鉄甲の覇龍と繋ぎ、最後に蹴りで締める。最強の必殺技で、白抜き文字によるカットインが入る。一方味方時になるとこの技を支援攻撃として使用してくれる。
特殊能力(支援効果)
詳細は下記記事を参照。
関連機体・人物など
人物
- アレディ・ナアシュ
- 姿を消したアルクオンを追い、エンドレス・フロンティア中を巡ることになる。冒険を始めたばかりの頃は彼の覇気を認めずに何度も行方を眩ましていたが、最後には彼を自身の主として認めた。
- ヘイムレン・シルバート
- アレディ同様にアルクオン捜索の任に就く。
- シンディ・バード、ゲルダ・ミロワール
- それぞれアルクオンを認めさせるに足る覇気の持ち主として挙げられた実力者。シンディはアレディに、ゲルダはヘイムレンに、それぞれアルクオン捜索の命を下す。
- ヴァールシャイン・リヒカイト
- アルクオンが覇龍の塔を去った原因。前作で肉体を失った彼はアルクオンに自身の新たな器となることを呼びかけ、アルクオンもそれに応じてアインスト世界を目指した。
機体
- ヤルダバオト
- 本機のデザイン元となっている機体。
- 羅刹機アルコンテス
- ヘイムレンの研究の結果、新造された量産型羅刹機。アルクオンの技を修得できるように設計されており、アルクオンと戦わせることでその力を得させようとする。
名場面
- 轟き、覇壊せし者
- チャプター13「轟き、覇壊せし者」より。アインストレジセイア頭部にて、ついに真っ向から向かい合ったアレディとアルクオン。しかし、その時既に、漆黒の羅刹機は既に肉体を失ったヴァールシャイン・リヒカイトの意志の下にあった。修羅ではなく異邦の思念が選ばれた事に動揺するアレディだが、仲間の励ましを得て真っ向からの勝負を挑む。それに応えるかのごとく、アインストの意志によらず己が力を以って立ち向かうアルクオン。激戦の末に敗れた漆黒の羅刹機は、己を打ち負かした若き修羅を主として認め、己を呼んだアインストの思念を拒絶。ヴァールシャインは消滅し、ついにアルクオンは己があるべき場所を見出したのだった。
脚注
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